ハマスがイスラエルを攻撃した事で、イスラエルの反撃で始まったパレスチナのガザでの破壊戦争は、ハマスがほぼ駆逐され、反ハマスの動きが始まる
ようやく「ガザ」の「パレスチナ人」も目覚めたか?
戦争とその結果としての「破壊と犠牲」は、
「ハマス」が始めた「反イスラエル」感情だけに依拠した無謀で無原則な「戦争」の繰り返しが原因だ。
「平和と安定」を望み希求するなら、相互に「妥協と共存」で如何に知恵を出すかに懸かる。
「原則」は大切で、何よりも重視されるべき事だが、
相互に4000年前の話を、持ち出され「そもそも論」を執拗に主張されても、パレスチナの側は受け入れられないだろう。
そしてまた、憎しみを募らせるだろう。
だから、現実の現象(問題)として、エルサレムの占有権やら支配を巡り、とりわけ附属する「宗教施設」を巡り争い、武力で相手を排除しようとするワケで・・・
国連は脳天気な理想論を並べ立て、
その一つが「ダイバーシティ」という概念を打ち出してはみたものの、
イスラエルでも、パレスチナでも、懐疑的だ。
常に、
邪魔になるのは「イスラエル側の " シオニズム " を領道」する組織であり、
「パレスチナの側の " ハマス " が主導」する武装勢力だ。
以前にも指摘したとおり、彼らが「イラン」「カタール」などの「アラブ諸国」「イスラム諸国」から受ける「援助金」を獲得し続けるための「ビジネス」として、反イスラエル戦争を仕掛け続けるのだから話にならない。
犠牲になるのは、最も弱体な「パレスチナ人」で、踏み付けられ、蹴散らされ、殺戮され続けるのだ。
「戦争と破壊」で必ず広がるのは「墓地」です。
何れの国でも、何れの地域でも「墓地」だけは広大に広がります。
ようやく悪意で画策された、ハマスによるこの度の甚大な被害をもたらせた戦闘に「ガザのパレスチナ人」が、ようやくその本質に気づき「ハマス」の打倒と排除の重要性を主張し始めた事は重要だと考えます。
展望のない無原則な感情に因る「戦争」ほど「無駄」な事はないのですから。
引用開始→ ガザ住民「ハマスをぶっつぶせ」「戦争をやめろ」…異例の事態、戦闘長期化での惨状に怒りの声
(讀賣新聞 2024/02/02 07:00)【エルサレム=福島利之】パレスチナ自治区ガザでの戦闘が長引くにつれ、ガザを統治してきたイスラム主義組織ハマスに対する住民の不満が表面化しつつある。イスラエル軍との戦闘で家や財産を失い、日々生き残ることさえ困難になっているためだ。
イスラエル軍が数百件の民家に放火、軍幹部が認める…破壊された建物はガザ地区全体の5~6割か
多くの避難民で密集するパレスチナ自治区ガザ南部のラファ中心部(1月25日)=読売通信員撮影
「ハマスをぶっつぶせ」――。ガザ南部ハンユニスで住民が叫ぶ映像が今、SNSで広がっている。真偽は不明ながら、イスラエル軍が1月27日、公表した。その3日前には中部ディール・アルバラハで撮影されたとされる女性や子どもが「戦争をやめろ」と声を上げる映像が流れた。ハマスが2007年にガザの実効支配を始めて以来、言論の自由はなく、統治に反対する人は拘束された。イスラエル軍の侵攻を何度も招いても、住民は表立ったハマス批判を避けてきた。
南部ラファの本紙通信員によると、昨年10月のイスラエル奇襲直後、長年のガザ封鎖の 鬱憤うっぷん を晴らすかのように多くの住民が攻撃を歓迎したが、最近では無謀な攻撃が悲惨な現状を招いたと怒りの声を漏らし始めている。異例の事態だ。
ガザ市からラファに逃れた商店経営者(53)は、イスラエル軍の侵攻で商店や家を破壊された。「ハマスは17年間、破壊しかもたらさず、今回の最悪の事態を招いた」と憤る。ガザ出身の主婦(30)も「これほどの惨状になるとは考えずに攻撃を仕掛けた」とハマスを非難する。
パレスチナ政策調査研究所が昨年12月に発表した世論調査では、ハマスの奇襲攻撃を「正しい」と答えたのは、ヨルダン川西岸では82%に上ったが、ガザでは57%。「誰にガザを統治してほしいか」との問いには、「ハマス」との回答は西岸で75%に上ったが、ガザでは38%にとどまる。
ハマスは、貧困層への食料配布などを通じて支持を広げてきたが、ガザでの戦闘の開始後、むしろ国際社会からの支援物資を奪っているとの非難さえ出ている。ハンユニス出身の技師(37)は「ハマスがイスラエル軍と戦うのは分かるが、戦いだけでは人々は生活できない。多くの人の心はハマスから離れている」と本紙通信員に語った。
ハマスは戦闘を継続することで、イスラエルへの敵意をあおりつつ住民の支持を得ようとしているとみられる。民政には手が回らない状態で、足元の不満をくみ取ることはできていない。←引用終わり
引用開始→ ガザ南部でイスラエル国防相「ハマス部隊は壊滅した」…エジプトとの境界地点へ作戦移行
(讀賣新聞 2024/02/02 10:18)【エルサレム=水野哲也】イスラエルのヨアブ・ガラント国防相は1日、パレスチナ自治区ガザでイスラム主義組織ハマスへの攻勢を強めている南部ハンユニスについて、「ハマスの部隊は壊滅した」と述べ、任務をほぼ達成しつつあるとの見方を示した。今後はエジプトとの境界にあるラファでの作戦に重点を移す考えも明らかにした。
ガザ住民「ハマスをぶっつぶせ」「戦争をやめろ」…異例の事態、戦闘長期化での惨状に怒りの声
ガザの避難民=ロイター
境界沿いには、ハマスが多数の地下トンネルを構築し、エジプトから武器や食料を搬入する拠点になってきたとみられている。戦火を逃れた避難民が押し寄せており、イスラエル軍の攻勢が本格化すれば避難民が巻き込まれる懸念もある。一方、AFP通信によると、戦闘休止と人質解放の交渉を仲介しているカタール外務省の報道官は1日、米国やイスラエルなどと4か国がまとめた交渉案について「ハマス側から最初の段階として前向きな反応があった」と明らかにした。←引用終わり
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