街は生まれ育ち役割を終え、やがて静かに息を引き取り、主体を変え顔を変え、大きな資産として受け嗣がれ、更に成熟し、真似のできない大きな誇りへ
人工島の海上都市「神戸ポートアイランド」が、
まだ地面を見せるかどうかの頃にコンテナターミナルに止めず「街」をと関与し、街区形成を目指したのがポートアイランドの中心街区計画だった。
社会人として「最初に手掛けた案件」で。
別に特別な「産業集積街区」を目指したワケではない。
来て楽しい、住んで楽しい、働いて楽しい、文化的にも、その時代や文化を表徴する愉快な生活空間が形成できればと・・・
それが「神戸ファッションタウン」を構想した素だった。
別に、アパレル事業社の集積を図ったモノではない。
基本的には「生活文化、環境文化」の創造的な発展を志向した「街区集積」を構想した。
あれから50年を越える時空が過ぎ去り。
遺せたのは「ポートピア大通り」「光りの広場」「光の道」「せせらぎの道」「かたつむりの広場」「星の広場」の名称だけになるのかな?
街は生まれ、街は呼吸し、街は新陳代謝し、街は生き続け、街は資産を形成し、街は次ぎに譲る。
いま、この記事を見聞きし、
在りし日の創業者「田崎俊作」社長の姿を思い起こし、
失意の内にファンドに事業を・・・
当時の田崎の面々を思い浮かべつつ、改めて自身が最初に参与した日々を回想するばかり。
事業としての企業基盤を形成した「ワールド」「ジャヴァHDG」「アシックス」「TOA」「JUN」だけになったのか。
引用開始→ ポーアイの旧「田崎真珠」本社ビルの解体始まる 神戸ファッションタウンの象徴、跡地は「幸福の科学」に
(2023/3/14 17:54 神戸新聞NEXT)神戸・ポートアイランド(神戸市中央区)の一角にアパレル企業などが集積する「神戸ファッションタウン」の代表的建築物だったTASAKI(旧田崎真珠)の旧本社ビルの解体が始まったことが14日までに分かった。同タウンは1981年の神戸ポートアイランド博覧会の跡地に整備され、市が進めた「ファッション都市・神戸」の象徴だった。同タウンでの大規模な建物の解体は初めてとなる。跡地には宗教法人「幸福の科学」が施設を建設する予定。
83年完成の同ビルは、同社が「神戸本社」として2021年まで使用。鉄筋コンクリート造りで地上10階、地下2階建て、延べ床面積約1万4千平方メートル。階段状になった白亜の城のような外観が特徴的だった。
かつて1階では宝飾品を展示販売し、バスで団体客が訪れる光景が2000年代までは見られた。ビルの南側には、アパレル大手のワールドやジャヴァホールディングスの本社もある。
TASAKIの本社機能や店舗は、ポーアイにある別のビルに移転している。土地建物の売却の経緯や売却額について、同社総務部は「買い主との個別契約のため控える」としている。
幸福の科学グループ広報局も「売り主など契約内容は非公表」としたが、「建物を解体し、延べ床面積4千~6600平方メートルの参拝・研修施設を建設予定。現在は設計を進めている」と文書で回答した。25年春ごろの完成を目指している。←引用終わり
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