JALがリージョナル・ジェット旅客機の強化へ進むか?
地域間輸送というか移動は、様々な形で国内経済を刺激し活性化させる事だろう。
大都市間の大量輸送は、高速道路、高速鉄道、鉄道輸送、航空機移動など様々な方法が提供されている。
これまでの日本国内の交通体系は、東京を絶対的な軸として「ヒトとカネと情報」を集中させるために最も効率の良い方法を採用してきた。
この国土軸により今日の社会基盤は形成されている。
しかし東京への一極集中がもたらす弊害も多い、一方でローカル域の衰退に歯止めがかからない。
ローカル間で人がスムースに移動し交流を図るには、多大な手間とエネルギーを必要とする。
常に東京が軸で「都市国家」として君臨するのでは全体の調和は保てないし、何をするにも上手く運ばない。
JALがリージョナルジェット旅客機の増強を検討へ踏み切るとのニュースは、ローカル域間のスムースな人や物の交流促進に実に当を得た大いに歓迎すべき情報だ。
引用開始→ JAL、小型ジェット機の発注を検討
By Robert Wall
(WSJ2014 年 6 月 3 日 16:12 JST)【ドーハ】経営再建計画に取り組んでいる日本航空(JAL)は、新たなリージョナルジェット機(地域間輸送用旅客機)の発注を検討する。
JALの大西賢会長は、短距離路線に使うリージョナルジェット機やターボプロップ機を置き換えたい考えを示し、この問題は「近い将来」に対処すると述べた。
小型ジェット機をめぐる競争は、三菱航空機、ブラジルのエンブラエル、カナダのボンバルディアを巻き込む可能性が高い。一方、ターボプロップ機をめぐっては、ボンバルディアとATRが争う公算が大きい。ATRは欧州航空・防衛大手エアバス・グループとイタリアの航空防衛企業フィンメッカニカの合弁会社。
これまで米ボーイングからの調達が主流だったJALは昨年、エアバスの長距離用「A350」型機の大量注文を行った。契約価値は定価で90億ドル以上とされる。
大西会長は、JALが現在保有するボーイングの単通路型の737型機は状態がよいことを踏まえ、その買い換えを先送りしていると述べた。←引用終わり
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