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2023/03/20

政治屋は一匹狼で、言いたい放題に渡り歩けても、政権を目指す政治家は理念を高く掲げ、支持され人を集め流れを創る事が大切で一人相撲は大迷惑

高市早苗 唯我独尊 孤独激情!


これ幸いに「ネタ(火種)」を見つけた時、最初は「埋み火」だったかと。
巧く「火吹き竹」で、消えぬよう慎重に吹き(仕掛け)、慎重に煽り「売り言葉」で仕掛けてみると、意外にも「(善後を考えず)乗ってきた」ので、それじゃ「閣僚も議員も辞職するか」と畳みかけると、それにも「買い言葉」を発し乗ってきた。


この時点では、またまた、いつもの「小爆発」が始まったと、
周囲は冷ややかに嘲笑し眺めていた。


仕掛ける側は、
「ネタ」切れする事なく、日を重ね次々に「ネタ」をブッつけ続けた。


その「ネタ」に対し、笑い飛ばす事なく真剣に放り返し、その度に「爆発」が大きくなり退くに退けない状態に陥ってしまう。
遂には「信頼できないなら、質問するな」との(禁句の)中爆発を引き起こす。


一人芝居とはいえ、周囲も笑ってられなくなり・・・
この時点で小児の言い合いは「詰んだ」と眺めたが、そうは問屋が卸さない事情だとかで・・・


仕掛けた側は、仕掛けの狙い以上の展開に「ほくそ笑んでいる」とか。
仕掛けられた側は、自らが撒いた事態に、降りかかる「火の粉」を払うのに必死で、周囲が見えず発した「買い言葉」の決断が日に日に迫る事態に。


最初は、カラカイの「手榴弾」を投げたのだろうが、
応じた側が「機関銃」の連射を放ったものだから、
それじゃと「機関砲」を撃ち返す事態に至る。


陣地を獲られりゃ「万事休す」となるワケで、
そうはさせずと周到に「地雷」を撒き、この時点で「敵」も「味方」も動けず。


撒いた側も強気の防戦ながら、時の氏神による助け船を待つも、なるべく触れぬように、触らぬように遠目から眺め距離をおき、嵐が過ぎるのを待つばかり。


如何に優秀でも、理想に掲げる政策を実現するには、仲間や同志が必要で、多数を形成するにも維持を得る必要な理解者を欠かせず、不本意でも時には「妥協」が必要だ。


学部生や院生の政策研究ゼミではないのだから、自分の理想またやりたい事を網羅的にまとめ「これで、どうだ!?」凄いだろうって、相手の逃げ場や逃げ途のナイ「正論」を熱く主張し掲げてみても、瞬間的に「凄い、素晴らしい、非の打ち所もない」と、持ち上げられても同志を欠いて、掲げた理想や政策を実現できるワケなどない。


ゆえに、総裁選で掲げた政策は、学生や院生の研究論文なら「満点」ではあるが、実現には理解と同志の支持と辛抱強い説明や説得で広汎に支持を得る事が不可欠だし、突き放したモノ言いでは実現など遠い「夢のまた夢だ」と・・・


三つ子の魂百まで治らず。
唯我独尊は、時に耀き、時に突き放され、嘲笑され放置され・・・
<いまココ>


引用開始→「総務省文書問題」高市早苗氏を追放したい霞が関 「更迭」は岸田首相に突きつけられた“踏み絵”
(NEWS ポスト セブン)

 放送法に関する総務省の行政文書を巡り、高市早苗・経済安保相が連日国会で集中砲火を浴びている。だが、この問題は、高市氏1人で終わらない。岸田政権が吹っ飛ぶ“地雷”がいくつも埋まっているのだ。

官邸と霞が関が仕組んだ
 総務省文書問題で高市氏は絶体絶命に見えるが、本当に追い込まれているのは高市氏を切れない岸田文雄・首相のほうだ。

 誰が高市追い落としに動いているかを辿ると、その理由が見えてくる。安倍政権時代の放送圧力に絡む総務省内部文書の内容が国会で最初に追及された際、当時総務大臣だった高市氏は「捏造だ」と全否定し、事実なら大臣も議員も辞めると啖呵を切った。ところが、松本剛明・総務相が文書は本物だと認めて公表に踏み切り、そこから高市氏は不利な状況に陥った。官邸官僚の1人が明かす。

「役所が大臣レクの内容を記したメモを含めて行政文書を全部公表するのは異例な対応だった。たとえ国会で取り上げられた文書でも、役所が正式に公表する場合は発言部分に黒塗りを入れるが、今回はそれも一切しなかった。公表を決めたのは松本総務相だけの判断ではなく、官邸がゴーサインを出した。とくに官邸を仕切る木原誠二・官房副長官は防衛増税で公然と政権を批判した高市氏に思うところがあるようで、庇う必要は全くないという姿勢だ」

 現職大臣が、官邸から撃たれたのだ。

20230320

 政権内部には、高市氏を何としても“追放”したい勢力がある。岸田政権は発足以来、安倍路線を徐々に転換し、財政再建・増税路線を進めた。それに反発してきたのが高市氏だ。

 岸田首相が麻生太郎・副総裁を最高顧問に据えて自民党内に総裁直属の財政健全化推進本部を設置すると、政調会長だった高市氏は直属の財政政策検討本部を作って対抗。また、昨年7月の参院選前には、経済政策の補正予算編成をめぐって高市氏は麻生氏や茂木敏充・幹事長と大バトルを演じ、与党協議から外された。岸田首相はそんな高市氏を昨年8月の内閣改造で入閣させて閣内に封じ込めたつもりだったが、抑えきれなかった。

 昨年末の防衛財源をめぐって、高市氏が「罷免覚悟」で岸田首相の増税方針に公然と反対したことは記憶に新しい。自民党ベテラン議員は、「今国会で高市問題がにわかに浮上したのは仕組まれたからだ」と見る。

「官邸では木原官房副長官をはじめ財務官僚出身の総理の側近たちが、増税に反旗を翻した高市さんを邪魔だと思っている。文書問題で高市さんに不利な材料を出している松本総務相の親分は財務省のドンの麻生さん。松本氏自身も父の十郎氏(元防衛庁長官)が大蔵官僚出身だったから財務省にパイプがある。背後で、財務省と総務省という財政当局が、増税反対派の高市氏を追い落とそうと糸を引いている」

切らねば官僚を敵に回す
 政治評論家の有馬晴海氏は、高市更迭は霞が関が岸田首相に突きつけた踏み絵だと見ている。

「岸田政権を支えてきたのは財務省です。財務省は岸田首相に年金生活世帯への5000円上乗せや生活困難世帯に対する物価対策の5万円支給の予算を認めたかわりに、防衛財源として所得税などの増税を決めさせ、少子化対策では消費税増税を進めさせようとした。ところが、ここに来て岸田首相は増税に二の足を踏むようになった。財務省にすれば、話が違う。

 そこで、今回の文書問題を口実に首相に高市氏を更迭させ、安倍路線から完全に決別するように迫っている」

 踏み絵は財政再建だけではない。

 安倍政権時代の森友学園問題では、「私や妻が関係していたら総理も議員も辞める」と発言した当時の安倍晋三・首相を守るため財務省が泥をかぶり、大きな犠牲を払った。

 政治ジャーナリスト・野上忠興氏は、高市氏を更迭しなければ、霞が関全体の反発を招くと言う。

「霞が関から見れば、安倍政治の手法は政治主導と言いながら人事で官僚を支配し、政権に不祥事があれば官僚に泥をかぶらせて切り捨てた。霞が関の官僚は、岸田総理はそんな政治を転換すると期待して支持している。しかし、ここで岸田首相がわざわざ安倍氏と同じ言い方で疑惑を否定した高市氏を擁護すれば、首相自身が総務省の文書の内容が間違いだと認めて役人に責任を負わせることになる。そうなれば、官僚は“岸田も安倍と同じだ”と見放して霞が関全体が敵に回るだろう」

 霞が関を敵に回せば、政権はもたない。憲政史上最長の長期政権を誇った安倍氏でさえ、『安倍晋三回顧録』(中央公論新社)の中で、財務省や自民党財政再建派議員たちからの増税圧力をかわすためには、解散・総選挙を打つしかなかったと語っていたほどだ。

 安倍政権には岩盤保守層という強固な基盤があったが、岸田政権の基盤は霞が関だけだ。麻生氏や茂木氏、木原氏ら側近も岸田首相に霞が関の支持があることを前提に政権を支えている。野上氏は、官僚の支持を失えば岸田政権は終わりに向かうと予測する。

「岸田首相には霞が関に対抗する力はない。だから官僚を敵に回した途端に政権の屋台骨が揺らぎ、瓦解に向かう。それが見えた段階で、首相を支えている麻生氏や茂木氏、官邸の側近も政権に見切りをつけてポスト岸田に動き出すだろう」

 側近からも霞が関からも高市氏を切れと迫られ、追い詰められているのはまさに岸田首相なのだ。←引用終わり
※週刊ポスト2023年3月31日号

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