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2016年1月

2016/01/31

天皇・皇后両陛下の「フィリピン」ご訪問に改めて深い感銘を受けました

何とも両国民の心を打つご訪問であったかと。
言葉もありませんが、日米の戦争で最も多くの被害を受けたフィリピン共和国で、加害国の象徴としてフィリピンの無名戦士の墓前に献花され哀悼の意を表し頭を垂れ被害国の国民へのお詫びをなさいました。

フィリピン共和国のアキノ大統領は本当に深い教養を保つ立派な人格者です。

改めて日本とフィリピンの友情や信頼が強まり、より一層深まる事を希望致します。

引用開始→ 戦争を忘れずに次の世代へ
(日本経済新聞 社説2016/1/31付)

天皇・皇后両陛下が5日間にわたるフィリピン訪問を終え、帰国された。国交正常化60周年を記念する公式行事に出席したほか、太平洋戦争の日本とフィリピン双方の戦没者らも慰霊された。元日本兵や遺族ともお会いになり、過酷な体験をねぎらわれた。

今回の訪問には2005年のサイパン、昨年のパラオと同様に「戦争という悲惨な歴史を決して忘れてはならない」という両陛下の強い思いがこめられている。その思いを私たちも共有したい。

フィリピンは先の戦争で日米両軍が陸海空で激しく戦火を交える舞台となって、日本人51万8千人に加え、フィリピン人111万人が犠牲になった。

天皇陛下は出発前のお言葉で、戦争末期にマニラでの市街戦で多くの罪なき市民が亡くなったことに触れて「私どもはこのことを常に心に置き、このたびの訪問を果たしていきたいと思っています」と述べられた。兵士のみならず、住民を無差別に巻き込む戦争の悲惨な断面に、改めて思いを致さねばならない。

訪問中、両陛下は、戦中から戦後にかけて、さまざまな苦難を重ねた日系人やその家族らとも懇談し、来し方を慰労された。戦争で多くの辛酸をなめ、現在は現地の社会に定着し、草の根で日比の友好を担っている人たちである。両陛下の平和を願うお気持ちが伝わってくる。

戦中に育った天皇陛下は、ここ数年、さまざまな場で、戦争の記憶が薄れつつあることを心配し、歴史に学ぶことの重要さを繰り返し述べられている。戦争や戦没者のことを、世代を継いで、人々に正しく伝えることの大切さにも言及されている。

戦後70年を過ぎ、戦争を体験した人々の高齢化は進み、風化は著しい。今回の両陛下のフィリピンご訪問を機に、今日の日本が、先の戦争の痛ましい犠牲のうえに築かれていることを改めて学び、次の世代へと伝える努力を惜しまぬようつとめたい。←引用終わり
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2016/01/30

日本も外国人労働者が間もなく100万人を超えるだろう!

現場のモノ造りは単純労働も不可欠で、熟練労働と非熟練労働を適切に組合せながら、日本国内でなければ生産できない領域の維持を図る必要がある。
日本国内で働く事を忌避し行政にタカル層があるのは仕方がないが、社会的な適切性を欠く側へは社会的な罰を加えるべきである。

日本の生産を支える上で、外国人労働力に頼らざるを得ないのは仕方がナイ。

引用開始→ 外国人労働者90万人超、最多更新…厚労省調査
(讀賣新聞2016年01月30日 11時26分)

日本で働く外国人が昨年10月時点で前年同期より15・3%増えて90万7896人となり、3年連続で過去最多を更新したことが、厚生労働省の調査でわかった。

雇用する事業所数も過去最多の15万2261か所。好調な経済状況や人手不足の影響で、アルバイトをする留学生や、留学後そのまま日本企業に就職する人が増えたためだという。

厚労省は2008年から、事業所が届け出る外国人雇用者数を集計。在日韓国・朝鮮人は含んでいない。

在留資格別で最多は、永住者など「身分に基づく在留資格」の36万7211人(前年同期比8・4%増)。アルバイト留学生を含む「資格外活動」19万2347人(同31・1%増)、「技能実習」16万8296人(同15・7%増)、「専門的・技術的分野」16万7301人(同13・6%増)と続く。

国籍別では中国(32万2545人)、ベトナム(11万13人)、フィリピン(10万6533人)が多かった。←引用終わり
2016年01月30日 11時26分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/29

小保方晴子は手記でもナンでも立証できる事を世間へ訴求すればよいのだ!

如何にも「講談社」の筋書きに沿い、
自分は「嵌められた」とか言わない方が良い。

それは世間が判断する事だ。
しかし、その結論へ持ち込む記述で策を弄じるのは良くないな。

世の中は「事実」の評価をどうするか、そしてどう考えるかである。
それらも含めて「学部生」「院・修士」「院・博士」の各過程で鍛えられてきた筈だ。
それも知らないというなら理解不可能ではないか?
「メディアスクラム」も時には如何なものかと考えるが、自らが何に関与し、何を達成し、何が未達なのか、それを冷静に把握していたなら、ここまでの大事にはならなかったとも云える。
周囲を冷静に観るチカラが決定的に不足していたとしか思えない。
同情を買い、恨み節を述べるのは、少々早いのではないか。
一読した上で総論を述べたいが、
現段階では、残念ではあるが、致し方がないとも云える。

引用開始→ 小保方氏、手記出版 恨み節炸裂 上司の罠にハメられた 重すぎる責任に自殺意識も…
(夕刊フジ2016.01.29)

STAP細胞論文の筆頭著者だった理化学研究所元研究員、小保方晴子氏(32)が28日、手記『あの日』(講談社)を出版した。日本の科学界最大の捏造事件とも指摘される一連の問題について2014年4月の会見以来、同氏がまとまった主張をするのは初めて。手記は全15章253ページにわたり、冤罪説をはじめ、古巣である理研や関係者に対する批判、責任の重さから死まで意識したなど赤裸々につづっている。

「世間を大きくお騒がせしたことを心よりお詫び申し上げます」

「重すぎる責任に堪え兼ね、死んでこの現状から逃れられたら、と何度も思いました」

手記は謝罪と反省の文言から始まる。

問題の論文は14年1月、英科学誌ネイチャーに発表された。当初は「世紀の大発見」と話題になったが、画像の切り貼りなど疑惑が噴出。後で理研の調査委員会が論文そのものを不正と認定し、撤回した。

小保方氏は手記の中で、論文の不備や研究者としての未熟さは認めたものの、理研が認定した不正への関与は「誰かを騙そうとして図表を作成したわけでは決してありません」と頑なに否定。研究者失格の烙印を押され、批判が集中する状況に追い込まれたことへの恨み節を並べた。

「ハシゴは外された」と題した章では、「私の名前ばかりに注目が集まってしまったためか、世間の厳しい目は筆頭著者の私に向けられた」「私個人に対する批判を述べることが社会的に許される風潮が作り上げられた」と振り返り、「すべての内臓がすり潰されるような耐えがたい痛み」を感じたとした。

小保方氏の怒りは、論文の共著者である若山照彦・山梨大教授にも向けられた。「論文執筆をかなり急がされた」とし、実験方法について「私だけ(中略)教えてもらうことはできなかった」とぶちまけている。

若山氏が独断で研究を進めたとの趣旨の主張も展開し、「強引さが加速していくようだった」。小保方氏に批判的なマスコミ報道を「メディアスクラム」と批判し、「報道内容はすべて若山先生からの一方的な情報のみに基づくもの」と不信感をあらわにした。

小保方氏は、古巣である理研にも牙をむき出しにする。騒動の渦中には、小保方氏が実験中に混入したES細胞をSTAP細胞に仕立てた-との疑惑が浮上した。これについて、「ES細胞を混入させたというストーリーに収束するように仕組まれているように感じた」とし、「私の上司にあたる人たちによって、(中略)仕掛けられた罠だったとも受け取れた」と“冤罪”を訴えた。

14年8月には論文の共著者で、小保方氏を指導していた笹井芳樹氏(享年52)が自殺する。その時の心境を「笹井先生がお隠れになった。8月5日の朝だった。金星が消えた。私は業火に焼かれ続ける無機物になった」と吐露した。

最後は騒動によって研究者としての道が閉ざされたことを悔やみ、「思い描いていた研究はもうできないんだなと思うと、胸が詰まり、涙が勝手にこみ上げてくる」と締めくくっている。

講談社の担当編集者は「さまざまな仲介を経て(こちらから)執筆を提案した。小保方さん自身が昨年9月から執筆に入り、4カ月かけて完成させた」と話す。

タイトルは小保方氏の発案で、初版発行部数は5万部。印税の使い道や、同氏が現在どこで何をして生活しているのかなどについては「答える立場にない」と回答した。

一方、小保方氏が手記の中で批判を浴びせた若山氏は何を思うのか。

所属先である山梨大の広報担当者は「大学として『コメントしない』というコメントそのものも出さない」と過敏ともいえる反応を示した。←引用終わり
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2016/01/28

中国とロシア ゼニ無し乞食国家が「儲け損なった」からと相手を悪し様に批判非難する!

久々にプッチン・プーチン、恥も外聞も棄て去り凄いよなぁ~!
対する中華毒入饅頭珍民低国は人民大動員してもネット上で反感反論を繰り広げるか。

オモシロイ展開になってきたねぇ。
もっとヤレ! もっと派手にヤレ!
徹底的に、騙し騙され、どっちが強いか決着を付けるまでヤレよ!
どのみち、喪うモノなどありゃしないんだから。

引用開始→ プーチン露大統領「私を最も苦しめるのは原油価格、原油価格を最も苦しめるのは中国」=中国ネット反発「石油を高値で売り付けておいてこの言いざま」
(2016年1月28日(木)5時10分配信 Record China)

2016年1月27日、中国メディア・観察者網によると、ロシアのプーチン大統領は「私を最も苦しめるのは原油価格(の下落)であり、原油価格を最も苦しめるのは中国(経済の減速)だ」との認識を示した。

ロシアメディアによると、プーチン大統領は25日、全ロシア人民戦線の活動家らと会談し、原油価格の下落は中国の経済成長の減速と生産過剰に関連するものであり、市場はそれを消費することはできないと指摘した。

米ゴールドマン・サックス・グループは原油価格の下落が中国に今年3200億ドル(約37兆8500億円)の恩恵をもたらすと分析している。

この報道について、中国のネット上には「中国に石油を高値で売り付けておきながらこの言いようはあんまりだ」「中国のガソリン価格は据え置かれたままじゃないか」「原油価格の世界的な下落を実感している中国人は1人もいない」「この200年余り、中国を最も苦しめるのはロシアだ」「靴に穴があいたら道のせいとでも言いたいのか」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/柳川)←引用終わり
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2016/01/27

姑息で小賢しい小心者が大胆な詐欺犯罪を冒し起訴され裁判を茶化し愚弄する野々村竜太郎!

あの「野々村竜太郎」の初公判が始まった。
昨年に予定された初公判には出廷せず逃げた。
今回は神戸地裁が神戸地検に勾引状を発し、前日に神戸地検が検察施設に収監した事で出廷せざるを得ず初公判となった。

神戸地裁前には1000人を越える傍聴希望者が押しかけ、幸運にも籤を引き当てた人が膨脹したようで。
産経新聞がほぼ全体の遣り取りを記録し報じている。

念のために、野々村竜太郎という人物が、どれほど姑息で小賢しいかが顕れているように覗える。
長文だが産経新聞社に敬意を表しつつ投稿記録しておく。

【やり直し初公判詳報】
引用開始→ スキンヘッドで“号泣元県議”登場 何度も大声で「はいっ」…政活費詐取は「記憶がございません!」
(産経新聞2016.1.26 11:30)

《「やっと議員になったんですぅ! うぅ、ああ!」。衝撃的な“号泣会見”から1年半。神戸地裁前は26日早朝から、強制出廷する野々村竜太郎被告(49)を待ち構える報道陣が大挙して押し寄せた。午前9時20分ごろには野々村被告を乗せたワゴン車が地裁に入ったが、窓はスモークがかかっており、中の様子をうかがうことはできなかった》

《ただ、地裁前には前回初公判を超える1013人の傍聴希望者が集結。午前9時40分すぎ、当選確率約13倍の抽選に臨んだ》

《午前10時半前、計112席の傍聴席がすべて埋まった大法廷についに主役が姿を見せた。スキンヘッドに黒縁メガネ、上下黒のスーツにストライプのネクタイ姿。号泣会見時より少しふっくらした印象だ。以前とはまるで異なる人相に傍聴人からは「頭丸めてきたな」などとコソコソ話も漏れた》

「はいっ。野々村竜太郎でございます」

裁判長「それでは開廷します。被告人は証言台に立って下さい」

野々村被告「はいっ」

《第一声で大きな声で返事をした野々村被告は法廷の四方に一礼。証言台では直立不動で、裁判長の人定質問にはっきりとした声で答えた》

裁判長「本人確認します。お名前は」

野々村被告「はいっ。野々村竜太郎でございます」

裁判長「現在の職業は」

野々村被告「はいっ。無職でございます」

《野々村被告は裁判長の問いかけに、いちいち「はいっ」と大きな声で返事。緊張しているからか、肩に力が入っている。その後、住所、本籍地の確認が終わり、裁判長は審理開始を告げた》

裁判長「まず起訴状読み上げがあるので聞いてもらいます」

野々村被告「はいっ。着席させていただきます」

裁判長「(証言台に)起訴状があると思うので、見てもらっても構いません」

野々村被告「はいっ。承知しました」

「…起立させていただきます」

《検察側は架空の日帰り出張を繰り返したり、金券の購入費を計上したりして嘘の収支報告書を県議会に提出し、平成23~25年度の政活費計913万2050円をだまし取ったとする起訴状を朗読。野々村被告は約10分間、背中をピンと伸ばして着席し、起訴状を目で追った。時折肩が大きく上下動し、深呼吸をしている様子がうかがえる》

《読み上げが終わると、裁判長は野々村被告に黙秘権があることを通知。いよいよ罪状認否に入った》

裁判長「現時点であなたの端的な言い分を聞きます。起訴事実について、どこかおかしいと思うところはありますか」

野々村被告「起立して発言したらいいですか」

《法廷の全員が注目する中、野々村被告は予想外の質問を繰り出した》

裁判長「いいえ、そのままでもいいです」

野々村被告「…起立させていただきます」

《野々村被告は証言台の横に立ち、発言を始めた》

野々村被告「まず、前回公判に欠席しましたことを深く反省し、謝罪をさせていただきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」

「返還を免れようとしたことは決してありません」

《野々村被告は裁判官席、検察官席、弁護人席、傍聴席にそれぞれ深く一礼。そして、持参したメモを読み上げた》

野々村被告「私は元県議として県から政務活動費の交付を受けていたことに間違いはございません。ただ、返還を免れようとしたことは決してありません。本来、収支報告書に記載しなければならないものについて、結果として記載を誤ったものがあるかもしれませんが、どのような作成作業を行っていたのかについて記憶がございませんので、1つ1つ確認することはできません」

《野々村被告が発言を終えると、弁護側が主張の補足説明を続ける》

弁護人「本人からは具体的事実を主張することはできませんので我々が説明しますが、各公訴事実における収支報告書の虚偽性については争います。虚偽だという認識についても争います」

《弁護側は明らかに起訴内容を否認した。罪状認否が終わると、一部の報道陣は足早に法廷を出て行った》

《認否が終わると、検察側の冒頭陳述が始まった。その間、野々村竜太郎被告(49)はじっと検察官を凝視し、微動だにせず聞き入った》

「県外の日帰り出張を多数回行い、内容虚偽の支払い証明書を作成し…」

検察官「被告人は平成23年4月施行の兵庫県議会議員選挙に当選し、議員を務めていた。兵庫県は政務調査費を必要経費として1人あたり月額50万円を交付する。議員は私的用途に充てることは禁じられている。各年度終了後に調査費の支出状況を収支報告書に記載し、領収書などを添付して提出し、使わなかった政務調査費を速やかに返すことになっている」

《検察官はまず、一般的な政活費の取り扱いについて説明。その後、野々村被告の犯行について述べた》

検察官「(野々村被告は)平成23年度、総額484万円の交付を受けた。少なくとも141万円を兵庫県に返還しなければならなかったのに、被告人は全額を正当に使い切ったとして内容虚偽の収支報告書を提出し、返還を免れようと企てた。県外の日帰り出張を多数回行い、内容虚偽の支払い証明書を作成し、交付された調査費を全額使い切ったと装った」

《検察官は野々村被告の犯行の手口について説明を続ける》

「商品券を購入した際のレシートを修正テープで改竄」

検察官「24年度は総額600万円を交付された。被告人は調査費を蓄財に回したり、商品券を買ったりして私的に使い、23年度と同様にすべて適正に使ったとする内容虚偽の収支報告を議会に行った。商品券を購入した際のレシートを修正テープで改竄するなどし、虚偽の記載をしていた」

《検察官は25年度についても同様に説明。検察官は犯行の悪質性を強調した》

検察官「被告人は政務活動費を蓄財として利用しており、それを原資として県議会に利子を含めた政活費全額を返還した。その後、議員辞職した」

《検察官は野々村被告が政務活動費を私的に使ったとする内容で冒頭陳述を終えたが、野々村被告の様子はまったく変わらない》

裁判長「続いて弁護側、お願いします」

《公判は弁護側の冒頭陳述に移った。裁判長は時間が気になるのか、正面の時計をちらりと見た》

「調書は作文されたものだ、ということです」

裁判長「どういう証拠の事実関係をご主張されるのですか」

《2人の弁護人は顔を近づけて何やら言葉を交わした。間に挟まれた野々村被告は椅子を引き、神妙な表情をみせている》

弁護人「警察段階の調書は調べの段階で本人の精神状態が十分でなく、判断能力が低下していた。供述は不安定な状態だったということです」

裁判長「取り調べに対応できなかった。判断能力がなかったということですね」

弁護人「はい。ですので調書は作文されたものだ、ということです」

裁判長「証拠の採否はこの後にしたい。いったん15分間、休廷にしたいと思います。再開は11時30分」

《野々村被告は素早い動作で裁判長に頭を下げ、こわばった表情のまま傍聴席にも一礼して法廷を後にした》

《検察側、弁護側双方の冒頭陳述が終わり、法廷では証拠調べが始まった。検察官は資料がとじられたファイルをめくりながら、1つ1つの証拠について丁寧に説明する。野々村竜太郎被告(49)が利用した無数の小売店の名前がひっきりなしに読み上げられた》

「レシートの単価、数量の所に修正テープが貼られたものがあった」

検察官「続いてジャパンギフトサービス元町店が販売した切手についてです。1点ごとの単価がレシート上に表示されています」

《耳を赤らめているようにも見える野々村被告は、無表情のままピクリとも動かず、固まっているかのような様子だ。弁護人が傍聴席をちらりとうかがう余裕を見せる中、検察官は証拠についての説明をよどみなく続けた》

検察官「被告人の自宅を捜索したところ、ジャパンギフトサービス元町店のレシートの単価、数量の所に修正テープが貼られたものがあったと。証拠のところに写真を1つ1つ撮っています」

《自宅の捜索で虚偽有印公文書作成罪の証拠が示されても、野々村被告の様子は変わらない》

検察官「続いて株式会社甲南チケット。店は販売記録をデータ化していて、記載されている150円ははがきや切手ではなく、電車切符であることが判明しています」

《証拠調べを続ける検察官は、野々村被告が切手を購入したとする販売店の店員から聞き取った内容を述べた》

購入したのは切手ではなく、JRの切符だった…

検察官「野々村被告に切手を販売した店員に聞いたところ、実際は切手ではなく、JRの切符を購入していたことがわかりました」

《詳細な手口が次々と明らかになる中で、野々村被告は手をひざに置き、目線は証拠を読み上げる検察官を見たまま動かない。耳を手に当てるおなじみのポーズは法廷ではまだ出ていない》

《時間を気にするそぶりを見せていた裁判長が休廷を宣言した》

裁判長「ここでいったん休廷します。再開は午後1時10分でよろしいですか」

弁護人「大丈夫です」

《野々村被告は傍聴席に一礼すると、逃げるように法廷を後にした》 ←引用終わり
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【号泣元県議被告人質問】
引用開始→ 「マスコミの妨害がー、あーっ」と沈黙…県議だった時期はなぜか“記憶喪失”
(産経新聞2016.1.26 14:46)

《26日午後1時10分に再開した野々村竜太郎被告(49)の公判。午前中に引き続き証拠調べが行われたが、間もなく裁判長が被告人質問に入ると告げた》

「はいっ」「はいっ」「反省し申し訳なく思っています」

裁判長「では、質問に入ります。被告人は証言台のいすに座ってください」

野々村被告「はいっ」

《野々村被告は傍聴席に一礼し、背筋を伸ばしていすに腰掛けた。大きな声で「はいっ」と返事をするのは午前中と同じだ》

裁判長「これからあなたの話を聞きます。質問に対しては端的に答えていただけますか」

野々村被告「はいっ」

裁判長「それでは弁護人からどうぞ」

《野々村被告が大きく深呼吸すると、弁護人が立ち上がった。弁護人はまず、“号泣会見”を思い出したのか、野々村被告に「くれぐれも長話にならないように」と忠告した》

弁護人「最初にお尋ねします。前回の公判、あなたが欠席したことで延期になり、色々な方にご迷惑をおかけしました。今、どう思っているんですか」

野々村被告「はいっ。反省し、申し訳なく思っています」

弁護人「あなたは(法廷に)出てくる気があったのだろうか」

野々村被告「はいっ、もちろんありました」

弁護人「当時、あなたは私に、マスコミと鉢合わせになってパニックになり、家から出られなくなったと説明しましたね。それは間違いないですか」

野々村被告「はいっ、間違いありません」

「たとえ暴行にあっても必ず出頭しようと思っていました」

《野々村被告は、出廷できなかったのはあくまでマスコミのせいだと強調したいようだ》

弁護人「今日は出てくる気があったのですか」

野々村被告「はいっ、絶対に出てこようと思っていました」

弁護人「段取りも整えていたんですね」

野々村被告「はいっ、整えておりました」

弁護人「パニックは今日も起こる可能性があったのではないですか」

野々村被告「いえ。たとえ暴行にあっても必ず出頭しようと思っていました」

弁護人「次回はどうなんですか」

野々村被告「マスコミの妨害がー、あーっ。(数秒間沈黙)必ず出頭いたします!」

《本当に次回も出頭するのか疑いたくなるような回答に、裁判長は苦々しい表情を浮かべながらも、黙ってやり取りを聞いている。一方、弁護人も淡々と質問を続けていく》

弁護人「今回、あなたが県に嘘の収支報告書を提出したのではないかということが問題になっているわけですが、分かっていますよね」

野々村被告「理解しております」

「時期は思い出せませんが、議員は務めておりました」

弁護人「報告書が作られた経緯を知りたいので、日々の金銭管理についてお尋ねします。まず、あなたは23年4月の議員選挙で当選されましたよね」

野々村被告「(しばしの沈黙の後)…はい」

弁護人「県議だった時期は思い出せますか」

野々村被告「時期は思い出せませんが、議員は務めておりました」

《なんと議員だった時期も思い出せないという野々村被告の発言に、傍聴席からは失笑が漏れた》

弁護人「あなたは先ほど沈黙されてましたけど…。いつ当選したのかということから思い出せないわけですか」

野々村被告「えー、あのー。質問が理解できませんので、また質問をお願いします」

「議員であったことは間違いないのですね」「はいっ」

《弁護人も思わず驚いた表情を見せた》

弁護人「そうすると…。何年何月から議員をやっていたのか覚えていないが、議員であったことは間違いないということですね」

野々村被告「はいっ」

《初歩的な質問にも回答に詰まる場面が散見された野々村被告。被告人質問はこの後、どんどん雲行きが怪しくなっていく》

《議員だった期間が分からないという衝撃の回答が飛び出した野々村竜太郎被告(49)の被告人質問。“味方”であるはずの弁護側の質問が続くが、回答はさらに混迷を極めていく》

弁護人「議員に政務活動費が支給されていたことは覚えていますよね」

野々村被告「はいっ、覚えてございます」

弁護人「年間合計額はいくらだったかというのは覚えていますか」

野々村被告「…いえ、はっきりとは」

弁護人「600万円ぐらいではなかったですか」

野々村被告「600万円といわれればそうかもしれませんが、今となっては記憶にございません」

弁護人「あなたの個人支給分と会派支給分の内訳についてはどうですか」

野々村被告「今となっては記憶にございません」

《質問は起訴内容の核心部分に入ったが、野々村被告は「記憶にない」と繰り返すばかりだ。弁護人の表情もさすがに険しくなっていく》

弁護人「いったん支給された政活費は年度末に収支報告書を提出し、使い切らないと返還しなければならないものですよね。議員活動をしていると、物品を購入されたときにレシートや領収書をもらうと思うんですが、どのように管理していたのか分かりますか」

野々村被告「記憶を確認するよう努力しますので、しばらくお待ちいただくようお願いいたします」

《ここで野々村被告は裁判長に断りを入れると、おもむろに証言台の上に頭をこすりつけるようにうつむいた。そして数十秒間の沈黙の後、突然顔を上げて話し始めた》

野々村被告「…私には記憶がございません。思い出せません」

弁護人「えっ、そうなんですか。…すると、例えば財布の中にレシートがたまっていたとか、封筒に入れて保管していたとかはないですか」

野々村被告「思い出すよう努力いたしますので、お待ちいただくようお願いいたします。(またもうつむき、数十秒間沈黙)…思い出せません」

弁護人「例えばクレジットカードで物品買ったときは控えをもらいますよね。これは一般的にですよ」

野々村被告「はい」

弁護人「控えの保管方法はどうしていたのですか」

野々村被告「記憶を確認しますので、しばらくお待ちいただくようお願いいたします。(数十秒間沈黙)…思い出せません」

弁護人「日々のお金の出入りについて、帳簿はつけていたのですか」

野々村被告「記憶を確認しますので、しばらくお待ちいただくようお願いいたします。(数十秒間沈黙)…思い出せませんが、私の性格からすれば…。えーっと、しばらく発言を整理するのでお待ちください(数秒間沈黙)…思い出せませんが、性格からすれば煩わしいことが苦手なので、帳簿はつけていなかったと思います」

《「しばらく待って」を連発する野々村被告に、さすがに弁護人も苦笑いを禁じ得ない様子。しかし、ふとした質問で審理の風向きが変わった》

弁護人「先ほどからの質問、決して難しい話ではないはずなんですが…。そうしたら、あなたに記憶がないのはなぜかということについては、心当たりはないんですか」

《野々村被告は先ほどまでの沈黙が嘘のように、間髪入れずに回答を始めた》

野々村被告「はいっ、心当たりはございます。私は現在、入院・通院いたしておりまして、記憶障害の可能性があると診断されておるのでございます」

《なんと、野々村被告は自身が記憶障害のため、いろいろな質問について回答ができないと主張したのだ。衝撃の展開を、法廷の誰もが固唾をのんで見守った》

《記憶障害を告白し、廷内を騒然とさせた野々村竜太郎被告(49)は、被告人質問で自身の病状を詳細に語り始めた》

弁護人「(記憶障害の)診断結果はいつごろ出たのですか」

野々村被告「平成27年12月9日です」

《記憶障害の割に鮮明な記憶だと思った傍聴人も多かったはずだが、野々村被告はそんな周囲の雰囲気を気にするそぶりも見せず、回答を続ける》

弁護人「医師からはどんな説明を受けられたのですか」

野々村被告「不安や緊張から記憶障害になっている可能性があると診断されております」

弁護人「それはもともとあった記憶までなくなるという説明なのでしょうか」

野々村被告「そこまでの診断や説明は受けておりません」

弁護人「その医師の診断書は法廷に提出していただくことは可能ですか」

野々村被告「はいっ、できます」

《どうやら弁護人も現段階で診断書を入手していないらしい。ここで弁護人はいったん“記憶障害”についての質問をやめ、従来の政務活動費の質問に戻った》

弁護人「では記憶障害を前提に聞きますが、帳簿があったかどうかを覚えていないということでしたが、政活費を自分でどれぐらい使ったのか、どうやって把握していたのですか」

野々村被告「記憶を確認しますので、しばらくお待ちください」

《診断結果の質問が終わった途端に、野々村被告の記憶はまた揺らぎ始めたようだ》

野々村被告「…今となっては全く思い出せません」

弁護人「収支報告書は年度末以降に提出するんですよね」

野々村被告「記憶を確認しますので。(沈黙)…覚えておりません」

弁護人「検察側の冒頭陳述では、4月末に提出期限とされていますが、記憶と合っていますかね」

野々村被告「記憶を確認しますので…」

《ここで、弁護側のやり取りを厳しい表情で見守っていた裁判長がついにカットイン。野々村被告を強い口調で叱責した》

裁判長「あのですね、被告人。あなた、そんなに難しいこと聞かれているわけではないでしょう。今日、そんなに時間もないんですよ。質問に対して考える時間がほしいのは分かるけれども、記憶の有無ぐらいはすぐに答えられると思うんですけれどね」

《しかし、野々村被告はキレる裁判長に対し、間髪入れず反論に打って出た》

野々村被告「いえ、それは難しいと思います」

《予想外の返答に裁判長は諦めたのか、野々村被告をそれ以上追及せず、弁護人が何事もなかったかのように質問を再開した》

弁護人「収支報告書には調査研究費や研修費など、費用項目ごとに内訳がありますよね。証拠を見て内訳を確認できませんか」

野々村被告「できます」

弁護人「本当に説明できるんですか」

野々村被告「…質問の内容が分かりません」

弁護人「えーっとですね。例えば200万円というお金があるとして、どんな費用に使ったのか説明できますか」

野々村被告「いえ、できません」

《質問はいよいよ、虚偽有印公文書作成・同行使罪の中身に入った》

弁護人「議員をされていた当時、収支報告書に添付する領収書やレシートの金額を改竄(かいざん)したことはありますか」

野々村被告「覚えておりません」

弁護人「支出について嘘の内容を記載したものを作成したことは」

野々村被告「覚えておりません」

弁護人「報告書の記載の中で実際には支出していないものについて、記載したこともないですか」

野々村被告「覚えておりません」

《裁判長に発言を注意された野々村被告は、端的に「覚えていない」と繰り返すようになった》

《被告人質問開始時に長話を避けるよう忠告した裁判長や弁護人の思いを聞き入れたのか、端的に「覚えていない」と繰り返すようになった野々村竜太郎被告(49)。収支報告書に記載された架空出張に関する質問に関しても同様の発言を連発した》

弁護人「平成23年度の収支報告書には東京、福岡、広島など、いくつか県外に出張に行ったという記載が出てきます。実際に行ったのですか」

野々村被告「覚えていません」

弁護人「東京や福岡に行ったこともないんですか」

野々村被告「行ったと言われれば行ったような気がしますし、行かなかったと言われれば行かなかったような気もします」

弁護人「県外出張で何か調査したり、誰かと会った記憶はありませんか」

野々村被告「覚えていません」

弁護人「県内出張についてはどうですか。25年度の収支報告書には城崎町や佐用町の記載がありますが」

野々村被告「覚えていません」

《弁護人もこれではさすがにまずいと思ったのか、野々村被告の元公人としての自覚を促した》

弁護人「あなたは元県議ですよね。県議のころの問題について説明責任があるのは分かっていますか」

野々村被告「(数秒間沈黙)はい」

弁護人「我々弁護士としても、説明責任を果たしてほしいと思っているんですよ。それでも思い出せませんか」

野々村被告「はい」

弁護人「報告書の内容や作成経緯について、何か覚えていることはないんですか」

野々村被告「覚えていません」

《何を聞いても回答を変えない野々村被告を前に、弁護人は事件を摘発した兵庫県警の事情聴取に話を移した。すると、野々村被告は急に冗舌になった》

弁護人「あなたが警察の調べを受けた際の供述調書は20通以上ありますね。すべて認める内容になっていると分かっていますか」

野々村被告「覚えていることと覚えていないことがありますが。私がほとんどしゃべらなかったことと、出張と認められなかったこと、取調官が文案を作成したものを私に読み聞かせたことの3点を覚えています」 

弁護人「あなたは当時、冷静でしたか」

野々村被告「恐怖と不安とわけの分からない気持ちでいっぱいでした」

弁護人「冷静に対応できるまで調書作成を待ってくれとは言わなかったんですか」

野々村被告「捜査2課から平成26年9月10日に調べをすると電話があり、任意なのに応じなければならないかと聞いたら、強制ですと言われた。強制だから応じなければならないと思ったんです」

弁護人「あなたは警察の調べが終わった後、検察にあてて反省文を書いていますね。そこで全部犯行を認めているのはなぜですか」

野々村被告「警察のような強要、脅迫的な調べが行われないように、政活費だけで起訴された例はないということを知るだけの判断能力があったから、検察にも理解してもらえると思ったからです」

弁護人「悪いことをやったと思って手紙を書いたのですか」

野々村被告「犯罪を起こしたという前提でマスコミ報道されている中で、なんて恐ろしい罪を犯したんだという気持ちになりましたが、反省文の内容は嘘、偽りだらけで非常に後悔しています」

《野々村被告はさらに、起訴されるまで弁護士が付いていなかったことも強調。自分の書いた反省文は本意ではなかったと言いたいようだ》

弁護人「すると、あなたが精神的に落ち着いたのはいつになるんですか」

野々村被告「27年1月下旬ごろだったと思います」

弁護人「理由は何だったのでしょう」

野々村被告「26年11月14日が警察の調べの最後の日で、警部補から『以前に休職してたやろ』と聞かされてなぜかと考えているうちに、1月下旬になって病院に通院していたことを思い出し、正常に近い判断が戻ってきたのだと思います」

《弁護側は午前中の弁論と同様に警察の調書を作文と主張。野々村被告もいくぶん元気を取り戻したようだった》 ←引用終わり
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2016/01/26

甘利大臣への攻撃的スキャンダル 民主党は久々にハシャイでいるが大丈夫なのか?

まず何よりも事実の検証が必要だ。
その上での議論だろう、違うのかナ?
民主党のハシャギようが尋常ではないと感じる。

「政策」で対抗できる可能性がないから、敵失とも云える「金銭スキャンダル」に一縷の望みをかけ攻めたい考えは理解できるが。
こうも異常なハシャギ方を見せられると裏面に何かを隠しているのではないかと?
疑いたくなるのも防ぎようがない。

事実の確認や調査に時間を与えようとしないのも不思議だ。
「大臣室」での面談には省庁から派遣された秘書官が立ち会い記録している。
その調査をしなければ、週刊文春の記事が正しいとは云えない。
それだけを根拠に攻め立てるなら、記事で告発者とする側の確かな裏付けが要るだろう。
現状では(法的な登記上で存在しても)「確か(本当)に所在(実在)」するのか怪しいようだから。

引用開始→ 甘利大臣に“新事実”か 文春「第2弾」で辞任秒読み…告発者周辺にも疑問噴出
(夕刊フジ2016.01.25)

甘利明経済再生担当相(66)の金銭授受疑惑をめぐり、週明けから大きな動きがありそうだ。野党が甘利氏に早期説明を要求しているうえ、疑惑を報じた週刊文春が「第2弾」の掲載準備に入ったようなのだ。甘利氏は先週末に出席したダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)でも“釈明”に追われ、本業の「経済政策」に集中できない状況が続いている。「辞任秒読み」という見方も広がってきた。

「安倍内閣の重要閣僚の1人として、首相にご迷惑をお掛けしているのは忸怩(じくじ)たる思いだ」「もう少し明るい気持ちでここに来たかったが、カメラに囲まれているのは別の意味で囲まれている…」

甘利氏は23日、スイスでのダボス会議の討論会に出席し、険しい顔でこう語った。司会者の外国人ジャーナリストから質問が出て、答えざるを得なかったのだ。

時代劇の「悪代官と越後屋」を連想させる、前代未聞、1200万円もの金銭授受疑惑。政府は、甘利氏が28日までに調査結果を報告すると国会に説明し、26~28日に予定されている衆参両院での代表質問を乗り切りたい考えだ。

しかし、野党は受け入れていない。

民主党は「甘利氏が25日中に説明することが予算案の審議入りの前提」との強硬姿勢を見せた。甘利氏や事務所側に現金を渡したと証言した建設会社幹部を、参考人として国会招致することも検討している。同党は25日午前、疑惑調査チームの初会合も開いた。

注目されるのは、週刊文春が28日発売号で準備しているとされる疑惑報道「第2弾」の新事実だ。27日昼ごろには誌面のコピーが永田町に出回るため、国会審議への影響は避けられない。

ここにきて、告発者や文春側への疑問も噴出している。

自民党の高村正彦副総裁は23日、「録音されていたり写真を撮られていたり、罠(わな)を仕掛けられたという感がある」と語った。毎日新聞の山田孝男特別編集委員も25日朝刊のコラム「風知草」で、「告発の意図と手法に疑問がある」と書いた。

東京地検特捜部などの捜査当局も、告発者周辺に関心を寄せているといい、疑惑の展開が注目されそうだ。←引用終わり
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2016/01/25

民主党はどこまでアホか? 謂われのない疑惑の調査に時間がかかるのは当然だろう!

仕掛けた側だから追い落としたいとハシャイでいるようだが、
これは重大な名誉毀損攻撃かもしれない。
事実を検証し解明するには時間がかかる。
山井和則はどうしようもないアホとは観ていたが期待どおりのアホだな。

オマエの政治資金疑惑は解明し説明責任を果たせたのかぇ?
アホ~も休み休み言いやがれ!

ガキの喧嘩じゃないのだからねぇ。
受けて立つなら相手を叩き潰し再起不能にするのがオトナの喧嘩というものだ!

引用開始→ 甘利氏の金銭授受疑惑、民主党は25日中の説明要求
(2016年1月25日(月)12時2分配信 TBS)

甘利経済再生担当大臣に浮上した「政治とカネ」の問題をめぐり、民主党は疑惑追及チームを作り、25日中に説明責任を果たすよう甘利大臣に要求しました。
「私と私の秘書に関して、大変お騒がせをいたしております。しっかり調査を今かけておりまして、来週中にはなるべく会見ができるようにしたい」(甘利明 経済再生相)

甘利大臣は週末に出席した国際会議の席上でも、このように釈明に追われました。

「ぜひとも今日25日中に、甘利大臣には説明責任を果たしていただいて」(民主党 山井和則衆議院議員)

こうした中、民主党はこの問題を調査する特命チームの第1回の会合を開き、25日中に説明責任を果たすよう求めました。さらに週刊誌が報じた金銭のやり取りなどの問題点について、今後の国会審議に向けた論点を整理しています。

「野党の動きに対して政府として、いちいちコメントすることは控えたい」(菅義偉 官房長官)

一方、菅官房長官はこう述べるとともに、「甘利大臣がきちんと確認して説明されると思う」と話しています。(25日11:31)←引用終わり
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2016/01/24

「富裕」か「非富裕」かの別なく カネの遣い方「価値観」について考える

全く「富裕層」なる処とは縁も縁もないですが、
「富裕層」というか「カネ廻りのヨイ人」を端で眺めて、何か分からないでもないなぁ。

友人でマンションの室内に設置する「薪ストーブ」を使った「暖炉」を売っている人物がいて、最初にその友人から聞かされた「薪ストーブ」が売れるのだとの話を聞いて驚いたワケです。
でも施工方法の説明やら熱の逃がし方、あるいは残灰の措置について、またメンテナンスや保全などを聞き、なるほどそんなカネの遣い方もあるのだなぁと感心させられた次第です。
並の収入では、そこまで考えませんし。
確かに「富裕層」である事を象徴するなぁと思い知らされたワケでして。

その後、ローカルに棲む所謂「自由人」の知人も負けずに「暖炉」を兼ねた「薪ストーブ」を設置しているようで、そこで受けた驚愕は普通ではありませんでした。
チョッピリ「悔しさ」も含めてですが。

この記事では東京・広尾で販売される「燃料木」を見ての記述ですが、
友人の一人は、東京を引き払い新幹線の速達列車の絶対停車駅から車で10分程度の距離に棲み、自宅から六本木までドア TO ドアで4時間程度だと思うし、その種の生活を楽しんでいる事でした。必要な時は東京まで1泊か日帰りの出稼ぎをするのだと。
「火力」に用いる「薪」はひと山保有している「山」の間伐材を用いるらしく、丁度良いのだと。さすがに「持ち山」は新幹線の絶対停車駅から10分にはありませんが。

まぁ、考えようですが「贅沢」を愉しみ表現する方法は多様ですね。

引用開始→ 富裕層の金銭感覚に変化!? 両極端なものに出費するのはなぜか
(SPA! 2016年1月23日(土)配信)

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その105 ―

この間、高級住宅地の広尾を散歩していたら、スーパーマーケットのワゴンに、薪がさりげなく置いてありました。まさか都内で、暖炉にくべる薪が売られているとは、びっくりしたなあもう。「ファイアウッド」って書いてあったから、外資系のエリート社員や大使館関係者向けですか。とにかく暖炉のある家に住んでいるのは間違いないでしょう。都心に住みながら暖炉の火で暖まる生活ができるって、このうえない贅沢ですね。

これがドラマ「北の国から」の舞台となった、北海道の富良野あたりじゃ、薪なんて山から拾って来るか、たとえ買ったとしても、恐ろしく安い値段でしょう。そもそも「北の国から」に登場した五郎さんの家は、石でできた手作りだし。どっちの暖炉の生活が幸せかなんてことを、比べる気は毛頭ないですが、世の中には両極端な事柄が、結構多いなと、改めて気づかされます。

例えば最近流行のトライアスロンですが、あれにとてつもなくお金かける人と、そうでもない人との差が激しいようです。屋外のロード系のスポーツは、ホノルルマラソンの日本人の大量参加あたりから、お金の匂いがプンプンしましたけどね。その最たるものがトライアスロンと言えます。

よく宮古島とかで行われるけど、どこから行っても、交通費がかかります。しかも、自転車は自前だし。自転車と言ってもママチャリじゃないですよ。一台100万円ぐらいする高級外国製バイクってやつを、スペアを含めて2台空輸する方もいます。

この段階で、なんじゃこりゃでしょ。予算の少ない方は、当然自転車を借りる、あるいは安いやつで補いますが、ピンとキリじゃ、お金のかけ方が雲泥の差となります。

しかもお金持ちは、全くレースに参加しない美人の彼女や、気のおけない仲間たちを引き連れ、バーベキューパーティなどで盛り上がるのが、お約束です。

どうも世の中はストイックなスポーツに対して、お金や時間をかける傾向が強いようで、IT系ベンチャー社長とかが、好んで参加したがるみたいです。

要するに昔は、お金を持っている証が高級外車や高級舶来時計、高級マンションでしたが、フェラーリを買って六本木ヒルズにオフィスを構えると、なんか調子こいてるように見えて、風当たりが強くなります。そこでモノ自慢をするより、お金と手間をかけて、スリムで強靭なボディ作りをしたほうが、クールじゃないかと考えたのです。

そもそもスマートな体型というのは、凄い貧乏か、お金持ちかの両極端に分かれます。今お金持ちの間で流行っているのは、数十万円かけて食事制限などの管理をしてもらい、加えて適度な運動をして痩せるダイエットです。

以前、取材で合宿制のダイエット道場に行ったことがあります。仕事だからタダで高級ホテルに泊れると喜んで行ったはいいが、食べれるものは野菜ジュースとかスープばっかりでした。普通の考えじゃ、ふざけんなよですが、そうでもしないと痩せないですからね。

日常生活では、自己管理ができないから、お金を払って制限してもらう、そういう考えが当たり前になりつつあります。

今テレビで宣伝しているダイエットシステムも、お金を払って若いスタッフにきつく言われながら、半泣き状態で体調をコントロールします。今まで超我がままで生きてきたのに、突如ドMの世界に導かれる、これも両極端な例ですね。やはりSとMは似て非なるもの。外でSの人は、内なるものはMだったりします。そこを上手くついたダイエット商売なのでしょうか。きつく言われて恍惚となり、新たな世界の扉を開いてしまうことも、なきにしにもあらずですかね。

■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦 ←引用終わり
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2016/01/23

建設会社を名乗る胡散臭い「産廃事業者」が贈賄したと喧伝する狙いと真実はナニか!?

甘利事務所は引っかけられたのか?
巧妙な罠を掛けられたとも云える。
大臣室で省庁派遣の官僚(秘書)が同席し記録している状況で、封筒に入れた「カネ」の授受は可能か。
この一点が重要なポイントだろう。
官僚(秘書)がノートに克明な記録を遺しているだろう。
そこは明らかにできるのじゃないか。

この建設会社(実は産廃事業者)は、お里の流儀に従い「UR」を恐喝していたんじゃないか。序でに「甘利事務所」も道連れの駄賃にしようとしたのか。
(この罠は仕掛けが巧妙に見える)

自民党内の反安倍勢力は、さぞや我が意を得たりだろう。
その点では民主党以上だろうなぁ。

引用開始→ 甘利大臣、捜査当局が重大関心 与党からも辞任論噴出 参院選への影響必至
(夕刊フジ2016.01.23)

甘利明経済再生担当相(66)の金銭授受疑惑が、永田町を激震させている。甘利氏は22日午前の記者会見で、「法に反する行為はしていない」といい、官邸も調査結果を待つ構えだが、野党は降って湧いた敵失を機に反転攻勢に転じる構えだ。24日投開票の沖縄県宜野湾市長選や、夏の参院選への影響も必至で、与党内からも辞任論が漏れ始めた。こうしたなか、東京地検特捜部などの捜査当局が、今回の疑惑に重大関心を寄せているとの指摘が飛び込んできた。

「週刊文春(21日発売)の報道によると、都市再生機構(UR)に口利きをした見返りに、甘利氏や秘書に1200万円もの金銭提供や接待をした千葉県の建設会社幹部は、録音テープや写真、メモなどを残しているという。これが事実なら、あっせん利得処罰法の“材料”がそろっている可能性が高い。捜査当局は当然、情報収集などに着手するはずだ」

特捜部や警察の動向に精通する永田町関係者はこう語った。

これとは別に、上脇博之神戸学院大教授らのグループが、政治資金規正法違反罪で、甘利氏らが代表を務める政党支部などの会計責任者について、東京地検特捜部に刑事告発することを検討しているという。

文春の記事によると、政党支部の2013年分の政治資金収支報告書には、建設会社側が提供した500万円の寄付について一部しか記載がないといい、上脇教授は「規正法の虚偽記載などに抵触する可能性がある」「(あっせん利得処罰法に)該当する可能性もあり、事実の確定を進めていきたい」としている。

安倍晋三政権の「経済政策の司令塔」を直撃した爆弾は、それほど深刻といえる。

そもそも、甘利氏の集金力は政界屈指だ。

総務省や、甘利氏の地元・神奈川県が公開している関係団体の政治資金収支報告書をみると、資金管理団体「甘山会」の2014年の収入総額は1億5289万円。甘利氏が支部長を務める「自民党神奈川県第13選挙区支部」も同年、1億1317万円もの収入を得ている。

このなかには、疑惑を実名告発した建設会社幹部らの名前もあった。

建設会社は、前出の13選挙区支部に対し、13年に107万円、14年に169万円を献金している。同社幹部は「甘山会」に13年と14年に計18万円を献金している。当然、これらの献金を全部足しても、週刊誌で報じられた1200万円には遠く及ばない。

甘利氏側への金銭提供や献金の背景を聞くため、千葉県白井市にある建設会社を訪ねた。北総鉄道と京成電鉄が止まる千葉ニュータウン中央駅からタクシーで5分ほどのところにあった。

事務所の女性に取材の旨を伝えたが、「出てってください! 警察呼びますよ」と、とりつく島もなかった。

反転攻勢の好機到来を受け、民主党は22日、甘利氏の疑惑を調べる特命チームを設置した。衆院予算委員会メンバーが中心となり、疑惑の中身を検証する。予算委で月末に始まる16年度予算案の質疑などを通じてただしていく方針だ。

これに対し、甘利氏は同日午前の記者会見で、「大臣室、事務所で金銭を受け取ったことはない。法に反するような行為はしていない。『専門家を交えて正確に詳細を検証してくれ』と言っている。1週間以内には記憶の確認をして、話ができるのではないかと思う」といい、進退については「間違いなく職務に専念する」と語った。

夏の参院選と、5月末の伊勢志摩サミットを控えて、窮屈な国会日程が組まれているなか、調査には期限がある。

22日の政府演説後、26日から28日まで衆参両院で代表質問があり、29日にも衆院予算委員会が始まる。与党内でも「一問一答形式で追及される衆院予算委員会前に調査結果を出さないと持たない」との見方が強い。

官邸は現時点では、「甘利氏がきちっと説明されるものと考えている」(菅義偉官房長官)と、擁護する構えを見せているが、与党内からは辞任論も漏れ始めた。

自民党ベテラン議員は「辞めるしかないだろう。告発相手の素性など、気になる部分もあるが、国会で追及を受け続ければ来年度予算案の成立にも影響が出てくる」と語った。選挙を控える自民党参院の閣僚経験者は、ニュージーランドで行われるTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)署名式の「2月4日まで続けられないだろう」と切り捨てた。

公明党幹部も「疑惑をぬぐえないままでは、参院選も戦えない」といい、辞任圧力を強める可能性を示した。

来週にも大きな動きがありそうだ。←引用終わり
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2016/01/22

安倍の晋ちゃん、同一労働・同一賃金できますかねぇ? 無理矢理に机上の空論を進めてもねぇ!

本当にヤル気ですか?
政策として掲げるって、本会議場での「施政方針演説」ですからねぇ。
実現できなければ「画に描いた餅」では済ませないですよ。
(物凄く脇が甘い感じですねぇ)

現状をどのように捉え分析しているのかなぁ?

「コラコラコラム」は、勿論「賛成」ですよ「支持」しますが。
しかし、実現は難しいように思いますが。
まさか、「下げて実現」じゃぁないでしょうね?
2016年の「春闘」が始まりましたが、
経団連は「ベースアップ」ではなく「年収総体」で上げ調整するとの方針を示していますが。どなのですか!?

参議院議員通常選挙を夏に控えて、バラ色の政策動員で構えようというのは分からないでもないですが、どの階層を想定しているのですかね。

現在、圧倒的に多くの国民は、「節約生活」を要求されています。
その大きな原因の一つに、「雇用の不安定化」があり実際上の「低賃金」があります。
加えて「租税」や「社会保険」の負担が大きいという実態も見過ごせません。
いまや「社会基盤」であり重要な「生活基盤」でもある「情報通信」の負担は収入との比較では誰もが過重になりつつあります。

収奪された「賃金」はどこへ消えるのかと言えば、海外のファンドを含む機関投資家へ配当される機会増加により「富」の収奪が続いています。
一方では日本のファンドを含む期間投資家も同様の手法で各国の投資先から「富」を得ています。
(現況の日本は資本収支が優位に働きプラス・黒字です)

グローバル化した経済の下で、世界共通の「富」収奪の構造が形成され、労働の構造は専門性による階層化が深化する事でそれを支えています。
篩いの継続的な繰り返しもあり
①「上位の富裕」
②「中間の流動」
③「専門下層」
④「単純下層」
⑤「無業最下層」が形成され、
一歩間違えばいつ転落するかも知れない事情を男女ともに抱え、踏み止まるための激烈な自己研鑽を連続的に強いられる事情もあります。

「同一労働・同一賃金」は、どの階層を想定しているのでしょうか。
また、それが実現された際に、日本の「付加価値生産」(GDP)は、どの程度進捗しているの事を想定してでしょうか。
今の政策では、かなり難しいと考えます。

引用開始→ 「同一労働同一賃金」目指す…首相施政方針演説
(讀賣新聞2016年01月22日 15時01分)

安倍首相は22日午後、衆院本会議で施政方針演説を行った。
第2次内閣発足から3年間の実績を強調した上で、経済、地方創生、1億総活躍社会、外交の四つの重要課題に挑戦する決意を表明した。新たに正規・非正規の雇用形態による待遇の格差を是正し、同じ業務内容であれば賃金に差をつけない「同一労働同一賃金」の実現を目指す考えを打ち出した。国のかたちを決める憲法改正や選挙制度改革について、「正々堂々と議論し、逃げることなく答えを出していく」と明言し、正面から取り組んでいく意向を示した。

首相は演説で、税収増や企業収益の増加など、アベノミクスの成果を強調。世界が目指すべき新たな経済成長や少子高齢化への対応などを挙げ、「国会に求められていることは、懸案に真正面から『挑戦』して答えを出すことだ」と訴えた。民主党など野党を念頭に、対案を示さないのは「無責任」と指摘し、建設的な議論を呼びかけた。

1億総活躍社会への取り組みでは、高齢者の就労機会の確保のため、定年延長に積極的な企業への支援に取り組む姿勢を示したほか、女性の社会進出を促すため、妊娠や出産などを理由とする職場での嫌がらせ「マタニティー・ハラスメント」の防止措置を事業者に義務づける意向も明らかにした。

大筋合意した環太平洋経済連携協定(TPP)については、2020年までに達成するとした「農林水産物輸出1兆円」目標の前倒しを掲げたほか、小規模事業者の海外展開を支援する中小企業版「競争力強化法」を制定する考えも打ち出した。

沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の返還は「もはや先送りは許されない」と強調。名護市辺野古への移設に向けて、「沖縄の皆さんの理解を得る努力を粘り強く続けていく」と訴えた。

外交では、昨年末の慰安婦問題をめぐる合意で関係改善が進む韓国を「戦略的利益を共有する最も重要な隣国」と位置づけた。また、ロシアとは「世界の課題に共に立ち向かう関係を築きたい」とした上で、領土問題の解決に向け、プーチン大統領と対話を重ねていく方針を示した。

今年は、5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)や日中韓サミットで、日本が議長国を務めることから、「日本が世界の中心で輝く1年になる」とも指摘。難民問題やテロ対策など、国際社会が抱える問題の解決に向けて、主導的立場を担う決意を表明した。←引用終わり
2016年01月22日 15時01分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/21

軽井沢での激安スキーツアー夜行バスの転落死傷事故 運転手は未熟だったとしか言えず!

事故を起こした運転手は、まぁ本当に素人の域を出ないですねぇ。
所謂大型のカテゴリーに分類される中型(マイクロバス)でも、長い下り坂で選択使用するギアは勾配にも寄りますが概ね「3速」か「2速」でしょ。
それは普通車のカテゴリーに分類される「長尺トラック(4・5トン最大積載)」でも同じだろうと考えますが。
荷物を積んだ状態でカーブの続く「峠越え」は、上りも下りも「3速」と「2速」を巧く使い分け神経を使います。バイクも同じで「3速」と「2速」ギアは安全快適に走行する時の必須ギアだと考えます。

それが選択されてなかったというのは驚き以外の何物でもありません。
そんな事は「常識」の範疇ですから。

素人がオートマチックの乗用車を運転しているワケじゃないのだからと。
「大型免許」を受ける際に「講習と実技」で徹底されたのではないかと。
道路の制限速度について、性能の良い「4輪乗用車」で走行する際には鬱陶しく感じる速度制限ですが、大型バスや2輪で走行すると、制限速度の意味がよく理解できます。
信号の少ない道路では「制限速度」は「快適(=適正)速度」にもなっているように感じます。
何よりも、日本の道路は中央が高く設計されており、左端(路肩)側は通過車両の重量などにより荒れています。特に2輪は注意深く慎重に道路の表面変化を読まないと転倒事故の基にもなりますので。勾配が続く長い峠道の走行は「適正ギア」の選択は「パワー」を得る上でも「エンジンブレーキ」を得る上でも実に重要です。
そんな事が分からない運転手というのは、仮に「大型免許」を持っていても「素人」で「無免許」と同じです。

また「睡魔」との闘いで「適正ギア」の選択を考える余裕もなかったのかとも。
それにしても「素人」の域を出ない運転手だったのですね。「死人に口なし」ですが。

引用開始→ ギアニュートラルか、ブレーキ利かず制御不能に
(讀賣新聞2016年01月21日 14時38分)

15人が死亡した長野県軽井沢町のスキーツアーバス転落事故で、バスは事故直前、ギアがニュートラルの状態か4速以上の高速ギアに入っていた可能性があることが、捜査関係者などへの取材でわかった。

バスの製造会社も同様の指摘をしている。県警は、バスはフットブレーキが利かず、エンジンブレーキも利かせていない状態で制御不能に陥った可能性もあるとみて事故当時のバスの状態を調べる。

製造会社によると、事故を起こしたバスは後輪駆動で6速のマニュアル車。ブレーキはドラム式で、下り坂を走行中にフットブレーキを使いすぎると、利きが低下する「フェード現象」や「べーパーロック現象」が起きる可能性がある。このため、下り坂ではギアを3速以下に落とし、エンジン回転の抵抗で速度を落とす「エンジンブレーキ」を利かせて走るのが普通だ。←引用終わり
2016年01月21日 14時38分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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引用開始→ 貸し切り夜行バス 「睡魔との闘い」「低賃金」
(毎日新聞2016年1月20日11時58分)

運転手の待遇、改善の進まず
長野県軽井沢町で15人が死亡したスキーツアーバスの転落事故で、同様の貸し切り夜行バスの運転手からは「十分な休憩がとれない」「低賃金」などと、過酷な労働環境の改善を求める声が上がる。一方、過当競争状態のバス業界は経営の苦しい会社も多く、運転手の待遇改善が進む兆しは見えていない。【野田樹、中里顕、安藤いく子】

20日午前0時半、関越道高坂サービスエリア(SA、埼玉県東松山市)。100台近い大型車用の駐車場が休憩するスキーツアーバスなどで次々埋まる。

「仮眠できるけど疲れはとれないね」。事故のあったツアーと同じく、東京から長野県・斑尾高原に向かうバスの男性運転手(63)は、まぶたが重そうな様子で話した。到着してから次の運転まで仮眠時間は8時間確保されている。しかし昼夜逆転の不規則さのため、仮眠スペースでは熟睡できないことも多く、帰り道はいつも睡魔との闘いになる。

別のバス運転手(54)は嘆く。「20年やってるが競争が激しく運賃が相当下がった。しわ寄せは運転手さ」

業界は2000?02年の規制緩和で、免許制から事業許可制になった。国土交通省などによると、1999年度に2336社だった貸し切りバスの事業者数は11年度に4533社へ倍増。長野県内の中堅バス会社の運転手(62)は「一定規模以上の会社なら運転手は制服を着ているが、高坂SAでは10年くらい前から私服姿をよく見かける」と話す。

一方、この間の年間輸送人員は2億5161万人から2億9605万人と1・2倍にしか増えていない。民間バス運転手の所得はかつて全産業平均より上だったが、12年は平均を90万円ほど下回る約440万円。高齢化も深刻で12年段階で6人に1人が60歳以上だ。

加藤博和・名古屋大大学院准教授(交通政策)は「待遇が悪いと若いドライバーが確保できない。不規則な生活から、どうしても健康問題が生じる。運行管理者がチェックを強化し、社として安全運行への投資も増やすべきだ」と指摘する。←引用終わり
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2016/01/20

山口組 どちらが正統か「南北朝」みたいな「菱の代紋」争いは徐々に「神戸方」優勢に!

日本最大の暴力団とされる「山口組」の本家というか正統派争いは、ムスリムの「スンニ派」と「シーア派」の正統派争いのようになってきた。

談合しても決めたと「本家」は主張するも、「菱」の代紋は「神戸」で生まれ「神戸」で育ち「神戸」から全国へ派生した「ブランド」であると、余所者が出る幕ではないと「神戸の菱」は主張する。

圧政に抗い袂を分かったところ、「賛同者」が徐々に増え絶対少数では無くなりつつあるらしい。
いずれが正統かなど判断する立場にはないが、下らない事で「銃弾」が飛び交う事態は遠慮願いたい。
筋道立てて考えてもみよ、創業者の「山口春吉」は神戸港の荷役労務を引き受ける事から立ち上がり、三代目がコングロマリット化したワケで、三代目の子息は暴力団との関係を断ち切り有力な乙仲事業を営み叙勲の対象にもなった。
偉大な三代目が逝去した事で後継体制とその人事で「菱」の代紋が割れた。
その後「菱」の代紋を収拾し五代目体制(山健組)の下で「勢力」を回復し国内屈指の組織になったと記憶している。

五代目が居座る事なく潔く引退し六代目は名古屋から出張って継承した。
「菱」の代紋の中核組織は、元より神戸の「山健組」であり大阪の「宅見組」である。
名古屋から出張られた事で「面子」を潰された。
暴力団組織にとり「面子」は何よりも大事である。

昨年夏に遂に「菱」の代紋が神戸と名古屋に割れた。
いずれも「菱」の代紋を用いる。
(別に登録商標ではないから)
名称も「神戸山口組」と「山口組」(名古屋)に別れた。

マズゴミが想定し期待したような所謂、大規模な「抗争」は起きていない。

見たてとしては、徐々に「神戸山口組」へ収斂する方向で決着していくのではないかと。
で、なければ収まりが着かないだろうし、神戸筋の「面子」が立たないのではないかと。

引用開始→ 神戸山口組、勢力拡大着々 山口組から除籍処分の組長が合流 22人体制に
(夕刊フジ2016.01.20)

国内最大の指定暴力団山口組(総本部・神戸市灘区)から分裂し、結成された暴力団神戸山口組の直系組長として、山口組から除籍処分を受けて引退していた元山口組直系団体「太田興業」の太田守正組長(78)が加わっていたことが19日、神戸山口組関係者への取材で分かった。神戸山口組の直系組長は今月8日の「新年会」から1人増え、22人体制になった。

神戸山口組関係者によると、太田組長は昨年12月、神戸山口組の中核組織「山健組」の相談役として現役復帰していたが、今月16日付で神戸山口組の「舎弟」に昇格した。組織の名称は「太田興業」で、すでに大阪市内に組事務所を構えているという。

神戸山口組は昨年12月、太田興業の組織を引き継いだ山口組直系団体「秋良(あきら)連合会」と小競り合いを繰り返しており、大阪市浪速区の秋良連合会の傘下団体事務所に乗用車が突っ込む事件も起きていた。車が突っ込まれた傘下団体も太田興業の傘下組織として神戸山口組側にくら替えしたという。

太田組長は山健組出身の有力直系組長だったが、2008年に6代目山口組体制の転覆を狙ったクーデター未遂事件で除籍され、引退。昨年7月には自叙伝「血別」を出版し、再び注目を集めていた。同12月に山健組の相談役として現役復帰したことから、秋良連合会との近親憎悪が生じていた。

神戸山口組は山健組の井上邦雄組長をトップに13人の直系組長で結成。山口組からの移籍や引退した元組長らの合流が相次ぎ、直系組長は今月8日の新年会時点で21人となっていた。

一方、山口組は山口春吉初代組長の命日の17日、神戸市内にある墓地に最高幹部らが墓参に訪れたが、篠田建市(通称・司忍)6代目組長は姿を見せなかった。

山口組は例年、25日に篠田6代目組長の誕生祝いを兼ねた新年会を総本部で開催しており、警察当局はこうした行事をきっかけに対立が激化する可能性もあるとみて警戒を強めている。←引用終わり
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2016/01/19

今から脱法バス事業者へ抜き打ち調査ですか、これだけ「人柱」が立ちますとねぇ!?

とにかく日本の行政は「人柱」が立たないと機能しない。
まぁ「ワレ関せず」でして、積極的に仕事をして予防しようなんて「想定外」なんですよ。
エッと、耳を疑いますが。

誰のための政治(行政)なのかと問われるとですね。
そんな事を問われても「いやぁ~、それは『自分自身と家族』のためだけ」ですよ。
改めて質問されると「答え」に困りますねぇ

と、答えるのが関の山でして。
まず積極的に「仕事」はしない。
そんな事をして世間の皆さんから嫌われるのはイヤだし。
何よりも上司と齟齬を起こすのは避けるべきだし、前例にない事をして軋轢が生じるのは自分自身の為にならないから。

「だって、何よりも『事故』を起こしちゃダメでしょ」と、
面と向かって言われりゃぁ、聞かされた方は「オクチをアングリ、心はアングリー」ですよねぇ。
この度は、想定以上の「人柱」が立ちましたから。
何か迅速に動いている、正義のために立ち上がっている姿勢を見せる必要があるワケで、それじゃぁヤッてみるかと「アリバイ(存在証明)」づくりみたいなモノですね。

こんなありきたりの仕事をしてますよ。
これで何が解決できるのか?
だから「カシコアホ」は話にならないんだよ。

今回の、バス事業者(ESP)は許可取り消しだろう!
そして刑事事件としての責任追及だろう!
一族郎党全部を連帯させる高額の民事損害請求だろう。

ナメた名称のキースツアーも、刑事責任を追及しなければならないし、
先ず以て一族郎党全部を連帯させる高額の民事損害請求だろう。
「旅行業法」違反だし、先ずは認可取り消しだろう。

ついでに、バス屋とツアー屋を仲介したクソ野郎へも捜査の手を延ばすべきだ。
そいつも一挙に連帯し「民事損害請求」を取る事だ。
「一罰百戒」にせよ! 許認可廃止は良い事だが、その裏でこの種の不正や脱法行為が蔓延する事を想定しなければならない。そしてそれを防ぐ手は本当の意味での「抜き打ち調査」で、その場で行政処分を課し(事業停止)下す事だ。

それを果敢に行えば、まずは当面この種の事故は一掃されるだろう。
所詮は「駕籠屋」の「駕籠かき」に過ぎない事業者なのだから。

引用開始→ 国交省、バス会社抜き打ち監査 処分歴ある社から 
(日本経済新聞2016/1/19 13:40)

長野県軽井沢町で起きたスキーバス事故で、国土交通省は19日、全国の中小の貸し切りバス会社を対象に、運行の安全管理体制を緊急監査すると発表した。週内にも処分歴がある会社などから順次着手する。事故を起こしたバス会社は昨年の国の監査以降も法令違反を繰り返しており、同省は有識者委員会を設置して監査や処分のあり方を見直すことも決めた。

貸し切りバス事業者は全国に約4400社。緊急監査はこのうち、処分歴がある会社や事故を起こした「イーエスピー」(東京都羽村市)のように開業から日が浅い会社などを対象にする。スキーシーズンが終わる3月中旬までに約100社を抜き打ちで集中監査する方針。イー社は2014年にバス事業を始めた。

ルートや休憩場所などを記した運行指示書の作成や運転手の健康診断の実施状況、適正運賃で運行しているかなどを確認する。

乗客がバスに乗り込む駅付近などでの街頭監査も週内に開始。発車前の運転手の健康状態や飲酒の有無、交代運転手の配置状況などを抜き打ちで調べる。

観光庁も「格安バスツアー」などを企画する中小の旅行会社に抜き打ちで立ち入り検査をする。今回のツアーは旅行会社「キースツアー」(東京・渋谷)が国の定める基準額を下回る運賃をバス会社に提案したとみられており、他社でも同様の行為がないか調べる。

キース社がイー社以外のバス会社と基準額を下回る運賃で契約をしていなかったかも調査する。

また、観光庁は事故を起こしたバスに客が同乗していた「トップトラベルサービス」(東京・渋谷)と「フジメイトトラベル」(同・杉並)の旅行会社2社について、バス会社の安全体制の確認を怠ったとして、旅行業法違反の疑いがあるとみて調べている。

イー社に対する事故後の特別監査では、今回のツアーで運行指示書を作成していなかったことが判明。ほかにも事故を起こした運転手の免許証の有効期限などが書かれた乗務員台帳がないなど、多数の法令違反が発覚。国交省の担当者は「安全運行ができるとは思えない」と話す。

ただ、同省はイー社に対し昨年2月に一般監査を行い、運転手の健康管理が不十分だとして今月13日に行政処分をしたばかりで、監査の実効性に疑問符がつく事態にもなっている。

同省には監査を担当する職員が365人いるが、人手が足りないのが実情。貸し切りバスは2000年に規制緩和で免許制から許可制になり、事業者は緩和前の2倍の約4400社に増えた。営業所などに立ち入る監査は14年度、約1割の481社しかできていない。←引用終わり
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2016/01/18

激安ツアーは「命懸け」「死人に口なし」だ! 罠に落ちる、毛針で釣られる、何度も同じ!

真に痛ましい事故である。
自らの「生命」を守るのは自らの意志と自らの判断に他ならない。

激安ツアーを選ぶのも自らの意志(責任)と判断だ。
なぜ、格安なのか、主催者は信用できるのか、目的に適えば手段はナンでも良いのか。
「1泊3日で1万2000円激安パック料金」に疑問を持ち、その原価構造について考えないのか?
”大手企業、政府系金融機関…”へ就業しようという学生が、冷静に「考えるチカラ」を持たない事実に強い衝撃を受けた。
そんな思考能力を持たない学生が、社会へ出て、”大手企業、政府系金融機関…”で、どのような人材になるというのか!?
全く疑問だ、殆ど「カード合わせ」しかできないのじゃないか?

主催者や運送事業者には強い怒りがある。
一方で、何らの疑問も湧かなかったのかと参加者に強く問いたい。

「下層経済」の構造を利用しただけ、と言うなら言え。
全く「同情」すら湧かない!
ブタが報いを受けたのだ!

引用開始→ スキーバス転落 生死を分けた“シートベルト” 着用の指示なく…
(夕刊フジ2016.01.18)

大学生ら14人の命を奪った長野県軽井沢町のバス転落事故。ドライバーである運転手の経験不足、予定走行ルートから外れる選択ミスなど転落につながるさまざまな要因が指摘されている。バス事故では2000年以降、最悪となったこの惨事で、生死を分けたものは何だったのか。シートベルトの存在がクローズアップされている。

大手企業、政府系金融機関…。乗客・乗員41人のうち亡くなった14人のなかには今春、社会にはばたく学生も含まれていた。将来を嘱望される若者の早過ぎる死に関係者の衝撃は収まらない。

今回の事故では、出発前や走行中、運転手からシートベルトの着用の指示はなかったと複数の乗客が証言している。

「寝ていた乗客も多いため防御の態勢が取れず、頭や首からそのまま壁や天井に突っ込んでいったようだ」と捜査関係者。大半がシートベルトをしていなかったとみられている。

08年に施行された改正道交法は、一般道のみを走る路線バスなどを除き、乗客にシートベルトを着用させるよう運転手に義務付けているが、着用を強く求めない運転手も少なくない。「衝撃でシートベルトが外れた可能性もあるかもしれないが、しっかりとしていれば救えた命や防げたけがはあるだろう」と消防関係者は指摘する。

警察庁の14年の統計によると、自動車の後部座席でベルトを着用せずに事故に遭い死亡したのは107人で、着用していて死亡した人(36人)の約3倍に上る。

渦中のバス運行会社「イーエスピー」(東京)は杜撰な運行体制を認め、今後はバス事業を縮小し、営業所の廃止などを進めるという。事故を起こしてからでは遅すぎる。←引用終わり
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格安ツアーを選ぶのも自らの意志(責任)と判断だ。

引用開始→ 1泊3日で1万2000円激安パック料金 軽井沢バス事故
(夕刊フジ2016.01.15)

キースツアーが入る東京都渋谷区の雑居ビルには15日朝、多くの報道陣が駆け付けた。10階の事務所内からは電話の呼び出し音が繰り返し鳴り響くが、ドアは閉ざされたまま。午前7時前、関係者の男性が大量のパンなどを持って現れた。報道陣の問い掛けには顔をこわばらせて何も答えず、足早に事務所に入った。

同社は「激安&格安」をうたい、スキーやスノーボードの日帰りや1~2泊のバスツアーを企画。夜行バスで行く1泊3日の長野県斑尾高原のツアーは、ホテル代のほかリフト券など込みで1人1万2000円程度などと破格のパック料金で人気だった。

安さをウリにするだけに、乗員は学生が多く、今回の事故について首都大学東京は「学生5人が乗車し、うち4人がけがをしたが命に別条はないと聞いている。他の1人は安否確認中」としている。←引用終わり
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引用開始→ スキーバス転落 不可解な“異常運転”の形跡 転落直前にも大きく揺れ
(夕刊フジ2016.01.16)

長野県軽井沢町の国道バイパスから大型バスが転落し、将来のある大学生のスキー客ら14人が死亡した事故で、現場には片輪走行のタイヤ痕など、異常運転の形跡が残されていた。運行会社では、数々の法令違反も発覚している。「平成に入って最悪」といわれるバス事故の原因として、長野県警や国交省は、ずさんな管理体制や無謀運転、整備不良など、さまざまな可能性を視野に調べている。

「やばい、やばい、やばいー」

15日未明、転落直前の車内には、こんな叫び声が響いた。乗客はバスの荒い運転に脅えていた。

県警によると、バスは左カーブに転落する約100メートル手前で、左側のガードレールに接触していた疑いが浮上した。事故前、左右に大きく揺れたという乗客証言とも一致する。ガードレールとの接触で、走行が不安定になり、転落につながった疑いも出てきた。

ツアー会社が用意した行程表では、目的地へは高速道路を使う予定だったが、バスは国道18号碓氷バイパスで事故を起こした。別ルートを選んだのは運転手の「裁量」とみられている。

亡くなった運転手2人のうち、事故当時ハンドルを握っていたのは土屋広運転手(65)とされる。昨年末、運行会社イーエスピーの契約社員になったばかりで、これまで計4回しか勤務してなかった。以前勤めていた会社でもバスを運転していたが、担当はマイクロバスで、全長12メートルの大型バスを運転したことはなかったという。

管理体制にも疑いが残る。イーエスピーは、運転手に健康診断を受けさせていなかったなどとして、13日に国交省から行政処分を受けていた。土屋運転手も契約社員になった際、健康診断を受けていなかったという。

運行会社が運転手に対して作成する運行指示書には、記載されるべき経由地点もなく、この点でも道路運送法違反にあたる可能性がある。

多くの犠牲を生んだ今回の事故。厳正な捜査・調査が待たれる。←引用終わり
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2016/01/17

大阪市では「ヘイトスピーチが禁止に」 ヘイトは言論表現の自由か? 人権侵害の放置か?

ヘイトスピーチ(特定の民族蔑視発言)は、深刻な人権侵害を引き起こしている、と。
そうではなく、過大な権利要求により「生活保護」を獲得し、考えられないほど「安逸な暮らし」をしているのはどうか?

何を以て「ヘイトスピーチ」と言うのか、その根本的な原因を解消する事なく、その根本的な原因を指摘するのがナゼ悪い?

国際社会(国連の人権機関)が、日本におけるヘイトスピーチは悪質だ。と、表面的に指摘したから右往左往するのか?
などなそ、大きな問題を提起した。

この「ヘイトスピーチ禁止」条例の制定を試みたのは、お調子者お騒がせ大阪市長の橋下徹性事大王だった。
その提案が余りにも雑駁稚拙だったもので審議未了だった。

しかし、主役が入れ替わり、今度は一転して「修正」を受け入れ、共産党市議団の期待どおり大阪市議会本会議で「維新」「公明」「民主」「共産」の賛成多数で成立してしまった。

日本国憲法に抵触する「条例」ではないか?

引用開始→ 全国初、ヘイトスピーチ規制条例…大阪市議会
(讀賣新聞2016年01月16日 10時44分)

民族差別を助長するヘイトスピーチ(憎悪表現)の抑止に向けた全国初の条例が、15日の大阪市議会で成立した。

条例では、ヘイトスピーチを「特定の人種や民族の個人・団体を社会から排除し、憎悪などをあおる目的で誹謗ひぼう中傷すること」などと定義。ヘイトスピーチを行ったと有識者の審査会が認定した個人・団体名を市のホームページなどで公表するとした。半年程度の周知期間を経て施行する。

大阪維新の会と公明は賛成したが、自民は「議論が足りない」として反対した。

橋下徹前市長が昨年5月、「表現の自由を超えている」と条例案を提出。原案には、市が被害者に訴訟費用を貸し付ける規定も盛り込まれていたが、「不公平だ」とする議会の意見を受け、吉村洋文市長は修正案で規定を削除。審査会委員の人選も、公平性確保のため「議会同意が必要」と改めた。←引用終わり
2016年01月16日 10時44分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/16

祝意 蔡英文・民進党主席 台湾総統選大勝利!

1月16日は、このニュースだけを待っていました。
心から「蔡英文」民進党主席の台湾総統選挙大勝利を心の底から祝します!

また、台湾の友人知人に対し、Wスコアでの勝利を、心の底からお祝いを申し上げます。

引用開始→ 蔡氏、中国と「対等の交流」探る=台湾総統選
(時事通信2016/01/16-22:15)

【台北時事】台湾総統選で勝利宣言した民進党の蔡英文主席は、中台関係について「挑発せず、予想外のことをせず、対等な交流の道を探る」と述べた。←引用終わり
時事通信社

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2016/01/15

繰り返される「夜行バス」の事故 安価なツアーは「命懸け」 いつになったら分かるのか?

一般道を走行したのは、高速道路料金を「ポケット」に入れるためだろう!
運転手も運転交代補助者も事故死しているため「死人に口なし」だ。

バス会社は潰れるだろう。
ツアーの企画会社も潰れるだろう。
事故死した乗客は可哀想だが、保障などはゼロだろう。
同様に、重軽傷を負わされた乗客への保障など考えられない事だろう。

スキーシーズンの「夜行バス」は、従来は快適で利便性が高かった。
しかし、小泉内閣でバスが自由化されて以降は「安ければ善い」との風潮が蔓延した。

釣り上げられるのは「若年者」だ。
今回も社会人や学生を含む次代を担う「若者」である。

スキー「夜行バス」の往復は、前後2泊の宿泊料を浮かせる。
中1泊~2泊でもゲレンデは+2日愉しめる。
それは事故さえ無ければ、カネのない若者には助かる事だろうが。

まだ、安価な「夜行バスツアー」を追い求めますか?
そのために運転手の判断や運転手への強要で「高速道路料金」を浮かさないと利益を出せない「安価スキーバス」ってナニ・・・・・?

引用開始→ 転落バス、行程表と異なるルート走行 一般道で峠越え 
(日本経済新聞2016/1/15 20:58)

長野県軽井沢町で転落事故を起こしたバスは、事前に定めた行程表と異なるルートを走行していた。群馬県の松井田妙義インターチェンジ(IC)から高速道路で長野県境の峠を越える予定だったが、一般道を使っていた。運転手が勝手に運行ルートを変えた場合は道路運送法違反にあたり、国土交通省が事実関係を確認している。

バスを運行した「イーエスピー」(東京都羽村市)などによると、バスは14日午後11時に東京・原宿を出発。行程表には関越自動車道や上信越自動車道を経て、15日午前7時半ごろ長野県飯山市のホテルに到着するルートが記されていた。事故は通る予定のない国道18号の碓氷バイパスで起きており、転手が何らかの理由で一般道にルートを変更したとみられる。

国交省によると、運転手がバス会社の運行管理者に報告せず、決められたルートを勝手に変えた場合、道路運送法違反にあたる。イーエスピーの担当者は「詳しいルートは把握していないが、ツアー会社が定める行程表に従って走行するのが基本」と説明。通行止めや到着時間の調整に対応するため、ツアー会社に確認の上でルートを変えることはあるという。

ツアーを企画した「キースツアー」(東京・渋谷)の福田万吉社長(38)は「ルート変更は乗務員の判断としか考えられない。狭く危険な道なのでルートに指定したこともない」と述べた。

イーエスピーを巡っては、関東運輸局が昨年2月に実施した監査で、運転手13人のうち10人が法定の健康診断を受けておらず、初任の運転手2人が適性診断を受けていないことが判明した。同局は今月13日に行政処分にした。乗務前に健康状態や飲酒の有無を確かめるための点呼が適切に行われず、点呼の記録の一部も残っていなかった。←引用終わり
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2016/01/14

中国は予想どおり香港で「言論・出版の自由」を力尽くの破壊工作を展開!

香港は中国の下でも50年間「一国二制度」を保障されていると、
実に「ノォテンキ」に寝言を放っていた「似非知識人」「俄知識人」「知ったバカぶり人」には、良いツラの皮だろうな。

中国は香港の「一国二制度」を国際社会で保障している。
「ノォテンキ」さんが描く中身と、中国が考える解釈は根本的に異なるのだ。

まず、中国はいきなり1997年段階で形成確立されている「香港の制度」を、いきなり1997年の「中国の制度」へ転換し、それを強制する事はできないと考えている。
何よりも「金の卵」である「香港」が「砂の卵」になってしまい、膨大な資産(資金・信用・人財)を喪う事を避けるのは当然だ。

しかし、50年間「一国二制度」を保障するが、
その中身は「50年かけて『香港』を『中国』へ改造する」と国際社会へ宣言しているのだ。
従って、間もなく20年を迎えようとする「香港」で、中国当局による「言論規制」が始まるのは当然の事だと考える。

それに対する「香港言論人」の抗議活動は十二分に理解できる。
しかし、同時に「中国共産党」「中国の政治」「中国の統治」についての出版を重ねている人達が、「大躍進政策」「百家争鳴政策」「文化大革命」「天安門事件」などについて、本質的に「どう捉え」「どう評価」しているのか。
その上で「言論・表現・出版」の自由を掲げるのか、それを死守するために如何なる方策を講じた上での事か。
香港の知識人で分からない事はその一点に尽きる。

香港は中国に回収されて以降、中華民国(台湾)と同様の「主権国家」ではないのだ。
悔しいけれど国際社会での香港は中国の特別行政区に過ぎない存在なのだ。
つまり国家主権を持たない存在なのだ。
分かりやすく言えば、「香港」は「英国」の植民地領から「中国」の植民地領へ変わったワケで、現在の主権者「中国」の社会律が50年の時間をかけ徐々に強化され適用されるのである。

香港の出版社「銅鑼彎書店」が知らなかったワケはないだろうと考えるのだが。
(知らないとすれば本当に「脳天気」としか言いようがない)

「中国」は絶対に諦めないのである。
中国は香港での「面子」があるから、いつまでも「英国」が遺した「自由」を放置する事はないのだ。

「銅鑼彎書店」の中国当局に拘束され厳しい拷問を受け、人間改造工作を受けていると想像する関係者が無事に解放される事を強く願っている。
国際社会が連帯し「中国」への圧力を強める事を求める。
何よりも中華毒入饅頭珍民低国の現政権と狂賛倒の打倒と解体工作が必要だ。

香港にスタッフや多くのパートナーを保つ側としてはヘラヘラとは眺めてられない。

引用開始→ 香港で5人相次ぎ失踪、「釈放」求め抗議デモ
(讀賣新聞2016年01月11日 09時11分)

   http://www.yomiuri.co.jp/world/20160110-OYT1T50096.html?from=ytop_main2

香港の民主派団体は10日、中国共産党に批判的な書籍を取り扱う香港の「銅鑼湾書店」関係者5人が相次ぎ失踪した事件を巡り、5人が中国当局に拘束されている可能性が高いとして、「釈放」を求める抗議デモを行った。

主催者発表で約6000人が参加した。

デモ隊は中国政府の出先機関まで行進し、「言論の自由、出版の自由を求める」と叫んだ。デモに参加した中学校の男性教諭(48)は「今、声を上げなければ、香港は中国本土と変わらなくなる」と訴えた。

香港は「高度な自治」が認められ、自前の警察機関があるが、5人のうち1人は香港に入ってきた中国当局者に連行された可能性が指摘されている。中国側は5人の失踪の経緯は明らかにしていないものの、共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報は、同書店への「調査」は「中国の法律に合致する」として中国当局の関与は示唆した。

カービー米国務省報道官は8日、「香港住民の懸念を共有する」と述べ、欧州連合(EU)も中国当局に調査を要求するなど国際社会の懸念が強まっている。(香港支局 比嘉清太)←引用終わり
2016年01月11日 09時11分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/13

恒例ですがNHKによる安倍内閣の支持率と各党の支持率

興味深いですねぇ。
北朝鮮の暴走に
不安を感じないが12%、全く不安を感じないが3%。
(どういう種類の人達かと)

北朝鮮への制裁に反対するが12%
(合致しますねぇ)

また、韓国と日韓外相会談で表向きは合意した「従軍慰安婦」についての言い掛かりでは、日本人の多くが「大いに評価する」14%、「ある程度評価する」50%、としているが、「あまり評価しない」22%、「まったく評価しない」14%とする合計36%は「真正保守」を含む「保守層」だろう。
その上で、韓国は「蒸し返すだろう」と観ている人が59%も居るのは、日本人が如何に韓国社会と韓国政府を信頼していないかが顕れている。
普通に生きる日本人の怒りは、相当程度「容認限度」を越えている事が推察できる。

夏の参議院選挙で野党が統一候補を立てる事に、
大いに期待するが9%、
ある程度期待するが24%
(合計33%という事か)
さて政党支持率の野党を合計すると、
いわゆる抵抗野党は13・5%になります。
支持政党無しの33・1%の半数16・6%を与えますと、
30・1%になります。
支持政党無しの33・1%から18・1%を
抵抗野党へ合算すれば33・2%になります。
支持政党無しの約55%が抵抗野党シンパと考えれば良いのです。
その上で、回答しなかった約35%が投票行動に出た際、それをどう評価するかにかかります。
全体では投票率60%の手前ですから。

参議院で3分の2を確保するのは、相当の選挙運動を展開し支持を獲得しない限りは難しいという事になります。
本当に厳しい選挙戦になります。

月別の推移を見守りたいと考えます。

引用開始→ NHK世論調査 内閣支持は46% 不支持は35%
(NHKニュース2016年1月12日19時26分)

NHKの世論調査によりますと、
安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月と同じ46%、
「支持しない」と答えた人は1ポイント下がって35%でした。

NHKは、今月9日から3日間、全国の20歳以上の男女を対象に、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
調査の対象となったのは1618人で、65%にあたる1043人から回答を得ました。
それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は先月と同じ46%でした。
一方、「支持しない」と答えた人は1ポイント下がって35%でした。

支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が37%、
「実行力があるから」が24%、
「支持する政党の内閣だから」が14%だったのに対し、
支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が42%、
「人柄が信頼できないから」が21%、
「支持する政党の内閣でないから」が11%となっています。

安倍内閣の経済政策について尋ねたところ、
「大いに評価する」が5%、
「ある程度評価する」が47%、
「あまり評価しない」が31%、
「まったく評価しない」が11%でした。

景気が回復していると感じるかどうかについては、
「感じる」が13%、
「感じない」が46%、
「どちらともいえない」が36%でした。

北朝鮮が4回目の核実験を行ったことについて、
どのように感じているか聞いたところ、
「非常に不安を感じる」が50%、
「やや不安を感じる」が31%、
「あまり不安は感じない」が12%、
「まったく不安は感じない」が3%でした。

今回の北朝鮮の核実験に対し、
日本が独自に北朝鮮への制裁を強めることに賛成かどうか尋ねたところ、
「賛成」が50%、
「反対」が12%、
「どちらともいえない」が32%でした。

日本政府と韓国政府は先月、
慰安婦問題の最終的な解決で合意しましたが、
今回の合意を評価するかどうか聞いたところ、
「大いに評価する」が14%、
「ある程度評価する」が50%、
「あまり評価しない」が22%、
「まったく評価しない」が6%でした。

慰安婦問題が、日本と韓国の間で懸案となることが、
今後はないと思うか今後もあると思うか尋ねたところ、
「今後はない」が8%、
「今後もある」が59%、
「どちらともいえない」が26%でした。

野党の間では、ことし夏の参議院選挙で与党に対抗するために、
候補者の一本化を目指す動きがありますが、
この動きに期待するかどうか聞いたところ、
「大いに期待する」が9%、
「ある程度期待する」が24%、
「あまり期待しない」が41%、
「まったく期待しない」が20%でした。

ことし夏の参議院選挙に合わせて、
衆議院選挙も行う「衆参同日選挙」への賛否を尋ねたところ、
「賛成」が34%、
「反対」が20%、
「どちらともいえない」が40%でした。←引用終わり
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引用開始→ NHK世論調査 各党の支持率
(NHKニュース2016年1月12日19時27分)

NHKの世論調査によりますと、
各党の支持率は、

2016_jan

自民党が37.5%、
民主党が8.1%、
公明党が4.3%、
共産党が4.2%、
維新の党が0.3%、
おおさか維新の会が1.9%、
社民党が0.6%、
改革結集の会が0.1%、
生活の党と山本太郎となかまたちが0.3%、
▽「特に支持している政党はない」が33.1%でした。←引用終わり
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2016/01/12

中国が国際社会で支持を受けた事はあるのか? カネを撒いて買収もしたよ! それだけだろう

世界中で嫌われているだろう。
世界で嫌われる1番が「ユダヤ人」なら、
差し詰め2番手は「中国人」だろうなぁ。

後は拮抗しながらも「韓国朝鮮人」も間違いなく侮蔑の対象だ。
南アジアのアーリア人種も負けないなぁ。
品性を欠く「ロシア人」も劣らないだろう。

まぁ中国の場合はヒトだけじゃなく国そのものが嫌われていますからねぇ。

ヒトの嫌がる事を平気で繰り返すのはヒトとしての「知性」がナイからだ。

引用開始→ 【環球異見】強気の中国に批判続出…シンガポール紙「東南アで急速に支持失う」
(夕刊フジ2016.01.11)

地域の安全保障や世界経済への影響など、国際社会は今年も中国の動向から目が離せそうにない。こうした予測を先取りするかのように昨年末の米国やシンガポール紙は、言論の自由への抑圧や東南アジア諸国で信頼を失っている現状を取り上げて中国の政策に批判的な論評を相次いで掲載した。当の中国からは景気減速懸念を視野に入れつつ、「自信は疑念より強大」と各国の見方に反発、自国民を鼓舞するような主張が打ち出された。

□環球時報(中国)
■自信は疑念より強大だ

中国共産党と中国政府が、今年の経済政策方針を討議する中央経済工作会議が昨年12月下旬、閉幕した。人民日報傘下の国際情報紙、環球時報は同月22日付で「自信は疑念よりも強大な真実だ」と題する社説を掲載し、中国経済の減速を懸念する声に反発した。

社説は「現在、中国経済に対する国内外の世論は悲観的だ。中高速の経済成長を維持できるのか、膨大なエネルギー消費や生産過剰という慢性的な弱点を克服できるのか、といった疑いがもたれている。経済が崩壊するといった悲観的な推測が膨らんでいる」と認めた上で、「こうした議論は、中国経済の真の長期見通しに整合していない」と主張している。

社説は近年、中国国民の購買力が上がり、旅行熱が高まっていることや、国民生活の改善や経済構造改革に向けた政府の努力が、徐々に効果を上げ始めていることなどを列挙している。

こうした状況が「将来に対する人々の自信を膨らませる」というが、その半面、「中国の台頭は、中国のすべての指標が長期にわたり、国際社会をリードすることを必ずしも意味しない」とも述べ、景気の減速を覚悟しているふしもうかがえる。

中国は昨年、現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を掲げ、アジアやアフリカ、欧州諸国をひきつけると同時に、東南アジア諸国と領有権争いを続ける南シナ海で一方的に人工島の造成を加速した。

いずれの政策も「強い経済」を失えば続かない。体制維持を命題とする習近平政権としては、国内的にも安定した経済成長が今年も不可欠だ。

「中国は常にバランスの取れた発展に焦点を合わせている。特定の問題が国家を崩壊させるなどと心配する必要はない」。そう強調する社説には、どこか不安感もにじんでいるように思えた。(北京 川越一)

□ストレーツ・タイムズ(シンガポール)
■東南アジアで急速に支持失っている

東南アジア諸国連合(ASEAN)は昨年、一部加盟国が領有権で中国と対立する南シナ海問題に揺れた。中国は抗議を無視してスプラトリー(中国名・南沙)諸島で人工島を造成し、巨大滑走路も建設して軍事拠点化を進めた。米国は、中国が「領海」と主張する人工島周辺に艦船を通過させ、「航行の自由」を守る示威行動に着手。ASEANは米中という大国間の対決に巻き込まれつつある。

昨年12月17日付のシンガポール英字紙ストレーツ・タイムズは、「東南アジアは急速に中国の非友好地域になりつつある」との見出しで、ロンドンを拠点にASEANを研究するロブ・エデンス氏の論評を掲載。現在の南シナ海の状況を、第一次世界大戦時のベルギーのフランダース地方や冷戦時代の東欧と重ね合わせ、「まだ比較的平和ながら、米中による激しい対決が起きている」と指摘した。

米中は、直接対決を避けているようにも見える。中国は「一帯一路」構想を掲げ、この地域で道路や鉄道などのインフラ投資を通じ影響力を示している。一方の米国は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)で自由貿易や投資におけるルールを確立しようとしている。

論評は、「中国が近年取った領有権紛争における強気の姿勢により、(東南アジア)地域の態度が変わってきた」という。具体的事例として、南シナ海における中国の主張の不当性をフィリピンが国際常設仲裁裁判所に訴えて受理され、ベトナムでも中国への抗議が渦巻き、ラオスでは道路建設に関する中国の土地収用で一般大衆の反発が高まっていることなどを列挙。「率直に言って、中国は東南アジアで支持を急速に失っている」とした。

国民向けのプロパガンダを伴いながら、米国による包囲網に挑むべく軍事的台頭を強める中国にいかに対応するか。論評は、ボールは「米国の側にあるようだ」と結んでいる。(シンガポール 吉村英輝)

□ワシントン・ポスト(米国)
■言論の自由奪うパワープレー

中国は今年も、対外的に「拡張主義」路線を続け、国内でも言論の自由を弾圧するなど“パワープレー(力の政策)”を展開するとの見方が、米メディアの間で支配的となっている。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は昨年12月16日付社説(電子版)で、中国が南シナ海などで拡張路線を取ったように、インド洋も支配下に置くのでは-というインド側の懸念を紹介。また、日印が同11月、米印海上軍事演習に海上自衛隊を定期的に参加させる方針を示したことについて、「(中国は米印だけの)2国間演習にさせようとロビー活動を行っていた」と指摘、警戒心をあらわにした。

一方、米紙ワシントン・ポストは12月14日付社説(同)で、中国政府と関係の深い電子商取引最大手アリババグループが香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストの買収で合意したことについて、言論の自由を奪うことも視野に入れた「中国の新たなパワープレー」との見方を示した。

社説は買収劇について、中国国内で人々が接するニュースを管理下に置くだけでなく、中国に関する世界での自由な議論を制限する「新たなステップ」になるとも指摘。香港記者協会が買収を通じて報道の自由が制限されると懸念を表明したことについても「正しいことだ」と強調した。

WSJの12月17日付社説(同)も、ネット上で公共秩序を乱し民族憎悪をあおったとして、懲役3年、執行猶予3年を言い渡された弁護士の浦志強氏に言及するなど、中国で言論の自由が抑圧されていることに懸念を表明。さらに、中国で49人以上のジャーナリストが投獄されていることに加え、中国に批判的な米ラジオ局記者の3人の兄弟が中国国内で拘束されている事実も紹介。こうした「報復行為」にもかかわらず、記者らが「沈黙」を拒絶していることに触れ、「中国の指導者は(いずれ)嘆くことになる」と締めくくっている。(ニューヨーク 黒沢潤)←引用終わり
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2016/01/11

B52の朝鮮半島でのデモ飛行は北朝鮮と中国にどの程度の牽制効果を示せるか?

米国はオバマがトロイだけに腰が定まっていない。

北朝鮮はというか北朝鮮の軍部は世間知らずの精神主義で暴走集団だ。
ブタのように太りきった金正恩を担ぎ上げ吹き込みコントロールし続ける。

下よりブタの子はブタでその子は文字どおりブタである。
ブタは思慮分別に欠ける。
故に耳障りの良い言葉に酔いしれる。
世間では「阿呆」と称し正しく分類され相手にされない。

先日まで大の仲良しだった臭禁屁も差して変わらぬ環境だから、英雄並び立たずの例えで、双方が互いに嫌悪し合う関係に発展した。
臭禁屁は別の交際相手として朴槿恵を選んでみた。
力尽くでモノにしようとしてみる前に膝を屈し全開で媚びを売ってきた。
そこでチョイと摘まんでやるとクネクネと随喜の涙で打ち震えた。

醜い臭いブタを相手にするより、臭くても干涸らびたオンナを相手に摘まむ方がオモシロイ。

醜いブタは焦った。
ヤイ、コッチを向きやがれ、オイラ水爆だって使えるんだぞぉ!
と、臭禁屁に言ってみたところ、送り込んだオンナどもを返品されてしまった。
それじゃぁ一発見せてやるかと「水爆(みたいなモノ)」をブッ放してみたのだ。

米国はオバマは阿呆でも、米軍や諜報機関は十分に正常であった。
年末には、この事態に備え「日韓」の諍いをまとめ示談せよと迫り実現させた。

その上で、厄介な醜いブタには「ブタの報い」を見舞ってやるかと、
「水爆(みたいなモノ)」をブッ放した頃合いを見て、B52をグアムからデモフライトさせた。
これは態度が煮え切らない「中国」への威嚇であり牽制である。
勿論「北朝鮮」の醜いブタへの威嚇である事は言うまでもない。
もっと踏み込んで言えば臭禁屁との援助交際に走る朴槿恵と「韓国」の乞食への警告でもある。

引用開始→ 米軍B52爆撃機、韓国軍機と飛行…北をけん制
(讀賣新聞2016年01月10日 22時48分)

【ソウル=宮崎健雄】米軍のB52戦略爆撃機1機が10日正午頃(日本時間同)、ソウル南郊の在韓米軍烏山オサン空軍基地の周辺上空を、韓国軍の戦闘機と共に飛行した。

6日の北朝鮮による核実験を受け、核爆弾を搭載できるB52を飛行させることにより、北朝鮮をけん制し、さらなる軍事的な挑発行為を抑止する狙いがある。

飛行した空域は、南北の軍事境界線から100キロ・メートル程度の距離にある。米軍の発表によれば、韓国を飛行したB52は、米領グアムのアンダーセン空軍基地所属の機体。米軍のF16戦闘機と韓国軍のF15戦闘機も飛行に加わった。B52はその後、グアムに戻った。

米太平洋軍のハリス司令官は10日、声明を発表し、「同盟国である韓国と日本に対する防衛義務と米本土防衛に対する決意を示すものだ」と北朝鮮をけん制する意図を明らかにした。←引用終わり
2016年01月10日 22時48分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/10

B級C級「日本の大衆食」を世界へ広めよう! NYで「ラーメン」「お好み焼き」が人気!

もう、20年以上前になるが、パリはオペラ座の近所で、ラーメン店「熊五郎」を経営する元鉄道マンが居た。
丁度、パリへ行った時に案内を受け立ち寄った。

ヨーロッパでの日程が長びいていた事もあり、パリで喰った「熊五郎」のラーメンは懐かしく本当に美味かった。

日本国内でも様々な「ラーメン店」が腕と覇を競い合い、やがて福岡は博多の街から立ち上がった「一風堂」が「とんこつラーメン」で一斉を風靡するようになった。
味覚に対する評価は人それぞれで様々だから、「一風堂」の全国展開に合わせ、その味を巡り「賛否両論」「甲論乙駁」となった。
様々な「味覚」を求める探究心とそれを的確に批評する、客の意識にも支えられ、にわかラーメン店も相乱れ含めラーメン大激戦だ。

ある時期に中国は上海で「(日流)ラーメン勝負」に挑む強者が現れたのには驚かされたが、それに打ち勝ち上海でも北京でも絶大な評価と支持を得たのには驚愕させられた。

その後、話題の「一風堂」は米国は東海岸しかもNYへ挑戦した。
既に国内でも「洗練」された「ラーメン店」を展開し成功した実績を引っ提げ、NYで勝負しようと積極果敢な挑戦となった。

NYで様々な「イベント」にも積極参加し評判を固めたと聞いている。
今や、日本の大衆食(B・C級)の味覚を魅力的に紹介する旗頭を「大戸屋」と分け合い務めている。

それに「お好み焼き」か、先日はNYから「たこ焼き」を研究しに友人が来たから、間もなく「たこ焼き」も友人達によりNYで評価される事になるだろう。

引用開始→ 日本の「庶民の味」広がる=ラーメンにお好み焼き-NY
(時事通信2016/01/09-14:46)

「博多一風堂」で提供されるラーメンや日本酒を楽しむ客=2015年12月22日、ニューヨーク

【ニューヨーク時事】米国最大の都市ニューヨークで日本食の裾野が広がってきた。すしや懐石など比較的高級な料理にとどまらず、最近ではラーメンやお好み焼きなど「庶民の味」も人気を集める。商機を逃すまいと、店舗が相次ぎオープンしている。

ラーメンチェーン「博多一風堂」は2008年に進出した。スープに使う豚骨や水など素材にこだわる「本格派」の味で成功。「スープの一種とみなされていたものが、『これが本物のラーメン』と認知された」(業界筋)ことで、ブームに火が付き、新たなラーメン店が続々と登場した。

一風堂は最近、順番待ちの客に日本酒を提供するバーを店舗内に開設。商品開発担当の鐘ヶ江文浩さん(44)は「日本の文化を知ってもらいたい」と意気込む。

チェーン店では定食の「大戸屋ごはん処」、カレーの「ゴーゴーカレー」などが店を構える。日本貿易振興機構(ジェトロ)は今月12~14日、米国進出を目指す日本の業者5社の料理をニューヨーカーらに試食してもらうイベントを初めて開く予定だ。

フランス出身のビンセント・ミンチェリさん(41)は昨年7月、お好み焼き専門店をオープン。日本人以外の参入も目立つ。

米飲食情報提供会社ノーションズ・ユナイテッドの長尾和子代表(42)は、日本のアニメが米国での日本食人気の広がりに一役買っていると分析。「キャラクターが食べている料理に興味を持つファンが多い」と話す。←引用終わり
Jiji.com 時事通信社

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2016/01/09

許容限度を一歩踏み出し続け既成事実化する「中華毒入饅頭珍民低国」を見逃せないのだ!

仮の平静下で太平を貪る花畑の日本国民よ、目を覚まし現実を直視せよ!

自らの国を自ら守る意思を明確にし、様々な簒奪を狙う輩に備えを固めよ。
夢想するのは勝手だが、着々と侵攻に備えるヤカラが周囲を固めている事を弁えよ。

国際社会と連携して事態の解決に臨むなどと寝言で油断している間に周辺事態は危機レベルに至ろうとしている。
外交的努力や友好関係の維持は当然の事だが、それだけで危機を克服できると考えるのは思考停止としか言えない。

無原則に中国へ擦り寄る一派は、「国辱であり、国賊である」と断定する。

引用開始→ 【ニッポンの新常識】PRCの横暴から目を背ける自称・現実主義者は無責任だ K・ギルバート氏
(夕刊フジ2016.01.09)

新年早々、中華人民共和国(PRC)は国際法を無視して、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島に造った人工島の飛行場で、航空機の試験飛行を行った。また最近、沖縄県・尖閣諸島周辺を航行する中国海警局の公船には機関砲の搭載が確認された。

この公船は、中国海軍が保有するフリゲート艦を改造したものだ。PRCは軍艦を海警局の公船にカムフラージュして、尖閣の接続水域に送り込んできた。憲法第9条に手足を縛られた日本への挑発であり、「尖閣を武力で奪う用意がある」という意思表示だろう。

某国立大学の名誉教授は、尖閣諸島を「誰も住んでいない島」と呼び、だから大騒ぎするのは非現実的だとPRCの横暴から目を背ける。自分や仲間の態度を「現実主義」と称し、昨年成立した安全保障法制を今でも批判している。

現実主義を自称する彼らは、PRCの軍事的挑発がエスカレートしている現実を必ず無視する。ウイグルやチベット、内モンゴルでPRCが行った民族虐殺の現実、天安門事件で人民解放軍が学生たちに発砲し、戦車でひき殺した現実、PRCの輸入額が前年比15~20%も減少している現実も無視するのだろう。

彼らと違い、中国共産党の幹部は「PRCは信用に値しない」という現実を直視する。粛清や経済崩壊に備えて、家族や財産を米国などに避難させている。詐欺グループの一員が仲間割れや逮捕に備えるようなものだ。

日本の親中派の政治家や有識者、経営者らは、このような現実主義を採用せず、見たくない現実は見て見ぬふりをする「ご都合主義」を採る。

彼らの思考は「今さえ良ければいい」という刹那主義、「自分が死ぬまで逃げ切れればいい」という利己主義、「日本の将来など関係ない」という無責任主義でもあり倫理的に低レベルだ。

極めて重要だが厄介な問題を、戦後70年も先送りし続けた結果、日本はこうなった。PRCという生来的な覇権主義国家が、野心を隠さなくなった現在、もはや問題を先送りできない状態まで日本は追い込まれた。

黒船来航にも似た現状は日本の大改革への追い風ともいえる。「平成の国難」への抜本的対策の1つが、「憲法改正」であることは間違いない。

PRC以外にも、サウジアラビアとイランの国交断絶、北朝鮮の水爆実験宣言など、世界中がきな臭い中、もはや年末の「慰安婦問題の日韓合意」は優先順位が低い。

憲法を改正し、「本物の自立国家」へと復活することが、日本の最優先課題だと私は思う。

■ケント・ギルバート 米カリフォルニア州弁護士、タレント。1952年、米アイダホ州生まれ。71年に初来日。自著・共著に『まだGHQの洗脳に縛られている日本人』(PHP研究所)、『素晴らしい国・日本に告ぐ』(青林堂)など。←引用終わり
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2016/01/08

世界の市場は当面「中国市場」の動向に振り回されるでしょう!

日本社会も世界の趨勢に合わせ造り出したネットの世界で、社会的不満を鬱積させているミギミギの人々の多くが「中国市場」崩壊の一瞬を待ち望んでいるように眺めます。
「コラコラコラム」も中国経済の崩壊は避けられないと眺め考えていますが、ミギミギの人々の多くが夢想するほど簡単には崩壊しないでしょう。
更に、「中国市場」が崩壊した時に「日本」が受ける影響は甚大です。

東証の平均株価は5日連続の下落となりました。
別に「悲観」する程ではありませんが、なぜ下落するか、その意味を考える力がなければ、株式市場への参加は諦める方が良いでしょうね。

中国経済の先行きはかなり不透明です。
上海市場での「株価下落」で始まった「中国危機の表面化」で、
国際決済通貨として採用された「人民元」安が続いています。
中国は手持ちの外貨を投げ売りしても「人民元」を必死に買い支えています。
その結果、中国が保有する「外貨準備高」は底に近づいています。
(信用低下が続いているワケです)

反面、日本円は一転して上昇(117円~118円)に転じました。
すると「輸出関連企業」の株は売りに転じ株価が下がり始めました。
また明らかに中国市場で稼いできた会社の株は売られ、株安の材料になっています。

いつ止まるか?
それは「中国」当局に聞いてくれとしか言えませんね。

世界の経済は「一国」だけで成立しているワケではありませんから、様々な意味でいう巨大な「市場」を提供する、日・米・中・欧は密接にリンクし合いながらグローバルに世界の経済を支え合っているのです。

一つの大きな市場の実体経済が「不都合」や「齟齬」を起こすと、瞬く間に全世界へ波及し個々の市場を巻き込み混乱が始まります。

一つの大きな懸念が生じると、当該国の「株価」「債権」「通貨」は一気に変動します。
その影響を受け主要国の「株価」「債権」「通貨」も大きく変動します。

「中国」発の「中国経済の危機」は、日・米・中・欧の各市場を24時間で一変させました。
そして右往左往しアタフタと素人の対処策を繰り出し市場の混乱に輪を掛ける中国当局のオバカぶりも作用し、底無し沼へ向かう可能性も否定できません。

中国経済の危機は、同時に日本経済の危機にもなります。
なぜなら、日中の経済関係は「密接不可分」の体制下にあるからです。

ミギミギの皆さんの期待を裏切らず「中国経済」が崩壊すれば、ミギミギの皆さんが安易に信じるほど「日本経済」が受ける傷は軽微ではありません。

東京市場の「株」「債権」「円」が目まぐるしく変化し続ける事を冷静に捉えて下さい。

引用開始→ 東証大引け、5日続落 3カ月ぶり安値、連休前に手じまい売り
(日本経済新聞2016/1/8 15:38)

8日の東京株式市場で日経平均株価は5日続落した。終値は前日比69円38銭(0.39%)安の1万7697円96銭と、2015年9月30日以来およそ3カ月ぶりの安値を付けた。年初からの5日続落は、1950年9月に算出を開始してから初めて。日本時間今晩に昨年12月の米雇用統計の発表を控え、手じまい売りの勢いが大引けにかけて強まった。朝安後に中国株の反発と元高を手掛かりに200円超上昇する場面があるなど、荒っぽい展開だった。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用部長は「投資家が先行きを依然として慎重にみている」と指摘する。中国株式相場の下落に歯止めが掛かり、投資家心理がやや改善。空売りが積み上がっていた日本株にも一時は買い戻しが入ったが、「連休に入ることもあり午後には手じまい売りが優勢となった」(同)という。

東証株価指数(TOPIX)は5日続落し、前日比10.62ポイント(0.73%)安の1447.32で終えた。JPX日経インデックス400も5日続落。92.19ポイント(0.70%)安の1万3029.77で引けた。

東証1部の売買代金は概算で3兆2017億円。株価指数オプション1月物の特別清算指数(SQ)算出に伴う取引で、昨年12月18日以来、3週間ぶりの水準に膨らんだ。売買高は25億9124万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は全体の75%にあたる1466。値上がり377、変わらずは92銘柄だった。

主力のトヨタや日立、三菱UFJが下落。ゆうちょ銀は上場来安値を付けた。業績見通しを下方修正したファストリも下げた。一方、ファナックが上昇。ソニーが上げた。受注が持ち直していると伝わったアドテストや、業績予想を引き上げた良品計画の値上がりが目立った。

東証2部株価指数も5日続落した。朝日インテクや象印が下げ、アートSHDとゼニス羽田が上げた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕←引用終わり
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2016/01/07

国連の安全保障理事会は「非難声明」+「制裁強化」決議 「北朝鮮」情勢の何が解決できるか?

「北朝鮮」は、中露米韓日を始め国連など蚊帳の外で埒外と考える「個人王国」の主(この場合は首領とそれを支える軍と官僚)は、国の基盤となる民百姓には圧政を敷いているので痛痒にも感じない。

国際社会による決議や、その裏面での「話合い」の本質が一方による「示談的恐喝」でしかないのは、過去の歴史が証明する処で「何をノォ~天気な事を」と言う他ナシですね。
そこまで言うなら国連の場から「北朝鮮除名決議」を満場一致で行い、実質的に「貿易禁止」「金融取引禁止」を含め、国際社会から追い立てると「北朝鮮」など1年程度で一気に崩壊する。

思えば、イランはテヘランでの米国の弱腰外交は民主党の「ジミー・カーター」が大統領の時だった。
そして「北朝鮮」が「核」のカードをちらつかせ世界を本格的に威迫し始めた頃は民主党の「ビル・クリントン」が米国大統領の時だった。
そして何よりも驚く事は大統領職を退任している「ジミー・カーター」がしゃしゃり出て「北朝鮮」を訪問し、仲介という「示談的恐喝」を進んで提供(食糧無償援助)した事だ。
日本も米国からの強い求めに応じ、この流れに沿い、大量の「コメ」を食糧援助し応じただろう。

また寧辺の「核施設」を閉鎖し解体するからと言って、国際社会からしこたま「カネ」を巻き上げる事に成功し、その「カネ」を使い新たな「核開発」を進めてきた。
国際社会は実に「お人好し」である。
何度騙されると気づき怒るのか。

この度も米国大統領は民主党の弱虫で泣虫の「バラク・オバマ」だ。
これも何かの因縁だろう。

国際社会を威迫すれば「モノ」や「カネ」を手にできると味をしめた「北朝鮮」は、配下の民百姓が飢えれば(飢えさせている原因が自らの誤策だと考えず)、国際社会とくに米中を威迫する挙に出る事で利を得られると考えるようになっている。
軍事強国になれば周辺を睥睨し威迫でき恐喝できると考えている。
これはマチバのゴロツキやヤッチャンと同じ理屈によると思考でもある。だから国際社会の厄介者は「武装強化」と「威迫言動」を磨く事は解体され抹消されるまで「生業」を維持する上からも強化し続けるのである。
(先進工業国の民百姓には到底考えられない理屈と思考である)

また驚かされる脳天気な話なのだが、
北朝鮮の「水爆実験」を聞いた韓国人へソウルでインタビューしている映像で「北朝鮮は約束を守らない。平気で嘘を言う」と、答えている人がありました。
それを見聞し「(日本人の大半は)その言葉を、そっくりそのまま、韓国に贈呈したい」と眺めるだろうと、思わずツッコミたくなった。

この性癖また思考性向「自分を例外として捉え相手や周囲が間違っていると」したがるのは、朝鮮人固有ではないかと観ています。

韓国・朝鮮人が表現表記する発言や文章全体で、言外に「内奥」を感じさせる言葉があれば、そこから「心情」や「本音」を覗い採り「発展させ警戒」が必要な事は仕方の無い事かと。
その意味で、これまでの経験による処では、韓国・朝鮮人の表現は、彼らの内面における思考意志が叙情的記述の底流にあると考えます。
特に注意しなければならない文章表現は、法的な要素を厳密に議論しようとしながら、同時に記述者の叙情的表現が途中で加味され、全体が曖昧になる事が多々覗えます。

昨日の「北朝鮮中央テレビ」による「特別重大ニュース」などは、その典型とも言えます。
事実と感情が、仕訳されないまま「心の赴くまま」に、選挙演説の如く高揚やその興奮による支持の獲得として流されるワケです。
その曖昧な点をどのように読み解くかに、読み手のリテラシーテクニックが求められているワケですが。

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2016/01/06

北朝鮮 国際社会を威迫する「水爆実験」に成功したと 世界へ向けた重大な挑戦!

「北朝鮮」を甘やかし続けると、こういう結果になるのです。

「地球温暖化」を騒ぎ立てる前に、
「北朝鮮」を解体しないと、こいつ等の手で「人類も地球も滅ぶ」事だろう。

引用開始→ 北、「水爆実験を実施」と発表…朝鮮中央テレビ
(讀賣新聞2016年01月06日 13時55分)

北朝鮮は6日正午(日本時間6日午後0時半)に朝鮮中央テレビを通じて「特別重大報道」を行い、「最初の水爆実験を実施した」と発表した。

北朝鮮の核実験実施は2013年2月以来通算4回目で、金正恩キムジョンウン体制下では2回目。発表が事実とすれば、水爆実験を行ったのは初めてとなる。今回の実験により、日米韓にとって、核搭載弾道ミサイルの脅威が高まる可能性がある。日本政府は国家安全保障会議(NSC)で対応を協議し、情報収集を進めていく方針を確認した。安倍首相は6日昼、日本の安全保障への重大な脅威になるとの認識を示した。←引用終わり
2016年01月06日 13時55分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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引用開始→ 政府、北朝鮮への経済制裁強化を検討 水爆実験受け 
(日本経済新聞2016/1/6 13:11)

岸田文雄外相は6日午後、北朝鮮の水爆実験について「国連安保理決議などに明白に違反しており、国際社会の平和や安全への挑戦だ。断固として非難する」と述べた。経済制裁の強化に関して「我が国独自の対応も検討せざるを得ない」と語った。事前に核実験の情報を得ていたかについては「承知していない」と述べた。外務省内で記者団に答えた。←引用終わり
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引用開始→ 強く非難する…北の「水爆実験」発表に安倍首相
(讀賣新聞2016年01月06日 13時15分)

安倍首相は6日昼、北朝鮮が水爆実験の実施を発表したことについて、「我が国の安全に対する重大な脅威であり、断じて容認できない。強く非難する」と語った。

その上で、首相は「国連安全保障理事会決議に明白に違反し、国際的な核不拡散の取り組みに対する重大な挑戦だ」と指摘し、「(日本政府は)安保理非常任理事国として、安保理における対応を含め、米国、韓国、中国、ロシアと連携しながら、断固たる対応を取っていく」と述べた。首相官邸で記者団に語った。

これに先立ち、首相は関係省庁に対し、〈1〉情報収集・分析〈2〉国民への的確な情報提供〈3〉米国、韓国、中国、ロシアなどとの連携――を指示した。←引用終わり
2016年01月06日 13時15分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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2016/01/05

イランは本当に激しすぎる! 大使館を襲うのは「戦争」だろう それをナンとも思わないって!

イスラム教の正統な後継者は誰か?
それをムハンマドの血筋でなければ赦されないとするイランというよりシーア派!
それに引き替え、後世の後継者が選ぶ形が合理的だとするスンニ派!
(基本的にそのように理解している)

スンニ派はサウジを中心に全体比で約80%を占め、
シーア派はイランを中心に全体比で約20%を占める。

イスラム教が宗教律でもなければ、ムハンマドを崇拝するワケでもない他宗教を尊崇する者としては、理解できないので「イスラム教」やその「宗派対立」について口を挟む余地はない。

しかし、他国へ押しかけ強引に布教する姿勢は「創価学会」にも相通じる厚顔さに満ちているように受け止める。

しかし何よりもそれ以上に理解できないのは「イラン」という国民国家を形成する「ペルシャの民」である。
直ぐに「火」が点く。
80年代に「ホメイニ革命」と呼ばれた時には、米国大使館へ乱入し占拠し気勢を上げた。
乾涸らびたブタ然としたオツラのホメイニという枯れて枯れない老人が、イスラム革命を断行し、王制に君臨したパーレビ国王を追放した事で、今日に至る中東の混乱というか混迷が始まった。

イランは、国際社会で友人を失いながらも、対イスラエルではレバノンのパレスチナ解放組織の一翼を担う「ヒズボラ」を「シリア」の後方に立ち戦闘員も含め物心両面で積極支援した。
勿論「シリア」はシーア派でアサドはイランには忠実な番犬だ。

この度の対「IS」壊滅作戦では、アサドの「シリア」を支援するロシアと組んで「スンニ派中心の反アサド勢力」への攻撃を強めている。

その「イラン革命」を輸出する目的で「イエメン」の反政府武装勢力(シーア派)を積極支援し、対米ゲリラ実力戦を繰り広げさせ、イエメン地域にアルカイダ系武装勢力も引き込み不安定化させている。

まぁ、他国の迷惑を考えず自己主張に余念がない点では「中国」も同じで、地域社会の嫌われ者である。

引用開始→ イラン、サウジの処刑に猛反発 群衆が大使館襲撃 
(日本経済新聞2016/1/3 21:23)

【ドバイ=久門武史】イスラム教スンニ派の大国サウジアラビアは2日、国内でのテロに関与したなどとして死刑判決を受けた47人を処刑したと発表した。サウジ王室に批判的だったイスラム教シーア派の有力な宗教指導者ニムル師が含まれており、シーア派国家のイランは激しく反発。抗議する群衆が首都テヘランのサウジ大使館を襲撃するなど、混乱が広がった。

シリア内戦やイエメン情勢などを巡って鋭く対立する両国間の関係が一段と悪化するのは避けられない。中東でスンニ、シーア両派の対立を背景とする緊張が高まる恐れもある。

イランの最高指導者ハメネイ師は3日、処刑について「政治的な過ちだ」と厳しく非難。そのうえでサウジに対し、「神の報復を受けるだろう」と表明した。サウジ外務省は「イランはテロを支援している」と主張。両国は互いに相手国の大使を呼んで抗議するなど、対立が激しくなっている。

イランからの報道によると、テヘランのサウジ大使館では群衆の一部が暴徒化し館内に乱入。警察が約40人の身柄を拘束した。火炎瓶を投げつける者もいたが、サウジ側の人的被害は確認されていない。抗議行動はイラン北東部のマシャドでも起こり、サウジ領事館前に集まった群衆と治安部隊とのもみ合いになった。

Photo

イランのほかシーア派が多いイラクやバーレーンでも、処刑に抗議するデモが発生した。イラクのシーア派最高権威シスタニ師は3日、処刑を「不当な攻撃だ」とする声明を出した。レバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」もサウジによる処刑を「犯罪」と断じた。

サウジが2日に処刑した47人のうち、大部分は国際テロ組織アルカイダの支持者だった。ニムル師は2012年に逮捕され、「宗派対立をあおった」などとして14年に死刑判決を受けていた。サウジはスンニ派住民が圧倒的多数を占めるが、東部など一部にシーア派住民もいる。

サウジは隣国イエメンで台頭したシーア派武装組織「フーシ」の背後にイランの支援があるとして同国を批判。シリア内戦を巡っても、アサド政権を支えるイランとアサド氏退陣を求めるサウジが対立している。加えて昨年サウジにあるイスラム教の聖地メッカで、多数のイラン人巡礼者が死亡する事故が起こるなど、両国間では緊張が高まっていた。

シリア内戦の解決に向けては昨年10月にウィーンで開かれた多国間の外相会議で、サウジとイランが初めて同じ交渉の席に着き、打開策を話し合った。今回の処刑を巡る反目で、両国間の建設的な対話は難しくなりそうだ。イエメンの混乱の収束や、過激派組織「イスラム国」(IS)の掃討にも悪影響を与える可能性がある。

国連の潘基文事務総長は2日、サウジの死刑執行について「非常に失望している」とする声明を発表。「各国の指導者は宗派間の緊張が高まらないよう努めなければならない」とも強調し、両国に自制を求めた。

▼スンニ派とシーア派 イスラム教の二大宗派で、世界のイスラム教徒人口のうちスンニ派が約8割、シーア派が1割強を占めるとされる。同じイスラム教でも預言者ムハンマドの後継者を巡る見解で両派には大きな違いがあり対立の原因となっている。

サウジアラビアなど中東・北アフリカの多くの国でスンニ派が多数派を占めるが、イランではシーア派が多数派を占める。内戦が続くシリアやイエメンではサウジとイランがそれぞれの宗派に属する勢力を支援していて、内戦の解決を難しくしているとされる。←引用終わり
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引用開始→ スンニ派とシーア派、なぜ対立(Q&A) 
(日本経済新聞2016/1/4 21:08)

同じイスラム教徒でありながらなぜスンニ派とシーア派の国はしばしば対立するのか。背景には原油などの経済利権を巡る地政学的な事情もある。

Q スンニ派とシーア派の違いは。

A もともとは預言者であるムハンマドの後継者をめぐる考え方の違いがある。632年にムハンマドが死去した後、娘婿でいとこのアリーを含む4人を最高指導者のカリフとして認めたスンニ派に対し、シーア派はアリーだけを正統な後継者と位置づける。世界のイスラム教徒人口のうちスンニ派が約8割、シーア派が1割強を占めるとされる。

Q どうして対立するのか。

A 必ずしも信者どうしが互いを敵視しているわけではない。イラクなどでは異なる宗派同士が結婚することもしばしばだ。

表面的には宗派対立でも、実は経済的な利権争いであることも多い。スンニ派の王室が支配するサウジアラビアでは東部の油田地帯にシーア派が多く暮らすが、経済的に冷遇されていると不満をくすぶらせている。

イラクではフセイン政権の崩壊で多数派のシーア派が政権を握った。利権を失ったスンニ派旧支配層が過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭に手を貸したとされる。ISなどは戦術的にシーア派への敵意をあおっているとみられている。←引用終わり
(イスタンブール=佐野彰洋)
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2016/01/04

膨脹主義の中国 遂に南沙諸島の軍事滑走路へ航空機を着陸させ軍事拡張主義を自演!

国際社会を嘲笑うかのように、特に米国を見下すように、
着々と南沙の軍事基地化を強化する。

もぉ、軍事力の行使以外の手段では解決できない既成事実化を図っている。
フィリピンも、ベトナムも、マレーシアも、黙って指を咥え眺める以外の方法は無いのか。
何が中国の内海だ!?
バカにするなよ、成り上がり者に過ぎぬ中華毒入饅頭珍民低国めが。

必ず、はるか「天空」から大量の「毒入饅頭」を叩き込んでやるから覚悟支那!

国連はナンの役にも立たない事を露呈し続けているが、
ここまでの軍事侵略を観て、指を咥えて眺めるだけか!?

引用開始→ 中国、スプラトリー諸島飛行場に試験飛行・着陸 ベトナムは非難声明
(夕刊フジ2016.01.03)

【シンガポール=吉村英輝】ベトナム外務省のレ・ハイ・ビン報道官は2日、中国が南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島にあるファイアリークロス(同・永暑)礁に造成した飛行場への試験飛行を行い、航空機を着陸させたとする非難声明を出した。ロイター通信が伝えた。

中国はベトナムと領有権を争う同礁に3千メートル級滑走路の飛行場を造成。同報道官は飛行場について、「中国が不法に建設した」と指摘した上で、試験飛行は、中国の習近平国家主席が昨年11月のベトナム訪問で、最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長と南シナ海問題を「適切に処理する」と合意したことに「逆行する」と批判した。

ベトナムは近年、中国がスプラトリー諸島の岩礁を埋め立てて軍事拠点化しているのに対抗するため、米国や日本などと安全保障分野での連携を強めている。←引用終わり
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情けない米国、チキンのオバマ、何もできずに「対抗措置」をと、口で威嚇するだけか!?

憐れみさえも禁じ得ないのが米国のチキン・オバマだ。
チキン野郎は 「We Can Change !」 と騒いでいたなぁ。
結局、世界の秩序を「チェンジ」したのは、臭禁屁 じゃないか!?

引用開始→ 米、南沙で緊張高めたと対中批判 新たな対抗措置も
(夕刊フジ2016.01.04)

中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島に建設した飛行場で航空機を試験飛行させたことについて、米国防総省当局者は2日「試験飛行が(地域の)緊張を高めたことを懸念している」と表明した。米政府が新たな対抗措置に踏み切る可能性もある。

中国外務省は声明で「飛行場が民間航空の基準に合っているかどうかをテストするため」と説明しており、航空機を離着陸させたもようだ。中国が南沙諸島の人工島で航空機を発着させたのが事実なら初めてとみられる。

米軍はオーストラリアなどと連携して圧力をかけ続ける構えだが、南沙諸島の実効支配を強める中国が既成事実を積み重ねる中、問題の解決は「ますます難しくなっている」(オーストラリアの専門家)との見方も広がっている。(共同)←引用終わり
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2016/01/03

夜盗野合を目指す政界のゴロツキ「汚騒逸漏」コト小澤一郎の下で「タダ酒、タダ飯」喰うヤツラ

野党が政策で野合して何が悪い!?
と、汚騒逸漏が吼え、ジャマモトダロォがホタエ。
松木謙公は肩を揉み、小宮山泰子が擦り寄り足も揉む。
野合が好きな汚騒逸漏はバッカンことアホ菅も大好きだろうヨ。

ここに手下の「政界ゴロ」ドモを集めてみたワケで。
オッ、少ないネェ。
「実の不自由学園」でも本当に卒えたのかジャマモトダロォ。
政界乞食の松木謙公は、ナンと言っても「維新は不振」と言いながら「生活が大事」で。
どこでも「揉む」なら小宮山泰子と言うワケで・・・・・

まるで動物園ですナ!
お騒がせ本舗の蛆元姐さんが参加しておりませんナ。
(疑惑の総合商社、疑惑の総合百貨店、汚騒逸漏はお嫌いですか)

引用開始→ 「選挙のための野党連携で何が悪い!」 民主、維新からも“小沢シンパ”が出席
(夕刊フジ2016.01.02)

生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表は1日午後、東京・深沢の私邸で開いた新年会でのあいさつで、次期衆院選が今年夏の参院選と同日となる「衆参ダブル選」について「少しずつ現実味を帯びてきた」との見通しを示し、野党共闘の必要性を訴えた。

また、参院選に向けた野党間の連携をめぐり「与党サイドから『選挙のためだ』とことさらに言われる」と指摘した上で、「選挙のためで何が悪い。選挙というのは主権者たる国民が判断をくだす唯一の機会だ」と持論を展開した。

新年会には小沢氏に近い国会議員や元議員ら約70人が出席した。このうち現職国会議員は小沢氏本人を除いて7人で、生活所属議員のほか、維新の党の松木謙公幹事長代行ら他党の“小沢シンパ”も参加した。

          ◇

新年会出席が確認された各党の現職国会議員は以下の通り(敬称略)。

 【生活】(衆院)玉城デニー、(参院)主浜了、山本太郎

 【民主】(衆院)鈴木克昌、小宮山泰子

 【維新】(衆院)松木謙公、木内孝胤

          ◇

新年会での小沢氏の発言の詳報は以下の通り。

「今年は、いうまでもなく夏に参院選が予定されております。何としても野党の連携、大同団結を果たして、そして、参院選で自公の過半数割れを現実のものとする、すなわち、野党で過半数を握るということを目標とすると同時に、何が何でもそれを実現するという決意でこれからの半年を活動しなくてはならない。自公の過半数割れが実現すれば、すなわちそれは安倍(晋三)内閣の退陣であります。直接、参院選で政権が変わるということはありえませんけれども、安倍さんが退陣せざるをえなくなることだけは間違いのないことだと思います。それによって、私は、大きな国政の流れが変わると思いますし、自民党自体も本来の彼らのあるべき政治の本質に目覚めるのではないかなと、そう思っております」

「そういう意味で、みんなで手を握って、そして力を合わせて安倍政権を倒すということにしなくてはならない。このことを言いますとですね、すぐ『野合』だとか『数合わせ』だとか、あるいは『選挙のためだ』とかいうことを、きょうもマスコミの諸君もいっぱい来てますけれども、メディアをはじめとして、与党サイドからことさらに言われるわけでありますけども、このことにわれわれの多くの仲間もですね、非常に気にいたしましてね、消極的な姿勢になってしまう傾向があるんですね」

「私は本当にこれはおかしい、と。選挙のためで何が悪い。選挙というのは、主権者たる国民が判断をくだす唯一の機会であり、最終の決定の機会です。ですからそのために、有権者の、主権者の、国民の信を得るために、野党が力を合わせて訴えるということは、何にもおかしなことではありません。『選挙目当て』というたぐいの悪意の宣伝に何も動ずる必要はないと、私はそう思っております」

「昨年、その一つの大きな流れとして、フランスの地方選挙(地域圏議会選挙)が行われました。大きく右派連合、左派連合、そして極右の国民戦線、この3つが大きな勢力として国民の審判を受けたわけであります。私は、くわしくそれらの連携の細かなことについてまでは知っておりませんけれども、勉強しておりませんけれども、そんなに細かな政策の合意でもって左派連合、右派連合が形作られているとは思えません。その主として3者が戦いをいたしまして、一番伸びたのは、極右のルペン党首率いる国民戦線であります。次の大統領選挙で『ルペン大統領』が誕生しかねない-。そういう考え方のもとに、左派連合が、自分たちの弱いところでは右派連合に投票する、共産党まで一緒になって左派連合が右派連合に投票し、そして、結果的には国民戦線は1つの州(地域圏)も獲得できなかったというのがフランスの選挙であります。これに対して、フランスでも、そしてまた日本でも、『数合わせだ』『野合だ』『選挙目当てだ』といった批判が沸き起こっていたでしょうか。結果を、むしろ『よかった』みたいな形で受け入れていたのではないでしょうか」

「ある人が公明党に『憲法については自民党と意見が違いますね』という質問をしたところ、『当たり前です』『党が違うんですから』と平然と言っている。それは何の記事にもならない。私は、こういう日本のアンフェアな世論作りに対して、非常に憤慨を感じるものであると同時に、こんなことにねぇ、いちいち気にしていたんじゃね、政治活動していられません! そんなこと気にする必要はない! あの民主党政権のトラウマといいますか何といいますか、国民の間に失望感はあると思いますが、しかし、それ以上に今の安倍政権に対する不満や不平が心の中では非常に高まっていると、そう思っております。野党が協力するということが実現すれば投票率も非常に高くなると思いますし、必ず自公の過半数割れを実現できる。必ず選挙までに野党の大同団結を実現したい。そう私は思っております」

「それに付け加えて申し上げますと、最近、この元日にも一部メディアが報じていますけれども、衆参のダブル選挙ということが少しずつ現実味を帯びてきたと思います。私は、今の野党の状況でいけば、ほぼ、ダブル選挙の可能性が強いのではないかなという気が最近してきております。そういう意味で、参院を目指す人だけではなくて、衆院を目指す人も、あと半年ですから、ぜひ全力で。野党協力がどうなんだとか、そんなことを思い煩っていたんでは、もう政治活動できない。どうなろうがこうなろうが、『今のままの政治じゃダメだ』という思いで頑張ってもらわなくてはなりません。野党が団結すれば全くこわくない。むしろ政権交代の最大のチャンスだ。私はそう思っております。ぜひ今年は、私も最後の気力を絞って、体力を絞って、皆さんとともにその目標に向けて頑張りたいと、そう思っております」 (了)←引用終わり
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2016/01/02

2016年の「世界の政治と経済」予想を年頭に記録しておく!

この1年、世界は大きく動くだろう。
それにどう対処するか、適切に対応できれば「幸運」の同心円内に踏みとどまれるだろう。
それだけなのだが。
これは実に大きな「賭」でもある。

情報と金融は密接不可分に一体化している。
相互に作用し合い干渉し合う関係にある。

僅かな「思惑」で世界の市場を震撼させる事態をも招く。
それゆえに、「情報と金融」を、どう捉え読み取り対処し適正に措置を講ずるか。

間違えれば足下が吹き飛ぶ。
日本経済新聞がFTを用い記事としてまとめているので、後のため参考に記録しておきたい。

引用開始→ FT執筆陣が大胆に占う2016年の世界 
(日本経済新聞 2016/1/1 6:30 Financial Times)

新年が手招きするなか、本紙(フィナンシャル・タイムズ)は今再び、向こう12カ月間の出来事を予測する恒例の儀式にとっぷりつかっている。本紙の専門家と解説者が普段の慎重さを封印し、米国の大統領選挙からサッカーの欧州選手権(ユーロ2016)に至るまで何が起こるかを予想する。

その前に、1年前の予測の結果をざっと見てみよう。エド・クルックスは原油価格の続落を正確に予測した。原油価格がすでに半値になった年の終わりだけに、これは勇気ある予想だった。マーティン・ウルフは欧州中央銀行(ECB)が全面的な量的緩和(QE)を導入すると予測し、その通りになった。

クライブ・クックソンは、2015年末までに西アフリカのエボラ出血熱が根絶されるとの予想を的中させた。ギデオン・ラックマンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がウクライナや欧州で別の地域を併合することはないと述べていた。2014年末の時点でそう公言していた向きは多くなかった。

外した予測も1つあった。1年前には、英国の総選挙はハングパーラメント(宙づり議会)に終わると予想した向きが多く、本紙のジョナサン・フォードもその一人だった(おまけに挙国一致内閣がつくられるとさえ書いていた)。

これ以外では、本紙は予測の内容ではなく、どんなテーマについて予測をするのかという問題設定でつまずいた。具体的には、過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の支援によるテロがフランスで発生することを予測できなかったし、ロシアがシリアで軍事行動を取ることも、移民危機が欧州連合(EU)にとって深刻な脅威になることも予測していなかった。2016年にも、まだ本紙の想像を超える出来事が起こるだろう。
(James Blitz)

ヒラリー・クリントン氏は米国大統領選挙に勝利するか。
答えはイエスだ。大統領選は流れがころころ変わる選挙、そして記憶にある限り最も見苦しい戦いになるだろう。クリントン氏は共和党の候補者テッド・クルーズ氏から、性格の面で欠点があるとか米国の敵と対峙したときに弱腰になるといった批判を受けるだろう。多くの有権者が、クリントンという名前を今日の米国の悪いところ――そして堕落しているところ――すべての象徴だと見なすだろう。

だが、選挙というものの勝敗は、まだ中道(あるいは中道の残骸)で決している。クルーズ氏は、ホワイトハウスの主になるには平均的な有権者よりあまりに右寄りすぎるということになるだろう。世論調査での際どい接戦にもかかわらず、クリントン氏は選挙人団の投票では地滑り的な勝利を収めるだろうし、民主党は議会上院の主導権を奪い返すだろう。しかし、大統領としての第1期は、ひどく二極化したワシントンで始まることになる。「ハネムーン」(新大統領の就任から100日間を指す。この間、議会やメディアが厳しい批判を控える傾向にある)はないだろう。
(Edward Luce)

2016年に予想される国民投票で英国はEU離脱を選択するのか。
答えはノーだ。国民投票ではEU残留が選択されるだろう。といっても熱意や高揚感を伴った判断ではなく、英国の有権者がもともと持っている良識が最終的に勝るためだ。

デービッド・キャメロン首相が再交渉で好条件を引き出せるかとか、ブリュッセルへの拠出金を投資や貿易の規模拡大で取り戻せるかといった細かい話はこの際忘れ、離脱論と残留論の主唱者が誰であるかを考える必要がある。結局のところ有権者は、ジョン・メージャー元首相が冷静に説いた論理と、英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ氏のポピュリズムのどちらかを選ぶことになるのだ。

筆者はメージャー氏の方に賭ける。もしこの予想が外れたら、英国は本当に不穏な時代に直面することになる。
(Philip Stephens)

シリアのバッシャール・アサド大統領は12カ月後も権力を保持しているか。
保持している。アサド氏は2016年も、名目上はシリアの大統領であり続けるだろう。実際にはもう国家の支配者ではなく、最大の地方軍閥の地位に滑り落ちているとしても、だ。

軍事面では、敵である反体制派を標的に据えたロシアの軍事介入という支援材料を得ている。政治的には、数週間前に合意された米国とロシアの計画で18カ月間の移行期間が想定されており、その計画自体もリスクをはらんでいる。和平プロセスに弾みがついた場合でも、アサド氏はこれを遅らせ、ダマスカスの権力の座にとどまるべく全力を尽くすだろう。
(Roula Khalaf)

イングランド銀行はついに利上げに踏み切るか。
踏み切らない。イングランド銀行は2016年の大半を通じて利上げをちらつかせ、市場をじらすだろうが、最終的には実行しないだろう。決断の先送りにはそれなりの理由がある。まず、インフレ率は0%からごくゆっくりとしか上昇しないだろうし、賃金の伸びも弱い。原油価格は下がっている。財政赤字の削減も好景気の到来を妨げるだろう。

また、イングランド銀行は政策金利について考える前に、信用規制に関する新たな権限を試したがっている。さらに、インフレ率が目標値をしばらくの間上回ることがあっても、その影響は限定的だ。2016年の後半には行動する決断を下すかもしれないが、仮に決断したとしても、大した変化は生じないだろう。金利に関する限り、英国は2016年以降もしばらくの間、マーク・カーニー総裁の言う「低位が長引く」世界にとどまることになる。
(Chris Giles)

主要20カ国・地域(G20)から国際通貨基金(IMF)に支援を要請する国が少なくとも1つは出るか。
出るだろう。同じG20でも、先進国のメンバーは救済を必要としない。公的債務の規模を考えれば、唯一候補になり得るのはイタリアだが、この国は金融の量的緩和をはじめとするECBの施策に守られている。

G20には新興国も10カ国含まれている。その中には、コモディティー価格の急落で打撃を受けているところがある(アルゼンチン、ロシア、サウジアラビアが典型例だ)。巨額の経常赤字を出しているところもある(ブラジルや南アフリカとともに、再び思い浮かぶのがサウジアラビアだ)。インドと南アフリカはともに、財政赤字が結構多い。また、ブラジルなどその他の国は、財政赤字こそ小さめだが、公的債務の負担は大きい。

このような不安定要因がすべて該当するのはアルゼンチン、南アフリカ、ブラジルの3カ国だ。この3カ国はストレスにさらされており、最近、財務相が交代している。また、アルゼンチンでは新政権が新しいアプローチを公約している。IMFの準備はできている。これらの国々の少なくとも1つがIMFに救済を要請するだろうか? その可能性は高いように思われる。
(Martin Wolf)

アンゲラ・メルケル氏は2016年末にもドイツ首相の座にとどまっているか。
答えはノーだ。先日の与党・キリスト教民主同盟(CDU)の党大会ではメルケル氏をたたえるスタンディングオベーションがあったが、2016年は、同氏が首相として国を率いた長い時代が終わる年になりそうだ。

2015年だけで約100万人もの難民がやって来たことによるプレッシャーにもかかわらず、あのようなスタンディングオベーションが見られたことは、メルケル氏の(首相の)座が安泰であることの決定的な証拠のように思われた。しかし同氏は、受け入れる難民の数を来年は減らすと約束している。そして、この約束は果たすことができそうにない。密航業者の手を借りて必死に逃げのびてきた移民の流入が続くからだ。

首相の勇気と道義的なリーダーシップに対する称賛は、不確実性と不平不満に取って代わられるだろう。最初に亀裂が入るのは、地方政府の反発からかもしれない。地方政府は押し寄せてくる難民の数をさばききれないと断言している。もしそうなれば、ついにCDU内からメルケル氏に挑む動きが出て、その座が揺らぐことになるだろう。
(Gideon Rachman)

サッカーの欧州選手権(ユーロ2016)で勝つのは誰か。
ベルギーが勝つ。最近の国際サッカー連盟(FIFA)ランキングによると、ベルギーは世界最高のチームだ。この難解な係数はベルギーの質を誇張しているが、法外な差で誇張しているわけではない。スカウトと指導の高度なシステム――そして移民に対するリベラルな帰化政策――を通じて、もろい政府の下にあるこの小国はエリート選手を続々と生み出してきた。

ベルギーはエデン・アザール、ケビン・デブライネ、ロメル・ルカクの攻撃トリオを投入できる。この3人は合計した市場価値が1億5000万ポンドに達するイングランド・プレミアリーグのスター選手だ。ドイツのチームはより経験豊富で、スペインのチームはより結束力があるが、技術的な質そのものにおいてベルギーに欠けるものはほとんどない。フランスが開催国であることから、ホームアドバンテージに似たものもある。
(Janan Ganesh)

ブラジルのジルマ・ルセフ大統領は、オリンピック(五輪)がリオデジャネイロで始まる前に弾劾されるか。
答えはノーだが、際どい情勢になるだろう。今のところ、ルセフ氏は恐らく議会で弾劾手続きを阻止できるだけの支持を得ている。しかし、時間がたてばたつほど、ブラジルの景気後退が悪化し、大統領の政治的な支持が低下していく。たとえ下院が投票で手続き開始を決めたとしても、弾劾手続きが始まるのは恐らく2月10日になってからだろう。その後、複雑な手順に丸180日かかると仮定すると、ルセフ氏は8月半ばに弾劾される可能性がある。これは五輪が8月5日に正式に始まった後になる――やれやれ――が、8月16日の高跳びの決勝にはまだ間に合うタイミングだ。
(John Paul Rathbone)

中国は新年に人民元を大幅に切り下げるか。
イエス。中国には、2016年に対ドルで人民元を安定させておきたいと考える妥当な理由がある。商品貿易の多額の黒字、莫大な外貨準備、そして「レッドバック(人民元の呼称)」が立派な準備通貨であることを世界に示そうとする願望だ。

だが、人民元はやはり、現在の1ドル=6.48元前後から約7元まで下げる可能性が高い。米ドルが米連邦準備理事会(FRB)の継続的な金融引き締めに支えられる一方で、低迷する中国経済は恐らく、新年に少なくとも2度の利下げが必要になるからだ。そのために中国からの資本流出は高水準が続き、通貨に下落圧力がかかる。人民元の軌道は滑らかなものにはならないだろう。2016年は多分に、中国の通貨にとって最も振れの大きい年になる。
(James Kynge)

ジェレミー・コービン氏は今から1年後も英国労働党を率いているか。
イエス。それも複数の理由がある。1つ目は、労働党の議員はそうではないとしても、党員の大半が続投を望んでいることだ。世論調査における労働党の成績不振にもかかわらず、一般党員は党が取っている方向性に満足しているように見える。

そのうえ労働党議員の生来の忠誠心がある。保守党と異なり、労働党は「暗殺」を得意としたことがない。また、いずれにせよ、今その可能性が高く思えるように、コービン氏が労働党の不明瞭な党首選規則を変更し、何があろうと現職が候補者名簿に載るようにすれば、どんな挑戦もひいき目に見て非現実的だ。

平和主義を掲げる最後の労働党党首だったジョージ・ランズベリーを1935年に退任に追い込むには、アーネスト・ベビンの全力を挙げた弁舌が必要だった。当時、労組のリーダーだったベビンは、ファシズムに立ち向かうよう党を説得した。今日の労働党にはまだ、ベビンがいない。2016年に姿を現すことはなさそうだ。
(Jonathan Ford)

アベノミクスは2016年に失敗するか。
答えはノーだ。アベノミクスの実績はまちまちだが、全体としては、日本経済に害よりも大きな利益をもたらした。この状況は2016年も続くだろう。確かに、中心となる目標――インフレ率を2%に引き上げること――は達成できなかった。石油価格が急落したために、通常の尺度で測ったインフレ率はまだゼロ近辺で推移している。安倍晋三首相率いる政府は、消費税を早計に引き上げることで問題を悪化させた。消費者が支出してくれることを望んでいたまさにそのときに、人々のポケットからお金を奪ってしまったのだ。

だが、アベノミクスの全般的なリフレ目標は、うまくいっている。エネルギー価格を除外すると、インフレ率は約1%だ。名目国内総生産(GDP)に対する比率では、公的債務の増加は止まった。日本企業は記録的な利益を計上している。安倍氏の問題は、2017年に消費税を再び引き上げると誓ったことだ。危機的な状況が訪れかねないのは、そのときだ。
(David Pilling)

ロシアの陸上選手は2016年五輪に出場するか。
イエス。ソ連時代の大量ドーピングを復活させたことについてロシアを罰しようとする政治的な意思は存在しない。ロシアは2015年11月、薬物を使っていないことを証明できるまで無期限で陸上競技への出場停止処分を受けた史上初の国になった。

だが、ロシアと西側諸国は、陸上史上最悪の部類に入るような薬物使用をリストアップした第三者報告の困惑を最小限に抑えたいと思っている。リオデジャネイロ大会に出場するためには、ロシアはドーピング計画に加担した当局者を全員解任し、未解決の規律違反案件をすべて解決し、国のドーピング文化について調査し、行動を改めたことを実証してみせなければならない。ロシア側は、これには3カ月かかると話している。
(Malcolm Moore)

2016年には、ディーゼルエンジンを搭載した自動車の販売が欧州で減少するか。
イエス。欧州の自動車購入者はすでにディーゼルエンジンへの熱意を失い始めており、フォルクスワーゲン(VW)が全世界1100万台のディーゼル車について排ガス試験で不正を働くためにソフトウエアを搭載したことが秋に発覚した一件は、販売減少に拍車をかけるだろう。

欧州の新車に占めるディーゼル車のシェアは2010年の55%でピークを付けており、補助金が減額され、環境に対する影響への懐疑論が高まったフランスでは急激に低下している。VWはディーゼルエンジンでは特に規模の大きいメーカーであり、スキャンダル発覚後の11月には主要市場における同社の自動車販売台数が20%以上減少した。2016年には、ディーゼルのシェアが急激に低下し、自動車市場全体の伸びを相殺してしまうだろう。
(Brooke Masters)

北海ブレント原油は年末に50ドルを超えているか。
イエス。2015年の石油市場は、前年の暴落からの急反発を信じていた人にとって、ひどく厳しいものになった。米国シェール産業の粘り強さとイラクとサウジアラビアの産油量急増は、世界が原油であふれかえることを意味した。新年には、イランに対する制裁の解除によって、さらに多くの石油が市場に出回る可能性がある。

それでも、世界中の石油生産業者の財務の厳しさから、各社はプロジェクトの中止と掘削プログラムの削減を強いられ、将来の石油供給が抑え込まれており、そのインパクトが明白になるだろう。1バレル50ドルを下回るブレント原油相場は、業界が増大する世界需要を満たすために必要な投資を行うには、低すぎる。世界経済が景気後退に突入しない限り、2016年は石油価格がより持続可能な水準に持ち直す年になりそうだ。
(Ed Crooks)

ジョージ・オズボーン英財務相は「3月予算」で年金の税額控除を廃止するか。
廃止するだろう。財務相は2015年11月の「秋の演説」で、この問題について決断を下すのを先送りしたが、広範に及ぶ変化が訪れるという強い合図を送った。年金拠出金の事前税控除は現在、財務省に年間500億ポンド近いコストを強いている。

議論されている「年金版ISA(個人貯蓄口座)」は、この費用を削減することになる。労働者は定年退職時に無税で引き出せる保証を得て、課税済み所得から貯蓄を積み立てるようになるからだ。制度変更は、実行に移すのに何年もかかるだろう。納税者は、4月の税制年度末までに年金に最大限の拠出金を払い込むことで将来に備えることができる。
(Claer Barrett)

バーチャルリアリティー(仮想現実、VR)がついに離陸する年になるか。
答えはノーだ。だが、多くの人が初めて、いつの日かあらゆる技術の中でも最も大きな変革を起こす可能性を秘めた技術を体験する年になるだろう。VRヘッドセット――別の現実の3D(3次元)バージョンを見るために使われる分厚いゴーグル――を通して見た最初の光景は、大半の人にとっては、忘れられないものだ。しかし、素晴らしいデモだけでは産業は生まれない。

VRゲームが登場し始めているものの、VR装置用のコンテンツは不足している。また、VRを主流に押し上げるアプリケーション――仮想空間で医師を訪れたり、社内会議を開催したりするもの――は現実というよりは夢だ。それでも、VR技術は人々の想像を魅了するはずだ。物理的な現実はもう二度と同じには思えなくなるだろう。
(Richard Waters)←引用終わり
(2015年12月31日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
(翻訳協力 JBpress)
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2016/01/01

2016年 新年の「ご挨拶」を申し上げます!

2016年の年頭に際し、
「コラコラコラム 元祖宗家」は、
此処に、謹んでご挨拶を申し上げます。

2016
世界が平和に覆われる日が少しでも近づく事、
世界の人々が幸福に包まれます事を何よりも希望しています。
2016年1月1日

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