むかしは「総評」 いま「連合」 太田ラッパを誰が吹く!? 嫌われても安倍晋三とはこれ如何に!?
その昔、労働組合の総本山としての「総評(全日本労働組合総評議会)」を率いたのは、
「合化労連」委員長の太田薫氏だった。
総評が全国の注目を集めるのは年明けから八重桜が終わる頃までの「春闘」だった。
「春闘」相場が、夏の「米価」を決める指標にもなった。
既に年中行事の「春闘」だったが、日本を代表する企業経営者の団体「日本経営者連盟(日経連)」を相手に、太田薫氏に率いられ一歩も退かず「日本の労働組合」を叱正し、日本の労働者の賃金相場を引っ張った。
https://www.nikkei.com/article/DGXKZO22909090R31C17A0MM8000/
やがて「総評」は、太田薫氏の引退を受け、「官公労」を率いた「全電通(NTT)労組」出身の山岸の手により、日本の労組を二分していた「同盟」と統合し「連合」を形成した。
その後、経営者側の「日経連」も「経団連」と統合し現在の「日本経済団体連合会(経団連)」に変わった。
そして「春闘」は「連合」の存在証明のための年中行事になった。
それは「日本経済」の危機や混迷を受け、外的な市場混乱や金融危機も受け、大企業による「裾野産業」への収奪が強化され、裾野産業を形成する「中小零細事業者」の労働市場と、国際競争をしているとはいえ、雲の上に君臨する「大規模事業者」の労働市場とは、事業利益の配分を巡り熾烈な争奪戦となっている。
「連合」は、日本の労働者の代表組織に非ずに堕して平気だ。約750万人とされる組合員は、全労働者の17%程度に過ぎない。
かつて「総評」を率い、太田ラッパを吹かせた「太田薫」は過去の遺物になったのか?
いま、労働者の賃上げを「経団連」を相手に要求するのは「日本国首相の安倍晋三」である。
「連合」は何をしているのか?
「連合」は何処へ行ったのか?
「連合」は神田の駿河台で何をしているのか?
その「連合」をスポンサーにし、支援を受ける「民進党」や「立民」、そして支援を期待する「希望」って何か?
政治分野でも、いわゆる国民と完全に「遊離」しているが、それは支援組織やスポンサーでもある「連合」も、実際の労働現場から「遊離」しているのだ。
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