消費する「工業製品」も大半は「部品」を組立て製造される。 部品の精度が製品の精度に直結するのは言うまでもない。
市場で消費される「工業製品」は、設計・デザインの指示に基づき最終的に組立製造される。
衣料品でも、雑貨でも、IT機器でも、何れの製品製造にも、必ず組み立てられた最終部品が必要だ。
この最終部品には、前段階で組み立てられた部品が必要だ。
例えば、衣料品も「ボタン」や「ファスナー」あるいは「ホック」など。
それは先ず欠かせない。
他にも「芯地」や「裏地」要るわけで、更に遡れば何よりも「生地」が要るし。その「生地」も、例えば「綿布」なら「棉」を刈り取り、夾雑物を除き、紡ぐ準備をした上で、「糸」として「紡績」し、それに「撚り」をかけ「糸」として仕上げ、次は「染色」し、織機にかけ「綿織物」に仕上げる。
良質良好な「完成品」を目標にするなら、まず「部品」の精度が高くなければ、その完成度は低い。
完成度を高めるには、完成度の高い「部品」を欠かす事ができない。
それぞれに工程があり、職人が関与し、様々な過程を経て「最終製品」として完成し、流通に乗り「市場」へ供給され、消費者の手元へ届く。
その一つ一つの工程で僅かでも必ず「付加価値」が生産されている。
「付加価値」とは、一人ひとりの「労働の成果」ともいえる。
IT機器の象徴ともいえる「i Phone」は、
部品点数が、約2000と言われている。
自動車は、約2万点~5万点の部品点数になると。
小型航空機(旅客機)でも200万点の部品が組み立てられているとか。
それを、1点ずつ丁寧に組立、次の工程へ送り、また数点を組立て、その次の工程へ送るを繰り返し、最終的に「鴻海」の工場で「i Phone」に組立て仕上げられる。
どのような「性能」を求めるか、それを「幾ら」で売るか? それを買う層はどのような人か?
基本の仕様を企画し、デザインとしてまとめ、基本設計し採用部品を、どう組み込むかで「アプリ」の対応も含め、最終的な製品の性能が決まる。
市場で受け入れられるかどうかは、性能と販売価格だ。
最初に、インフルエンサーがどう反応し、一定量のフォロワーを獲得できるか? そこを突破できれば市場を得ることができる。
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