堺市長選挙 堺市民は現職・竹山修身市長に20万票弱を投票し、行政クレーマー橋本徹の維新候補を退ける!(長文)
まさに、総力を挙げた「自由都市・自治都市」の堺を守る選挙戦だった。
良識ある堺市民 VS 乱暴狼藉者の橋本徹 の戦いだった。
堺市民は「良識」を示した。
橋本徹は、行政組織・官僚組織に対する一貫性を欠く「クレームモンスター」だ。
橋本徹という幼稚で稚拙な行政クレーマーがテレビ画面に映し出された頃、
「奔放で無責任なモノ言い」にテレビの前の視聴者は快哉を叫び溜飲を下げた。
いつしか、橋本徹の奔放なモノ言いに期待し、それを耳にする度に手放しで喜びを示し、心酔するようになった。
それがテレビメディアという限定されたバーチャル世界の話であると考えず、リアル世界に登場し「悪を伐る事」に期待を寄せた。
そして2008年に、橋本徹は大阪府知事選の候補者として担ぎ上げられ、大阪の政治に登場し、行政・官僚クレーマーから絶大なる期待を集め、それを支持に切り替え当選した。
最初に手がけた事は、大阪府の財政赤字を縮減し正常化すると公約で啖呵を切った事を受け、職員組合を最初の攻撃対象にした。また一体的に擁護する府庁の幹部を撫で斬りにし、それをテレビメディアに報道させる事で、現代の「水戸黄門」「暴れん坊将軍」「遠山の金さん」を演じ、それを見せつけられた大阪のオバハンは、まるで自分の手柄話のように吹聴して歩いた。
だがだが、橋本徹の大阪府知事4年間は財政赤字の縮減などミリ単位もできなかった。
付け替えただけである。
橋本徹が考えた事は、財政力が豊かな大阪市(コンパクトながら大阪府と変わらない)に目を付け、その財政資金を吸い上げる事に焦点を絞り、大阪府と大阪市の行政統合「大阪都」構想を表明し政治目標に加えた。
(これが達成されると巨大な「新利権」が生まれる)
ありとあらゆる事に目を付け、少しでも不正の疑いがあると、聞くに堪えない言葉を用い間断なく大阪市を罵倒攻撃した。
一つの無駄の象徴として、南港コスモスクェアで大阪市が主導したWTCを一つの材料にし攻撃した。
そして大阪府庁の建替え構想を否定しWTCを大阪市から大阪府が買取り府庁移転を画策し、府議会の反対を押し切り一部移転を断行したら、直後の2011年に東日本大震災に遭い超高層ながら軟弱地盤のWTCは揺れに揺れ行政機能を喪った。
(その点は、懸念事項として購入契約時点で指摘されていたが、橋本徹は聞く耳を保たなかった)
防災の権威者、河田恵和(現・関西大学教授)と会談した際に、改めて指摘され、あっさり前言を翻しWTCへの全面移転を撤回(その責任は取らない)し頬被りしたままだ。
空気が変わるや、今度は大阪市を奪取するために大阪市長選挙に打って出る。
大阪府知事の後任は、同門の松井一郎を立てヒステリックなダブル選挙を推し進めた。
(テレビメディア総動員の選挙戦だった)
オツムの弱体な、行政・官僚クレーマーのオバハン、オッサンらが熱く応え現在の構図を達成した。そして堺市長選挙である。
現役の竹山修身市長を「裏切り者」「税金で肥ったブタ」と聞くに堪えない言葉を連発して非難攻撃し続けたが、重要な政策は語られ終いだった。
隣接する兵庫県内の市長選挙や知事選挙には、一族郎党を寄せ集め出張り、口汚く攻撃する。そして「大阪都」構想を実現すれば、大阪を中心とする関西経済は競争力を回復すると、お笑い・大笑い(失笑)モノの言説を辻説法で繰り出すのだが、中身の無さをに的を絞り追究すると、次の地点へ移動しなきゃならないのでと交わす。
代わりに出てくるチンピラは、威嚇するだけで話にならない(元より中身などないのだから)。
「コラコラコラム」は
行政・官僚クレーマーの橋本徹が登場する以前から、「広域行政(=将来的には道州制)」を考慮した議論を主導してきた。
大阪市(が先にあり)と大阪府(は後から形成)を「府市統合」してみた処で、大きな国際間競争の上では殆どコップの中の嵐に過ぎない。
経済的な繋がりや一体性が強い広域な地域を自然に緩やかに繋ぎ、政策面での協力を積み上げる事で地域社会(文化的にも)が強くなる事が重要と考えています。
従って、実態面では弱体な空虚な議論は通過儀礼程度に過ぎません。
それが巧く運ばないからと言って、ガサガサ、ワァワァ言うのは、どうでしょうね。
橋本徹の発言で一貫性を保つ発言はどれだけあるでしょうか?
幼児がダダゴネを繰り返す如く、その場の思いつきで、子供じみた発言を繰り広げ、注目を集め君臨する手段に過ぎませんので、威嚇、恫喝、その結果は「竜頭蛇尾」の繰り返しです。
引用開始→ 堺のカタチ 維持した 市長選
(2013年9月30日 読売新聞)自由自治都市・堺を守った――。29日に投開票された堺市長選で再選された無所属現職の竹山修身さん(63)(自民支持、民主推薦)は、堺、大阪両市と府を統合再編する大阪都構想の反対を旗印に掲げ、市民の幅広い支持を集めた。大阪維新の会新人の前市議、西林克敏さん(43)は、同会の橋下代表(大阪市長)らの全面支援を受けたが、都構想の説明を十分に行えず、敗れた。投票率は50・69%(前回43・93%)で、1971年4月以来の50%超えとなった。当日有権者数は67万5334人だった。
再選確実の一報を受け、支持者らに迎えられる竹山さん(中央)(29日午後8時2分、堺市堺区の事務所で) ◇竹山さん「戦い抜いた」
「『堺はひとつ』という大義のもとに集まった私たちの勝利だ。みなさんに背中を押してもらい、戦い抜くことができた」
午後8時、堺市堺区の事務所で竹山さんは、日に焼けた顔をほころばせ、何度も支持者に両手を振った。
2月に出馬表明し、ミニ集会を100か所以上で開催。中学3年まで広げた医療費助成など1期目の実績を訴え続けた。都構想については「まちの一体感が失われる」と反対の立場を貫き、自民、民主のほか、共産党、社民党府連からも自主的な支援を受けた。
熱気に包まれた事務所で2期目の抱負を聞かれた竹山さんは、「まず子育て支援に力を入れたい。(地域の教育課題に取り組む)『準教育委員』を各区に置くための議論に入り、住民合意を得たい」と述べた。
大阪市長と府知事でもある維新の会の橋下代表や松井幹事長と戦ったが、府や大阪市との今後については、「広域行政と基礎自治体は密接に結び付く。連携したい」。都構想の議論では参加を見合わせていた府市統合本部にも、「港湾問題など堺に関連があれば加わる」と語った。
「いつ勝利を確信したか」の問いには「勝ったという手応えは最後までなかった。橋下さんのすごさをよく知っているので」と語り、ほっとした表情を浮かべた。
◇西林さん「申し訳ない」
「大変残念な結果。誠に申し訳なく思っています」敗れた西林さんは午後8時過ぎ、スーツ姿で堺市堺区の事務所に現れ、支持者らに深々と頭を下げた。
立候補表明は告示1か月前の8月中旬。市議時代の地元・南区を除けば知名度で現職の竹山さんに後れを取り、苦戦を強いられた。
選挙戦は「あらゆる政党、組織が竹山陣営についていた」ことを感じながらの戦い。橋下代表や松井幹事長と「堺市と大阪市、府のワン大阪で成長を」と訴え続けたが、及ばなかった。
敗戦の弁で西林さんは、「堺は大きく飛躍できるチャンスを失ったのでは」と悔しさをにじませたが、「堺が衰退することなく、成長することを心から願っている」と締めくくった。
<解説>足元見つめ直し かじ取りを
大阪都構想の是非に注目が集まった堺市長選は「反都構想」を訴えた竹山さんが制した。しかし、選挙戦では、都構想への反論に時間を費やし、市民に身近な施策について、説明が尽くされたとは言い難い。例えば、観光文化拠点として市が計画を進める「歴史文化にぎわいプラザ」。竹山さんは告示前に「計画推進」を公約に掲げたが、演説会で経済振興につなげる方策を語る場面は少なかった。泉北ニュータウンの再生や教育問題などの課題も、都構想批判ほど丁寧に語られたとは言えない。会場の市民から「重要な話はほかにもあるのに」という声を何度も聞いた。
戦いは終わった。再び市政のかじ取り役を任された竹山さんは、今一度足元を見つめ直し、選挙戦で伝えきれなかった施策一つひとつの展望を、市民に発信するよう心掛けてほしい。(島崎隆太)←引用終わり
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引用開始→「橋下不敗神話」崩れる 堺市長選 維新、傾く党勢
(朝日新聞 2013/09/30)橋下維新の戦い
大阪維新の会が看板政策の大阪都構想を掲げた堺市長選で大敗を喫した。地元・大阪では常勝だった橋下徹代表の「選挙不敗神話」は足元から崩壊。維新を軸にした再編の動きが停滞するのは確実で、国政での存在感は薄れそうだ。トピックス「堺市長選」トピックス「大阪都構想」
維新にとって今回の堺市長選は大阪都構想の実現に向けた一里塚だった。都構想に含まれる堺市の有権者の支持を得て、その勢いで2014年秋に予定する住民投票で過半数を得るシナリオだった。ただ、厳しい選挙戦になることは、橋下氏自身も感じていた。
参院選の開票が進む7月21日夜。橋下氏自身の旧日本軍慰安婦をめぐる発言の影響で逆風だったにもかかわらず、大阪選挙区の維新候補は投票締め切り直後に当選が確実となった。大阪市内のホテルで歓喜に包まれる党幹部らをよそに、橋下氏はこう漏らした。
「自民党と民主党の票を足したらきついなあ」
維新候補はトップ当選を果たしたが、堺市内の得票を見ると両党の票を足すだけで維新を上回った。維新の松井一郎幹事長は「単純な足し算にはならんから」と楽観的だったが、橋下氏は危機感を強めた。
直後に開かれた日本維新の会執行役員会で橋下氏は「堺市長選で巻き返さないといけない」と共同代表辞任の意向を表明。周囲に取りなされてとどまったものの、それほど堺市長選に力を注ぐ考えだった。←引用終わり
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引用開始→ 社説:堺市長再選 橋下構想に厳しい審判
(毎日新聞 2013年09月30日 02時32分)「大阪都構想」への参加の是非が争点となった堺市長選で、参加に反対する現職の竹山修身(おさみ)氏が、都構想推進を訴える大阪維新の会公認の新人を破り再選を決めた。
橋下徹大阪市長が唱える都構想にとって大きな打撃だ。このまま堺市抜きで進めるのであれば、橋下氏は住民が納得できる「大阪都」の具体像を明確に示さなければならない。
大阪都構想は元々、大阪市と堺市の2政令指定市を廃止して東京都のように複数の特別区に再編する構想だ。二重行政を解消し、広域政策を府に一元化して大阪を国際競争力のある都市に再生する狙いがある。昨年8月には都構想を実現できる法律が成立した。
ところが堺市の竹山市長は「歴史ある市の解体につながる」と協議への参加を拒否し、大阪府と大阪市だけで調整が進められてきた。維新の会は堺市長選に対立候補を擁立し、堺市も参加する道を開こうとした。
竹山氏勝利は都構想への参加は望まないという堺市民の意思表示だ。中世から国際交易都市として栄えた歴史を持つ市が特別区に分割されることへの抵抗感や、維新の会側が都構想の利点を説得力ある形で説明できなかったことが主な要因である。
橋下氏は記者会見で、引き続き大阪府・市で協議を進めると強調したが、選挙結果は大阪市民にも影響を与える。大阪都のメリットが見えてこなければ「大阪市が解体されるだけでは」という疑念が広がるだろう。
都構想実現に向けたハードルは高い。目標とする15年春に大阪都を実現するためには、14年秋までに大阪府・市の議会での議決を経て、大阪市民を対象にした住民投票で過半数の賛成が必要だ。だが、維新の会は大阪市議会で過半数を持たないだけに、このままでは住民投票にまでこぎ着けられるかも疑問だ。
維新の会は党の浮沈を握る重要選挙と位置づけ、全国から国会議員らを動員して総力戦を展開した。そのうえでの敗北は、府内で無敵だった「橋下人気」の失速を意味する。
橋下氏が共同代表を務める国政での日本維新の会の迷走とも無縁であるまい。従軍慰安婦をめぐる発言など、橋下氏の言動はこのところ分権改革以外の分野で物議を醸し、参院選で伸び悩んだ。合流前の旧太陽の党、旧維新の会両勢力の不協和音も目立つ。与党寄りの対応も目につき、国民からは方向性がよく分からない政党だと見られ始めているのではないか。
こんな状況では分権改革の旗印も色あせるばかりだ。橋下氏は共同代表辞任を否定した。だが、原点であるはずの都構想が揺らぎ始めた今、大阪府民が期待する大阪再生という宿題と真剣に向き合う必要がある。←引用終わり
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引用開始→ 大阪都参加「ノー」56%…堺市長選出口調査
(2013年9月30日08時17分 読売新聞)大阪都構想への政令市・堺の不参加により、「大阪全体の広域行政を『都』に一本化する」としていた大阪維新の会の狙いは崩れることになった。
今後、大阪都が実現したとしても、政令市を抱えたままのちぐはぐな状態が続き、当初の構想が大きく変わることになる。府と大阪市による都制移行にも影を落としそうだ。
読売新聞社が29日に実施した堺市長選の出口調査によると、大阪都構想への堺市の参加に反対する人は56%と、賛成の38%を大きく上回った。反対する人の9割強が、再選を果たした竹山修身氏に投票しており、都構想への堺市民の拒否感の強さが竹山氏を押し上げたことがわかる。
調査は堺市内の投票所48か所で行い、投票を終えた有権者2129人から回答を得た。←引用終わり
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引用開始→ 橋下氏、また朝日の取材拒否…政策広告掲載巡り
(2013年9月30日00時13分 読売新聞)日本維新の会の橋下共同代表が率いる地域政党・大阪維新の会の公認候補として堺市長選に出馬し、落選した新人西林克敏氏(43)の記者会見に、橋下氏が朝日新聞記者とカメラマンの出席を許可せず、同社の取材を拒否した。
橋下氏は会見で、維新が朝日新聞に掲載を依頼した大阪都構想に関する同党の政策広告を、同社が掲載直前に取りやめたためと理由を説明。朝日新聞社によると、同社は広告を27日の大阪府南部向けの紙面に掲載したが、28、29両日については掲載しなかった。
橋下氏は「広告を掲載しないのはアンフェアで、選挙をゆがめる」と話した。会見に同席した松井幹事長も「しっかり説明してもらわないと、政務の取材は受けない」と述べ、同社に経緯の説明を求める。
堺市選管によると、公職選挙法では、選挙期間中に候補者が掲載する新聞広告については、大きさ、回数などに厳格な定めがあるが、政党・政治団体の政策広告については定めがなく、選挙運動に当たらなければ掲載できるとしている。
朝日新聞社広報部(大阪)は「投票日が迫った時期に、堺市長選の最大の争点に焦点を当てた広告を複数回掲載することは、投票を読者に呼びかける選挙広告となる恐れがあり、公正・公平の観点から掲載を見合わせる判断をした」としている。←引用終わり
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引用開始→「維新に打撃」「国政影響ない」 堺市長選、各党の反応
(朝日新聞 2013/09/30)堺市長選の結果について、主要政党の幹部は29日、記者会見や談話でコメントした。
■市田忠義・共産党書記局長
東京都議選と参院選で、日本維新の会は、昨年末の総選挙の時に比べて、大きく得票と議席を後退させる結果になった。いわゆる、自民も民主も嫌だ、という勢力の受け皿として「第三極」と言われていたのが、非常に廃れていた。今回の堺市長選では、いわば橋下徹共同代表の支持基盤の強い大阪で、維新が擁立した候補者が勝つかどうかは「今後の維新の命運を決める」と橋下氏自身が言っていた。「これで負けたら終わりだ」と自ら言っていたわけで。それで敗北をしたことは、国政レベルでも、すでに陰りが見えていたことに引き続いて、大きな打撃を被ったと思う。(党本部での記者会見で)■馬淵澄夫・民主党選挙対策委員長
今回の堺市長選挙では、大阪維新の会が提唱する「大阪都構想」実現の是非を問うことが一大争点となりました。しかし、維新のいう「大阪都構想」は、ともすれば「行政の効率化」の名の下で、歴史的経緯・経過の中で構築されてきた地域の成り立ちを軽視し、住民の目線とはかけ離れたものとなる懸念が明らかになっています。竹山修身候補は、堺市の行政の長として、この「大阪都構想」を冷静に吟味し、地域のことは地域で決める本来の「地域主権」を守るための決意を示してこられました。民主党は、竹山候補のこの決意に共鳴し全力で支援を行い、地域住民の思いを結集することができました。(談話)
■渡辺喜美・みんなの党代表
みんなの党は(堺市長選で)、どちらの陣営に対しても中立を保ってきた。再選された竹山市長にはより良い市政運営に尽力されることを期待する。堺は中世から自治都市であった。堺市解体論にくみしなかった有権者の審判を、みんなの党は真摯(しんし)に受け止め、今後の大都市制度論を考えて参りたい。(談話)■石破茂・自民党幹事長
(堺市長選での自民党支持の現職当選は)大阪における我が党の党勢回復に一つの助けになると思う。(勝因は)第一に知名度だ。相手の方は新人。そして、堺の自治を守るという主張が受け入れられた。この選挙結果が国政に影響を与えるとは思っていない。憲法、国会改革に対する維新の会の主張が今回の選挙で変わるようなら、かなり違和感がある。今後も維新の会とのスタンスをかえるつもりはない。
自公連立を捨てて、それでは維新と組みましょうということは全く想定していない。憲法の問題では公明党との理解をうるべく最大限の努力をするし、公明党がだめなら維新というようなことは、少なくとも私自身は全く考えていない。(東京都内で記者団に)
■山口那津男・公明党代表
(堺市長選には)我が党は自主投票で臨んだので、冷静に受け止めたい。(橋下徹氏の今後は)維新の会の中の問題なので、維新の会としてお考えになればいいだろう。橋下さんは大阪市長という立場で市民のために今後しっかり努力をしていただきたい。(東京都内で記者団に)■河村建夫・自民党選挙対策委員長
「何でも橋下がいい」ということではないことが証明された。あくまで一市長選挙の結果であり、自民党として日本維新の会との関係に影響があるものではない。(朝日新聞の取材に対し)■松野頼久・日本維新の会国会議員団幹事長
結果は大変残念だった。大阪都構想のメリットが堺市民にうまく伝わらなかった。ただ、今回の選挙結果で都構想すべてがつぶれたわけでもない。我々国会議員団は、法律を通すという意味で都構想をバックアップするのは変わりない。橋下徹共同代表とは、また一緒に先頭に立って頑張っていきたい。党内からの不満も特にないと思う。今回の堺市長選は、国会議員団が主体となった選挙ではない。今回の選挙について国会議員団で総括をする立場にはないと思っている。(堺市内で記者団に)
■東徹・日本維新の会総務会長(参院議員)
堺がなくなるんじゃないですよ、ときちっと言えるようなメッセージを出せなかったことが悔しい。色々と厳しい影響はこれから出てくると思うが、大阪都構想は、大阪のためではなく日本のためにやっていかないといけないという思いは変わらない。
(堺市長選での敗北は)野党再編には、そんなに大きく影響は出ないのではないか。(党内の東西対立についても)あまり影響は無いんじゃないか。堺市長選で負けたからと言って、国会議員団の中から大阪側に対して「選挙負けたじゃないか」なんてことにはならないと思う。(堺市内で記者団に)
■福島瑞穂・社民党選対委員長
社民党(大阪府連合)が支持した現職の竹山修身氏が、堺市長選で2期目の当選を勝ち取った。大阪都構想への堺市への参画は事実上なくなるとともに、大阪における橋下・維新の会の不敗神話は崩壊し、党解体の危機を迎えた。竹山氏は、大阪都構想は堺市の権限を奪い、堺の自由や自治、歴史が分割されるとして強く反対し、「堺はひとつ、堺をなくすな」と強く訴え、幅広く支持を集め勝利した。今後、大阪都構想については、堺市の参画を抜きにして進められるだろうが、引き続き、地域の実情を無視し、分権に逆行する大阪都構想に反対していく。(談話から)←引用終わり
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