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2019/08/11

青春18切符を利用した「ムーンライトながら」と大糸線「リゾートビューふるさと」乗車のメモ (その2:小田原=名古屋=糸魚川)

夏の「青春18切符」は、利用のピークだ!


先日の投稿でアップしたが、ヘビーな利用者でもあるワケで、時間の使い方を楽しもうと、この夏の挑戦をし始めた処です。8月10日投稿の続きです。


そして「小田原=名古屋=松本=糸魚川」で1日(1回)使用
② 小田原(臨時快速ムーンライトながら)ー名古屋ー中津川ー塩尻ー松本(臨時快速リゾートビューふるさと)ー南小谷ー糸魚川:


東京=名古屋は夜行で6時間を
臨時快速「ムーンライトながら」は、普段は伊豆への特急「踊り子号」などに使用する快適な電車で10両編成(4両+6両:4号車と5号車は通り抜け不可)です。
殆ど「青春18切符」を利用する鉄道オタクというか熱心なファンに報いる運用と言っても過言ではありません。
従って、東京駅には22:30頃から、一見して分かる風情の人が老若男女を問わず三々五々に集まってきます。
通常では23:05頃の10番線入線のようです。
停車駅は、品川、横浜、小田原、熱海(旅客扱のない停車:JR東日本とJR東海の乗務員が交代)、沼津、静岡、浜松、豊橋(旅客扱いのない停車:JRFの貨物列車が追抜き)、笠寺(旅客扱いのない停車:JRFの貨物列車が追抜き)、名古屋、岐阜、大垣です。
小田原では、小田急線からの乗り換え客を待ちます。
魔の静岡と言われる熱海~沼津は約20分(東京駅から沼津まで約2時間)、沼津~静岡は約40分で、静岡~浜松は約60分でした。ほぼ2時間ですから、やればやれるじゃないか!
この停車駅で、JRFのコンテナ貨物が30本近く追い抜いて行きました。
東海道本線の物流量は物凄いと言えます。
車内は、眠る人は「首枕」+「アイマスク」を周到に準備し一心不乱に眠っています。
従って、沼津から名古屋まで「車内放送」はありません。
眠らずの鉄チャンや鉄子サンらは「アイマスク」ではなく「i Pad」で忙しそうです。
*重要な注意点:車内販売はありませんので、十分な量の飲料水を準備しておく事です。
東京駅で買い忘れ、浜松での停車時間を利用し、自販機で飲料水を入手するまで厳しかったですね。
笠寺での停車とか豊橋あるいは浜松また沼津での停車時間を合計すると1時間30分は優に超えそうですが、乗降者に対応する駅務員の業務開始時間との調整も必要ですから。
早朝の05:09に名古屋へ到着しました。


ここで63分の接続待ちになります。早朝の名古屋駅のプラットホームで、メールの処理や出来事のチェックをして過ごしましたが、その準備のない人は厳しい時間ですね。
ここでも、まず何よりも水分の確保を自販機でしておいて下さい。売店は7時前からです。


名古屋=中津川は約90分です。
春日井を過ぎると、突然(当然)ですが、田園風景が広がり長閑です。
でも、早朝の時間帯にも関わらず名古屋へ向かう側は通勤の人がホームで整然と並び到着する電車を待つ姿を見るのは、さすがは名古屋だと感動でもあります。
恵那を抜け木曽谷へ入ると中津川は間もなくです。


中津川=塩尻は約2時間20分です。
中央西線と言われる区間ですが、中津川には「中央リニア新幹線」の駅ができるというので、木曽谷のでは、まぁ人が居る方の地でうが、昔から中山道の宿だった中津川を知る者としては驚き以外の何物でもありませんでしたが、この度もその印象は不動です。
ワンマンのディーゼル車両でクロスシート3両連結で、乗降は先頭車両の前の扉のみです。これは以前に乗車した「米坂線」の「快速べにばな」もそうでした。
一駅毎に律儀に丁寧に停車しながら進みます。勿論、対向列車の待ち合わせも、特急列車の追い抜き通過待ちもあります。


塩尻=松本は約20分程です。
中央西線は、塩尻から中央東線になりJR東日本で、JR東海からJR東日本の乗務員への交代があります。また長野や松本から篠ノ井線を走行してきた甲府行きや高尾行きの電車との接続もあります。
塩尻でJR東日本の電車に乗り換えます(その方が出発・到着とも早いので)。
でも、これも車内放送による案内はありません。塩尻で水分や当座の食べ物を求める人が多数で、駅の改札外のコンビニは大混雑になります。また役務員も長閑なようで、短時間の乗り継ぎの合間に買い物を済ませるのは知恵と技術と度胸(決断力)が必要です。
高雄から走行してきた松本行き(ロングシート車)にギリギリ間に合いました。
松本駅で大糸線と上高地行きの松本電鉄は6・7番線ですが、臨時快速「リゾートビューふるさと」は篠ノ井線の2番ホームです。ナンと駅の時刻表にはありません。


松本=南小谷の臨時快速「リゾートビューふるさと」は窓の大きなハイブリッドのディーゼル2両編成で、北アルプスを遠望しながら2時間20分十二分に愉しめます。
ナンと、風光明媚な「長野=松本=南小谷」を往復しているのだそうで!
松本を出ると停車駅は、穂高、信濃大町、白馬、南小谷です。
穂高では「穂高神社」へ、信濃大町では「立山黒部アルペンルート」、白馬では雄大な「八方尾根」の遠望、途中の信濃大町を前にした「高瀬川橋梁」では後立山連峰の鹿島槍ヶ岳を遠望、信濃大町を過ぎると仁科三湖の絶景を丁寧に案内走行するなどエクスカーションが付いています。
今回の最大のテーマは、大糸線の再訪でした。特に長野オリンピックで新装なった「白馬」の現在を観ておこうというのが狙いでした。
「八方尾根」へ何年通った事か、リーゼンスラローム(約7キロ)を1日7本、シーズン中に12日は滞在し、およそ1シーズンで東京=大阪をスキーで滑った事になりますが、10年は続けましたから、凡そ6000 km を格闘した事になりますか!?
八方尾根、岩岳、栂池高原には、毎シーズンお世話になりました。


南小谷=糸魚川は約1時間です。
JR西日本が管轄し運行を担当する区間ですが、この区間はJR西日本の鉄路に繋がっているワケではなく完全に孤立しています。
基盤も簡易鉄道(トロッコのよう)の扱いなのでしょうね、2両編成のディーゼル車両が、千国街道沿いで北部地域の人々の生活を支えています。
南小谷で乗車したのは、自分を入れて大人5人、子供2人え、途中で1人が降車し、途中で1人が乗車し、トータルは大人6人子供2人でした。
しかし1時間程をかけ糸魚川へ無事に到着しました。(青春18切符の旅はここ終了です)


後は、通常の乗車券を求め、北陸新幹線で金沢を経由(乗り継ぎ)北陸本線+湖西線+東海道本線を経由し大阪へ戻り着く事ができました。
当初の狙い(目的)どおり、「ムーンライトながら」+「リゾートビューふるさと」を利用した北アルプスの大糸線(全線乗車)を、恵まれた空気と天候の中で達成する事ができました。

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