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2018/06/10

「嗚呼、『年金』受給」投稿を観ての雑感 (グラフを添付します。真剣にお考え下さい)

世界がまだ経験せず、日本が直面している深刻なテーマです。
日本は、急激な高齢化と人口減に直面しています。それはWWⅡ敗戦直後に始まった人口の急膨張ボーナスの反動で、既に半世紀以上前から予測された事なのです。
しかし、21世紀初頭まで、これまで蓄積してきた成長エネルギーもあり、国にも信用があったのか、国民も緩やかで深刻に考えませんでしたが、事態は人口推移予測値を上回るスピードで加速度的に急激な悪化を示し始めました。

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20世紀末、外資を中心に民間から「確定拠出年金」の提案があり、先見性のある事業者は、その制度を取り入れ「企業年金」の大改革を始めました。
この時の日本の世論は、米国が「日本の年金資金」を狙い、分捕ることを企んでいると、無知で幼稚な非難囂々で馬鹿げた主張がヒステリックに展開されました。
しかし現実は、いまミナサンが目にされるとおりです。
その現実を観て「国が悪い」「国は酷い」の怨嗟と罵詈雑言ですが、それで事態が改善されるワケも無く、本質的な問題点を正確に把握し正面から向き合う以外にはないのです。

今日に至る「日本の繁栄」を築いたのは、世代を越えた全ての日本人の総和で、単純に「どの世代が良く、どの世代が悪い」という稚拙で些末な問題ではありません。

また、何よりも日本は近代国家を形成する際に、国民が保有する資産や資金を総動員し活用する事で今日を築きました。
それは一定の「債務」として保有し、一方でその「債務」を上回る「債権」を形成する努力を重ねてきたワケです。
物事の道理が分からす、何事も本質を理解せず、自分の都合に合わせて勝手に理解する「些末で稚拙な思考力」のヒトがいます。
彼らに言わせれば、国が統計で示す例えば「債務残高」を見ても、基本が「自国通貨」なのだし、これまで大丈夫だったし、気にする状況ではないと高を括り遊び呆け続けます。
無知はオソロシイ!

債務には、生産に供され「余剰や利益」を産む「投資」と、その時その時点の資金繰りに供され消えてしまう「消費」があります。
同じ「債務」でも、一方は少しでも「余剰や利益」を産み、一方は「単純に消費」され消滅するワケです。
この違いは、小学生の「算数」でも分かる事ですが、分からないヒトには分からないようで・・・・・

つまり「債務」の評価は、「投資」と「消費」の分類が不可欠で、今後の人口推移(予測)を見ながら「総生産量」を考え、人口を形成する年齢階層への手当を「財政」として考える必要があるワケです。

現在、日本の財政は1000兆円の「負債」を抱えています。
一方で日本が抱える総資産は1300兆円ほどですが、300兆円は海外資産で、国内的には債務と債権は均衡し、かなり注意が必要です。
海外資産は、暴動や、戦争また、為替など重大なリスクを抱えています。

一杯イッパイですから、資金供給を自国通貨だけで賄い続けられるか否か、外国通貨に頼る際に、現状の規律を欠く無責任な「放漫財政」で、誰か自国通貨と同じく無条件で貸し出すヒトや国があるかどうか、考えればヨイのです。
(まぁ、考えるチカラが少しでもあればですが)

従って、日本(日本人)が真剣に考え取り組まなければならない事は、マクロ的に、新たに「稼げる産業」を創出育成する事で「雇用」と「余剰利益」を拡大し、併せて「税収」を増やす。そのために可能な分野での「生産性を高める事」に集中する。そのための「労働改革」「社会制度改革」に取り組む事が喫緊の課題です。
「高プロ」が労働強化だなどと、無責任で禺としか言えぬ幼稚な議論をしている場合じゃないのです。

全ての日本人に「呆気」から目覚める事が求められているのです。

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