世界にはビジネスチャンスが溢れている! 見出し手にするか批判し非難し失うか?
アイデアや現象をビジネスチャンスと積極的に捉え挑戦し手に入れるか。
横から眺めて批判し非難し足を引っ張り機会損失を繰り広げるか。
それは個人の自由であり、組織の自由だ。
でも、往々にして人は批判的であり否定的で、時には大きな声で非難する。
しかも足を引っ張る。
個人や組織が行政を引っ張り出し規制する。
規制される側も、思慮が浅く対抗手段を十分に考えないのか、規制されてから行政を非難し規制に抵抗する。
新しい試みを育てるのは骨が折れる。
しかし、一つの産業や業界の巨人が動けば、環境は激変する。
その種の事を繰り返しながら、ビジネスが芽吹き、やがて組織され産業化する事で、市民権を得るとも言える。
始めは、批判され、非難され、枠を嵌められ、苦労させられる。
引用開始→ 春秋
(日本経済新聞2016/5/30付)東京から北京に留学していた若い女性から、現地でしばしば利用した非合法サービスの話を聞いたことがある。サービス名は「ヘイチャー」という。漢字で書くと「黒車」となる。正式な許可を持たない闇営業のタクシーを指す。日本風にいうなら「白タク」のことだ。
▼白タクには法外な料金など危険なイメージがある。しかし日本人留学生が愛用する黒車の運転手たちは違った。留学生向け共同住宅の周りに待機しており携帯電話ですぐ呼び出せる。簡単な英語や日本語も通じる。信用できる運転手の名は口コミで広がる。価格も高くない。正規のタクシーより使い勝手は上だったそうだ。
▼いま米国から世界へ、新手の有料相乗りサービスが広がりつつある。「乗せたい人」と「乗りたい人」がスマートフォンを通じて互いの情報を交換し、マイカーで目的地まで運んでもらうのだ。両者の出会いを仲介する会社の中でも代表格である米ウーバーテクノロジーズは、先ごろ日本でも一部の地域で事業を開始した。
▼タクシー会社は「白タク行為だ」と反発するが、トヨタ自動車が米ウーバーへの出資を決めるなど、存在感は強まる一方だ。黒車も相乗りも、根底に「より便利に移動したい」という普通の人々の要求がある。安全性なら口コミをもとに自分たちで確認できれば十分。そんな新世代の価値観をタクシー業界は無視できるか。←引用終わり
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