プッチンのロシアを「20世紀型国家」だと揶揄するが、ピョートル大帝による17世紀型の奴隷収奪で安価な生命を消耗させ続けるチカラ尽くし国家だ
プッチンによるロシアの「ウクライナ侵攻侵略戦争」の狙い!
1年をして、完全な消耗戦で泥沼に陥った戦線は動かず。
ジョン・サリヴァン「(前)ロシア駐在 米国全権大使」が、全体の流れとプッチンの目標およびウクライナ国民の決意と反応(落とし処)を、簡潔に要約し説明と指摘をしている。
引用開始→ プーチン氏はこれからどうする……開戦前に交渉した前アメリカ駐ロシア大使に聞く
(BBC 2023年2月23日 バーバラ・プレット・アッシャー、BBC米国務省担当編集委員)ロシア政府と交渉するのはどのような感じなのか。ウラジーミル・プーチン大統領はなぜウクライナを簡単には諦めないのか。アメリカの前駐ロシア大使がBBCに説明した。
ジョン・サリヴァン氏は、ロシアによるウクライナ侵攻の前まで、アメリカ大使としてモスクワにいた。
戦争を防ごうとロシア当局と話をした人物だが、「向こうは本気でやりとりしてこなかった」と言う。
「ロシアは自国の安全保障を要求したが、ウクライナの安全保障については建設的に話そうとしなかった。決定済みの論点以上のことは決して言わなかった。見せかけだけだった」
アメリカは紛争を終わらせるため、対話を続ける努力をもっとすべきか。そう尋ねると、サリヴァン氏はプーチン氏について「開戦前、交渉に関心がなかったし、今も交渉には関心がない」と述べた。
ロシアは目標を変えていない
アメリカのジョー・バイデン政権は、ウクライナへの軍事支援とロシアに対する制裁について世界各国の支持を集めることに力を入れている。また、アメリカ単独でもウクライナに何十億ドル分もの兵器を供与している。プーチン氏は21日の年次教書演説で、「西側諸国が戦争を始めた」、「西側がロシアに『戦略的敗北』をもたらそうとウクライナを利用した」、「存在そのもののために戦っているのは、ウクライナではなくロシアだ」という見解を繰り返した。
ロシアは「特別軍事作戦」の失敗にもかかわらず、当初宣言した目標(ウクライナの「脱ナチス化」と「非軍事化」)は変えていないと、サリバン氏は言う。ロシアが掲げるそうした目標は、つまり「キーウにある政府の排除と、ウクライナ国民の服従」を意味すると、前大使は解釈する。
これは、ソヴィエト連邦の崩壊でばらばれになったロシア民族を再集結させるという、プーチン氏が描いている構想の一部でもある。
「民主的に選ばれた政府が、とりわけ(ウォロディミル・)ゼレンスキー大統領が率いる政府が、キーウに存在することを、(プーチン氏は)認めるわけにいかない」とサリヴァン氏は言う。「その政府が存在する限り、彼は決して満足しない。なぜなら、その政府はロシアにとって、そして彼が作ろうとしている大ロシア国家構想にとって、脅威だと考えているからだ」。
では、プーチン氏はどうなれば戦争をやめるのか。
「勝つことはできないと、彼が確信する必要がある」とサリヴァン氏は言う。「勝利は到底不可能だと確信するまで、彼は攻撃を強めるだろう。戦場でどれほど重大な敗退をすれば、その確信に至るのかはわからない。ただ、現時点ではその状態に全く近づいていない」。
プーチン氏、戦争を始めたのはウクライナと西側だと 持論繰り返す年次教書演説
サリヴァン氏はまた、プーチン氏は長期的な展望の持ち主だと話す。「達成したいビジョンがあり、それを簡単には諦めない」はずだと。
一方で、ウクライナ人も簡単にはあきらめないはずだと、サリヴァン氏は考えている。そして、ウクライナを構成する4400万人のスラヴ民族に自分への拒否感を植え付けたことが、プーチン氏による戦争の戦略的失敗のひとつだと、前大使は言う。
「ウクライナ人は許さないし、忘れない」とサリヴァン氏は言う。「仮にゼレンスキー大統領が戦争を終わらせようと、領土で譲歩し、基本的に降伏したいと思っても、ウクライナ国民がそれを許さないだろう」。
このような軍事的、政治的、イデオロギー的な対立がある以上、アメリカは長期戦に備えなければならない。
バイデン氏は、侵攻1年に合わせてキーウを電撃訪問し、アメリカの支援継続を強調した。しかしサリヴァン氏は、今年中にこの紛争が終わるとはみていない。
「その先のことは分からない」とサリヴァン氏は言う。「ただ、プーチン氏は出口を求めていない。この特別軍事作戦の目標は達成されると、常に繰り返している」←引用終わり
(英語記事 US diplomat on what it's like negotiating with Putin)
続いて、プッチンの年次教書演説について、
勝手な言い分を取り敢えず付けておきます。
自らの歪んだ野心に因る野望を実現するために始めた、
「ウクライナ侵攻侵略戦争」を、自らの責任と考えず、
他国へ転嫁し、責任は相手にあるのだと言い逃れ言い抜ける。
引用開始→ プーチン氏が年次演説、「西側が戦争始めた」 バイデン氏はNATOの結束を強調
(BBC 2023年2月22日)プーチン氏は年次教書演説で、核兵器の実験を再開させる準備ができていると述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は21日、ウクライナ侵攻開始から1年になるのを目前に、議会上下両院に向けた年次教書演説をし、西側諸国への非難を一段と強めた。一方、ウクライナ訪問を終えたばかりのアメリカのジョー・バイデン大統領は同日、ポーランドで演説し、ロシアのむき出しの侵略行為に立ち向かっている西側の民主主義をたたえた。
プーチン氏はクレムリン(大統領府)近くの展示場で演説。かつてナチスドイツを支援した西側諸国が、今度はウクライナを「反ロシア」のネオナチ政権に変えたと主張した。
ロシア軍のウクライナでの前進についてはほとんど触れず、戦争終結の見通しも全く示さなかった。
その数時間後、バイデン氏がワルシャワ王宮で演説した。プーチン氏を独裁者だとしたうえで、プーチン氏が唯一理解する単語は「ノーだ。ノーだ。ノーだ!」とした。
また、「プーチンは世界が抵抗しないと思っていたが、間違いだった」と主張。北大西洋条約機構(NATO)はかつてなく結束しているとした。また、ウクライナは強く、誇り高く、自由であり、同国への西型の支援が失敗に終わることはないと付け加えた。
ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領は、バイデン氏のキーウ訪問によって、自由世界が何も恐れていないことが示されたと述べた。そして、NATOの役割は自由世界の防衛と支援だとし、ウクライナは「この戦争に勝たなくてはならない」とした。
プーチン氏の演説
プーチン氏はこれに先立つ年次教書演説で、2010年にアメリカと締結した新戦略兵器削減条約(新START)を停止させると発表した。同条約は核弾頭の数に上限を設けるもの。NATOやイギリスの首脳らはプーチン氏に再考を求めた。同氏はまた、新たな地上システムを戦闘で使えるようにしたと説明した。プーチン氏は昨年すでに、ロシアとウクライナ占領地の防衛のためなら「あらゆる手段」を使うと脅している。
プーチン氏、戦争を始めたのはウクライナと西側だと 持論繰り返す年次教書演説
プーチン氏はさらに、「戦争を始めたのは向こうだ」と事実と異なる持論を展開。「私たちはそれを食い止めるために武力を使っている」と主張するなど、1年前の侵攻当日にテレビ演説で主張した内容の多くを繰り返した。
西側が関与したイラク戦争やユーゴスラヴィア空爆に言及した一方で、ロシアのシリア内戦での破壊的な役割や、隣国ジョージアへの侵攻、ウクライナ南部クリミアの土地収奪に関する話題は避けた。
この日、ロシア外務省は、アメリカのリン・トレイシー駐ロシア大使を呼び出し、ウクライナから「アメリカとNATOの軍備」を撤退させる措置を取るべきだと告げた。ただ、ウクライナでは西側の軍隊は展開していない。←引用終わり
全くヤカラの言い分に過ぎぬイチャモン付けを行い、
開き直り「責任を他国へ転嫁」するという、コミー伝統の言い種を、
併せてご覧下さい!
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