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2023/02/09

明治の開国と外国への大阪税関による輸出統計を眺め1960年代までに形成された関西の都市(阪神間)住宅域の形成を改めて考える

大阪税関による貿易額ですが、150年前に税関が開所した明治国家の初期は輸出額が322万円だったそうです。
当時の1円は現在の3800円だそうで、現在価格なら122億3600万円という事になりますね。

150

令和4年に21兆6248億円を記録しているとか。
現在価格との比較では1767倍になっているワケですね。


工芸も含めた物産品の貿易から知恵と技術を使った工業製品の輸出へ転換しているワケで、農水産産品も知恵と技術を使った付加価値を付与した希少な価値を持つ加工品への転換が進めば、単純産品の物産輸出より以上の付加価値ビジネスへ移行できます。


また、日本の食品(食材)を用いたレストラン事業で、技術サービスを提供し「感動の体験」を創出する事で「経験経済」として、更に大きな付加価値を生み出すことでしょう。
農水産品の「6次産業化」を掲げる者として夢想と揶揄され続けますが、ドンキホーテのように託したいテーマです。


神戸は東側に「細雪」に描かれるようなハイソで上品な世界が拡がる一方、西側には近代工業のルーチン作業に就く基礎労働やその現場指揮に当たる中下層の社会が拡がり、元町~三宮を境に街は拡がり、骨格がいつの間にか形成されてきました。


言葉も、
三宮というかフラワーロードを境に、日常語は東側では船場言葉が基本のナニワ言葉が、ハイソな上品言葉として受け嗣がれ(現在は崩れ去りましたが)話されてきました。

元町や神戸から西は、どちらかと言えば「播州の言葉」に軸足があり、聞きように因れば「荒い言葉」とも・・・
新聞は、見事にエリア分けができていました。

東側では、朝日、毎日、日経が主流で、ある時期に朝日は50%のシェアを誇っていました。
これは朝日新聞社の社主「村山長挙」が御影に棲まいした事と無関係ではありません。
いまも東灘区では圧倒的なシェアを保つそうで。
一方、対する西側では、地元紙の神戸、讀賣が幅を利かせ神戸のシェアは50%を保つそうです。


基本的に、
東側は大阪の邸宅・住宅の飛び地でハイソ上品の神戸といえます。

Photo_20230209113901

西側は播州や淡路を中心に職を求め移住し終の棲家を得た人達がそれぞれの縮図を形成し、いわゆる「シモジモの神戸」といえます。


40年ほど前に理解した事ですが、
東灘区は、住吉の山懐に位置する「甲南火葬場」で、芦屋市も共通で利用できるそうです。
住吉地域の住宅開発は「住吉学園」という自治組織が社会資本として形成され、地域の管理運営を担当し構成員に配当も出すという堅固な共同体を形成している事も特徴です。


その他の西側地域は、基本的に鵯越火葬場と有馬斎場だったと記憶しています。
大阪でビジネスを展開し、芦屋から御影・住吉・岡本に棲まいし、輸出貿易で稼ぐ。
その人財を神戸大学に求め、海外との接点を、神戸では「旧居留地」に求め1970年代の初頭まで、神戸は実に優雅な街でもありました。


いわゆる中小企業のオヤジは、醜いまで「自社の事業」に過剰な拘り、それが目に余る。


創業時から、多分、いまも「金融」上で個人資産の大半を「根抵当」に差し入れており、雁字搦めに縛られており、事業を、止めるに止められず、他人に任せるに任せられず、なのは分からないでもないが・・・


後継にと貴重な人財を求めても、多くは譲らず君臨し命令し続け、業務改善を評価しながらも、巧妙に妨げ、剰え「(ヤツは)無能だ」と、本人へ聞こ届くよう周到に言いふらすのだ。
それは、自身の無能を表しているのだが、誤塵は鼻高ピーの自信満々だから「意に介さない」ため面倒な事だ。


金融も徐々に警戒するし・・・
巨大会社に仕上げた「日本電産」の永守氏は、恐竜になった今も、弁えぬその典型ともいえる。
ある事業者に乞われ一級の大企業から、満を持して移籍した知人が、ふと漏らした事は忘れない。


その中小企業のオヤジが、取材を受けたからと言い、
エッラそうにTVニュースで、
「中小事業者の " 賃上げ " について、自論を披瀝した」のには驚きだ。
「恥を知れ」と言いたい限りだ。

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