先ず狂気のプーチンが冒すであろう「核戦争」に世界は備えるべきだ! 可能性が薄いクーデターでの失脚に期待するより限定的な「核戦争」が先だろう
戦争を経済学で冷静に考えると。
ロシアによるこの度の一方的なウクライナ侵略・侵攻の採算は、とても合いそうにないと事前に予想され、如何に狂気のプーチンでも猜疑心の塊なのだから、冷静に考え計算するだろうと云うのが、NATO諸国の予測(幻想)だった。
しかし、プーチンは並の人間ではないのだろう。
一方的に、その予測幻想を叩き壊し、米国🇺🇸の諜報活動が把握したとおり、その把握を裏切る事なく2月24日、盗人の身勝手な論理を掲げウクライナへ公然と侵攻した。
ロシアの他国を相手にした戦争は、WWⅡ以降、何度も行われ短時日で相手を組み伏せてきた事もあり、勢力圏を相手にする場合は自信満々だった。
その歪んだ自信が、アフガニスタンへの侵攻を産み、10年の殺戮戦で多くの将兵が命を落とし、結局はアフガニスタンからの撤退を強いられた。
そして疲弊しきった「ソビエト社会主義共和国連邦」は、潰えて消え去った。
その時以来の大がかりな戦争で、ナンとウクライナ相手の1ヶ月で、アフガニスタンの10年を上回る殺戮戦を展開し、ウクライナ軍の激しい抵抗に遭い、将兵の戦死者を含む犠牲はアフガンの10年を既に上回り、戦費は1日当たり日本円換算で2兆円と伝わってくる。
虚仮威しで役にも立たない、命中率が3割ほどと分析され指摘される、成果の乏しい「最新鋭ミサイル」を撃ち続け、前線は兵站が続かず喰いモノもないまま疲弊し続け、ウクライナ軍の組織的なゲリラ攻撃に遭い、一部は潰滅させられ惨憺たる情況だとか。
さて話を戻し、
そこまでして、仮にロシアがウクライナを倒したとして、
ウクライナから何を得るのか?
小麦と高度なIT技術者と高度な核科学者か?
それなら、貿易で得る方が遙かに効率的で、投資効果は高いだろうが。
思考能力に劣るロシアの馬鹿殿は、聞く耳を持たぬらしいので、威迫し威嚇し喝上げできると考え、喝上げもできないと知り、強奪に出たワケだろうが「国際貿易の均衡論」という、基本的な「国際関係論」を学ばなかった事の哀れであり悲劇だろ。
破壊したウクライナの再建に対し、一切の戦時賠償を拒否し続けると、国際社会で居場所を喪い、いよいよ中国に呑み込まれる道を拓くワケだ。
プッチン・プーチンは偉大な泥王で、ロシアが中国に併呑される道を拓いたと、その名を裏地を観る間もなく歴史に名が残ることになるだろう・・・
まぁ、普通に考えるなら「戦争」が割に合わない事は、広く認識された定説というか公理でもあるのだが。
ロシアもウクライナも、当面は社会経済が落ち込むだろう。
トルコは、それを観てエルドアンが「得手に帆を上げ」とばかりに、漁夫の利を得ようと停戦協議の仲介に乗り出しているが・・・
引用開始→ プーチン政権に不満渦巻く くすぶるクーデター説―ロシア高官辞任、国防相は雲隠れ
(時事通信 2022年03月30日07時09分)ロシアのウクライナ侵攻から1カ月が過ぎ、プーチン政権内部で異変が起きているのではないかという観測が持ち上がっている。今月23日には大物の高官が辞任し、抗議の意図があったと報じられた。作戦の責任者、ショイグ国防相は公の場から一時姿を消した。英メディアは内部告発を根拠に、プーチン大統領の古巣の連邦保安局(FSB)によるクーデター説まで伝えている。
首都キエフを短期で攻略する計画は失敗。逆に強力な制裁でロシア経済危機の長期化は必至だ。ロシア軍は東部に作戦をシフトさせる方針だが、以前からおおむね支配していた地域で、戦果とアピールできるかは疑わしい。
こうした中、チュバイス大統領特別代表が辞任した。プーチン氏とは一定の距離があった大物だが、侵攻後で最高位の離反と言われる。
政権が国民による世論誘導の頼みの綱とする政府系テレビでも、不協和音が生じている。今月中旬、ニュース番組の生放送中に女性編集スタッフが「戦争反対」のメッセージを掲示。著名特派員も侵攻に抗議して辞職した。
プーチン氏が在籍した旧ソ連国家保安委員会(KGB)の後継機関、FSBでも内部告発が相次いでいるとされる。英紙タイムズ(電子版)は23日、リーク情報に詳しい在外活動家の話として「ウクライナを電撃制圧する計画が失敗した後、ロシア情報機関で不満と混乱が渦巻いている」と内幕を報じた。
この活動家は「過去20年間、プーチン氏は安定をもたらしたが、今や過去の話。FSB将校は戦争が経済に破滅をもたらすことを知っており、ソ連に戻りたいわけではない」と指摘。その上で「毎週、毎月と戦争が続けば続くほど、情報機関がクーデターを起こすリスクは高まっていく」と警鐘を鳴らした。
特に注目されるのはショイグ氏の消息だ。今月11日の安全保障会議から約2週間、雲隠れした。24日のオンライン形式の安保会議で報告を行ったが、過去の映像とささやかれている。その後も国防省会議を主宰したものの、公開されたのは同省提供の映像で、病気説などを払拭(ふっしょく)するには至っていない。
国防相が重要なのは「核のボタン」の管理に関係するからだ。英調査報道機関のジャーナリストは「政府専用機が防空壕(ごう)があるとされる中部ウファに行き来しており、ショイグ氏はそこにいる可能性がある」と分析した。事実なら、プーチン政権は核戦争のシナリオを排除していないとも言えそうだ。
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