カルロス・ゴーンの「罪と罰」:無限のコストカットが正義だと認識させ自らは収奪で私腹を肥やした極悪人だ!
@nifty 提供のブログは、ノジマの手元に落ちて以降、この10年余りで不具合も含め最低の状況ですが続けます。
ゴーンは日産を再建したと自慢するが、日本政府の全面支援と公認の下で、誇りを踏みにじり、抵抗させず、従業員の首切りと協力会社へコストカットそれに優良不動産の叩き売りを行った。
それを断行し貫徹するため「命令」と「服従」を強い続けた。
中身(本質の内容)を見ずに、無能メディアとお抱え評論家がV字回復だと讃え吹聴した。
その結果、日本の産業界の多くが「ゴーンの日産に倣えと、コストカットへ舵を切った」のだった。
以来、20年、日本では無限の「コストカット」が正義を得たかのように大手を振り、あらゆる産業で「生産ピラミッド」を形成する上位から下位の裾野まで、止まる処を知らず「コストカット」の嵐が吹き荒れている。
遂には、人件費のコストカットを目指し、使い捨ての非正規労働が大幅に緩和され、そのために小泉内閣が多様な労働形態として市民権を与えた事で「正義」になった。
以降、日本は「高賃金」で「低生産」こそが「社会悪」の根源として捉えられ、今日に至る「生産(利益)と労働(配分)」の不均衡を産み、企業内の資金ストックは増えても、市場を形成する重要なプレーヤー(消費者)でもある労働へ配分されず、デフレを生む要因を形成し、脱却できず藻掻き苦しみ続けている。
この流れは、先進工業国のあらゆる社会の生産システムで「模倣」され「コストカット」こそが「経営の正義」とばかり称賛され、市場を刺激する「次世代製品」を製造しても「消費」は対応できない状況に陥り、遂には先進工業国共通の膨大な「カネ余り」を生む遠因にもなったと考えている。
「カネ余り」でも「利率」による「利益」を求める声に応えるため、金融博奕に過ぎない「金融デリバティブ」が高度に理論化され、仮説が仮説を生み膨大な夢想により「金融ゲーム」による莫大な金融バブルを招いているように受け止めている。
つまり、絶対権力を背景にしたゴーンの強欲から生じた「コストカット」は、世界各国に世界市場に無限連鎖し、無茶苦茶な被害をもたらしているとも云える。
1999年から、一貫して「ゴーン」の手法を否定してきた者として、上記を含め様々な点から、経済と倫理の均衡を欠くゴーンの失脚(罪)と獄中生活(罰)を冷たく眺めているのです。
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