ロシアからウクライナ侵略侵攻に伴い、ロシア軍やプーチンについての様々な情報が漏れ出しているが、どこまで信憑性があるか、意図的に流され?
多くの戦争は、相互の誤解や過信が原因で、やがて相手を侮蔑し見下す事で激突は避けられず。
最初の小さな被害妄想が、やがて妄想が大きくなりチカラを貯め備えるのが常だ。
それを密かに陰で擽り煽る側があり、結果は無惨が残されるだけ。
想像力がなければ、避けられないのだ・・・
この報道が真実なら、
実は、かなり深刻な末期的症状を示しているといえる。
プーチンは有能な工作諜報員で、与えられた課題に対し真剣に状況を分析し、取り組む手段を考え、慎重に作戦を立て実行し高い成果を挙げてきたと、伝説の人物として伝えられている(らしい)。
しかし、工作者としての諜報作戦は、計画と実行が「自己完結」するのが基本だ。
だが「戦争」は、残念ながら「集団戦」で、戦略と戦術そして作戦の精度が重要で、それに伴う兵員の「戦技力」を抜きにしては成立しない。
プーチンのロシアが、ウクライナ侵略侵攻戦争で苦戦を強いられ続けている最大の事由は、
プーチンとその取り巻きが長年に亘り形成した「戦略」の欠如と誤謬。
それに伴う戦術の未熟(低い完成度)と旧弊な作戦に動員される更に未熟で安価な戦技力。
その集大成が、今日の結果を招いているのだが、その中心に座るプーチンが、自らの命令を忠実に進めないからだと、最前線を自らが直接指揮するというのは、軍隊組織としてはもぉ完全に末期的だ。
それを許すロシアという国家組織の根本的な欠陥だといえる。
(その証明ではないか)
引用開始→ プーチン氏、軍部隊に指示か ウクライナ東部、英BBC報道
(共同通信社 2022/05/17 11:08)【ロンドン共同】英BBC放送電子版は16日、西側諸国の軍事筋の話として、ロシアのプーチン大統領とゲラシモフ軍参謀総長がウクライナ東部ドンバス地域でのロシア軍部隊の移動指示に直接関与しているとみられると伝えた。
こうした前線での攻撃や軍事作戦に関する戦略的な決定は通常、国家指導者やゲラシモフ氏のような軍の制服組トップではなく、より位の低い軍の大佐や准将級が行うものとされる。
BBCは、ロシアがウクライナの首都キーウ(キエフ)周辺から撤退した後、プーチン氏が軍の日常的な軍事作戦への関与を強めたことを示す兆候があると指摘した。←引用終わり
引用開始→ 激怒のプーチン大統領、軍指揮官を次々クビ! 内部で「隠蔽と責任転嫁の文化が蔓延」 経済では「脱ロシア」拡大、日本企業の4割が停止や撤退 (夕刊フジ 2022.5/20 15:30)ロシアのウクライナ侵攻から3カ月が近づくが、膠着(こうちゃく)状態が続く戦況にプーチン大統領は怒りを隠せないのか。英国防省は19日の戦況分析で、ロシア軍が最近、複数の上級指揮官を更迭していると指摘した。将校らは失敗の責任回避に躍起となり、露軍内部で「隠蔽と責任転嫁の文化が蔓延(まんえん)しているようだ」との見方を示した。
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英国防省の分析によると、東部ハリコフの掌握失敗を理由に戦車部隊を指揮した中将が更迭されたほか、黒海艦隊を指揮した中将も旗艦モスクワの4月の沈没後に解任されたとみられる。
プーチン氏は東部ドンバスなど露軍部隊の移動指示に直接関与したとされ、懲罰人事にも意向が反映されたと考えるのが自然だ。
分析では、制服組トップのゲラシモフ参謀総長は留任のもようだが、プーチン氏の信任を得られているのか「はっきりしない」としている。
英国防省は「将校らが重要な決定を上官に委ねようとする傾向が強まる」とし、「露軍が主導権を取り戻すのは困難だろう」と予測した。←引用終わり
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