社会に存在する全ての事業は、私有でも基本は公共のモノ(財)であり、広く公益性を課されている事を考えないオタクがネットし合うの世界ではない
鉄道会社の知人との会話:
鉄道会社は地域の公益事業で、鉄道事業を維持し地域輸送を維持する事が最大の使命だ。
① 鉄道オタクは鉄道会社の社員としては要らない。
② 鉄道会社が鉄道を軸に広く手掛ける事業全般を理解して貰いたい。
③ 応募者自身を、幅広く事業全体から眺め見て、その人物の持つ能力を活かせるかが重要な事だ。
④ 単純に鉄道会社が鉄道事業だけで生き残れるほど現代社会は甘くない。
⑤ 地域社会も鉄道会社の鉄道事業と地域社会の公益性だけに絞る責任を声高に論じられると厳しい。
⑥ 沿線や地域社会と共に、生活者や利用者の幅広いニーズに可能な範囲で応え、支持を受ける事が何よりも必要な事だ。
久々に、このような話になった。
さて翻って「東京オリンピック」では、巨大広告事業社またイベント事業社が組織委員会を含め談合やら、幅広く贈収賄を行い " 公益 " の名の下に、様々な歪みを見せ、疑われ捜査対象になっている事で世間は呆れ非難を浴びせている。
一人のスーパーマンが、自ら手掛けた業界人脈や対象の国際組織でのヒューマン・ネットワークを築き上げ、比類を見ない「チカラ」を現し圧倒した事で、多くの組織や関わる人材が蹂躙された(よう)と眺めている。
権力基盤など保たなくても多大で絶対的な「影響力」と「実行力」を隠し持ち、組織として「出る杭を打たない」なら、表面上は民主的な合議制による決定でも、ほぼ独裁的に采配し差配できる事が明らかにされ始めた。
それは、当初から懸念され指摘されてきた事であり、その筋書きどおりの展開のようで、別段のオドロキもない。
刑事事件として、正しく、訴追され、正しく裁かれる事こそが肝要だろう。
また、民事事件としても一定の損害を求償請求する事も考えるべきだ。その求償訴追も待ち受けている事が明らかになれば、贈収賄に手を染める事も慎重になるだろう。
と、言うワケで、鉄道会社の知人の話を想い出したのだ。
突出したオタクを招き入れ抱え込んでしまうと、結局は「厄介な事」になるので、必要ならその必要に応じ「タスクフォース」のチームで管理し、テーマを限定し協力を求めればヨイと・・・
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