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2018/03/09

世界の自由貿易を強圧的に推進した「米国」が尻尾を巻いて逃げ出した!

世界はWWⅡ以降、局所的な小競り合いを除き、
世界を二分するような大きな戦争をせずに過ごしてきた。


これは日本が「日本国憲法9条で戦争放棄」をし、それを後生大事に抱えてきたからではない。


世界各国が貿易を拡大し「富を分け合う事」により、過度な重商主義や植民地主義という過去の愚かな行為を排し諌め、それらに及ぶ事なく、相互の信頼を高め信用を創造する事で理解と尊敬を深め合った結果から生じた果実である。


1987年以降、米国は世界貿易の新たなルールを制定すべく「GATT」でウルグアイラウンドを提唱し、安定的な世界貿易による市場形成を主導した。
この結果、北米自由貿易協定「NAFTA」が形成され、その後いくつかの国同士による「二国間自由貿易協定」や「多国間自由貿易協定」が積み上げられる事になった。


世界的な貿易ルールを統括する機関としての「WTO」も形成され、世界は新たな「発見」と「交流」そして自由な「貿易・投資」の拡大を受け、大きくGDPを伸ばし、成長と富を分け合ってきた。

Gdp

日本も先進7カ国の一員として公正な「自由貿易体制」の形成構築に向け取り組んできた。
しかし、世界が自由に貿易や投資を進めると、言い出しベェの国「米国」を率いる「花札爺」は、都合が悪くなったから「ルールを変える」と言い出し、自由貿易体制を真っ向から否定する言動を繰り返してきたが、とうとう就任1年を経て、米国が輸入する「鉄鋼製品」と「アルミ製品」を対象にした保護関税を課すると宣言した。


これを受けEU(欧州連合)は、米国製品に報復関税を課すと宣言した。
日本は様子見を決め込んでいる。


ここに「貿易戦争」の火蓋が切られる事になった。
いずれも歴史を振り返れば「貿易戦争」で「勝利」を得た者は誰もいない。
巻き込まれた全世界が無益な「戦争」を強いられ、無駄な争いを繰り広げ、
結果は膨大な損失を生むだけとなる。


米国は、自由貿易を推進する際に、交渉相手国に対し常に「報復措置」を振りかざし、自分達に有利な条件を強いてきた。それでも強いられた側は辛抱強く、貿易対象品の「改良」を重ね、米国市場を始め国際市場でシェアを得る事で、これまで有利だった米国製品が衰退を始め、競争力を喪う事になり焦れば焦る程「深刻な事態」を招き、その内に米国内への輸入品に高額関税を課すと言い始める。


真に勝手な言い種で「笑止千万」と言わざるを得ない。
国際経済も国際金融も相互の補完により成立しているなどという高度な思考ができない「花札爺」は、直情的に敵対国には「関税を課す」と、前後の脈絡も何もなく一時の「溜飲」を下げるためだけに、ヒステリックな政策を打ち出すのだ。
憐れな米国市民よ! と世界は考えるのだが。


貼付のグラフは、自由な世界貿易の発展で得た貿易額と世界のGDPを示している。ご参考までに。

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