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2021/12/25

「Key 違い」は心神耗弱状態にあったと主張し、無罪放免され罪を問われないのなら、犠牲者の「人柱」は建ち続け、やがて異常は正常を上回るのか

「大量殺人」が生じた時に、いつも考える事ですが、
犯人(被疑者)も、重症を負い重篤であるとの判断で、高度な治療を施す事の意味や意義はどこにあるのだろうか?
結果、生命を取り返し、
捜査の過程で「心神耗弱状態」にあったと判断が下され、
無罪放免になれば、被害者や遺族は堪らないし耐えられないだろう。


仮に、裁判にかけ、有罪判決が出て収監入獄したものの、
後日、刑期満了で出所し、同様の犯罪を再発させる事は少なくない。
まず、国選弁護人が選定され割り振られ、裁判を維持するため被告人の弁護に当たるが、途中から意を変え容疑事実や犯罪立件の否定に走り、控訴上告を繰り返し、果たして何か社会的意義があるのか?
(モチロン「冤罪」の防止また阻止は理解するが)


日本は、法治国家と言いながら、ハッキリ「人柱主義」と言える。
甚大な量の「人柱」が立たない限り、法的な厳格化は適用されないままだ。


「Key 違い」なら、扉が開かぬようにならぬものか!?


引用開始→ 大阪ビル放火の容疑者、容体回復は困難…脳に深刻な障害
(讀賣新聞 2021/12/24 21:49)

 大阪市北区曽根崎新地のクリニックで起きた放火殺人事件で、意識不明の重体となっている谷本盛雄容疑者(61)は、一酸化炭素(CO)中毒による蘇生後脳症(低酸素脳症)の状態にあることが、捜査関係者への取材でわかった。脳に深刻な障害を負い、事情聴取ができるような回復は難しいという。刑事責任を問うことは極めて困難な見通しとなった。

 捜査関係者によると、谷本容疑者は放火後、クリニック内から心肺停止状態で搬送され、大阪市内の病院の集中治療室で治療を受けている。搬送後に蘇生したが、脳に十分な酸素が届かず、蘇生後脳症の状態が続いているという。

 蘇生後脳症は、心肺停止からの回復後、脳への酸素供給が途絶えたことで起きる脳障害。いったん命を取り留めても、何らかの障害が残ることが多く、植物状態や脳死となり、死亡に至ることもある。

 この火災では、クリニック内にいた患者ら26人が心肺停止状態で救急搬送され、うち25人が死亡。死因は24人がCO中毒、1人がCO中毒に伴う蘇生後脳症だった。残る女性1人は重篤な状態が続いている。

 谷本容疑者は17日午前10時15分頃、ビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」に侵入し、ガソリンをまいて火を付けたとされる。火災後、出入り口に最も近い場所に倒れており、到着した救急隊に最初に運び出されたとみられている。←引用終わり

DMATで出動した隊員も、
一瞬の仕業で「一酸化炭素中毒」を救う事ができないままだったのは、真に無念だったと・・・


引用開始→ 次々と運ばれていくシートに覆われた人たち…DMAT隊員ら「何もできず解散、非常に無念」
(讀賣新聞 2021/12/24 15:43)

 大阪・北新地の心療内科での放火事件当日、現場に駆けつけた二つの「災害派遣医療チーム(DMAT)」の隊員がそれぞれ読売新聞の取材に応じた。ともに救命の準備を整えて発生の1時間半後に到着したが、被害者の多くが一酸化炭素(CO)中毒で蘇生が難しく、治療の余地はなかったという。医師らは「無念だった」と振り返った。(東礼奈、中田智香子)

無念
 17日午前10時55分頃、大阪市内でビル火災発生との一報が大阪府済生会千里病院の千里救命救急センター(吹田市)のDMAT隊員に入り、医師2人、看護師2人ら計6人がドクターカーで現場に派遣された。

発生当日の状況を語るDMAT隊員の医師(中央)ら(大阪府吹田市の大阪府済生会千里病院で)
 出動直前の情報では、搬送の優先順位を決めるトリアージで、色分けされたタグ(札)は、赤(重症)が4人、黄(中等症)が4人、緑(軽症)が10人だった。だが、現場に向かう途中、先着した別の隊からCO中毒などで「黒(死亡または救命困難)に近い赤」が24人との情報がもたらされた。

 午前11時49分、現場に到着。何台もの緊急車両のサイレンが鳴って騒然としていたが、できることはなかった。ビル近くに設置されたテントの中からシートに覆われた人たちがストレッチャーで次々と運ばれていくのを見送るのみだった。

 「悔しくて、活動すらできない現実を受け入れられなかった」。初出動だった看護師の男性(29)は唇をかむ。現場にいたのは20分余りだった。

 リーダーを務めた医師(42)も「何もできずに解散となるような現場はあまりなかった。非常に無念だった」と振り返った。

準備むなしく
 大阪大病院(大阪府吹田市)の高度救命救急センターには午前10時54分、派遣要請が届き、2隊計7人が現場に向かった。

 入沢太郎医師(51)は、やけど患者が多数に上ることを想定し、気管挿管や点滴の準備を整えた。しかし、「27人が心肺停止」との情報が入った。

 午前11時50分頃、ビル周辺に着くと、火災特有の焦げた臭いが鼻をついた。煙で体を真っ黒にした消防隊員が行き交っていた。「救急隊らが心肺蘇生を試みたが、心拍は再開しなかった」と聞かされ、午後0時3分に出動要請は解除された。

 大阪府警によると、亡くなった25人のうち24人は死因がCO中毒で、残る1人もCO中毒で心肺停止状態になり、その後死亡した。入沢医師は「ガソリンをまかれると怖い。CO中毒で手の施しようがなかった」と語った。

  ◆DMAT =Disaster Medical Assistance Teamの頭文字で、「ディーマット」と呼ばれる。専門の訓練や研修を積んだ医師・看護師らが5人前後のチームを組み、多数のけが人が発生した災害や事故の現場で救急治療などを行う。大阪府内では19施設の医療機関に配置されており今回の放火事件ではうち7施設から出動した。←引用終わり

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