「セブン&アイ」のトップ人事の愚かさに改めて
日本の鉄道会社で誰もがトップ企業だと認める私鉄で、
経営役員から聞いた話。
この会社では、経営役員の子弟は採用しない(入社不可)と決めている。
だから、どうしても鉄道会社へ就業したいのなら同業他社へ就業せよと。
理由は「個人事業」ではなく「地域社会」に支持され共に生きる大切な「公益事業」であるためだと。
後年、社長に就いたK社長(父親が経営役員だった)は、事業者としてはライバルであった鉄道会社へ就業し、駅務員、動力車の免許を取得した後に運転士などの現場を経験し、父親の退任後に相当の時間を経て転職(転社)されたという。
日本最大の流通チェーンのHDを形成したとされる鈴木敏文会長も脇が甘いと言わざるを得ない。
ご自分に、長男を後継に就ける意志はなくても、周辺の経営役員に就いている事実に基づき、腰巾着の他の経営役員が様々な画策に出る事で、その実現を図ろうとするのである。
いくら否定しても「李下に冠を正さず」を理解しておられるのか、その点で大きな大きな疑問が残される。
「企業の公益性」あるいは「公益性の高い企業」という考え方があれば、ここまでの醜態を見せる事はないとも云える。
自覚の無い経営トップの驕りが見せた修羅場とも云える。
ところで鈴木敏文さんは「中央大学」の学校法人理事長は継続されるのかな。
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コメント
長男ではなく次男です。また一応、次男は富士通や自分が設立した会社でいろいろ経験してから(成功したとは言わない)セブンに入社しています。
あと、ご参考までに、セブンに関しては創業家(伊藤家)の子弟が能力にかかわらず役員になっています。
投稿: | 2016/04/11 19:34