膠着状態の「米・朝」に苛立つ花札爺のトランプは「老人性錯誤夢想願望依存症」とでもいうのか?
こんな事は2018年の年明け時点で想定された事だった。
トランプは、基本的に「軍事圧力」を高めれば、北朝鮮は折れると観ていた。
しかしながら、北朝鮮は腰折れもしなかった。そればかりか「口数」では負けずに威張っていた。
軍事的圧力を高め維持する姿勢を見せながら、仕方なく、懐柔策に出た!
北朝鮮は、冷静に眺めていた。
北朝鮮は、南韓の寅の文在へ工作を強め、花札爺トランプへのポチに仕立て上げた。
手詰まり感を打開したい花札爺トランプは、警戒しながら「話」に乗った。
一連の「シンガポール」会談へのシナリオが整えられ、世界は華々しく歓迎したが。
北朝鮮は、当初の想定どおり、表面的な動きを見せても「本質」は変わる姿勢を見せないままだ。
北朝鮮は、中国に連帯的支援を求め続けている。
北朝鮮の主張は明確だ「朝鮮半島の非核化」は、原則的に重要なポイントだ。
そのためには、朝鮮戦争の休戦協定を進め「終戦協定」の締結を求めるとしている。
休戦協定が成立すれば、南韓駐留の米軍は撤退を迫られる事になる。
それが、朝鮮半島の自主権回復への第一歩だと。
それにより南韓の米軍に由る「核兵器」は排除される。
それを受け、北朝鮮は「核」を放棄する。
(しかしながら「核」技術を放棄せず知識は維持する)
これが基本なのだ。
終戦協定には「米を軸とした国連軍(派遣各国)+南韓+北朝鮮+中国」による合意が必要で、この主張を実現するのは、ほぼ不可能だ。
そこで、苛立つ花札爺トランプは、中国に苛立ちをぶつけ、自分の事は棚上げし、中国を非協力を詰るのだ。
これを「老人性錯誤夢想願望依存症」と観るのだが。
引用開始→ トランプ氏「中国が北朝鮮に圧力」 非核化巡り非難
(日本経済新聞2018/8/30 7:51)
【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は29日、膠着している北朝鮮との非核化交渉に関連して「米国と中国政府との貿易紛争のため、北朝鮮は中国から巨大な圧力を受けている」として中国政府を非難する声明を発表した。事態打開に向けて、北朝鮮の後ろ盾となっている中国への圧力を強める姿勢を鮮明にした。
トランプ氏は「中国が北朝鮮に資金や燃料、肥料といった多様な援助をかなりやっているのは知っている。これは有害だ!」と指摘。同時に貿易問題を含む様々な問題について「私と習近平(シー・ジンピン)国家主席との間で解決するつもりだ」との考えを示した。
6月の米朝首脳会談を受けて中止している米韓合同軍事演習について「もし演習を再開したら、かつてないほどの大きな規模になるだろう」と表明した。演習は自身の判断でいつでも再開可能とも訴えた。
ただ、トランプ氏は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長との関係について「とても良好で、温かいものだと確信している」と強調。現時点では「米韓合同演習に巨額の資金を費やす理由はない」とも指摘した。←引用終わり
花札爺のトランプの思考は、ヤタケタであり、基本的には小心者で「精神分裂症気味」だから、話にならないだろう。
ボス交し、基本合意すれば、全てが解決すると実に安易な発想だ。
だから、日本に対しても「安倍首相にはガッカリしている『真珠湾を忘れはしない』などと暴言」を吐き、子供じみた姿勢をバクハツさせる。
恫喝すれば、全てが解決できると考える人物に、中国の独裁や、北朝鮮の独裁に、アレコレ言われるのは両国とも辛い事だろう。
同様に、日本も辛い。
イランの発言「米国は、合意し締結した『条約や協定』を一度でも遵守した事はない」。
これは世界が傾聴すべき事であるが。
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