VWが冒した事は、ドイツの機械工業はおろか「信頼性」の保持に大きく響くだろうなぁ!
ウソはよくない!
ペテンは間違いである!
そんな事までして「優位性」を得たいのか?
そのウソがバレた瞬間に奈落へ突き落とされ「劣位」を背負う事になる。
多くの場合「信頼」が高ければ高いほど「裏切られた」際の「反感」は強く回復は難しい。
まして小さな案件ではなく、社会の信頼を意図的に裏切った事は重大である。
これまでVWを始めドイツの機械工業に対する尊敬と信頼は地に堕ちた。
直接的にどうこうという問題ではない。
しかし真に「残念」という他ない。
巷間、報じられるように2007年に有力な部品供給パートナーの「ボッシュ」が警告していたなら、何やらVWへの信頼を多くの人は回復できないのじゃないか。
引用開始→ VW排ガス不正、旧経営陣ら刑事訴追へ 2007年から違法性を認識
(夕刊フジ2015.09.28)ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)による排ガス規制逃れ問題の根は深い。2007年以降、規制逃れに使ったソフトウエアの違法性を社内外から何度も指摘されていたが、VW側は放置し、問題のディーゼル車を売りまくっていた。リコール(無料の回収・修理)の対象台数は世界で約1100万台に上るとみられるが、当局の処分や巨額訴訟に加え、旧経営陣らの刑事訴追も免れない状況となってきた。
ドイツ各紙の報道によると、試験時にだけディーゼル車の窒素酸化物(NOx)の排出量を減らすソフトをVWに納入したドイツ自動車部品大手ボッシュは07年、VWにソフトの違法性を文書で警告していた。ソフトを提供したのは内部の「テスト用」で、規制逃れのために使えば違法になると伝えたという。
11年には、VW社内の技術者が規制逃れの違法性を提起したが、いずれも問題は是正されなかったという。
VWが早くから不正を認識しながら、規制を逃れたディーゼル車の開発や販売を続けてきたことで、上層部が関与した疑いは強まった。ソフトの違法性をボッシュが指摘した07年にはマルティン・ウィンターコルン前会長(68)が就任、同氏はその後、ディーゼル車を武器に輸出を急速に拡大、14年には世界販売1000万台を突破し、15年1~6月期には上半期で初めて世界首位に立っている。
ドイツ誌シュピーゲルによると、VWが検討中のリコールの対象台数は約1100万台と、同社が不正な措置を施したとされる台数と同じ。
同社はまた、規制逃れに関わった社員をドイツの捜査当局に刑事告訴する方針としているが、トカゲの尻尾切りで事態は収まりそうもない。米司法省は、VWの刑事責任を問うことも視野に入れて実態調査を進めているが、旧経営陣の関与についても捜査の手が及びそうだ。←引用終わり
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