人を使い棄てる下請け丸投げ構造が生みだしたのが、ビブロジーによる「尼崎市の全住民登録情報」を安易にコピーしたUSBメモリーの紛失騒ぎだ
「尼崎のUSB紛失」事件は騒動になった事で、
20年以上にわたる、下請け、孫請け、被孫請けという、一連の丸投げ構造と、それを建前で「全く知らなかった」と、尼崎市は言い逃れ、しかし実態は一貫した癒着の構造だったワケで、IT業界大手というビブロジー(日本ユニシス)が、協力会社という体良く下請けさせる「工数担当者」を、低賃金従労働で搾り上げ喰っていた事も見えてしまった。
厚労省発注の先が、協力会社という下請け、子請け、孫請けから、実際の作業を中国の小規模IT事業者へ丸投げしていた事と、全く同じで笑ってしまう。
日本経済のというか日本社会の建前と本音の2重構造3重構造が露呈されただけだ。
痴情波TVの汚馬鹿番組も、全ては出入りのプロダクションへ丸投げし、放送枠と広告料はシッカリ受領し、制作料は僅かな額で、現場へ取材に同行すれば、その酷さ「若者(バカ者)の善意と夢を喰う」には驚き以外に何もない。
遂には「DX」を進めるために、途上国の若いプログラマーを国ぐるみで釣り上げ搾り取ろうとしているのが昨今の実態だし。
サヨクやパヨクじゃないけれど、
酷い国だよ、酷い社会だよ、酷い経済だ把!
実態を知れば知るほど驚きの連続です・・・・・・・・・
例えば、
国(政府)は、所得を上げる、分配を高めると口先では言うが、
多段階にわたる「下請け丸投げ構造」を改めない限り、労働配分の是正という所得を上げる事など画に描いた餅だ。
この構造を根源で断ち、人の労働力を使い棄てを止めない限り社会が万遍なく所得向上を得る事などあり得ない。
引用開始→ 尼崎USB紛失問題 市に無許可で業務を再委託 なくした社員の所属は別会社
(2022/6/27 20:55 神戸新聞NEXT)兵庫県尼崎市の全市民約46万人分の住民基本台帳情報などを記録したUSBメモリーが一時紛失した問題で、市から業務委託された「BIPROGY(ビプロジー)」関西支社が、少なくとも昨年度から継続して市の許可を得ず、業務の再委託、再々委託を続けていたことが27日、市やビ社への取材で分かった。市は委託関係を把握しておらず、業務に携わる全員がビ社の社員と認識していたという。
市などによると、ビ社は本年度の新型コロナウイルス臨時特別給付金支給の事務を受託した。契約では業務を別業者に委託する場合は市の許可が必要だが、無断でIT関連の「アイフロント」に委託した。さらにア社は、紛失した社員が所属する別会社に委託していた=図。
ビ社はア社への委託に際して「市への報告を怠っていた」と認め、再委託は「一部の社員しか知らなかった」と説明している。紛失した社員の会社名は「個人が特定される」として公表していない。
ビ社によると、昨年度も同じ委託をしていたが許可は得ていなかった。支給事務を巡っては印刷、コールセンターなどの業務では報告していたがIT関連はしていなかったといい、担当者は「専門技術が必要で人材が少ない。業界では委託、再委託が当然になっており、許可への認識が甘かった」とした。
この社員は21日、大阪府吹田市のコールセンターでデータ移管作業後、ビ社の社員らと飲酒して路上で寝込み、USB入りのかばんを紛失。24日に見つかった。ビ社は26日、紛失したのはア社の社員としてきた説明を、ア社の委託先の社員だったと訂正した。(広畑千春)←引用終わり
" ビブロジー(旧日本ユニシス)に尼崎市民はアメリカ並みに2000億くらいの賠償請求すべきで、ユニシスが下請けに損害賠償求めたら、公取が動くべき事案です。
全ての責任は受注親会社にあります。" という、鋭く厳しい意見もありました。
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