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2022/03/07

ロシア・モスクワ大公国は「文化・芸術・科学技術」いずれもキエフ公国には歴史的に勝てず、ロシアはウクライナを武力で収奪し強奪する対象でしかない

プーチンのロシアによるウクライナ侵攻侵略は、
いかなる理由を掲げようとも、WWⅡ以降に、欧州社会が維持してきた国際間の規範や秩序をチカラで一方的に破り、進みつつある状況に公然と異を唱え、平和的な勢力圏の線引きを覆し、自らが主張する安全圏を形成しようとする阿漕な試みだ。


ロシアは、WWⅡまで一貫して他国との戦争に勝利した事はなかった。
それが、ヒトラーが率いたドイツの侵攻をスターリングラード攻防戦で凌ぎ、結果的にはWWⅡの戦勝国となった。
その際、当時の「ソ連邦軍」がベルリンへ向け進軍した東欧の国々を占拠し、意のままに動く傀儡国家群(ワルシャワ条約機構)の下に従え、併せて収奪・強奪する被支配の対象とした。


もちろん、ウクライナは「ソ連邦」を形成する有力な邦であり、歴史的な経緯からも「ソ連邦」による被支配は当然だったかも知れない。
しかしながら、ウクライナは東方正教会を軸にする優れたスラブ民族の国家「キエフ公国」の歴史を有し、その派生形に過ぎないロシア(例えば「モスクワ大公国」)より、文化的にも上位に立つのが歴史を識る者の前提である。


洗練されたウクライナ人は「ロシアを造った」を誇りに考えている。
ウクライナは、ロシアに比べると肥沃であり豊かで穏やかな土地だ。
ゆえに、東ローマ帝国(ビザンチン帝国)以来、オスマン帝国も含め、多様な人が行き交い混交が進んだとも言える。
人の混交が進むと、文化や芸術また科学技術の発展は進む。


ウラルの西側をヨーロッパというなら、東端に過ぎないロシア(モスクワ大公国)より、人の交流が盛んな西欧に、より近いウクライナやポーランドは「親西欧色」が強いのも当然だ。
心的に「西欧化」を求める構図は自然な事だ。
プーチンのロシアというかプーチンを支持する旧弊なロシア人には認めがたい事態であり、見捨てられちゃ困るのだ。
加えて、ウクライナが「NATO」に加わり、ロシアに対抗する事は何があっても阻止し粉砕するとしているのだ。


あらゆる対象を収奪・強奪するのは当然と考える旧弊なロシア人なら、ウクライナに懲罰を与える「救国の戦争(内戦)」と考え、戦争にルールなどないと全世界に向け公然と宣言しているのだろう。
プーチンのロシアは、WWⅡ以降の「独立国家の主権」を容認する考えなどないのだ。
ゆえに「踏みつけられる側の国」は、戦争や戦術に異を唱える事なく、ただただ従えばヨイと考えているのだろう。


引用開始→ ロシア軍「一時停戦」せず…キエフ近郊の住宅街にも空爆、30以上の医療施設破壊
(讀賣新聞 2022/03/07 06:39)

 【クラクフ(ポーランド南部)=笹子美奈子、エルサレム=工藤彩香】
 ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍は6日、一時停戦して住民を退避させる「人道回廊」を設置すると発表していた南東部の港湾都市マリウポリと、東部ボルノバハへの攻撃を続行した。住民は退避できなかった。双方は3度目の停戦協議を7日にも開く予定だが、露軍の攻撃は首都キエフ周辺などで激化しており、侵攻を停止する兆しはない。

5日、キエフ近郊の町から避難する人々(AP)
 露国防省は6日、露軍の「攻勢が成功」し、人口約40万人のマリウポリの一部を制圧したと発表した。国防省は5日、マリウポリとボルノバハについて一時停戦を発表していた。だが露軍は5日夕、「ウクライナ側が住民を退避させない」と一方的に主張し攻撃を再開した。ウクライナ側は露軍が攻撃をやめず、住民は脱出できなかったと反論した。

 人道回廊は、戦闘地域から民間人を脱出させたり、必要な物資を運んだりするため、双方が一時、攻撃をやめる措置だ。ウクライナ国営通信によると、マリウポリの住民は6日も退避を試みたが断念した。

 また国防省によると、ロシアが制圧した南部ヘルソン近郊にあるウクライナの大型軍事施設を露軍が掌握した。黒海に面した海上輸送の拠点オデッサ攻略の足がかりにする可能性がある。

 露軍の攻撃対象は民間施設に広がっている。首都キエフ近郊の町では5日夜から6日にかけて住宅街などが空爆を受けた。東部にある第2の都市ハリコフの一部や周辺も砲撃を受けた。ウクライナの国営通信によると、これまでに30以上の医療施設が破壊された。

 ウクライナ内務省は6日、露軍がキエフ近郊にある水力発電所の制圧を目指しているとの見方を示した。

 一方、ロシアによる侵攻を停止させるための仲介外交も活発化してきた。イスラエルのナフタリ・ベネット首相は5日、モスクワでプーチン露大統領と会談した。ベネット氏は会談後、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領とも電話で協議した。

 トルコのタイップ・エルドアン大統領は6日、プーチン氏と電話で協議した。プーチン氏は、侵攻停止の条件として「ロシアの要求を受け入れること」を挙げ、ウクライナの非武装化と中立化を改めて求めた。

 プーチン氏は6日、マクロン仏大統領との電話会談で、露軍がウクライナにある複数の原子力発電所を制圧した狙いについて、ウクライナの「挑発行為を防ぐため」との主張を展開した。タス通信によると、プーチン氏は5日には、ウクライナが核兵器開発を画策していた、などと一方的に主張し侵攻を正当化した。←引用終わり

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