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2021/04/12

教条主義が都合よく脊髄反応する正義の「言葉狩り」には「言論・表現の自由」で立ち向かい「人権」は擁護し権利保証が不可欠で「闘論」を避けるな!

出かけた「小ホール」は、建て替えられた以前の会館では印象深い「大ホール」だった。
1974年に、高校生の後輩たちが活躍した「全国高等学校演劇研究全国発表大会」を大阪府高演連が開催主幹した場で。


” 某高校が発表した上演作品は重大な「差別」に当たる " と、
カイドーの同盟員を名乗る者から指摘があり、
” 直ちに研究発表大会の残り上演中止と関係者の謝罪と、参加者全員の反省を求め人権学習会(糾弾会)を受けよ ” との要求が出て、
ヒダリの多い演劇関係者は「瞬間脊髄反応」で色めき立ち、
全国から参加した高校の顧問教員の多くが取り乱し、
会場の「大ホール」は蜂の巣をつついたような騒ぎになり、その状況に唖然とさせられた。


札幌から北海道を代表し参加した高校と顧問の教員やその仲間を慰労する目的を兼ね訪ねたのだが、収拾がつかない状況を見て、関係のOBとして収拾に向け発言した場だった。


” すべての「言論・表現」は、誰かの圧力や威迫を受け中止し断罪されるワケではない固有の権利だ。
特定の団体や組織が掲げる運動の目標と合わないと言い、中止し謝罪し糾弾を受けよとの主張を受け入れる事はできない。
積極的に問題提起した表現の一部分を切り取り、重大な差別だとの指摘は受け止めるが、上演作品全体の底流に流れる思考は問題提起であり重大な差別の拡散には当たらない。” と、当時は知られた存在でもあった事で、開催関係者の諒解承認を得て指摘し主張した。
検証が必要なら、後に場を設け丁寧に論理的に検証し合えば良いのであって、
その際は
「徒党を組み ” 威迫 ” し、一言一句を暴力的に取り上げ威圧する行為なら応じる必要はない」
「また、研究発表全国大会を中止する必要などはなく、何れの勢力からも『言論・表現の自由』は護られなければならない」
「指摘発言を引き延ばし、研究発表大会そのものを阻止するなら、それは『言論・表現の自由を侵害』し、重大な業務妨害(罪)に当たり、相応の決意を持って対処する必要がある」と強く述べた。


言葉狩りで妨害行為に出て名を売ろうとした弱体な教条主義の指摘者は、大声で騒ぎを継続しようと試みたが、担当の主幹でもある主催者は気を取り直したのか続行を宣言し、全国から参加し会場を埋め尽くした関係者の圧倒的な拍手で承認された。
この時点で「一事不再理」が成立し、以後も『言論・表現の自由』の原則に従い威迫目的の威圧的言論は受け入れない事を併せて確認した。以上が大要だ。


当時は、既に社会人の一角に席を占めていたが、大学内で様々な過激セクトと対峙し激論を交わしてきた側としては、教条主義などいつでも論破してやると強い喧嘩腰の姿勢でもあったが。


インテリは実に弱い。論争も含め喧嘩の仕方を識らなさ過ぎだ。
人権を護る事は基本だし、言を俟つまでもなく大切だ。
それをして、弱体な思考で全体を通暁し提起している本質も捉えず、言葉の一端を捉え取り上げ問題視し、全てを済し崩し的に崩壊させ凱歌を上げようとの稚拙な英雄主義は、木っ端みじんに粉砕しなければならない。


懐かしい「大ホール」での想い出が突然に甦った。

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