« 「技能実習生制度」の建前は美辞麗句に包むが、実態は途上国の若い人材の生き血を吸う事、人生の重要な時間を騙し取る劣悪な懲役刑に他ならない | トップページ | 日銀総裁の黒田東彦は、忠実な財務官僚で、財務省を退き「アジア開発銀行(総裁)」に就く、特筆できる実績は皆無でも使い勝手の良さで日銀総裁だ »

2023/01/03

リベ珍学者の成れの果ては固より下品な屑で、真面な議論の相手じゃない。川勝平太(静岡県知事)は、その典型で「戦後民主主義」が創り出した化物だ

いつも繰り返される不思議な現象と言う他ナシ:


リベ珍という勢力は「批判」はするが、それを以て攻撃するが、
自らは議論の俎上に乗せる「対案」は固より「成案」などは一切持たないのが特徴だ。
常に、提案され提議される「案」の実に些末な事を探し出し天下国家の一大事であるが如く「針小棒大」に騒ぎ立てる事で、
自らを引き立たせ「ウットリ」しながら、時の英雄を気取るのが特徴だ。


何よりも「対案」なく、主体者が提議する案を、弱体だ「社会正義」に反すると言い立て、口を極めて非難するのは、お気楽な「極楽とんぼ」でしかない。
提議された案に対し、地域を預かる知事として反対の論陣を張るなら、一定に期間を過ぎ相互に対立する「論点」が明らかに整理された時点で、
問題提起から「解決提起」に向けた成案でなく腹案でも一定の「案」の提議がなければならない。


逆に、言い掛かりに過ぎなかった「ダダゴネ」は、検証され次々に丁寧に論破され、立ち位置そのものが曖昧な方向へ追い込まれると、突然に「論点」を擦り替え、従前の議論を積み上げた経緯を踏みにじり大凡の理解とは裏腹な「奇想天外」な駄弁を、さも天下の正論であるかの如く主張し始めるのだ。


リベ珍の塵学者の成れの果てに過ぎない川勝平太(静岡県知事)は、日本の「戦後民主主義」が生み出した「無責任」「批判第一」「言い放し」の典型だ。
天下国家など関係がないのであり、事業者の負担や、後年度赤字など、一切考慮の対象ではないワケで、いま相手を追い詰め困らせ窮地に陥らせる事で苦しむ姿を見て、ほくそ笑み、大笑いし、自己満足し、悦に入るのだ。


引用開始→ 静岡県知事・川勝平太氏の「下品極まりない手口」…JR東海が「リニア問題」で困り果てている
(現代ビジネス 2023.01.02 小倉 健一 イトモス研究所所長)

リニア新幹線を巡る「攻防」
リニア新幹線建設を巡り、JR東海と川勝平太静岡県知事の対立が泥試合の様相を呈している。泥試合を仕掛けているのは、川勝知事だ。静岡県内における建設着工を防ぐために、ありとあらゆる難癖をつけて妨害を続けている。

2020年6月10日、JR東海の金子慎社長は(当初計画していた)2027年の開業について「ギリギリで難しい工程」と述べていた。あれから2年と半年が過ぎたが、静岡県との協議は一歩も前へ進んでいない。下手すると、2030年まで開業を後ろ倒ししなくてはいけない可能性がある。

一民間企業であるJR東海の事業を、権力者が徹底的に妨害する様は、徳川家康が豊臣秀頼・淀君にもつけた難癖に近い。もはやイジメだろう。経営体力のあるJR東海だから大人の対応をしているが、これが他のJRだったら万事休すとなっていてもおかしくない。徳川家康には、「自分の目の黒いうちに豊臣家を滅ぼしておく」という目的があったが、川勝知事にある「大義」とはいったいなんなのだろうか。

かつて川勝知事は、「静岡空港直下への東海道新幹線新駅設置構想」なるものを太田昭宏国土交通相(当時)に提案している。「新幹線静岡空港駅」構想だ。この提案に対してJR東海は「明らかに短い区間にたくさん駅を作れば列車本数が入らなくなり、東海道新幹線の輸送力が傷んでしまう」(2013年12月11日・JR東海社長定例会見での発言)として拒否。リニア建設において、JR東海へ嫌がらせをすることで、新幹線静岡空港駅の譲歩を引き出そうとしたのではないかとされている。

過剰な数の駅数
川勝知事が主張するように、静岡空港に新幹線の駅をつくることは物理的には可能なのであろうが、静岡県にはすでに熱海駅、三島駅、新富士駅、静岡駅、掛川駅、浜松駅と6つも新幹線の駅(さらに神奈川県との県境には小田原駅、愛知県との県境には豊橋駅という新幹線駅)がある。

1日の平均乗車人員(平成30年度・コロナ前)
東京:104,451人
品川:37,200人
新横浜:34,095人
小田原:11,245人
熱海:4,825人
三島:15,319人
新富士:4,874人
静岡:21,207人
掛川:4,379人
浜松:13,731人
豊橋:8,934人
三河安城:1,865人
名古屋:73,747人
岐阜羽島:2,955人
米原:7,240人
京都:39,229人
新大阪:84,467人

この1日の乗車人員(2倍にすると乗降人員になる)を考えると、三島と静岡以外、JR東海にとって駅を存続させるメリットは薄そうだ。この数字を見る限り、JR東海がやるべきは、静岡空港に駅をつくることではない。静岡県の新幹線駅を減らすことだろう。人口減少社会を迎える公共交通において、経営のお荷物は極力無くしていったほうがよい。

東海道・山陽新幹線において静岡県は最多の駅数で、すでに人口規模(376万人、全国で10番目)から言って過剰な数の駅数である。「のぞみ」が全然止まらないのは、静岡県が栄えていないか、クルマ社会であるということだ。川勝県政下で過去10年、ずっと右肩下がりで人口が減り続けている静岡県に新駅をつくるなど、民間企業としてはデメリットばかりの過剰な投資でありリスクしかない。

唐突な論点のすり替え
静岡空港へのアクセスについては、たしかに現状クルマやバスでしかいけないという不便な面はあるものの、工業製品や魚介を海外へ輸出したいのであれば、トラックで運べばいい。観光客やビジネスパーソンが、絶対に鉄道を使ってでしか空港へ行きたくないと言うのであれば、セントレア(中部国際空港)という鉄道が直結する立派な空港が静岡県のすぐ近くにある。

JR東海側の計画によれば、リニア新幹線が開業すると、これまでの東海道新幹線の運転本数のうち、「のぞみ」の割合が減り、「ひかり+こだま」の割合が増えることになる。「のぞみ」は静岡県に止まることはないが、「ひかり+こだま」ならたくさん止まる。静岡県民の利便性は向上することになる。さっさとリニアを通したほうが、静岡県民のためになるのだ。

川勝知事は、これまで「リニアを引き合いに静岡空港新幹線新駅の実現を迫る」(2016年9月の定例会)答弁を強行し、新駅容認派の学者を集めたシンポジウムでは「駅を造らないといけないという保証をいただいた。JR東海には意識改革を求めたい」(2017年2月)と迫り、2019年6月の定例記者会見・トンネル関連工事の視察の際には「地域貢献を金額に直すと(中間駅のある)4県の(駅整備額の)平均がめどになる」などとJR東海に露骨に金銭を要求してきた経緯がある。この下品極まりないやり方には、自民党の族議員も真っ青だろう。

川勝知事がアクロバチックに繰り出した最大の難癖が「命の水を守れ」キャンペーンだ。「大井川流域が水不足に悩んでいる」という「虚偽の前提」から始まった一連のキャンペーンは、川勝知事の再選に大きな役割を果たしたようだ。

川勝知事は、水不足になっていない現実が知られてくると、今度は「(志太榛原には)うまい酒がある。水質が悪くなると名酒が名酒でなくなる」「リニアという国策のために自然を破壊しかねない」(2021年6月3日)と、「水質保全・自然破壊防止」という論点にすり替えを行った。自然破壊をせずに済むトンネル工事などほぼないだろう。川勝知事の言った通りにすると、絶対にリニア建設などムリなことは明白だ。

「堪忍袋の尾が切れました」
先述の新幹線駅と静岡空港の話に戻るが、遠くない距離にセントレア(もしくは羽田空港)がある現状を考えれば、赤字(県と空港会社の収支合算)を垂れ流し続ける静岡空港は、新幹線駅をつくるどころか、廃止するという考えに立ってもおかしくない。

静岡空港は、川勝知事が大事にしていると主張する自然を破壊した上で建設されたものだ。日本有数のお茶の産地を総事業費約1900億円かけてぶっ潰したわけである。そんなに自然が大事なら空港は更地にして、茶畑に戻すべきだろう。

丁寧に論点を整理し、できることから着々と進めるJR東海に対し、川勝知事は「そもそも極めて傲慢な態度で臨まれているという認識を持っております。あたかも水は一部戻してやるから、ともかく工事をさせろという、そもそも極めて傲慢な態度で臨まれている。そういった態度であり、私の堪忍袋の緒が切れました」と述べている。

水の質が問題だと難癖をつけられたから、「水をそのまま戻します」と妥協案を示したJR東海が、「極めて傲慢な態度」だというのだから、子どもの頃に歌った童謡ではないが「川勝さん家の平太くん、このごろ少し変よ。どうしたのかな」と呆れるほかない。←引用終わり

|

« 「技能実習生制度」の建前は美辞麗句に包むが、実態は途上国の若い人材の生き血を吸う事、人生の重要な時間を騙し取る劣悪な懲役刑に他ならない | トップページ | 日銀総裁の黒田東彦は、忠実な財務官僚で、財務省を退き「アジア開発銀行(総裁)」に就く、特筆できる実績は皆無でも使い勝手の良さで日銀総裁だ »