大学の序列を変えるか? 「旧弊大学」と「挑戦大学」に、何もしない(なにもできない)「その他大学」に当面は分化し分類され右往左往を繰り返すのだろうな
大学は、23年度の学生獲得「夏の陣」が終わり:
いよいよ、本格的な「秋の陣」を迎え、戦々恐々だと言われ。
ここに至り、一過性で終わる、長期的な人材教育として経営の軸になるか「デジタル人材」の獲得競争に向け対応しようと、
「データサイエンス」「情報科学」など、改変や新設が大きな流れに!
何れの大学も、明治の近代化以降の大学教育を支配した旧弊な学群体系から、現代社会の要請に対応しようと文理を越えた「情報系学部」を強化しようと躍起に・・・
急にできる事ではないが、地道に取り組める質を保つ人材の教育研究に力を注ぐ事ができるか?
見捨てられ底辺を彷徨っていた大学には起死回生の絶好のチャンスが来たと。
これからは、「旧弊大学」と、「挑戦大学」に、何もしない(なにもできない)「その他大学」にハッキリ分類されるだろう。
引用開始→ 情報系が躍進!大学理系学部の序列に異変か 背景にデジタル人材特需 統合の東京工業大と東京医科歯科大は「勝ち組連合」とも
(夕刊フジ 2022.8/27 10:00)今月、統合に向けた協議を始めると発表した東京工業大と東京医科歯科大の国立2校は「勝ち組連合」と評されている。「理工系」と「医療系」の国内トップレベル同士が手を組む構図だからだ。特に最近の理工系学部では、デジタル人材の特需で存在感が増す「情報系」の躍進がめざましく、最難関といわれて久しい医学部に匹敵する人気となるケースもある。
大手進学塾「東進ハイスクール」の大学入試偏差値ランクによると、情報系学部・学科のトップは京都大工学部情報学科で、東北大や九州大など難関国立大医学部と同ランクだ。名古屋大情報学部コンピュータ科学科も新潟大や長崎大など国立大医学部と同程度の偏差値とされた。
話題の東工大でも、最も偏差値が高い学部は情報系に位置付けられる情報理工学院だ。
なぜ情報系学部の人気が高まっているのか。大学ジャーナリストの石渡嶺司氏は「社会的に業務のデジタル化が加速したことで商社や金融業界などで幅広くデジタル人材の奪い合いが起きている。就職の安定性が高く高収入も望めることで人気が高い」と解説する。
大学通信情報調査・編集部の井沢秀部長は「医学部の人気も根強く、情報系と並んで勢いがある印象だ」と指摘する。
情報系学部の人気は難関大にとどまらず、中堅大では看板学部の位置を占めつつある。
「2017年に日本初のデータサイエンス学部を設置した滋賀大では、当初イロモノとされた評判が一変し、今では看板学部と見る受験生も多い。同じくいち早くデータサイエンス学部を開設した武蔵野大では、同学部の倍率が6倍を記録し偏差値でも日東駒専(日大、東洋大、駒沢大、専修大)に迫る勢いだ」(石渡氏)
今おすすめの大学はあるのか。石渡氏は「今年開設し、『(家庭用ゲーム機)プレイステーションの父』といわれる元ソニーの久夛良木(くたらぎ)健氏を学部長に招いた近畿大情報学部は台風の目になりそうだ。立正大データサイエンス学部は、教育の質が高いが、都心から離れた立地がネックとなっている。低倍率に悩んでいた大阪学院大の情報学部は昨年の倍率が4・9倍まで飛躍し、人気を集めているようだ」と語る。
難関大から中堅大までデジタル特需の影響は長く続きそうだ。←引用終わり
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