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2013/12/16

日本は米国オバマの外交に頼り乗っていてはダメだ 日本は自らの手で国防に備えよ!

バイデンの東アジア三カ国訪問は、一体全体どのような成果を上げたのか。
大前研一が以下の引用記事で吼えているようだが。

「コラコラコラム」の主張は、
日本は、自立しなきゃダメだと指摘している。
自立する事は、何も国際社会から孤立してでもOKと言っているワケではない。

自らの意志で、自らを律し、自らの責任で自国を防衛する意思を示す事が重要だ。
基より、今日の国際社会の状況で一国が一国のチカラで自国を防衛できるワケではないが、まず、自律を示し自立し国際社会との広汎な連帯の下で、不法行為には断固とした対処を行う意思を示す事である。
その際、基本的な温度差がある米国は重要なパートナーではあるものの、決定的なパートナーであるかといえば、かなり疑問である。

とにかく歴史観というか中国を捉える際の思考力がなっていない。
つまり中国人というものを全く理解していないという事だ。
だから、いつも米国は対中政策で決定的なヘマを冒す。
オバマは全く信用できない。その手下のバイデンなんて、屁の突っ張りにもならない。
カネと時間の無駄だ。
事態を複雑にしただけである。バカかバイデン副大統領と、中国では嘲笑われている。

米国は、この20年「北朝鮮」とも交渉して、中国の様々な画策から何を学んだのか?
何も学ばなかったとすれば、米国は図体が大きいだけで中身カラッポって事になる。

日本は、日本人は、いま極めて重要なターニングポイントにあり、
米国の知性と資力が相対的に低下し、アジア太平洋を始め世界各地から撤収し、元のモンロー主義に戻ろうとする隙を見逃さず、着々と周辺の併呑に向けた行動に出る無遠慮な中国と無知な中国人を相手にしなければならないのだが、250歳の米国は4000歳の中国や、2500歳の日本とは、考え方の基本が余りにも違うのである。
日本はいま、重大な決意の下に重大な決断を求められている。

引用開始→ バイデン副大統領の弱腰訪問で事態悪化 防空圏問題
(夕刊フジ2013.12.15)

中国を訪問した米国のジョー・バイデン副大統領は4日、習近平国家主席と会談し、中国が東シナ海上空に防空識別圏を設けたことで高まった緊張を緩和する措置を取るよう求めた。

バイデン氏は、日本にいたときは「中国はけしからん。日本と力を合わせて毅然とした態度に出よう」と言っていたのに、いざ中国に行くと習近平氏のペースにはまってしまい、「防空識別圏設定には反対だ」としながらも、「撤去しろ」とは言えなかった。

それどころか、「中国と米国が仲良くすることこそが一番重要」とまで語った。ということで、今回のバイデン氏の行動にはがっかりした。

中国メディアも「世界の2強というのは、こういう形で関係を強化していく。米国が日本の立場を中国に対して突きつけるような時代は終わったのだ」と、鬼の首でも取ったような報道をしていた。

バイデン氏は韓国も訪問したが、訪問後の8日、韓国国防省は防空識別圏を南方に拡大すると発表した。

拡大範囲は日本と中国が防空識別圏を設定し、韓国が中国と管轄権を争う東シナ海の海中岩礁、離於島(イオド)上空などを含んでいる。日中韓の防空識別圏が一部重なることになり、3カ国は複雑な対立の火種を抱えることになった。

つまり、バイデン氏の訪問は何の役にも立たなかったということだ。やはり、太平洋地域における米国の影響力は低下したのだろう。

そんな状況の中、安倍晋三首相は、就任1年でインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイなどASEAN(東南アジア諸国連合)の加盟10カ国のすべてとモンゴルを訪れて首脳会談をしている。

来月には2度目のインド訪問を予定しているが、政権交代が確実視されているシン首相とどんなことを話し合っても、新政権になると予想されるインド人民党(BJP)はご破算にしてしまうだろう。安倍首相はインドと仲良くなると中国包囲網が強化される、と信じているようだが、BJPはバジパイ首相のころに中国と戦略的パートナーシップを組んで、むしろ米国には距離を置いた。

安倍首相としては、「いま中国に対して直接言っても仕方ない。中国の動きを封じるための包囲網を張ろう」と考えているのだろう。この戦術は悪くないと思う。

しかし、周りをしっかり固めたら中国が折れるかというと、そうはならない。まして相手国と中国との関係が強固かつ緊密である時には数回の訪問で果実を期待するのは難しい。

そもそも、中国はなぜ、この時期に防空識別圏設定をしたのか。おそらく、中国の軍部に海も空も押さえ込んでいこうという大国意識が浮き上がってきたからだろう。そして、習政権はそれを抑えることができない。

中国の特徴は、一度言い出したら引っ込めないことだ。米国が説得しても引っ込めないし、日本が周辺国と包囲してもどこ吹く風。それがこの問題の難しいところだ。米国がもっと毅然とした態度を取ってくれれば、共同管理のような落としどころもあるだろうが、日和見的なバイデン訪問ではむしろ事態は後退した、と見ておかなくてはいけない。←引用終わり
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