鮮やか! 平野歩夢 史上最年少の15歳がハーフパイプで見事な銀メダル 18歳の平岡卓は銅メダルに輝く!
2014年冬季オリンピックで堂々と戦う日本の若いアスリートを讃えよう!
清々しい笑顔、見事な競技!
堂々とした少年アスリートに絶大な拍手を贈ろう!
日本代表チームは、連日、世界の強豪を相手に惜しい戦いを強いられている。
勝ち負け以上に、その爽やかな戦いぶりが嬉しい。
ソチにエントリーした選手はみんな善戦している。
日本国内の異常とも言える、メダルプレッシャー報道など気にせず、堂々とした戦いぶりだ。そしてメダルにあと一歩届かなくても、清々しさを忘れない。
悔しくとも笑顔で感謝を忘れない姿勢は見事としか云いようがない。
冬季オリンピックの屋外競技は、まず自然条件との戦いだ。
そして自分自身との闘いでもある。
自分のために世界の舞台で戦っているのであって、日本の国家を背負って戦っているワケじゃない。
自分自身の技が光り輝き世界の頂点に立つ事が最高に素晴らしいのであって、
個人に国籍が付いているのだ。
だから、国のために戦っているのではない。
国はあくまでも応援し必要な支援をしているだけである。
巨大広告代理店のカネ儲けと、それに組み敷かれたメディアのカネ儲けのために戦っているワケじゃない。
ここを間違えてはいけない。
井戸端会議や居酒屋トークを仕切り、いかにもご自分が仕切っているかの如き人達に批評されるために戦っているワケではない。
ニワカ知識の知ったかぶりは、遠慮せよ!
若いアスリートの皆さんが、見事に闘い終わって見せる清々しい笑顔!
それだけで十分だ!
平野歩夢くん、平岡卓くん、高梨沙羅さん、上村愛子さん、他、多くの皆さんのチャレンジャーとしての取組みに、日本で応援する多くの皆さんが、どれだけの勇気を貰った事だろうか。
素晴らしい挑戦、素晴らしい戦い、素晴らしい笑顔、本当にありがとう!
ソチ オリンピックで皆さんの活躍を拝見でき感動を貰った事に大きな感謝を申し上げます。感謝しても感謝し尽くせません。
日本の選手団の皆さんに心を込めて大きな拍手を贈ります。ありがとう!
引用開始→ スノーボード平野、エア鮮烈 最年少メダル「歴史に残りうれしい」
(日本経済新聞2014/2/12 13:25)冬季五輪史上、最年少となる日本人メダリストの滑りはどこか大人びている。あどけない笑顔を浮かべながらも、受け答えも落ち着いたものだった。「いろんな技をミックスして滑られたのがよかった。(3位の平岡)卓もいい成績を残して、今回は日本勢が活躍した感じ。いい報告を日本に持って帰れそうです。最年少? 歴史に残せるからうれしい」
決勝の2回とも90点を超えたのは平野だけだ。高々と舞いながら、ひらりと着地し、流れるような技の連続。大技に成功したポドラドチコフに金は譲ったものの、全体的な完成度の高さが際立つ。取るべくして取ったメダルだ。「順位はちょっと悔しいけれど、初めての五輪で自分の滑りができて、いい点も出たからそんなに悔しさはない」
決勝は最後から2番目の出走。1回目に90.75点で首位に立った。ポドラドチコフと平岡に抜かれて臨んだ2回目、技の難度を上げた。回転軸を斜めにして3回転する大技「ダブルコーク」を増やして93.50点。五輪の雪上競技のメダリスト最年少記録を54年ぶりに塗り替えたスノーボーダーは技の構成を冷静に考えてマネジメントしてみせた。「卓に巻き返されて、ちょっとやらなきゃと思って変えた。今までやってなかったルーチンだけど、思ったよりきれいに決めることができた」
小学6年生で海外の賞金大会に出場し、昨年は世界最高峰とされる「Xゲーム」で2位に入った。そんな天才少年にピンチが訪れたのは今年1月だ。右足首を痛めてXゲームを欠場。「滑ってない不安や(治った後)あまり休めない状況で苦しかった。時間がない中で精いっぱいやった」
日本スノーボード界初のメダルだ。期待を裏切り続けた歴史に平岡とともに終止符を打った。「前回も(技を)決めれば(メダル)と思って見ていたけれど、緊張とかで自分の滑りができないのが五輪だと思う。その人たちの分までちょっとは頑張れたのかな」
2連覇中だったホワイト(米国)は4位に沈んだ。絶対王者を過去の人にした感想は「五輪で一番のライバルはホワイトと思っていたけれど、終わってみるとあまり気にしてなかったかな」とさらり。新時代の到来を告げる15歳の銀メダルだ。(田中克二)←引用終わり
Copyright © 2014 Nikkei Inc. All rights reserved.
引用開始→ スノボ平野が銀、平岡が銅 ジャンプ高梨は4位
(日本経済新聞2014/2/12 7:45)【ソチ=共同】ソチ冬季五輪第5日の11日、スノーボードの男子ハーフパイプ(HP)で15歳の平野歩夢(バートン)が2位、18歳の平岡卓(フッド)は3位となり、今大会の日本選手団に待望のメダルをもたらした。ノルディックスキー・ジャンプ女子で17歳の高梨沙羅(クラレ)は4位に終わった。
平野は、1998年長野五輪スピードスケート・ショートトラック男子500メートルを19歳で制した西谷岳文を抜き、冬季五輪の日本勢で最年少のメダリストとなった。3連覇を狙ったスーパースターのショーン・ホワイト(米国)は4位だった。
今大会から採用されたジャンプ女子の初代女王にはカリーナ・フォクト(ドイツ)が就いた。伊藤有希(19)=土屋ホーム=は7位だった。
スピードスケート女子500メートルは小平奈緒(27)=相沢病院=の5位が最高で辻麻希(28)=開西病院=は9位、住吉都(26)=ローソン=は14位。李相花(韓国)が2連覇した。
アイスホッケー女子1次リーグで日本はロシアに1―2で敗れた。日本は2連敗となり、メダルの可能性がなくなった。
カーリングは1次リーグ第2戦でデンマークを8―3で下し、今大会初勝利で1勝1敗とした。←引用終わり
Copyright © 2014 Nikkei Inc. All rights reserved.
自然が相手の冬季オリンピック野外競技の象徴でもある「ジャンプ」の難しさについて、
ソルトレーク、トリノ、バンクーバーを戦った、高橋大斗さんの的確な解説記述をご参考にと考えます。
引用開始→ 解説者の目(高橋大斗)ジャンプ・高梨に吹いた魔物の風
(日本経済新聞2014/2/12 7:51)高梨沙羅(クラレ)をかばうわけではない。技術的にも精神的にも彼女のジャンプは完璧だった。2回の飛躍のうち、1度だけでも風に恵まれていたら……。「五輪の魔物」の多くは心の中にあるが、この試合に限っては風こそが魔物だった。
この五輪からジャンプで風の要素(ウインドファクター)を得点計算に組み入れるようになった。ジャンプでは向かい風が有利とされ、追い風だと距離が出にくい。この有利不利をなくすために、向かい風ならポイントを引き、追い風だと加算するのだが、先日の展望記事でも書いたように、ちょこちょこっと数字をいじった程度では救われないくらいのハンディが実際には生じる。
■風向き、ジャンパーの明暗左右
むしろウインドファクターを取り入れたことにより、風向きが多少ばらついてもどんどん飛ばせて試合進行を図る傾向があり、ジャンパーの明暗を左右する状況になっている。沙羅にとって、それが信じられないくらいの「暗」と出た。
ジャンプ台はてっぺんから下のランディングバーンまで百数十メートルの高低差がある。ジャンプ台の上と下では風向きも違い、踏みきり地点から着地点までの間でもころころ風が変わっている。
■「いきはよいよい、帰りはこわい」
特にソチの風は気まぐれのようだ。土地を削ってすり鉢状の地形にしているせいか、強い風は吹かないが、巻いている。ジャンパー泣かせだ。高梨のウインドファクターは1回目がプラス3.1ポイントで、2回目がプラス1.9ポイントだった。追い風で不利だったとして、加点されたわけだが、沙羅の被った不利益はその程度の調整で救済されるものではなかった。
ジャンパーが最も恐れるのは飛び始めが向かい風で、後半追い風になるというパターンだ。「いきはよいよい、帰りはこわい」というやつで、いい風をもらって浮力がついたと思ったら、いきなり追い風に背中を押しつけられて、ドスンとたたき落とされる。そんなイメージのジャンプになってしまう。
沙羅のときの風がまさにそうだった。しかも2回とも。
■ソチの会場、着地の衝撃きつい台
2回目の着地前の風は特にひどかったと思う。1回目の反省もあって、テレマーク姿勢を入れようという意識がうかがえた。しかし、現実にはドスンと落ちた。着地のときに向かい風が吹いていれば、落下速度にブレーキがかかって、ふわりと体が軽くなる。落下傘を背負ったようにソフトランディングできる。
追い風だと、加速度がつくことになり、我々がいつも使っている言葉で言うと、たたきつけられる。その衝撃はビルの何階かから飛び降りるようなもので、テレマークどころか、男子でも立つのがやっとになる。男子ほどの脚力のない女子ではなおさらきつい。傾斜がなだらかなソチの台はそれでなくても着地の衝撃がきつい台だ。
2回目の沙羅は距離が伸びなかった割に、立つのもやっとの着地になった。相当の追い風を受けたに違いない。おそらく飛び始めはいい向かい風で、それだけにギャップが大きかった。
■「当たり」の風を受けたメダリスト
初代女王となったカリナ・フォクト(ドイツ)、2位のダニエラ・イラシュコ(オーストリア)は2回の飛躍のうち、1回は「当たり」の風を受けていた。103メートルを飛んだフォクトの1回目、104.5メートルを飛んでこの日の最長不倒となったイラシュコの2回目がそれだ。
2回ともいい風がほしいとは言わない。2回のうち1度だけ沙羅にいい風が吹いてくれたら……。
飛距離をみると、2回合わせて沙羅はフォクトに2メートル、イラシュコに4.5メートル負けているが、私の見立てでは5メートル分程度、風で損をしていたように思う。
もっとも、沙羅は完璧とは書いたものの、実は気になることが1つあった。生命線であるはずのアプローチに、事前の公式練習で若干のズレがみられたことだ。公式練習の1日目も2日目も、助走速度がイラシュコらに比べて、時速1キロほど遅かった。本番では改善されていたものの、ソチに入るまでの沙羅ではなかったかもしれない。今季ワールドカップ13戦10勝。ほんの少し前の圧倒的な沙羅なら、この程度の風の不利はものともしなかったはずだ。
7位に入った伊藤有希(土屋ホーム)は喜び半分、悔しさ半分だろう。101メートルを飛んだ2回目は内容もよかった。97.5メートルに終わった1回目は踏みきりのタイミングが遅れた。これは沙羅と違って、自己責任のミスだ。メダルも狙える調子だったから悔やまれる。
高梨のジャンプは2回とも完璧だった。五輪に負けない選手であってほしい
■白黒はっきり分かれる「五輪人生」
17歳の沙羅には今後がある。この五輪が悪いイメージとして残らなければよいと思う。「五輪人生」というものはひとそれぞれ、白黒はっきり分かれる傾向にある。いいイメージを持った人は何度でもメダルが取れるし、悪いイメージを抱いてしまった人は実力を認められながら、何回出てもメダルに縁がないということになりがちだ。風に左右される屋外競技であるジャンプは五輪との“相性”がはっきりでやすい競技だと思うが、屋内競技であるスピードスケートなどでも、ワールドカップでは連勝しているのに、五輪では勝てない選手がいる。心の中に巣くう魔物のせいだろう。
■「2回とも完璧」だけを五輪の記憶に
私は21歳で迎えた2002年のソルトレークシティー五輪は日本の複合チームの中でも下っ端で、怖いものなしで試合に臨めたが、06年のトリノ五輪では主力としてのプレッシャーに負けた面があった。以来、五輪に負のイメージを抱いてしまった。精神的にもしっかりしている沙羅だから、ひきずることはないと思うが、どうか五輪に負けない選手であってほしいと思う。2回とも完璧なジャンプだった。それだけを五輪の記憶としてくれればいい。
(ソルトレークシティー、トリノ、バンクーバー五輪代表)←引用終わり
Copyright © 2014 Nikkei Inc. All rights reserved.
引用開始→ 若者が活躍 初メダルで号外も
(NHK NEWS 2014年2月12日 11時03分)ソチオリンピック、スノーボードの男子ハーフパイプで、平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダルを獲得したことを受けて、東京・渋谷では新聞の号外が配られ、受け取った人たちは10代の2人の活躍を喜んでいました。
号外を受け取った50歳の会社員の男性は、「ようやく日本人がメダルを取れて、ほっとしました。2人とも若いのに真剣に競技に向き合っているのが伝わってきて、その姿勢がメダルにつながったのだと思いました」と話していました。
また、69歳の主婦の女性は、「スノーボードはあまり見たことがありませんでしたが、あれだけ高く飛ぶのを見て、すごいと思いました。若い人たちの時代だと感じましたし、これからも期待できると思います」と話していました。
12日、群馬県にスノーボードをしに行くと言う19歳の女子大学生は、「私より若いのにすごいです。メダルを取った瞬間、『やった』と叫んで家族を起こしてしまいました。2人のように滑りたいですが、滑れないと思います」と話していました。←引用終わり
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved.
| 固定リンク
« 小泉劇場も橋下劇場も、マズゴミが造り出したオバケに過ぎない!メディアは勝手な世論操作をするな! | トップページ | ソチ オリンピック スキーノルディック複合で渡辺暁斗選手が堂々の銀メダル! 感動した! »
コメント