オバマは、シリアへの軍事行動を執ると言ってはみたが、世界からの孤立を怖れている!
という事だ。
軍産複合体に支持される共和党から圧力を強められ。
「シリアへ攻撃するぞ!」と言ってはみたものの、
英国は国内世論も去る事ながら議会で反対され早々と脱落。
フランスの世論もよく分からない情勢だし、米国内の世論もまた複雑怪奇だし。
米国は議会と世論をまとめる事ができましょうか?
厳しいねぇ~!?
引用開始→ 米大統領、にじむ不安な胸の内 責任を議会と共有
(日本経済新聞2013/9/1 4:44)【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領が31日午後(日本時間9月1日未明)に発表した声明ではシリアへの軍事介入に際した不安な胸の内をにじませた。「行動すべきだと決断した」と軍事介入を初めて明言する半面「米議会の承認を求める」と述べ、決断に伴う責任を議会と共有しようとする姿勢をみせたからだ。
米国の戦争権限法は大統領が敵対行為に米軍を送る前と後に議会と協議することを求めているが、これはあくまで「努力規定」。議会の承認を得られないから軍事介入できないわけではない。オバマ氏はむしろ軍事介入への説明を求める議会指導部の存在を逆手に取りリスクを分散しようとしているフシがうかがえる。
米世論はなお半数が軍事介入に反対。有志連合としてもっとも期待していた英国は介入を断念した。シリアへの軍事介入は事実上、米国の単独の色彩が濃い。化学兵器使用は「国際規範から逸脱する」という大義で軍事介入に突き進むオバマ氏だが、国内外の支持がそれに伴わない現実への戸惑いは隠せない。
指導者とはそもそも孤独な決断を迫られるもので、歴代の米大統領は賛否が混在するなかでそれをしてきた。軍事介入へ秒読みとみられた土壇場でみせたオバマ氏の行動。「世界の警察官」役を任じ「強い指導者」を演じてきた米大統領像を揺らがせ、不安を包み隠さない新たな「普通の指導者像」への転換を示したともいえる。←引用終わり
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引用開始→ 米大統領、シリア攻撃「議会承認求める」 9日以降に
(日本経済新聞2013/9/1 3:43)【ワシントン=吉野直也】オバマ米大統領は31日午後(日本時間9月1日未明)、ホワイトハウスで声明を発表し、米政府としてシリアのアサド政権による化学兵器使用を断定したことを受け「行動すべきだと決断した」と表明した。ただ具体的な軍事介入に際しては「米議会の承認を求める」と述べ、議会との調整に時間をかける方針を明らかにした。シリア攻撃は米議会が再開する9日以降に事実上先送りされた形だ。
オバマ大統領はアサド政権による化学兵器使用について「21世紀で最悪の出来事だ」と批判。化学兵器による攻撃の阻止は米国の国益でもあると指摘した。
軍事介入を巡っては「限定的に実施する」と語ると共に「準備はできている」と説明。シリアの軍事施設を標的に、地中海に展開する米駆逐艦から巡航ミサイルを撃つ案などを検討している考えを示唆した。
ただ具体的な攻撃に関しては「議会の承認を得たい」と強調した。←引用終わり
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引用開始→ ロシア大統領、米のシリア報告書批判「ばかげた考え」
(日本経済新聞2013/8/31 23:41)【モスクワ=石川陽平】ロシアのプーチン大統領は31日、シリアのアサド政権による化学兵器の使用を断定した米政府の報告書に関して「途方もないばかげた考えだ」と厳しく批判し、同政権への限定攻撃を検討する米国をけん制した。
プーチン氏は極東のウラジオストクで記者団に、アサド政権側が攻勢を強めるなか、化学兵器の使用で軍事介入を招くようなことは「論理的にありえない」と指摘。9月5日にサンクトペテルブルクで開幕する20カ国・地域(G20)首脳会議の枠内でこの問題を取り上げ、オバマ米大統領とも協議する意向を示した。←引用終わり
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