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2022/01/16

「明日は今日より素晴らしい」を求め「世界で競う世界と競う」ため大学へ進学して陶冶するのは、現代まで営々と築き続く人類の知恵を学び磨くのだ

「大学入学共通試験・東大本郷会場」で、
受験生と思われる2人と70代の人が、17歳の男に刺傷させられた。
ナンというか、馬鹿な事件だ!


引用開始→ 共通テストの東京大学会場で受験生3人刺される 17歳の男を現行犯逮捕
(フジプライムニュース 2022年1月15日 土曜 午前9:48)

大学入試センターと警視庁によると、大学入学共通テストが行われている東京大学の敷地内で、受験生3人が、男に刺された。刺されたのは、70代の男性1人、男子高校生1人、女子高生1人で、いずれも刃物のようなもので背中を刺されている。容態は分かっていない。刺した男は、その場で身柄を確保された。男は17歳で、殺人未遂の現行犯で逮捕された。現在、警視庁が事情を聴いている。現場は、文京区の東大弥生キャンパスで、試験は予定通り行われている。←引用終わり

捨てよ煩悩! 狭く小さな私欲の世界に囚われるな!
ナンの為に「大学」へ進学し、学ぼうとするのか?


社会で就業し有利な地位を得て比較論として高い収入を得たいからなのか?
東京大学を目指すのは、受ける所得を大きくするためか?
それなら詐欺屋K室Kのように虚飾に塗れた下駄を履かせて貰い、米国は東海岸の著名大学を嘘を貫き目指せよ!
それは余りにも愚かとしか言いようがないゾ!


大学へ進み学び陶冶するのは、現代まで営々と築き続く人類の知恵だ。
それを真摯に学びとり、自らの思考を鍛え、新たな分野を切り拓き先達が到達できなかった地平に立ち、なお且つ次の世代や後世の世代に受け継がせ、更に発展させるための一過程に身を置き参与するのだ。
高い収入を得るために、即物的に大学へ進学しようとする哀れな者ドモよ、己の矮小さを思い知りやがれ!


「明日は今日より素晴らしい」
と、言える世界や状況を創出しようと取り組むのだ。


大学など、一過程に過ぎぬ、単なる手段の一つに過ぎぬのだ。
人生は長い。世界は広く大きい。
一人ひとりが、学び、知識を得て、知恵として蓄え、技術に昇華させ、
「世界で競う。世界と競う」のだ。


有形は、即ち無形であり。無形は、即ち有形である。
形あるモノは、形があると考えるから有形なのだが、
実は無形なので、無形かと考えると、即ち有形でもあるのだ。
どのように受け止め考え、どう観るかに過ぎないのだ。
汚れもせず、浄くもならず、減りもせず、増えもせず、在るのだ。
NYの大切な友に「般若心経」の上記主要部分ほかを送信した。
改めて、般若心経の全文と読みを投稿しておきます。

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小さな狭い世界に囚われ嘆き悲しみ、あるいは単に喜ばず、
もう少し、大きな哲学としての悟りの一助になればと願いながら。

人は、「本来無一物」なのだ! よく識れ! よく自覚せよ!

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先ず、親の考え方が根本的に歪んでいる。
その歪みを造りだしているのは、根源で間違った過度な「教育信仰(東大信仰)」の日本社会だ。
この記事も、その一つに過ぎないが。


もっと原点に立ち返り思考を点検すりゃ、戊辰戦争で田舎侍に過ぎぬ「薩長土肥」連合が、武器を捨てた代わりに自己武装の手立てに選んだのが「帝国大学」で学び得た学問を身に纏うで、それも「官尊民卑」思想の植え付けだった。
無知で従順な日本人は直ちに受け入れ牛馬のように従った。
それは単なる便利な統治の手段に過ぎなかった。


もう一つは古い家系の一族郎党を絶対の「権威主義」として位置づけ、統治に利用し尽くす事だった。
この2つの基本設計は、150年の歳月を経て今も多くの日本人に深く刷り込まれ堂々たる地位を得た。


いま以て、帝国大学に源を発す「東京大学」は、日本の権威主義の象徴であり、無批判なまま無自覚に信奉する現代社会の大きな病根ともいえる。
現世の即物的利益を得ようとする者は、その権威に縋り、あるいは恥ずかしくもなくその権威を振りかざし、君臨し僅かなゼニカネをハイエナの如く平然と貪り取るのだ。
「東京大学」を信奉する社会の癌は、日本全国に「東京大学」のコピーを造りだした。
あらゆる機会を得て、大学や教育を統括管理する「文部科学省」にも幅広く厚い人脈ネットを形成し、全ての大学800弱を序列化し、教員や職員を提供派遣し植民して系統化している。
日本の大学は、多くが「東京大学(人脈)」支配を免れず、それを忌避すれば、体制賛同支持者の「受験産業」から評定対象を画然と排除され、その評価E~Fランクに閉じ込められる。


このようにして、
「1点を争う日本型の人材切り捨て」競争が、GDPの伸びと共に確固たる基盤を形成し、その反動ともいえる結果を「日本の社会」は停滞と沈降を余儀なくされている。
それに気づき始めた層もあるが、残念な事に「日本が150年にわたり無自覚や無批判のまま築き上げた幼稚な精神社会の権威主義基盤」は容易く崩れない。


1968年~1969年にかけ、
「東京大学」を頂点とする、東大の絶対権威主義、即ち ①日本の権威主義、②社会的序列主義、③WWⅡ以降に米国から植え付けられたヒダリのリベラル権威主義、これを打ち倒せず撲滅できず無残に敗北した事は今も痛恨の極みだ。
如何に「連帯を求め孤立を懼れず」と粋がってみたところで、社会体制の危機を感じ取り猛然と体制擁護のために形振り構わず「国家権力」を行使した、東大卒の首相「佐藤栄作」の前に脆くも崩れ去った。


あれから53年、今も帝国大学(東京大学)の象徴「安田講堂」は、本郷校地に屹立し他を圧するように日本の全ての権威主義の権化として守り抜いている。


その陰に、大学入学共通試験を受験するために構内へ入ろうとする受験生を、名古屋から夜行バスで襲いに来た未熟なバカ者をも産んだのであり、何よりも、この記事に象徴されるバカ親を日本の社会は形成したのだ。


捨てよ権威主義! 捨てよ東大信仰! バカに付ける薬はないが呆気の拡大再生産は、もぉ止めよう!
これが、日本の東大権威主義と闘い、一貫して拒否してきた者として、何よりも1969年1月に敗れた側に位置した者としての批判と反省であり、社会への覚醒提議です。


引用開始→「なんのために東大に…」我が子の就職先に納得いかない東大出身者の親の嘆き
(2022年1月15日 16:00 マネーポストWEB)

東大卒業者の親は子供の就職先にどんな思いを持っているのか
 東京大学といえば、日本最高峰の大学として知られ、もし息子/娘がそこに合格したなら親としても鼻が高いのではないだろうか。我が子が東大に合格した時点で、将来は一流企業に就職して、定年まで安泰……なんて想像する人もいるかもしれない。その一方で、東大に入った我が子が予想もしなかったような職業に就いたら何を思うのか。かつて、そうした親の思いを取材したことのあるネットニュース編集者の中川淳一郎氏がレポートする。

 * * *

 私が大学3年生(1995年)の夏、外資系コンサルティング会社でインターンをしたのですが、この時、「東大卒業者の進路」というレポートを東大の院生と2人で書きました。このレポート作成時に東大出身者の親の話も聞いたのですが、そこで印象深かった「私が思い描いていた我が子の進路とは違う……」という嘆きを紹介したいと思います。

 このレポートを作成した時は、東大の就職課まで行き、卒業生たちの進路を見せてもらいました。今ではこんな情報を外から来た人間に簡単に見せるとは思えませんが、当時は「はい、どうぞ」という感じで、アポ無しで見せてくれたのです。

 我々は「いわゆる東大生が行きがちな進路を選ばなかった人の理由」を知りたいと考えました。官僚・弁護士・地方公務員・総合商社・生保/損保・都銀・地銀・政府系金融機関・大手メーカー・大手マスコミ・外資系コンサル・外資系金融機関などに行かず、「えっ? 珍しいなこの進路」という3人をピックアップしました。

「やっと私の悩みを理解してくれる人があらわれた」
 その3人はテレビの制作会社・A社へ行った男性、聞いたことのない横文字の会社・B社へ行った男性、そして「不明」の男性です。いずれも自宅(実家)の電話番号が記載されていたので、本人に繋がる電話番号を教えてほしい、と実家に電話をかけました。

 趣旨を伝えると、電話に出てきた3人(全員母親)は、堰を切ったように喋り始めたんですよ。いやいや、あなたの息子さんと喋りたいのですが……と思うも、「親の思い」もなかなか興味深いものでした。なお、B社は、小さなコンピューター関連の企業(今でいうところのIT系)、「不明」の人は無職だそうです。3人の母親は口を揃えて、「そういうことを調べてるんですか。聞いて下さいよ~!」と言いました。「やっと私の悩みを理解してくれる人があらわれた」と思ったのかもしれません。まずは制作会社・A社へ行った男性の母。

「普通東大っていったらどんな会社でも入れるでしょ? それなのに、なんであんな小さな制作会社なの? 映像が好きなんだったらNHKも東京の民放もあるのに、何を好き好んで“あんな会社”へ……」

 私が「実際に自分で映像を撮影したり、体を動かしたかったのでは?」と言うも母親は「それにしてもNHKだって自分で映像制作できるでしょ? あなた、息子の連絡先を教えてあげるから直接『そんな会社辞めて、NHKに転職しましょうよ』と伝えてもらえる?」と不満たらたら。続いてはコンピューター企業・B社へ行った男性の母。

「IBMとか富士通とか色々コンピューター系の会社はあるのに、なんでそちらに行かなかったのか……。なんでも先輩が作った会社らしいけど、そんなところに行って潰れたらどうするのか」

 この男性については、もしかしたら現在は上場して、ストックオプションでウハウハになっているのかも、なんて想像もしてしまいます。そして3人目の無職男性の母親はとにかく嘆き続けるだけ。印象に残っているのは、3人の母親が揃って、「なんのために東大に行かせたのか……」と言っていたことです。

地頭の良さから最後はなんとかしてしまう人も
 私自身、社会人になってから東大出身のフリーライターやフリー編集者と一緒に仕事をすることもありますが、彼らはやはり知人から「なんで東大行ったのにライターになったの?」なんて言われることがあるそうです。そして親からは、「あなただったらもっと選択肢があったでしょうに……」と言われたといいます。これは上記インターンの時に話を聞いた母親たちと同じ感覚でしょうね。

 私の友人で東大を中退して自転車便のメッセンジャーになった後にその会社の中枢に入り、その後、弁護士を目指して独学で司法試験に合格した人物がいます。結局、東大生は地頭の良さから最後はなんとかしてしまうところもあるのかと思いますが、「新卒で入った会社で定年まで過ごす」という価値観が当たり前だった親の世代からすれば、それが叶わなかったことに失望してしまったのだと推察します。これはあくまで1995年のレポート作成時の話で、今同じことを聞いたら、もう少し反応も違っていたかもしれません。

 とはいっても、自分の人生は自分で選ぶもの。親が何を言っても20歳を過ぎた子供がなんでも「はいはい」と聞くわけがありません。本人は案外幸せだったりしますので、東大生のお子さんがいる親御さんにおかれましてはお子さんの選択を支持してあげてほしいな、と思います。←引用終わり


【プロフィール】
中川淳一郎(なかがわ・じゅんいちろう):1973年生まれ。ネットニュース編集者、ライター。一橋大学卒業後、大手広告会社に入社。企業のPR業務などに携わり2001年に退社。その後は多くのニュースサイトにネットニュース編集者として関わり、2020年8月をもってセミリタイア。著書に『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)、『縁の切り方』(小学館新書)など。最新刊は『炎上するバカさせるバカ 負のネット言論史』(小学館新書)。

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