恒例のNHKによる世論調査と政策「アベノミクス」の検証です!
安倍晋三首相は、8日に「この3年間で、21兆円の税収増」を得たと自画自賛しています。
そのうち「消費税増税分が8兆円」と述べました。
13兆円が「アベノミクス」効果による税収効果と所得増加を為したと自慢しています。そうですか。
それでは、
この3年間の勤労所得の増加額を呈示し、
①勤労者の所得税(地方税を含む)は幾らだったのか。
②勤労者の社会保険料負担合計は幾らだったのか。
③公共料金の支出合計は幾らになったのか。
その負担合計(総額)と勤労所得増加額合計(総額)を比較できるように示す必要があります。
あやふやな「%」ではなく、しっかりした「額」で示すと、なぜ「個人消費」が停滞から脱せないのか、誰でも見事に分かり理解できます。政権としては真に「都合の悪い事情」を曝す事になるでしょうが、国民に真実を問うてみて下さい。
野党(民共党)も、一定レベルの経済知識や経済政策能力を保つなら、それを概略でも調査し押さえておかなければ議論になりません。
与党は「経済政策」を問う選挙と言います。
野党は「安保政策」を問う選挙と言います。
噛み合いません。
国民(有権者)が求め知りたい事は「経済政策」では「アベノミクス」が本当に成功しているのか、成功しているなら、なぜ生活は苦しく、先行きに希望が見えないのか、であります。
野党も「アベノミクス」は失敗したと言うなら、この3年間の「税収増」と「勤労所得」の増減を明らかに比較すればよいでしょう。
「経済政策」について、与党も野党も「無知」で「無責任」です。
ハッキリ言って「アベノミクス」の結果は過程から、惨憺たる大失敗であり「都合の悪い事情」が明らかになります。日本国民の怒りは爆発するでしょう。
できれば「インフレ率」を含め、実際の「勤労所得」の低下と「生活実感」の厳しさを示すべきです。
「アベノミクス」は成功していると、
舌足らず語尾不鮮明ながら自画自賛にはお忙しいようですが。
正面から批判するとイヤラ志位が我が意を得たりとする可能性を与えますので、控え気味にしておりますが。
併せて政党支持率も引用紹介しておきます。
引用開始→ 内閣支持率 支持する48% 支持しない35%
(NHKニュース2016年6月13日 19時01分)NHKの世論調査によりますと、
安倍内閣を「支持する」と答えた人は、
先月より3ポイント上がって48%、
「支持しない」と答えた人は
1ポイント下がって35%でした。NHKは、今月10日から3日間、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。
今度の参議院選挙で、選挙権が得られる年齢が18歳に引き下げられることを受け、今回から調査対象も18歳以上の男女に広げ、全国の3076人のうち、65%に当たる1999人から回答を得ました。それによりますと、
安倍内閣を「支持する」と答えた人は、
先月より3ポイント上がって48%でした。一方、「支持しない」と答えた人は、
1ポイント下がって35%でした。来月10日に投票が行われる参議院選挙で、
投票に行くかどうか聞いたところ、
「必ず行く」が55%で、
前回3年前の参議院選挙の同じ時期と比べて5ポイント低くなっています。
また、「行くつもりでいる」が30%、
「行くかどうかわからない」が10%、
「行かない」が3%でした。今回の参議院選挙にどの程度関心があるか尋ねたところ、
「非常に関心がある」が24%、
「ある程度関心がある」が48%、
「あまり関心がない」が21%、
「まったく関心がない」が4%でした。今回の参議院選挙で投票先を選ぶ際に、
最も重視したいと考えることを、6つの政策課題をあげて聞いたところ、
「社会保障」が29%、
「経済政策」が25%、
「消費税」が15%、
「憲法改正」が9%、
「外交・安全保障」が8%、
「原子力政策」が4%でした。今回の参議院選挙で、与党と野党の議席がどのようになればよいと思うかたずねたところ、「与党の議席が増えたほうがよい」が25%、
「野党の議席が増えたほうがよい」が28%、
「どちらともいえない」が42%でした。安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価を聞いたところ、
「大いに評価する」が5%、
「ある程度評価する」が44%、
「あまり評価しない」が33%、
「まったく評価しない」が12%でした。安倍総理大臣が、
来年4月の消費税率の10%への引き上げを2年半、
再延期する考えを表明したことについて、
「大いに評価する」が15%、
「ある程度評価する」が43%、
「あまり評価しない」が25%、
「まったく評価しない」が11%でした。消費税率の引き上げを再延期することによる、
財政再建や社会保障への影響について不安を感じるかどうか尋ねたところ、
「大いに不安を感じる」が20%、
「ある程度不安を感じる」が53%、
「あまり不安を感じない」が18%、
「まったく不安を感じない」が3%でした。今の憲法を改正する必要があると思うか聞いたところ、
「改正する必要がある」が26%、
「改正する必要はない」が33%、
「どちらともいえない」が32%でした。東京都の舛添知事の政治資金などを巡る一連の問題に関する舛添知事の説明に納得できるかどうか尋ねたところ、
「大いに納得できる」が0.2%、
「ある程度納得できる」が3.6%、
「あまり納得できない」が21.5%、
「まったく納得できない」が67.8%でした。←引用終わり
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引用開始→ NHK世論調査 各党の支持率
(NHKニュース2016年6月13日 19時44分)
各党の支持率は、
自民党が38.1%、
民進党が7.6%、
公明党が4.7%、
共産党が3.2%、
おおさか維新の会が1.2%、
社民党が0.8%、
生活の党が0.1%、
日本のこころを大切にする党が0.2%、
「特に支持している政党はない」が36.7%でした。←引用終わり
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