ロシアというのは真に不思議な国だ。21世紀も20年以上が経過したが、ロシアは未だに偏狭なロシア正教が支配する18世紀の空想夢想の世界に生きる
ウクライナを巡るニュースで
10月2日の夕方以降に、伝えられた大きさに衝撃が!
「ロシア軍は、ウクライナの東部の要衝リマンを放棄し撤収した」と。
9月30日には、プッチン・プーチンが「ウクライナ踏み潰し」に向けた、この度の戦争で当初の目標でもあった「東・南部4州の併合」を高らかに宣言した直後の時期に、前線のロシア軍は橋頭堡ともいえる最重要地点リマン(鉄道の要衝/日本の首都圏で言えば「大宮」のような)を放棄し、撤退撤収したとウクライナのゼレンスキー大頭領が発表し。
地図を見ると一目瞭然だが、ドンバス地域やルガンスク地域の各地を結ぶ戦略上の重要拠点に間違いない。
これを、ウクライナ軍に包囲されているため、全滅を避ける目的で放棄し撤収し転戦(再配置)すると、ロシア軍も認めたようで、真に不思議な事としか言いようがない。
ロシア軍の指揮命令系統は機能不全のままで、プーチンは全く情勢を掌握できていないのじゃないか?
偏狭で狂ったナショナリストに取り囲まれ、必要にして不可欠の重要な事実を理解していない様子を露呈したと受け止める。
つまり、ロシアのプーチン体制そのものが機能不全に陥り、もはや国家として必要不可欠な情報を統括できていない事を明らかに露呈させたとしか言えない。
ウクライナは、指揮命令系統が機能していないロシア軍を相手に、侵攻され侵略された領土の奪回戦争を戦わざるを得ないワケで、これほど危険な事もないといえる。
引用開始→ ロシア軍、ウクライナ東部要衝リマンから撤退
(BBC 2022年10月2日)ウクライナ東部の要衝リマンから1日、ロシア軍が撤退した。ロシア国防省は、数千人の兵士がウクライナ軍に包囲されていたためだと説明しており、ロシアにとって大きな後退となる。
リマンは、ウラジーミル・プーチン大統領が9月30日に併合を宣言したドネツク州内にある町で、ロシア軍が補給拠点としてきた。ウクライナや西側諸国は、宣言された併合を違法な領土占有だとして認めていない。
リマンからロシア軍が撤退したことで、ウクライナ軍はドネツク州や隣接するルハンスク州へのアクセスが容易になるため、戦略的に大きな意味を持つ。
インターネットで拡散された動画では、リマン周辺でウクライナ兵が国旗を掲げている姿がうかがえる。
しかしウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はこの夜のビデオ演説で、リマンでの戦闘は「まだ続いている」と述べた。ただし、その詳細は明かさなかった。
ウクライナのユリク・サク国防顧問は、激戦の末にリマン周辺を奪還したのは「大きな成功」だと話していた。また、ウクライナ軍はロシア兵に投稿の機会を与えていたとし、戦争捕虜となった方が、ロシア軍にとどまるより良い扱いを受けるだろうと述べていた。
その後まもなくしてロシア政府は、リマンから軍が撤退したことと、この地域でウクライナ軍が「圧倒的な武力」を持っていたことを認めた。
軍事アナリストらは、戦況はウクライナ政府に追い風となっていると指摘。同国について、ロシア占領下にあるすべての領土を取り戻すために反攻を進める決意だと説明した。
ゼレンスキー氏も9月30日のビデオ演説で、「私たちの領土全体を解放する」ための努力は、国際法の違反は認められないことの証左になると語った。
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・チェチェン共和国の指導者で親ロ派のラムザン・カディロフ氏は、ロシア軍のリマン撤退を受け、同軍は小型の核兵器の使用を検討すべきだと発言した。←引用終わり
(英語記事 Russian troops forced out of key east Ukraine town)
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