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2023/11/22

戦争を終わらせるには、地域の安定を乱す要因を排除し無条件に解体し、武力に頼らない確かな統治機能を形成し安全で安寧な地域社会を造り出す事

パレスチナ・ガザ北部へ、イスラエルが反撃の猛攻を始めた時。
「ハマス」は阿呆でもマヌケではないから、民間人に身を隠し「人質」を伴い南部地域へ逃亡するのは当たり前の事だ。


検問所で誰何され尋問された処で
「はい、ハイ、確かに、私はハマスの戦闘員でございます」という事など、
あり得ない。


これが、ゲリラ戦の難しい処で、
善良な「市民はゲリラ兵士であり、ゲリラ兵士は市民」だ。
この線引きは困難を極めるのが共有された認識だ。


平和な戦いでは、
「スパイ(工作員)は平静で善良な市民であり、善良で平静な市民は多くがスパイ(工作員)に利用され、結果的に協力者としてスパイ工作に寄与」しているワケだ。

ゆえに検挙し逮捕しても「本人に自覚はない」のが一般的な事例で、世間は驚き、公然と反権力・反国家を掲げて止まぬ特定の司法者は「国家権力によるデッチ上げ。国家による市民弾圧の証左だ」と、メディアを嗾けお決まりの非難を口を極め大騒ぎを展開する。


日本の現代社会構図ゆえ、
日本人の大半は理解せず、サヨカが流す誇大妄想に悪乗りし騒ぎ立てるのが、いつもの光景だ。
ゆえに、追う側は「人的に非道」で、追われる側は「社会正義の英雄」だから、何が正しいのか議論も成立せず手に負えない。


それは「戦争の度に繰り返される混乱・混迷・混沌」で、正邪はないのだ。

引用開始→ ハマス主力は南部へ逃走か ガザ戦争は第二段階に (Wedge 2023年11月21日 佐々木伸 [星槎大学大学院教授])

 パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスの指導部や戦闘員の多くがイスラエル軍の制圧した北部を抜け出し、住民が避難する南部にすでに逃走している疑いが濃厚になってきた。イスラエル軍はハマスの司令部があるとしていたガザ最大のシファ病院に突入したが、軍事利用の証拠を見つけられず、焦りを強めている。前線は今後南部に移るのは必至で、戦争は第二段階に入った。

思惑外れた掃討作戦
 ガザ北部にハマスの拠点があるとにらんでいたイスラエル軍は北部と南部を分断し、民間人を攻撃しているとの国際的な非難を避けるため、北部の住民を南部へ避難させてきた。これまでに住民ら約70万人が南部に移動、北部にはなお25万人ほどが残留しているとみられている。

 イスラエル軍は北部を戦車部隊などで完全包囲し、ハマスのトンネル網を壊滅するため徹底的に空爆、北部の建物の7割近くが破壊され、がれきと化している。特にイスラエルが標的にしていたのがシファ病院だ。イスラエル側は病院の地下にハマスの司令部が置かれ、ここから10月7日のイスラエル越境攻撃が指揮されたとみていたからだ。最大の軍事的な攻略目標だった。

 イスラエル軍は4万人の兵力で病院を包囲した。地元の情報などによると、イスラエル軍は病院に到達するまでのハマスとの戦闘で、戦闘員約1000人を殺害し、多くのトンネル網をつぶした。

 イスラエル軍側にも戦闘で55人の死者が出た。ハマスは病院を軍事利用していることを否定していたが、イスラエル軍はハマス側が病院に立てこもるなどして激しく抵抗するとみていた。

 しかし、イスラエル軍が11月15日に病院に突入した時には、抵抗はなく、銃撃戦も起きなかった。勢力4万人ともいわれたハマス戦闘員の姿はなかったのである。

 イスラエル側は病院内の地下や病室などをくまなく捜索したが、ハマスの明確な痕跡を発見することができなかった。ただ敷地内に人が1人通れるほどの深い縦穴が見つかった。

 深さ10メートルの縦穴はトンネルに通じており、50メートルほどその先には爆発物にも耐えられるように補強されたドアがあるという。ドアには爆弾が仕掛けられている可能性があり、犬なども動員してさらに詳しく調べる方針で、イスラエルはハマスの活動の証拠と主張している。だが、イスラエルの思惑に反して、ハマスが活動していた決定的な証拠をみつけることができず、掃討作戦は暗礁に乗り上げた。

 軍事専門家らによると、ハマスの幹部や戦闘員多数がすでに北部から南部に逃走した可能性が高いという。衝突当初は北部に拠点があったのは事実のようだが、イスラエル軍がガザを南北に分断して侵攻作戦を加速させ始めた頃までに、ハマス側が裏をかき、南部に逃れたのではないかとみられている。トンネル網を使ったり、避難民に紛れて脱出を図ったりした戦闘員もいたようだ。

戦線の拡大は必至
 イスラエル軍はシファ病院の入院患者や、病院に避難していた住民ら約2500人に退去を命じ、世界保健機関(WHO)によると、病院には現在、医療関係者25人と入院患者約290人が残っているだけだという。重体の乳児が30人以上含まれていたが、WHOの手で南部の病院に移送された。18日に短時間、病院を訪問したWHOの職員は「死の領域」と語った。

 イスラエル軍がなぜ避難住民らの退去を命じたのかは明らかではないが、「ハマス戦闘員らが潜伏している可能性のある病院の地下を一気に吹き飛ばすためではないか」(中東専門家)との見方が出ている。

 イスラエル軍の報道官は「ハマスの潜んでいるあらゆる場所に前進する。南部にもハマスはいる」などと述べ、ハマスの戦闘員らが南部に逃走したとの見方を間接的に認めた。イスラエル軍はこのほど、北部の難民キャンプにある学校を空爆、数十人を殺害する一方、南部ハンユニスの住宅を爆撃、28人が犠牲になった。

 現地からの情報によると、イスラエル軍はハンユニス周辺で空からビラを撒き、住民に避難を呼び掛けているとされ、南部への進撃が近いとの観測を呼んでいる。イスラエルは北部を封鎖した際、北部の住民らを南部に移動させた。南部の国連施設などは数十万人の難民であふれ、食料、水などが不足し、衛生状態の悪化で伝染病のまん延も懸念されている。

 一度強制的に避難させられた住民を再び移動させるようなことになれば、大混乱に陥り、人道危機はさらに深刻なものになるだろう。かといって破壊し尽された北部の住居に戻ることはできない。イスラエルは避難民の中に、ハマスの戦闘員が紛れているとみており、どのような攻撃に出るのか避難住民の恐れは募る一方だ。

「ポスト・ハマス」で綱引き激化
 戦争に終わりが見えない中、イスラエルのネタニヤフ首相と米国のバイデン大統領との間で、「ポスト・ハマス」(ハマス以後)のガザ統治を巡って綱引きも激しくなっている。火を付けたのはネタニヤフ首相だ。首相は12日、米テレビとのインタビューで、戦後もガザの治安の責任を担うと述べ、ガザの占領を続ける考えを明らかにした。

 だが、これにはバイデン政権が反発。バイデン大統領自身が18日付のワシントン・ポストに寄稿し、イスラエルの占領に反対する考えを表明、イスラエルとパレスチナ独立国家による「2国家共存」が永続的な中東和平の道だとして、イスラエル側に譲歩を迫った。

 大統領はガザの統治は最終的にパレスチナ自治政府に委ねるべきだとの見解を示し、それまでの間、戦後のガザの治安を守るために「国際社会の支援」が必要であることを強調した。大統領の頭にある「国際社会」とは「アラブ平和維持軍」とみられており、すでにアラブ諸国の一部には打診しているようだ。

 しかし、ネタニヤフ首相はハマスのテロを非難しないようなアラブ側にガザの治安は任せられないと強く反対しており、すでに停戦をめぐって緊張している両国に新たな難題が持ち上がった格好だ。ハマスに捕らわれた人質解放交渉でも対立しており、ここにきて米、イスラエルの軋みが目立ってきた。←引用終わり

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