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2022/11/30

中国全土で、虫ケラのように扱われてきた人達がコロナ政策の「封じ込め強要」で、集合住宅の火災を3時間も鎮火できず、大都市で政治批判の叛乱に

中国全土の主要都市で「コロナ政策」に反発する声が満ちているらしい。


習近平が推し進める、3年に及ぶ「コロナ封じ込め(=人民封じ込め)」に怒りが爆発したと。


欧米のメディアは、「反共産党」「習近平は辞めろ」との声が上がっていると、まるで手放しの喝采で報じているが。
さて「習近平の中国は倒れるか!?」


注目すべきは、抗議行動に、文字を一切書かない「白い紙」を掲げ、
抗議行動での団結と連帯を示す歌は、国際共産主義運動を領道し、コミュニズムの世界連帯を謳い上げた「インターナショナル」だという。
また、スローガンのシュプレヒコールは、中国の国歌の一節「不当な奴隷になるな、吾々は権力の奴隷を拒否する」が、叫ばれているそうで、公安も「国歌を讃えるスローガン」の連呼では、検挙し逮捕する理由にできず、お手上げだとも伝えられ。


香港の「雨傘運動」を拈り潰したように、捻り潰せるか?
また「天安門事件」のように人民解放軍を動員し、果たして踏み潰せるか?


引用開始→ 北京、コロナデモ再燃回避 市民は抗議を支持
(時事通信 2022年11月29日13時00分)

【北京AFP=時事】中国・北京では28日、新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)措置に反対する抗議集会が前日に続き呼び掛けられていたが、警察の巡回や悪天候によって阻まれたもようだ。(写真は資料写真)

 北京では27日夜、20~30代を中心とした数百人が運河・亮馬河沿いで異例のデモを実行。多くの参加者が、当局の検閲に対する抗議として白い紙を持ち、国民の移動を約3年間にわたり制限している厳格なコロナ対策への反対を訴えた。
 現地のAFP記者によると、28日夜にはこうした集会は行われなかったもようだが、多くの通行人が抗議デモへの支持を表明した。
 匿名で取材に応じた40歳の男性は、声を潜めながら「ようやくコロナ対策に反対する動きが出てきた」と語った。「若者たちは不安を抱いている。住宅価格はほぼ手が届かない水準にあり、仕事も見つかるかどうか分からない。この対策は、中国にふたをしているようなものだ。世界の笑いものになっている」

「私は支持する」
 近くの川沿いでは同日、小規模な警官隊が両岸を約5分おきに巡回。隣接する道路にも警官が立っていた。周辺には多数の警察車両が駐車。中にはカメラを装備したものもあり、集会はほぼ不可能な状態だった。

 強風と極寒の中、川の眺めを楽しむために訪れた30歳の女性は「きのうの若者たちの行動には心を動かされた。自分たちの権利を守ろうとしている。私は支持する」と語った。

 少し離れたところでジョギングをしていた若い女性は、前日の出来事をソーシャルメディアで追っていたと言い、「良いことだ。人々が過剰な規制にうんざりしていることを示してくれた」と話した。「声は政府に届いたと思う。対策の緩和につながるのではないか」

 前述の40歳の男性は、この女性と同じ期待を抱きつつも、「指導者らは外遊でマスクをしていないのに、なぜ私たちは今もマスクをする必要があるのか。 理解できない」と憤った。【翻訳編集AFPBBNews】←引用終わり
〔AFP=時事〕

発端は「ウィグル自治区」のウルムチで、
発生した高層住居での火災で「コロナ対策」を理由に、住居の玄関扉が行政府の指示で外から施錠され、解錠できず10人が焼死した事件が直接的な原因という。
更に、建物の外周は鉄条網とバリケードで遮断され、消防車も消火隊も開けられず、消火に手間取り対処できなかったとか。


引用開始→ 中国「ゼロコロナ」デモ発端の火災、親族5人亡くしたウイグル人男性
(時事通信 2022年11月29日12時57分)

【北京AFP=時事】中国で、新型コロナウイルス感染拡大を封じ込める「ゼロコロナ」政策への抗議デモが広がっている。発端となったのは、新疆ウイグル自治区での火災だ。

 ウイグル人のアブドルハフィズ・マイマイティミンさん(27)は、おばと4~13歳のいとこ4人が犠牲になったことを人づてに知り、がくぜんとなった。

 マイマイティミンさんは、スイスで亡命生活を送っている。チューリヒの自宅でAFPに、「手足が震え、めまいがし、吐きそうになった。理解できなかった」と語った。
 24日夜に新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで起きたマンション火災では、10人が死亡、9人が負傷した。自治区では3か月間にわたって広域にロックダウン(都市封鎖)が敷かれており、これが救助活動の妨げとなったとの非難が噴出。ウルムチで始まった抗議デモは、中国各地の主要都市に波及した。

 自治区内では治安当局の弾圧により、推定100万人のウイグル人が恣意(しい)的な理由で刑務所や収容施設に拘束されている。外国在住の親族と話しただけで拘束される事例も相次いでいる。マイマイティミンさんは2017年5月を最後に、おばと連絡が取れなくなっていた。
 「おばは主婦で、子どもの世話と教育に明け暮れていた」と、涙ながらに語った。「5年後にこんな形で消息を聞くことになるなんて、思いもしなかった」

鎮火まで3時間
 中国内外のソーシャルメディアでは25日以降、ウルムチでの長期にわたるロックダウンのせいで救助活動が遅れたと主張する投稿が拡散されている。マンションの敷地外に駐車された消防車からの放水が燃え盛る窓に届いていない様子や、建物内に閉じ込められた住民が死に際に叫ぶ声を捉えた動画もある。
 国営メディアは、火が消し止められるまで3時間かかったと伝えた。
 
 市当局はその後、マンション周辺は感染リスクが比較的低いとされる地域で、住民は自由に外出できたと主張したものの、他の車両や車止めによって消防車の進入が妨害されたことは認めた。
 市消防局長は25日、「一部の住民は、助かろうとする能力が低かった。効果的な消火活動を行わず、助かるうちに逃げようともしなかった」と述べた。

 ただ、目撃者やソーシャルメディアの利用者からは、マンションの入り口に鍵がかかっていたとの指摘がある。
 マイマイティミンさんは拡散された画像の中から、マンション住民間のチャットで「1901号室住民と連絡が取れない。ドアが開けられないようだ。誰かこじ開けられないか? 子どもたちが中にいるんだ」と、火災当日は不在で難を逃れたいとこが訴えかける投稿を見つけた。

ウイグル人だから?
 いとこ一家がウイグル人で、マンションがウイグル人の多く住む地域にあったことが、救助活動が遅れた原因ではないかと、マイマイティミンさんは考えている。

 中国当局は現時点で、死者の身元を明らかにしていない。ネット上では、実際の死者数はもっと多いのではないかとの臆測が広がっている。拡散された画像からは、マンションの6階分が黒焦げになっているのが確認できる。

 「中国政府は全く信用できない。ウイグル人が抗議すれば、徹底的に弾圧されるだろう」「デモ参加者は逮捕され、(ウイグル人は)いっそう厳しい管理下に置かれることになる」とマイマイティミンさんは話した。【翻訳編集AFPBBNews】←引用終わり

〔AFP=時事〕

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