「信越線の雪原停止15時間乗客閉じ込め放置」事故は美談じゃないだろう!?
JR信越線の列車停止と乗客15時間放置の問題点を簡潔に整理:
(問題意識の持ち方で事故の見え方が全く違ってきますので)
この現場は、過去に春夏秋冬に何度か「見附産地」へ向かう際に利用した経験があり、現場の「東光寺」も「帯織」も、言わば懐かしい駅で沿線の地域です。
考えるべき問題の論点:
A 事故の要因
① 降雪把握と沿線の状況掌握がオソマツだった。
② 列車の進行に伴う運転指令と乗務員(運転士・車掌)の連絡が密でなかった。
③ 有人駅(例えば「見附」駅)の駅務員も状況変化に対する深刻な認識を欠いていた。
B 事故停車と対応
① 線路上の積雪で前へ進めない状況に陥った。
② 乗務員(運転士・車掌)も認識が甘く、スコップで除雪可能と判断し、単独で除雪に取り組むも降雪量の方が上回った。
③ 夕方が夜半に変わり状況は更に悪化した。
④ *この時点で「除雪車」の出動要請をすべきであった。
⑤ ここでどのように検討され見送り(雪原放置)が判断されたのかの究明が欠かせない。
★ここでの判断が間違っており「人災」だと指摘したい。
⑥ 夜半~深夜の乗客救援は困難を極め、乗客救援後の収容先も見当たらないため夜間停泊を判断し、伝達命令した(と思われる)。
⑦ この時点で、乗客数が400人を超えており、必要な座席もなく立位のままで翌朝まで過ごす事への苦痛などの想像力を欠いている。
⑧ 乗客の体調や心理状態は個別であり個々に違う事への配慮がないのは、システムも含めJR東日本の根本的な思考体質の問題だ。
(JR西日本が引き起こした雨中停止事故で批判された経験を活かし共有したとは思えない)
C 停車後の対処
① 自社対処として除雪車の緊急現場派遣を行わなかった。
(この理由は徹底的に解明すべき事だ)
② 警察・消防・自衛隊へ救援出動を求めなかった。
(この理由も徹底的に解明すべきだ)
*基本は「大事にせず、自社内で」と考えたからだろう。
③ 夜間に人家も遠い雪原に乗客を降ろすわけにはいかないとの判断や、それをするくらいなら暖房の効いた車内に収容する方が黯然という考えは人命保護の観点から理解できる。
④ ここで重大な認識不足を指摘しておく。
*この列車は4両編成の電車である事。
*電車はパンタグラフから電気を取り入れモーターも空調も行っている。
*長時間停車し降雪が続けば「パンタグラフ」にも積雪し、雪の重量に耐えられなくなると自動的に落ちる。
*その瞬間に停電し、空調も停止し、室温は外気温と変わらなくなる。
⑤ 停止中の列車へ非常食(乾パンと水)を配布したのは深夜2時頃になってであった。
D 除雪車で除雪し救援
① 朝を迎え、ようやく除雪車が除雪現場へ到着し除雪を終える。
② 閉じ込められ放置された収容乗客の無事が確認される。
③ JR東日本新潟支社が「型どおり」の謝罪会見を行う。
*誰も、どのメディアも、責任を追及しない。
*産経に至っては「車内と運転士の状況をSNSで交換し凌いだ」とかを、まるで美談のように報じ、責任追及はせずに讃える始末だ。
E 事故のその後
① 人家もまばらな雪原に夜半、単独で乗客を降ろす事はできないのは正しい判断だが、それを免罪符にする前に、他の機関に救援を求める手立てを講じるべきである。
② 信越線がなくなると困る地域であり、沿線利用者のJR新潟支社への支持は厚い。ゆえに静かに「救援」を待つ姿勢は驚嘆に値する。それは本当に辛抱強い「中越」の人そのものだろう。
② JR東日本は公益事業者として「地域の覇王」であり「独裁者」であり恥もなく「社会主義」の政策を平然と押し付けているのであろう。
★まさに「寄らしむべからず、知らしむべからず」そのものの高圧姿勢なのだろう。
③ 怒り以外に何も湧かない!
(問題意識の持ち方で事故の見え方が全く違ってきますので)
この現場は、過去に春夏秋冬に何度か「見附産地」へ向かう際に利用した経験があり、現場の「東光寺」も「帯織」も、言わば懐かしい駅で沿線の地域です。
考えるべき問題の論点:
A 事故の要因
① 降雪把握と沿線の状況掌握がオソマツだった。
② 列車の進行に伴う運転指令と乗務員(運転士・車掌)の連絡が密でなかった。
③ 有人駅(例えば「見附」駅)の駅務員も状況変化に対する深刻な認識を欠いていた。
B 事故停車と対応
① 線路上の積雪で前へ進めない状況に陥った。
② 乗務員(運転士・車掌)も認識が甘く、スコップで除雪可能と判断し、単独で除雪に取り組むも降雪量の方が上回った。
③ 夕方が夜半に変わり状況は更に悪化した。
④ *この時点で「除雪車」の出動要請をすべきであった。
⑤ ここでどのように検討され見送り(雪原放置)が判断されたのかの究明が欠かせない。
★ここでの判断が間違っており「人災」だと指摘したい。
⑥ 夜半~深夜の乗客救援は困難を極め、乗客救援後の収容先も見当たらないため夜間停泊を判断し、伝達命令した(と思われる)。
⑦ この時点で、乗客数が400人を超えており、必要な座席もなく立位のままで翌朝まで過ごす事への苦痛などの想像力を欠いている。
⑧ 乗客の体調や心理状態は個別であり個々に違う事への配慮がないのは、システムも含めJR東日本の根本的な思考体質の問題だ。
(JR西日本が引き起こした雨中停止事故で批判された経験を活かし共有したとは思えない)
C 停車後の対処
① 自社対処として除雪車の緊急現場派遣を行わなかった。
(この理由は徹底的に解明すべき事だ)
② 警察・消防・自衛隊へ救援出動を求めなかった。
(この理由も徹底的に解明すべきだ)
*基本は「大事にせず、自社内で」と考えたからだろう。
③ 夜間に人家も遠い雪原に乗客を降ろすわけにはいかないとの判断や、それをするくらいなら暖房の効いた車内に収容する方が黯然という考えは人命保護の観点から理解できる。
④ ここで重大な認識不足を指摘しておく。
*この列車は4両編成の電車である事。
*電車はパンタグラフから電気を取り入れモーターも空調も行っている。
*長時間停車し降雪が続けば「パンタグラフ」にも積雪し、雪の重量に耐えられなくなると自動的に落ちる。
*その瞬間に停電し、空調も停止し、室温は外気温と変わらなくなる。
⑤ 停止中の列車へ非常食(乾パンと水)を配布したのは深夜2時頃になってであった。
D 除雪車で除雪し救援
① 朝を迎え、ようやく除雪車が除雪現場へ到着し除雪を終える。
② 閉じ込められ放置された収容乗客の無事が確認される。
③ JR東日本新潟支社が「型どおり」の謝罪会見を行う。
*誰も、どのメディアも、責任を追及しない。
*産経に至っては「車内と運転士の状況をSNSで交換し凌いだ」とかを、まるで美談のように報じ、責任追及はせずに讃える始末だ。
E 事故のその後
① 人家もまばらな雪原に夜半、単独で乗客を降ろす事はできないのは正しい判断だが、それを免罪符にする前に、他の機関に救援を求める手立てを講じるべきである。
② 信越線がなくなると困る地域であり、沿線利用者のJR新潟支社への支持は厚い。ゆえに静かに「救援」を待つ姿勢は驚嘆に値する。それは本当に辛抱強い「中越」の人そのものだろう。
② JR東日本は公益事業者として「地域の覇王」であり「独裁者」であり恥もなく「社会主義」の政策を平然と押し付けているのであろう。
★まさに「寄らしむべからず、知らしむべからず」そのものの高圧姿勢なのだろう。
③ 怒り以外に何も湧かない!
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