プーチンのロシアはクリミア死守を示す! 欧米は寝言ながら国際監視団の派遣をと
その昔、満州国の建国宣言を受け「国際連盟」はリットン卿を団長とした国際調査団を派遣し、予定どおり日本の非を並べ立てた調査報告書を作成し国際社会へ日本の非を吹聴した。
その際に、族としての満州人(女真族や金族)の大地であり、彼らの要請に応じた日本の立場あるいは日露戦争以降に日本が開発形成した権益などは一切考慮せず、当初の予定どおりというか筋書きに従い効果的に「日本を非難する」展開を行った。
国際社会は、無限の変数が準備され、それぞれの都合に合わせその都度の用いられるのである。
ウクライナとロシアの相克は、欧米社会の単純な民主主義論や人権主義論で片付く問題ではない。
ロシアはクリミア戦争で当時でも100億円(アラスカを米国に叩き売り)の戦費を調達しても死守に出た。
欧州社会を彷徨い続けたユダヤ人の多くも受け入れている。
その後、様々な曲折を経て「東スラブ民族」を主体とする弟分の国であるウクライナへ割譲した。
ロシアが、噴飯モノのリットン調査団みたいなものを受け入れるか?
そこをどう考えるのか?
要求し続ける、欧州社会と米国。
国際社会は常に流動的である。
条件が変われば変数が変わる。
変数が変われば条件も変わる。
お互いに理屈はある。
国際社会は見守る以外にないのだろう。
引用開始→ 露が部隊を追加投入 「最後通告」報道で緊張 クリミアで本格展開か
(産経MSN2014.3.4 13:06)【シンフェロポリ(ウクライナ南部)=遠藤良介】ウクライナ南部クリミア半島の掌握を進めるロシア軍は4日、兵員を増員し、各地でウクライナ海軍の司令部を包囲するなど、実効支配の動きを一段と強めた。3日にはロシア軍がクリミアのウクライナ軍に降伏を要求する「最後通告」を出したと報じられたが、ロシア側は強く否定。情報が錯綜(さくそう)する中、半島内の緊張が高まっている。
ロイター通信によると、ウクライナの国境警備当局者は4日未明までに、ロシア軍が半島東端のケルチ海峡(幅4・5キロ)の対岸から、フェリーを使って兵員の追加投入を始めたことを明らかにした。海峡のロシア側には、装甲車両が集結しているとの情報もある。
ウクライナのセルゲイエフ国連大使は3日の国連安全保障理事会の緊急会合で、ロシア軍が2月24日以降、空路や海路で兵員約1万6千人を投入したと批判した。
インタファクス通信は3日、ロシア軍がウクライナ軍に対し、4日午前5時(日本時間同日正午)までに降伏しなければ攻撃を開始するとの「最後通告」を出したと報じた。
しかし、イタル・タス通信によると、半島南部セバストポリに駐留するロシア黒海艦隊の本部は報道内容を「まったくのデタラメ」と否定した。
セバストポリでは、ウクライナ海軍の司令部がロシア軍部隊や親露派自警団に包囲され、投降を迫られている。港内では配下の軍艦2隻がロシア側船舶によって封鎖された。
一方、ロシアではプーチン大統領が3日、西部レニングラード州で軍事演習を視察した。ウクライナと国境を接する西部軍管区などで行うようプーチン大統領が命じた演習の一環で、ウクライナ暫定政権や北大西洋条約機構(NATO)を牽(けん)制(せい)する狙いがあるとみられる。
露外務省は3日、先進7カ国(G7)がロシアを加えたG8の準備会合参加を取りやめたことについて、「政治的な損失であるだけでなく、建設的な協力というG8の原則に反する」と批判する声明を出した。←引用終わり
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引用開始→ 米、露に制裁警告「孤立させ打撃」…ウクライナ
(2014年3月4日12時44分 読売新聞)【ワシントン=白川義和、モスクワ=緒方賢一】オバマ米大統領は3日、ロシアがウクライナへの軍事介入を進めた場合の対抗措置として、「ロシアを孤立させ、ロシア経済に打撃を与える経済的、外交的手段を検討している」と述べ、ロシアへの制裁発動を警告した。
ホワイトハウスで記者団に語った。また、米国防総省も3日、ロシア軍との軍当局間協議や演習、軍港訪問など全交流を停止したと発表した。
大統領は「ロシアが世界中から強い非難を受けていることは、ロシアが歴史の誤った側にいることを示している」と批判。プーチン露政権に対しては「力ではなく、外交に頼ることが国益にかなうかどうかを考えるべき時だ」と呼びかけ、ウクライナのロシア系住民の保護を問題にするなら、国際監視団を受け入れ、外交的に解決すべきだとの立場を示した。←引用終わり
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