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2022/04/26

フランス大統領選挙:グローバル化の進展に合わせ、どの国も自然に階層間分断が進み「グローバル派」へ「ナショナリズム派」は激しい異議主張を

グローバル化が進むと、国境が低くなり「Beyond Border」で人材の交流が進むに従い、国境で守られ呆気で暮らせた「自国の無能者」は、入国した外国人が活躍すれば、それに従い自然に隅へ追いやられるのは万国共通で。


最初の外国人は隷属国からの求職者か、避難民や難民で同情する対象だっのが、定住が進むに従い個々の能力を発揮し「Better than Best」を求め、労働市場での流動化を巧く手繰り寄せ、それを繰り返しながら着実にポジションを上げ、自身を高めてゆく。
現代社会では、これは全ての先進国に共通する現象だ。
(日本は敬遠されているため秀逸な人財を得られず彷徨うままだが)


市場経済は、労働提供でも市場経済が機能を発揮するのは当然で。
高度な技術能力を保持し高い競争力を発揮する秀逸な人財は、敢然と流動市場に自身の能力を掲げ、流動可能な交渉を待つ。
しかしながら、単純労働の市場は、そう容易くないため、流動化するのは「単純な技術」ではなく、「時間当たり賃金」で、その戦いに身を削る事になる。
西欧社会では、東欧社会との市場統合が進み、「モノとヒトにカネ」がセットで動き、それに「(基幹の)情報」が組み入れられ、単純労働市場は文字どおり「足下」を観ての事になった。


すると、労働の技能や提供する「質」を政治制度で保障し、防衛対象にしなければ、どんどん底辺へ落ちていく事になる。
(これは日本も同じ現象に喘いでいる)
「下見て暮らせ」「下と比較しろ」は、為政者として最低のモノ云いだ。
それこそは社会の後退でしかないのだが。
この流れに怒ったのが、
UKの中底辺の階層で「EU離脱」を要求し、国民投票で離脱を決めた。


フランスも中底辺の階層が抱える困難は同じで、大統領選挙で「中道保守のマクロンは58%と苦戦し」ナンと「極右のルペン」が「極左を抱き込み」40%を超える決戦投票での得票を得た。


USは、いまの処、伝統的な不満層は「ラストベルト地域」を中心に不満を貯め込み多くの利息が付いているため、政治不信は昂じている。
一部は無知・無教養を丸出しの「Qアノン」に象徴され暴れている。
ドナルド・トランプは、この不満勢力を巧く煽り大統領に選ばれ、2期目もと煽り続けたが、無知と無教養の声高な主張は「集団ヒステリー」そのもので、USへの信頼を著しく低下させた。


フランスでルペンの主張も、USでのトランプの主張と何ら変わらず、単に無知と無教養を曝け出した無能者のヒステリーでしかなく、フランスに対する信頼を損なわせるに十分だった。
世界は「マクロンの勝利」を歓迎し安堵し休心しているだろう。
フランスは「サルトル」や「ボーボアール」のような高邁な思想家も生むが、実際には「サルのヒステリー」が大半を占める国であり、しかも一人前に「一家言を主張」するので、実は面倒で厄介な国なのだ。


引用開始→ マクロン仏大統領再選 極右ルペン氏が過去最多得票―国民の不満改めて露呈
(時事通信 2022年04月25日20時31分)

 【パリ時事】24日に決選投票が行われたフランス大統領選は、2017年の前回選挙に続き中道のエマニュエル・マクロン大統領(44)が極右政党「国民連合(RN)」のマリーヌ・ルペン候補(53)を破り、再選を決めた。極右大統領の誕生阻止に安堵(あんど)感が広がる一方、ルペン氏の得票が4割を超え、現政権に対する有権者の不満が改めて示された。2期目の政権を安定して運営できるかは6月に控える総選挙の結果次第で、マクロン氏にとって国民の声に耳を傾けられるかが今後の課題となる。

 大統領任期は5年。現職が再選されたのは02年のシラク元大統領以来20年ぶりだ。
 内務省によると、マクロン氏の得票率は58.5%で、同じ顔合わせだった前回選挙の約66%から大きく下げた。一方、ルペン氏は極右候補として過去最多の41.5%を獲得。極右に対する国民の抵抗感が薄れ、仏社会で「極右」対「反極右」の二分化が進んでいることをうかがわせた。

 今回の選挙は、ロシアによるウクライナ軍事侵攻のさなかに行われ、侵攻を受けた物価高騰や対ロシア制裁、欧州連合(EU)との関係などが争点になった。
 マクロン氏はプーチン・ロシア大統領との電話会談で停戦を促す一方、西側諸国による対ロシア制裁に参加。外交面でのリーダーシップが、有権者から一定の評価を得たとみられる。これに対しルペン氏は、プーチン氏と親しい関係が問題視された上、制裁でのロシア産燃料禁輸に後ろ向きの姿勢だったことが逆風になったようだ。

 ロイター通信によると、マクロン氏は大勢判明後、直ちにドイツのショルツ首相と電話会談。EU懐疑派のルペン氏とは対照的に、親欧州の姿勢を強く打ち出してみせた。マクロン氏の再選で、対ロ制裁をめぐる欧米諸国との協調関係や親EU路線が継続する。
 だが、国民の生活向上を掲げたルペン氏の善戦に、マクロン氏の危機感は強い。24日夜の勝利宣言では「次期(政権)は今期の続きではない。やり方を刷新する」と表明。「私は一陣営の候補ではなく、みんなの大統領だ」とも述べ、「フランスでもっと幸せに暮らせるよう、団結のため共に作業しよう」と分断解消を呼び掛けた。←引用終わり


引用開始→ 穏健化戦略、一定の効果 得票伸ばした極右ルペン氏―仏大統領選
(時事通信 2022年04月26日07時04分)

 【パリ時事】フランスの極右政党「国民連合(RN)」のルペン候補は、24日の大統領選決選投票でマクロン大統領に敗北したものの、2017年の前回選挙で約32ポイントだった得票率の差は約17ポイントに縮小した。極右思想に対する国民の不安は根強いが、これまで進めてきた穏健化戦略は一定の効果があったと言える。

 「歴史的な結果だ」。ルペン氏は大勢判明後、支持者らを前に笑顔で「勝利だと言える」と宣言した。「マクロン氏に反対する全ての人を結集させる」とも述べ、6月の総選挙をにらみ、現政権との対決姿勢を改めて打ち出した。

 ルペン氏は、RNの前身政党「国民戦線(FN)」創設者で実父のジャンマリ・ルペン氏の除名処分などを通じ、人種差別的なイメージの払拭(ふっしょく)に努めてきた。前回選挙での敗北以降は、過激な「反移民」発言を封印。選挙集会で着用する服を明るいパステルカラーに変え、ツイッターで「猫好き」をアピールするなど、親しみやすい人物像をつくり上げた。
 今回の選挙では「一家の母親のように国を率いる」と強調。燃料にかかる消費税減税や30歳未満の所得税免除など、家計支援を主軸とした公約を掲げ、庶民層に支持を広げた。より過激で人種差別的な印象の強い極右政治評論家のゼムール候補が大統領選に参戦したことも、相対的にルペン氏のイメージ軟化に貢献した。

 ただ、雇用や公共手当で「仏国籍保有者の優先」を掲げるなど、移民を標的にしたルペン氏の排外主義そのものは変わっていない。ある政治学者は「極右思想を巧妙に隠しているが、本質はこれまでと同じだ」と警告。RNへの支持拡大で、移民や対欧州連合(EU)政策をめぐる国民の分断がさらに広がる可能性もある。←引用終わり

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