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2024/03/02

手書き文字は、記した人の個性や味わい、何よりも人柄が自然に出る。 いまは工芸的なガラスペンにオリジナリティ溢れるインクを用い思いを伝え

3月1日は、高校の卒業式だったようで、制服に身を正し高校を卒えたフレッシュな笑顔に出会えました。


だいたい、この時期は「新社会人」へのお祝いにと、
あるいは、「進学に伴う新入学」のお祝いにとか・・・


文房具が注目を浴びる時期で、
スマホも普及した昨今は、システム手帳が脚光を浴びるのは終わり。


文具を扱う専門店も、相対的に数少なくなりましたが、
それは安定した「プロユース」に落ち着いたようです。


それに代わって脚光を浴びているのが、ペン先が「ガラス工芸」のペンだとかで、併せて様々な色の「インク」が市場へ供給され、中には目を瞠るものもあります。
手書きの文字には記した方の人柄が溢れ、手書きの手紙には味わい深い感があります。


以前、故・向田邦子さんは、
「手紙」を書くのも自らの文字を遺すから慎重になり、なかなか書けないと言っておられました。況んや「葉書」を記すなど、秘密も何もあったものじゃないから、ウッカリでも絶対に書かないとも・・・
その故・向田邦子さんも、大量に味わい深い「シナリオ」を遺されていますが、それらの多くは「インク」を用いた手書きで、思考の格闘が刻まれていると、関係の皆さんから以前、お聞きした事があります。


いま、ブログへの投稿も基本はPCのキーボードを叩き入力しています。
以前、先ずは「万年筆」で「インク壷」を傍らに、レポート用紙や原稿用紙と睨み合いました。


アルバイト先で、Mont Blancの極太字の万年筆を頂戴し、自慢たらしく身に着け、決して綺麗な文字ではなく、クセの強い「悪筆三昧」の文字を書き連ねて遊んでおりました。


最近は、綺麗な色のインクを目にする機会が増え、何かに付け下手な文字を書き連ねる遊びに耽っています。
東京も、大阪(京都・神戸)も、全国各地で「春の文房具」が注目を浴びる季節になりましたね。


いつも「質」の追究と、少量の「質」を提供せよと、喧しい側としては「付加価値の高い文具」を手に入れ、個性溢れる文字で大切に文章を拈り構成し成し上げほしいなぁと願っています。


そんな時に、下記に引用の讀賣新聞の記事に出会いました。
「ナガサワ文具センター」の「Kobe INK物語」は、自信を持ちお勧めできる素晴らしいシリーズです。


引用開始→ 青葉城の空色、六甲グリーン…エモくて深い「インク沼」をのぞいてみた
(讀賣新聞 2024/03/01 11:00)
「大手小町」

スマートフォンやパソコンで文字を打つことが日常になり、文字を手書きする機会がめっきり減ってしまった今、万年筆などを使って手書きしてみると、つづられた文字の温かみをあらためて感じるに違いありません。近年は、万年筆のインクに魅了されることを指す「インク沼」という言葉が生まれるほど、インク人気が盛り上がりを見せています。最新事情を探りに、日本橋三越本店で開催中の「ココロ躍る、文具の祭典 三越文具フェア2024」(本館5階と7階、3月4日まで)を訪ねました。

フェア初日の午前中から大盛況の本館5階の会場には、国内外の63ブランド、1400種類以上のインクが集められています。ずらりと並んだ商品の第一印象は、「とにかく見た目がおしゃれで美しい」。ボトルインクはだいたい50ミリリットル前後で、1000円から3000円台の商品が多いようです。
商品のディスプレイには商品名と値段だけでなく、そのインクで試し書きした「永」の文字や、インクの濃淡の具合などが表示されており、商品の特徴がよくわかるようになっています。

日本橋三越本店の文具担当バイヤーの石井亮平さんによると、インク人気は2010年ごろからじわじわ高まり、その後のSNSの普及によって、ブルーやブラックなど既存の色以外のインクの存在が知られるようになりました。「『マツコの知らない世界』などのテレビ番組で紹介されたりして、文具マニアではない人たちにも人気が広まったようです」と石井さん。

「美しい万年筆のインク事典」(グラフィック社)などの著書があり、「マツコの知らない世界」にも出演した万年筆インクマイスターの武田健さんも、この日会場を訪れていて、「フェアでさまざまなインクを知ってほしい。香り付きのインクもあるんですよ」と話していました。

石井さんは「大手メーカーだけでなく、地方の中小企業や文具店が提案する『ご当地インク』が注目されています。その地域でしか買えないものも多いため、その限定性に価値を見いだす人もいます」と話します。

会場を訪れていた千葉市の会社員の女性もその一人。このイベントを心待ちにし、40分前から開店を待っていたというこの女性のお目当ては、福島市にある文具店「 Pentonoteペントノート 」の商品だそうで、「ご当地インクを東京で買うことができるのがうれしい」と話しながら、メモを片手に熱心に展示商品を見ていました。

ご当地インクは、色のネーミングが“エモさ”を醸し出しているところもファンの心をくすぐります。たとえば、仙台市の文具店「文具の 杜もり 」は、「青葉城の空色」「一目千本桜」などのように、地元の名所を商品名に取り入れました。また、神戸市の「ナガサワ文具センター」の「Kobe INK物語」シリーズには、「摩耶海岸アップルグリーン」「六甲アルプスピンク」などがあり、神戸エリアの風景をインクの色で表現しています。

大阪市の通販筆記具ショップ「ペンハウス」のオリジナルブランド「 Pentペント 」は、「人間失格」や「舞姫」など日本の近代文学をテーマにしたインクシリーズ「コトバノイロ」を販売しています。このシリーズは、武田さんのプロデュースだそうです。

インクの美しさに触れた人はぜひ、ガラスペンも試してほしいと武田さんは話します。ガラスペン商品は本館7階の催物会場で購入することができ、そちらものぞいてきました。「ガラスペンは工房での手作りが多く、万年筆と比べてさまざまなインクを付け替えることも簡単です。その書き心地を知ってほしいです」という武田さんの言葉を受けて、試し書きをしたところ、そのなめらかさとペンの美しさに魅了されました。

手書きをする機会が減ったとはいえ、就職や結婚など人生の節目に手書きでお祝いの手紙をもらい、感動した経験を持つ人は多いことでしょう。印刷会社の「フタバ」(本社・名古屋市)が昨年夏に実施したアンケート調査によると、手紙をもらうと「うれしい」「どちらかといえばうれしい」と回答した人が96%に上りました。手書きの文字から温かみが感じられ、特別感があるという意見が多かったようです。

お気に入りのインクを見つけて、大切な人に手書きのメッセージを送ってみたら、メッセージを送った人も受け取った人も、心豊かになるかもしれません。(読売新聞メディア局 杉山智代乃)←引用終わり

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