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2015/11/11

飛んだ! MRJの初飛行は、晴天の下で大成功! 2015/11/11 0935 Take Off

日本の技術を総結集して飛んだ! 蒼空の秋天に航跡を描いた!

基本構想から実務設計、そして部品設計と製造、実機組立に挑戦された、
関係の皆様の取組み、これまでのご尽力に敬意を表し、深く深く感謝申し上げます。

今日、ここまで、ケチをつけ続けたバカ野郎ドモ!
コッラ「何か文句、あるか!」、「文句があるなら言うてみぃ!」・

晴天の下で、太平洋上空でも、日本海上空でも、思う存分テスト飛行をすれば良いのだ。

評論家には言わせておけ!
言っちゃぁナンだけど、彼らは何かケチを付けるかヨイショするかで、その日の小銭と弁当を手にするワケで、実際は乞食と同じなんだから。

さぁ、実際にどうやって売るかだなぁ。
飛べば売れる! 飛ばせば売れる! 時代と環境はMRJサイズのリージョナルジェット機が主流になるのだ。
カナダか、ブラジルか、スゥェーデンか、日本か、そのどれを選ぶかだ。
間違っても、安いから、という理由で中国を選ぶエアラインはLCCでも皆無だろうからね。
期待します!

引用開始→ 国産小型ジェット旅客機MRJが初飛行
(NHKニュース2015年11月11日9時38分

半世紀ぶりに開発が進められている国産の小型ジェット旅客機MRJは、11日午前9時35分ごろに開発拠点のある愛知県の県営名古屋空港を離陸しました。初飛行では上昇や下降、それに旋回などの動作を確認しておよそ1時間後に空港に戻ることになっています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151111/k10010301601000.html

MRJは平成20年から三菱重工業の子会社の三菱航空機が開発を進めている国産の小型ジェット旅客機で、地上の走行試験などが順調に進んだとして、11日、初飛行が実施されることになりました。
MRJの機体は11日午前3時ごろ、開発拠点がある愛知県の県営名古屋空港の格納庫から出され、滑走路の脇にある駐機場で初飛行に向けた最終的な点検や準備作業が進められました。
そして午前9時半前に滑走路に移動し、9時35分ごろ離陸しました。
MRJは離陸後、上空で上昇や下降、それに左右の旋回など基本的な動作を確認し、およそ1時間後に県営名古屋空港に着陸する計画となっています。 ←引用終わり
Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved.

飛べば売れる、飛ばして売るのだ!

引用開始→ 世界に羽ばたけるか、日の丸ジェットMRJ
航空ジャーナリスト 青木謙知
(讀賣新聞2015年10月23日 15時35分)

三菱航空機が開発しているジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)が、初飛行することになった。愛知県営名古屋空港(愛知県豊山町)を離着陸し、約1時間にわたって試験飛行する。YS―11以来約半世紀ぶりに、国産旅客機が空に舞い上がるのである。MRJは優れた経済性を武器に世界の航空機市場に打って出ようとしているが、半世紀に及ぶ「空白」を抱える国内航空メーカーには解決すべき課題も多い。MRJの勝算を探ってみた。

強みは優れた経済性、客室の快適性
MRJは90席クラスと70席クラスがある。新興諸国の経済発展や地域路線のジェット化などで航空機の需要は拡大しており、100席以下の地域旅客機市場は今後20年間で5000機以上の需要があると見られている。

優れた経済性の秘密はエンジンにある。エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社のものを採用した。両翼に1基ずつ、計2基のエンジンは、内部にギアを入れることで、吸気のためのファンと動力源となるタービンの回転数を最適に制御している。これにより燃費向上と騒音低減を図った。それに最新の流体技術を駆使した空気抵抗の少ない設計を組み合わせることで、経済性と環境適合性を両立させることを目指している。

さらに、このクラスでは最も広い空間を有する客室を備えて、乗客の居住性も高めている。細かな点では、客室床面には、トイレの出入り口も含めて、段差のないバリアフリー設計を取り入れているし、客室の照明にはLEDを用いている。頭上の物入れも、機内持ち込み可能な大型ローラーバッグの寸法に対応した収容力を有している。

加えて、スリムシートと呼ぶ薄型座席の採用で、従来と同じ間隔で座席を並べても、前の座席の背当て部との間や足元のスペースが広くとれている。実際に実物大の客室模型に座ると、今使われている同級のジェット旅客機よりも快適性が高いと感じられた。

必須条項である安全性を除けば、こうした優れた経済性・快適性・環境適合性がMRJのセールスポイントであり、カナダ・ボンバルディア社やブラジル・エンブラエル社のライバル機種に対する優位性として強調されている。

世界の航空会社は激しいコスト競争にさらされており、経済性のある飛行機は大きな魅力だ。MRJがうたい文句通りの実力を発揮できるようなら、大きなシェア(市場占有率)を獲得することも夢ではない。

試験飛行に2つの関門、型式証明と性能実証
初飛行は国内外の関係者が注目する中で行われる。国産ジェット旅客機の誕生は、長く待ち望まれていたものであり、それが実現することは、率直にうれしいし、もちろん成功を期待している。

ただ、初飛行は航空機開発作業の重要な一里塚ではあるが、実用化に向けた作業で見れば、新たな段階に向けての出発点に過ぎないともいえる。

すでに地上で各種の試験に入っているMRJはこれから、5機の飛行試験機を使って2年弱の飛行試験を行い、旅客機としての安全性や飛行・操縦特性の審査を受け、実用旅客機としての認定証となる型式証明を取得しなければならない。またそれと並行して、顧客に保証した性能や経済性が発揮できることを実証する作業も行う。

型式証明の取得は、三菱航空機がMRJを旅客機として実用化させるために不可欠なものであり、まず日本の国土交通省から交付を受ける。さらに国外で就航させるには、欧米や当該諸国の同様の機関からも証明を受領しなければならず、国際的な旅客機として実用化させるための最重要の課題である。ただこれについては、日本の型式証明は国際基準を満たすように要件を設定されているので、国土交通省からの証明さえ受けられれば、後はそれほど高いハードルではない。

後者については、完全な商品として完成させるということであり、顧客に約束した経済性や性能を達成できなければ、購入契約をキャンセルされても文句は言えない。こちらももちろん、ないがしろにはできない作業だ。

新参者ゆえのハンデ背負う
試験飛行で2つの関門をクリアしたとしても、市場でシェアを獲得するには、さらなる関門が待ち構えている。最大のものは顧客サービス体制の確立だ。これは引き渡し開始予定の2017年の第2四半期までにできていなければならない。

運航を開始した旅客機での不具合の発生は避けられるものではないが、そうした事態に速やかに対応し、飛行運用ができない期間を極力短縮できるようにしなければ、顧客からの支持を得ることはできず、販売にも大きく影響する。

三菱航空機は、世界規模の旅客機メーカーとしては新参者だ。旅客機の開発には、需要、開発・製造力、新技術の誕生、資金などの要素が必要で、それらのすべてがそろわなければプログラムを始動できない。日本はYS―11以来、約半世紀にわたってそのタイミングを見定め続けてきた。

それゆえ、ライバル機メーカーと比べると、最初から大きなハンデを背負っている。さらに、世界的なネットワークによるサービス態勢の構築とその確実な運用もまた、顧客航空会社の満足度に大きな影響を与えるものであり、MRJの成功に向けて力点をおかなければならない項目である。そしてこの分野は、何よりも実績で評価されるから、MRJにとって苦しい点であると言わざるを得ない。もちろん三菱航空機もその点は十分に自覚しているので、この分野の対策はこれから加速していくだろう。

MRJは、90席クラスのMRJ90から開発が進んでいる。MRJ90が型式証明を取得したら、今度は70席クラスのMRJ70の開発が本格化する。MRJ90の後を追いかける形で、1年ぐらい遅れて実用化する予定だ。その後、市場で需要が見込めると判断すれば、胴体を延ばして100席級にしたMRJ100Xの開発も視野に入っている。

MRJは最近までに223機を確定受注した。初飛行前にYS―11の製造機数である182機(うち2機は試作機)を超えている。他に160機のオプション契約と24機の購入権契約も結ばれた。

三菱航空機は、当面の受注目標を1500機としており、まずはその達成を目指して、そこからさらに上積みしていくことで、プロジェクトを成功に結びつけたいとしている。容易に実現できる目標ではないが、成功すれば日本の航空機産業を活気づかせ、新たなプロジェクトの誕生の可能性も出てくるだろう。MRJが誕生したからといって、すぐに次の旅客機が出現するというものではない。ただ、次に進むための貴重な足場となることは確かであるし、海外の旅客機プログラムへの参入などの道も開けてくる。←引用終わり
Copyright (C) The Yomiuri Shimbun.

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