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2022/05/17

フィンランドとスウェーデンがNATO加盟申請に、加盟国のトルコは両国の申請に反対を表明する!EUもNATOも宗教同盟だから一致は難しい

フィンランドとスウェーデンが「NATO」加盟を申請し、プーチンは反発しNATOが国境付近に軍事施設を設けるなら、ロシアは制裁反撃すると!
原因を造った側は、自らの責任に触れず、相手の責任へ転嫁し攻撃する。


トルコのエルドアンが、ロシアのウクライナ戦争に「停戦仲介」で手を挙げ、効果はなかったが場を設け提供した外交事実(貸し)は残る。
そのトルコはウクライナへNATOの一員として軍事兵器を提供し、その兵器はロシア軍に対し有効な戦力を担っている。
それはエルドアンのマジックで、NATOに対してはトルコの武器の有効性を強調し、トルコの軍事技術の優秀性を見せロシアに対しては軍事力を牽制している。


トルコはロシアと開戦するか?
これが3月初頭の関心事だったが、現実は開戦には至らずNATOの陰に隠れ、トルコはロシアを軍事牽制する途を選んだ。
(実際に、トルコはシリアを巡りロシアと間接的に戦端を交わしている)
トルコは、NATOに対し加盟国であると同時に、トルコの実力を十二分に示している。
なお且つトルコは「EU」への加盟を申請したが、長い審議の結果は「加盟申請の却下(処分)」となり、侮辱されたと受け止めている。


フィンランドとスウェーデンに対する反対表明というクレームは、トルコのEU加盟を却下された事も含めた意趣返しともいえる。


引用開始→ トルコ大統領、フィンランドなどのNATO加盟再度否定…自国に制裁科す国に「イエスと言えない」
(讀賣新聞 2022/05/17 10:36)

 【カイロ=酒井圭吾】フィンランドとスウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への新規加盟問題を巡り、トルコのタイップ・エルドアン大統領は16日、アンカラでの記者会見で「加盟国であるトルコに制裁を科す国に、イエスとは言えない」と述べ、加盟を認めない見解を改めて表明した。新規加盟には全加盟国の承認が必要となるため、トルコの動向に注目が集まっている。

 スウェーデンは、シリアに軍事介入するトルコへの兵器売却を停止している。エルドアン氏は、フィンランドとスウェーデンがトルコに政府高官を派遣する方針についても「わざわざトルコに出向いてくる必要はない」とはねつけた。

 両国がトルコから分離独立を目指す「クルド労働者党」(PKK)を支援していることも挙げ、「(両国は)テロリストを招き入れている。信用できない」と述べた。アナトリア通信によると、両国はトルコが要請する30人以上の身柄引き渡しに応じていないという。←引用終わり


結果はトルコが「NATO」を離脱する。
それを巡りトルコ内での争いが生じる。
エルドアンは英雄に奉り上げられ独裁へ。
イランはトルコのNATO離脱を歓迎する。
ロシアは絶好機とみて同盟を結ぼうとする。
ロシアとムスリム諸国の「軍事同盟」が成立へ。
北極海から中東までの軍事地域が形成される。


欧州社会が「対ロシア」戦略から、
トルコをNATOへ抱き込んだのです。
トルコの抱き込みでは、ドイツが重要な役割を果たし。
それはドイツがトルコの労働力に頼り、ゲットーができ大きな社会問題になっていたのを解消するためで。
東京で、パキスタンの外交官と、トルコの外交官を交え会食した際に、トルコの外交官に直球質問し迂遠に応えてくれたヒントを組み合わせた推論(かなり高度な回答)ですが。

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