円安を続け 構造改革を怠り 日本の国際競争力を低下させ続ける「アベノミクス」は所得低下を招くだけで百害あって一理なし!
政界で政策を議論できる数少ない優れた人材「藤井裕久」氏。
時事通信のインタビューに応える形で、総合的な政策のヒントを提示され。
どちらかと言えば、旧世代の政治家だが、懸念も指摘も的を射ている。
民主党に籍を置いたが、真っ当な政治を志向する姿は引退後も変わらない。
この種の政治家は、殆ど居なくなった。
基本的な「学習」をせず、自ら「政策」を磨かず、人気取りの「アッフォーマンス」を競う、ゴミ政治屋ばかり目に付くのは、選挙制度の根源が腐っているからであり、その悪弊を自らの「政権維持」だけを目的化し利用する「国士」気取りの「酷至」は、掲げた政策も約束も何一つ実現できず、本当に危機感を持たぬまま、基より智力を欠く醜い姿を曝し、言語は意味不明で、人としての責任感も無いまま幼稚に戯れ彷徨い続けるのは、目を覆いたくなるばかりで、日々を無為に遣り過ごすだけでは情けない。
軽くてパァ~は担ぎ易かろうが、ウジモトイヤミではないが、骨もなく、オツムもナイ、無能の本質が明確に姿を現しているのだから、自民党のクロアリ、シロアリどもは、国の骨格を喰い潰す前に、交代要員がある(居る)のだから、キッパリ交代させるべきだろう。
このまま、ダラダラ引っ張っると、次の展開ができず、大失態を招き、日本国民の期待を裏切り、相曽を吐かされ、またぞろ取り返しのつかない「政権占領」される事態を招くだろう。
引用開始→【藤井裕久氏の官界・政界57年】参院を「地方代表」の府に
(時事通信社「地方行政」2020年1月9日号より)首相の改憲、アベノミクスを批判
大蔵省の官僚から自民、新生、新進、自由、民主各党の国会議員として財務相などを歴任、官界と政界で長年にわたって活躍した藤井裕久氏に、憲政史上最長を記録した安倍政権に対する評価や、2020年の国内政治の展望などについて聞いた。(「地方行政」編集長・日高 広樹)
◇ ◇
-政界引退後はどのように活動しているか。
いろいろなところから取材の依頼や講演の依頼がある。我々の経験から、今の人に平和のありがたさをぜひ知ってもらいたいと講演している。
私の師匠の田中角栄さん(元首相)は「戦争を知っているやつが生きている限り日本は安全だ。そういう人がいなくなった時が一番怖い、だから生きている人間が教えてやらなければ駄目だ」と言っていた。
アベノミクスはレーガノミクスと逆
-安倍政権について、内政をどう評価するか。まず(安倍晋三首相の経済政策の)アベノミクスには基本的に反対だ。レーガノミクスと全く逆のことをしている。
レーガン米大統領は米ドルを強くすることによって、世界の通貨を米国に集め、米国の発展を求めていく考えだったが、安倍首相は自分の国の通貨を弱くすることで運営したいということだ。考え方が逆なのに、アベノミクスと言っていること自体、非常に抵抗を感じる。
-第2次安倍政権後、株価は上がったが。
それは超金融緩和で金を出しているから。経済は良くないといってもいい。恵まれた人だけには非常に良かったかもしれない、しかもそれは円安によって少し良くない金を集めただけ。本当は円が高いので集めるのが筋だ。
日銀総裁だった速水優氏が「強い円 強い経済」(東洋経済新報社)という本を書いている。それによると、円安は弱い円であり、弱い円で形だけ稼ぐのはおかしい、それは日本の経済を良くしているわけではないと言っている。彼の言うことが正しい。
安倍首相のやり方というのは、恵まれた人に金が行くようにしている。そしてその金が滴るように一般の人に降りて行って、そして経済が良くなるというのが安倍イズムだ。
実際は、一つの代表では大企業だが、大企業は滴り落ちるようにしていない。皆そこで金をリザーブしている。
だから、これからの経済は直接的に恵まれない人へ金が行くようにすべきだ。首相が言うように恵まれた人に金が行けば自然に日本経済が良くなるというのはうそだ、ということを私の経済政策として申し上げている。
-憲法改正を目指す首相の姿勢をどう思うか。
私は憲法改正そのものについては反対ではないが、首相が求めているのは9条改正で、自衛隊を(条文に)書くという。絶対に反対だ。自衛隊だけを憲法に書くというのは、戦前の政治軍人をつくることにつながりかねない。
憲法改正でもう一つは、鳥取、島根両県など(参院選の合区選挙区で)1人しか出られないのを(特定枠の導入により)2人当選できるようにする、あれは自民党の対策だから話にならないが、私はこう思っている。
今の参院は衆院のカーボンコピーといわれていて、もし残すならば地方代表というものにする。島根県も鳥取県も徳島県も高知県も各1人にして、1対3とか1対2とか(1票の格差)にこだわらず地方代表をつくるべきだ。憲法改正もこういうことならあり得る。
-安倍政権の外交面はどう評価するか。
一番けしからんのはトランプ米大統領と一心同体ということだ。トランプという人は国際協調派でない。一国至上主義だ。仲良くしていると、他の国を敵に回すことになるから反対だ。対ロシアでは何もしていない。北方四島問題も(解決は)不可能だ。
朝鮮半島との関係で、根本は韓国併合と思っている。これがあるから従軍慰安婦問題、徴用工問題がある。それで謝る必要はない。
1965年に日韓基本条約を結んだとき、私は(大蔵省の)外務省予算担当者だった。上から計5億ドルを付けろ、査定の外だ、政治の決定だと指示を受けた。それで過去の謝罪は終わったと思っている。
謝る必要ないが、今の政府要人は韓国に相当無茶なことをしたということだけは常に思っていてほしい。
野党にはシンボルが必要
-安倍首相は桂太郎を抜いて在任日数が最長になったが、要因は何か。一つは、世界が一国主義に偏りつつあったということ。安倍氏も国際協調派ではなく一国至上主義者に近い。それで日本がもうけたというのが第一と思う。
もう一つは言いにくいが小選挙区制だ。悪用しているとしか思えない。
私は当時、自民党政治改革本部の末席にいた。中選挙区制は絶対駄目だと言ったのは、伊東正義と後藤田正晴両氏だ。私はこの人たちを尊敬していたから同調した。
中選挙区制では当時、地元で(消費税に)反対と言って、東京に来たときは親分の言う通りに(賛成)する人がいた。この悪さを変えないといけないと言ったのが両氏だった。
しかし、小選挙区(比例代表並立制)導入で、権力者の言いなりになる人間が出てきた。自民党の話だが、見ていると平成から入ってきた議員にはろくな人がいないのではないか。全部が駄目だと言っているのではない。結局、小選挙区になると権力者の言うことを聞かなければならない。
もう一つは派手な行動をする人が当選する。地味に真面目に政策を語る人間は受けない。
-安倍首相のどの点が問題か。
「戦後レジームからの脱却」という彼の言葉がある。これが一番許せない。
レジームはフランス革命の言葉だ。ブルボン王朝がけしからんというところから始まった。戦後政治はブルボン王朝のように悪い野郎の集まりだと。
戦後の政治家たちは皆、米国の占領政策に左右されたというが、そうではない。戦前から日本の軍人政治はけしからんと言ってきた人たちが、日本の戦後政治をつくった。
-2020年の国内政治の見通しについて。
吉田茂、佐藤栄作、中曽根康弘と、長く続いた首相は何かいいことをした。しかし、末路はみじめだ。
安倍首相は何もやっていない。そして「桜を見る会」が問題化している。どうして、そういう(政治の本流と関係ない)話をしているのだと言う人が必ずいる。
しかし、(長期政権だった首相は)みんなそういうつまらない話で首になっている。政策の話でつぶれた人はいない。
-昨年、民主党政権発足から10年経過したが、野党は立ち直っていない。
そう思う。まず二つの党をつくったのが間違い。これからどうするか。シンボリック(象徴的)な人を親分にすることが大事だ。「山は動いた」と言った土井たか子さんのような人を持ってこないといけない。今の野党はみな秀才だ。ただ、秀才だけでは政治はできない。
-安倍首相後は誰がよいと思うか。
自民党に何人かいるが、林芳正参院議員だ。ただ、安倍首相が衆院議員にしない。(安倍氏の地盤の山口県)下関市は、本当は林氏の祖父の地元だ。林氏は(衆院くら替えへ)勝負しないといけない。インテリでは駄目だ。
-現在の中央省庁の官僚は自身の頃と比べてどうか。
私が役所に入った時、課長や官房長らは政治家をばかにしていた。もう少しきれいな言葉で言えば軽視していた。「本当に仕事をしているのは俺たちだ」という自負があった。現在は内閣人事局が大きな影響を持ったと思う。
◇ ◇
藤井 裕久氏(ふじい・ひろひさ)1955年東大法卒、大蔵省入省。官房長官秘書官、主計官などを経て76年同省退職。77年参院選初当選、90年衆院選初当選。細川、羽田両政権で蔵相、鳩山政権で財務相。2012年政界引退。衆院当選7回、参院2回。87歳。東京都生まれ。←引用終わり
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