ノートルダム大聖堂の再建に資金拠出表明したフランスの金持ち企業、やはりケチだなぁ~!
ロレアルもアルノーのLVMHも、散々っぱらイメージで稼ぎ倒し、日本円で240億円か!?
まぁ、それは世界市場のオメデタイ客から、巧妙に刷り込み巻き上げ詐取したに近いカネなんだけど・・・・・
(貼付は、日経が作成した資金拠出申し出の主要先一覧:写真が出ませんので)
仏 ロレアル化粧品「ベタンクール家」 2億ユーロ
仏 LVMH (ルイビトン・モエヘネシー) 大株主「アルノー家」 2億ユーロ
仏 ケリング「ピノー会長」 1億ユーロ
仏 トタル 1億ユーロ
米 KKRクラビス共同会長 1000万ユーロ
仏 アクサ 1000万ユーロ
日 ニッサン 1200万日本円
彼らにとり、
「ノートルダム大聖堂」は、稼ぎのための「生産手段」なのですから、もう少し拠出するのかと思っていましたので、そこはやはりフランス人なんだなぁと、感心させられたワケです。
しかし談合しないまでも、既存の秩序が発揮され自然に、天の声が発せられ、各々の拠出額が決まるようですね。
観光と観光関連の土産物屋(LVMHなど)だけで日本円の5000億円くらい表明するのかと考えていましたので・・・・・
「形あるもの」は必ず滅失する。
そして、その心を再建し心を支えるですから、
幾らかけてもヨイのじゃないですか!?
時間も、歳月も、知恵も、技術も、その都度の費用を、その都度に集め、その都度に拠出し、やがて喪失時を上回る歓呼の時を迎え、随喜の泪が、人々が信仰や芸術の復活を願う中で・・・・・
(そのようなものではないかと受け止めますが)
この国の愚かな頭領は、4年以内とか5年以内とか、世界からカネや知恵を集めてなどと、愚かな自らの権力を自慢しようとしているようですが・・・・・・・・・
奈良の「薬師寺」は、
WWⅡの敗戦時にGHQの命令で農地改革・土地改革を受け、多くの寺領を始め境内をも喪い困窮を余儀なくされました。
しかし「薬師寺」が「薬師寺」であるために、困難を承知で再建に取り組まれ「堂塔伽藍」の整備に、独力(志ある人からの支援を受けながら)で、目標を掲げ進めておられます。
目標期間内に収まらなければ、その時は失望せずできるまで目標を延長すれば良いのだと。
末寺を持ちませんから、寺が持つ様々な「知識」や「技法」また「寺宝」を公開しながら、100年単位で無理せずに取組み進めておられます。
「薬師寺」や「東大寺」また「興福寺」など「南都六宗」は、天平の時代には「学問の府」でしたから、今に続く「学問」としての教義や体系を発展させ維持する上で、必要な手立てには十分な歳月をかけ、無理のない範囲で取り組まれるようです。
その哲学に感動すら覚えます。
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