アラブの大義を掲げさせ軍事冒険主義の「ハマス」を嗾け、世界戦争を広めようとイランは「革命防衛隊」を輸出し、手始めにイスラエルを攻撃させたが
世間の感情というのは、いま生じている物事(問題)の原点を忘れ(見ない)て、
その時々に生じる感情でモノを言い行動するため、話の組み立ても何もできなくなる。
パレスチナでのハマスは、一時の感情が昂じ抑えきれず「対イスラエル攻撃」に出た。
いわゆる一斉にミサイルや多連装ロケット弾を放つ「飽和攻撃」という手法で、2023年10月7日に作戦を展開し、
イスラエル領内へ侵攻し100人を超える人質を連れ去った。
それに対し、イスラエルは自衛権を発動し、自国の安全を確保するには「パレスチナ・ガザを軍事支配する " ハマス " の徹底壊滅」以外にないとして、
パレスチナ・ガザへの反撃侵攻を開始した。
これがこの度の起点であり出発点だ。
その「反撃が常軌を逸している」と、国際社会はイスラエルへの非難を高め、
イスラエルの守護者であるアメリカをも批判し非難する暴挙に出た。
腰の据わらぬバイデンは、言質を翻し「イスラエルに自制」を求め、大きく深い溝を造りだした。
既に、ハマスは息絶え絶えで完全殲滅まで残り僅かだ。
後ろで操るイランも、アラブ世界の建前や口先では「徹底抗戦」と「絶対支援」を主張するが、
負けは明らかであり戦争の継続は意味がない事を識っている。
隣国のエジプトも、ヨルダンも、自国へイランが送り込む「革命防衛隊」が流入するのを嫌い警戒し続けている。
無条件にイランに飼われるのは、シリアであり、レバノンであり、南イエメンの難儀なヤツらだ。
ワケが分からんのは「カタール」で、一貫してハマスの指導者を保護し囲い込み資金を与え支援している。
その手も口も汚れきっている事を国際社会は非難せず、カタールに口を利かせようとするからアラブは滑稽でコケコッコだ。
ここに来て、ようやく「ハマス」は、その敗北を認めざるを得ない立場に追い込まれ、
パレスチナの大義のためなら「ナンでもする」と見栄を張っているそうだ。
そうか、それなら「腹を切って辞せ」よと言っておく。
その決意もないままに「アラブのオオボラ」を吹くのはミットもアブナイぞ!
引用開始→ ガザ戦闘休止案、ハマスが合意見込み…イスラエル軍のガザ撤退につながるかは不透明
(讀賣新聞 2024/05/05 05:00)【エルサレム=安田信介】中東のテレビ局アッシャルクは4日、パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止や人質解放をめぐる交渉について、イスラム主義組織ハマスが近く仲介役エジプトなどがまとめた提案に合意する見込みだと伝えた。すでにイスラエルは承認しているとみられる。合意が成立すれば、ガザでの戦闘休止に向けた前進となる。
引用開始→ ハマス最高幹部、エジプト仲介のガザ戦闘休止交渉に「前向き検討」…イスラエル側は軍事進攻含め「勝利のために何でもする」
(讀賣新聞 2024/05/03 21:50)【エルサレム=福島利之】パレスチナ自治区ガザでの戦闘休止と人質解放を巡る交渉で、イスラム主義組織ハマスの最高幹部イスマイル・ハニヤ氏は2日、仲介にあたるエジプトなどの提案を「前向きに検討している」とする声明を出した。近くエジプトに代表団を派遣する。否定的な見解を出しているハマスの幹部もおり、交渉が進展するかどうかは予断を許さない。
声明によると、ハニヤ氏は、エジプト総合情報庁のアッバス・カメル長官と電話で会談し、交渉を完結させるために代表団をエジプトに送ることを確認した。一方、レバノンにいるハマス報道官は、地元テレビに「我々の立場は現在の内容では否定的だ」と述べた。
AP通信によると、米国とエジプトがハマスに示した提案は、戦闘を6週間休止し、その間に人質の一部を解放すると同時にイスラエル軍のガザ撤退を含む「永続的な平穏」を協議することが柱になっている。イスラエルの公共放送カンは3日、交渉筋の話として、イスラエルは合意後の恒久的な停戦を約束していないが、エジプトは、合意すれば停戦につながるとハマスを説得していると報じた。
有力紙イディオト・アハロノト(3日付)によると、交渉が不調に終わった場合、イスラエル軍は数日以内にガザ最南部ラファの住民に退避を求め、侵攻は避けられない見通しという。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は2日、「敵への勝利のためにラファ(侵攻)を含め何でもする」と演説した。←引用終わり
交渉では、イスラエルに収監されているパレスチナ人の釈放数をめぐり、詰めの協議が続いているとみられる。米中央情報局(CIA)のウィリアム・バーンズ長官が3日にカイロを訪問した。ハマス代表団は4日にカイロに到着した。AP通信によると、仲介国の提案では、戦闘をまず6週間休止し、その間に人質の一部を解放すると同時にイスラエル軍のガザ撤退を含む「永続的な平穏」について協議することが柱となっている。
ただ、合意成立がイスラエル軍のガザ撤退につながるかは不透明だ。イスラエル側は、ハマス壊滅という目標を変えていない。←引用終わり
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は1日にエルサレムで行われたブリンケン米国務長官との会談で、合意の有無にかかわらずガザ最南部ラファへ侵攻する意向を表明した。AFP通信によると、ブリンケン氏は3日、イスラエル側が民間人保護について信用できる計画を示していないとして、「計画なしではラファ侵攻は支持できない」と改めて強調した。←引用終わり
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