誰のための戦争か? ナンの為の戦争か? 強欲なブリゴジンの支配欲を充たすため「無謀」な戦争をウクライナで始め、勝てないと識りスーダンへ!
プッチンを観ると、
確たる自身のビジョンは持ち合わせがないのではと思う事がある。
基本は、欲に目が眩み「戦争」になる。
プッチンを嗾けた「ブリゴジン」は、ウクライナでの侵攻・侵略戦争は勝てないと判断したようで、
それでは「スーダン」を掌握し「金鉱山」を独占しようと・・・
まぁ「戦争屋」というものの本質を表し。
引用開始→ 歴史を教訓、自制促す 戦争指導者とは「何者か」―巨匠ソクーロフ氏 (時事通信 2023年04月29日07時13分)ロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフ氏は、芸術性と歴史への視点から欧米で高く評価される巨匠だ。インタビューではウクライナ侵攻に「勝者はいない」と訴えた。一方、ナポレオンやナチス・ドイツの失敗を教訓に、広大なロシアに勝利するのも「不可能」と述べ、全当事者に自制を促した。
昨年の東京国際映画祭に出品された「独裁者たちのとき」は、21世紀の戦争が行われている中で公開されることになった。英題に「フェアリーテイル」と付けられたように、第2次大戦の運命を握った独ソの指導者の映像を再構成した寓話(ぐうわ)だ。
取材中、ソクーロフ氏が繰り返した言葉がある。戦争指導者とは「何者だったのか」。映画を通じ、全体主義を率いた人間を追究した。「戦時体制」で反政権派を弾圧し、約1年後に見込まれる大統領選で圧勝を期すとされるプーチン大統領とは「何者か」という問いにつながる。
ロシアとウクライナの激戦の背景には、互いによく知っているからこその「近親憎悪」があるという見解を示す。プーチン氏がウクライナを「兄弟国」と主張したことには「同意しない」と一蹴。ロシアと似て非なる「隣人」だと指摘した。
2011年のベネチア国際映画祭で最高賞に輝いた監督は、かつてプーチン氏に面と向かって苦言を呈し、国内で冷遇を受ける。一方、国外ではロシア文化を排斥する動きや、ナチズムを扱うことへの「ためらい」から、新作の上映が遅れた。冷戦からウクライナ侵攻へと続く欧州での対立に「第2次大戦は終わっていない」というのが持論だ。
ロシアは国内問題の解決が急務だが、政権のプロパガンダで「残念ながら国民の大部分が戦争を支持している」。こう肩を落とすソクーロフ氏は、帝政時代に支配層や民衆から孤立した知識人を意味する「余計者」という言葉を用い、自身の境遇を表現した。←引用終わり
引用開始→ 勝者なき戦争、新たな知恵を ソクーロフ監督語る―映画「独裁者たちのとき」・ロシア
(時事通信 2023年04月29日07時12分)ロシアの映画監督アレクサンドル・ソクーロフ氏=3月29日、サンクトペテルブルク
ロシア映画界の巨匠で、プーチン大統領に批判的なアレクサンドル・ソクーロフ監督(71)が時事通信社の単独取材に応じた。イッセー尾形さん主演で昭和天皇を描いた映画「太陽」(2005年)で知られ、第2次大戦時の指導者の映像を織り交ぜた最新作「独裁者たちのとき」が22日から日本で公開されている。インタビューでは、長期化するウクライナ侵攻に「勝者はいない」と強く警告し、平和の回復への新たな知恵が必要だと訴えた。主なやりとりは次の通り。―ウクライナとの戦争を予見していた。
不可避だと06年に公言した。始まらないよう(政治家に)できることはあったが、無為無策だった。私は状況を見て、昨年3月初旬に始まると思っていたが、実際は2月だった。
―そこでの新作だ。
開戦を予想して映画を作ったわけではない。しかし、この戦争には勝者はいないと、そう確信している。欧州や全世界が攻撃してきた場合、ロシアは困難に直面するだろうが、ロシアは壊すことが不可能なほど巨大で、人々も屈強だ。―この先どうなるのか。
映画で伝えたのと同じ問題が浮かび上がる。戦争へと(物事を)動かす人間とは、何者なのか。なぜ指導者をこれほど多くが支持するのか。ドストエフスキーは「罪と罰」で初めて犯罪者を主人公にした。「何者なのか」という問いに興味がある。
―ロシア国民はどう反応しているか。
軍事作戦は、国内に社会、経済、人道問題が山積する中で行われている。(異を唱える少数派もいるが)大部分が戦争を支持している。
―戦争後の和解は。
第2次大戦でドイツはソ連に悪夢のような攻撃を加えた。しかし、数十年後、和解に向けた変化が始まった。さらに20年を経て、多くのことが忘れ去られた。―隣国との将来は。
ウクライナの人々が傷を記憶するのは、戦争に参加した世代が生きている間だ。世代交代で、世界観や気分の変化が始まる。時間の流れと共に関係は良い方向に変わる。隣人同士はそういう運命だ。ただ、今回の場合、ドイツとの関係よりもはるかに長い時間がかかる可能性がある。―なぜこれほど激しく戦っているのか。
ロシア、ウクライナ両国民が非常に似ていて、互いをよく知っているからだ。同様の教育を受け、同じ本を読んだ。軍人は同じ(旧ソ連製)兵器で戦っている。―プーチン氏は同じ民族だと言った。
すべてを複雑にしているのは、この戦争に勝利はあり得ず、ウクライナもロシアも勝てないということだ。(両国民は)親戚だが、兄弟ではない。われわれは一つの民族と言われるが、私は常に反対してきた。―和平は可能か。
今、全員に必要なのは知恵、妥協、外交、新しい人間だ。政治的な発想よりも人道的な発想を優先することだけが、新たな平和的共存を生み出すのに寄与する。
◇アレクサンドル・ソクーロフ氏
アレクサンドル・ソクーロフ氏 1951年イルクーツク州生まれ。全ソ国立映画大で学び、現サンクトペテルブルクの撮影所レンフィルム入り。80年代のペレストロイカ(改革)後に注目された。代表作の権力者4部作のうち「モレク神」(99年)でヒトラー、「牡牛座」(2001年)でレーニン、「太陽」(05年)で昭和天皇を描いた。最後の「ファウスト」(11年)はベネチア国際映画祭で金獅子賞。知日派で11年に旭日小綬章を受章。昨年の東京国際映画祭に「独裁者たちのとき」を出品した。←引用終わり
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