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2024/07/07

宗教国家でしかない「イラン」の大統領に誰が就こうが、後に控える宗教指導者の「ハメネイ」が損在位する政治体制が続く限り、何度も騙されるだけだ

イランの大統領選挙が終わり、改革派の候補ペゼシュキアン氏が勝利し、西側の世界は何かハシャイでいるけれど!?


イランを実質的にしはいするのは宗教指導者のハメネイで、大統領などは表向きのオモチャに過ぎぬ!
本音を隠し巧妙に建前を述べたてるのは「ペルシャ」の昔から何も変わらない。


いきなり、光明が差したと手放しで喜ぶのは、自らの「民主主義」に毒されたキリスト教的社会に飼い慣らされたメディアの常だ。


そんな事も分からないなら、イランとの対立がナゼ生じているのか、その根源を全く理解していないワケだ。


イランを実際に握っているのは、宗教指導者のハメネイだ。
そして、世界の不安を形成し巧妙に威迫し、時に威嚇し、実際には戦火を熾すのは、忠実な配下の「革命防衛隊」だ。


中東の不安定化を巧妙に形成しているのは、各国へ派遣され駐留している「イラン革命防衛隊」なのだ。
何度、騙されたら目が覚めるのか?


引用開始→ 改革派ペゼシュキアン氏勝利 決選で保守強硬派破る―国際協調を重視・イラン大統領選
(時事通信 外信部 2024年07月06日 21時19分配信)

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【図解】イランの政治体制

 【イスタンブール時事】5日行われたイラン大統領選の決選投票で、内務省は6日、国際社会との対話を重視する改革派のペゼシュキアン元保健相(69)が勝利したと発表した。イランでは保守強硬派の最高指導者ハメネイ師が全権を握るものの、改革派の新政権が国際協調重視へ傾斜すれば、外交姿勢に変化をもたらす可能性もある。中東や国際社会との関係にも影響を与えそうだ。

 今回の選挙は、5月に保守強硬派ライシ大統領がヘリコプター墜落で死亡したことを受けて実施された。穏健・改革派の大統領は、「文明間対話」を掲げて欧米との融和を模索した改革派ハタミ政権(1997~2005年)、欧米など主要国と15年に核合意を結んだ保守穏健派ロウハニ政権(13~21年)以来となる。任期は4年。

 ペゼシュキアン氏は勝利確定後の6日、X(旧ツイッター)で「困難な前途は、あなた方の共感や信頼がなければ円滑にはならない」と国民の団結を呼び掛けた。一方、ハメネイ師は当選に祝意を示しつつ、「殉教者ライシ師の道を続けることで、国の可能性を最大限生かせる」と指摘。過度な融和をけん制してくぎを刺した形だ。

 改革派と保守強硬派の争いとなった決選では、革命体制への反発などを理由にこれまで投票を拒んできた市民や、先月28日の第1回投票で敗れた他の保守強硬派支持層の動向が焦点となった。内務省によると、ペゼシュキアン氏の得票率は約53.6%。対抗馬のジャリリ元最高安全保障委員会事務局長(58)は約44.3%だった。

 第1回の投票率は79年の革命以降で過去最低の約40%にとどまったが、決選では49.8%に上昇。ライシ師が勝利した21年の前回大統領選(48.8%)も上回った。長引く経済苦境への不満と体制批判の受け皿となったことで、改革派に有利に働いたとみられる。

 ペゼシュキアン氏は、米国がトランプ前政権下で一方的に離脱して機能不全に陥っている核合意の再建に前向きで、対話による経済制裁の解除を主張。女性らの不満が強い頭髪を隠すスカーフ着用義務を巡っても、厳格な摘発に否定的な立場を示して支持を集めた。←引用終わり


引用開始→ 改革派勝利で穏健外交か 核合意、制裁解除へ変化期待―イラン
(時事通信 外信部 2024年07月06日 20時37分配信)

 【イスタンブール時事】イラン大統領選決選投票で改革派のペゼシュキアン元保健相(69)が勝利した。同氏は欧米などと結んだ核合意再建や経済制裁の解除に向け、国際社会との対話や協調に意欲を見せる。核開発や中東情勢を巡りイランと欧米の関係が冷え込む中、政権交代に伴い穏健な外交を推進できるかが課題だ。

 5月に死亡した保守強硬派ライシ大統領は、欧米と対立を辞さない姿勢を堅持。最高指導者ハメネイ師の主導の下、反米共闘を視野に中国やロシアとの連携を強化したほか、サウジアラビアなど中東諸国との関係改善を進め、イスラム組織ハマスやイスラム教シーア派組織ヒズボラなどイスラエルを敵視する親イラン勢力を支えて中東での影響力を増大させた。

 ペゼシュキアン氏は選挙戦で「世界との建設的な対話」「国民に安心を与える外交」を訴えた。しかし、イランでは国政の全権をハメネイ師が握り、大統領の権限は限定的なため、変革に懐疑的な市民も多い。米シンクタンク「スティムソン・センター」のバーバラ・スラビン研究員は「新政権では外交の性格が変化し、西側との関係修復に努めるだろうが、これまでと大きな違いはない」と予測する。

 改革派を勝利に導いたのは、保守強硬派主導の硬直化した体制や閉塞(へいそく)感への不満だ。改革派ハタミ政権で副大統領を務めたモハンマド・アリ・アブタヒ師は「小さな変化でも、社会に希望の兆しを与えることはできる」と期待を示す。ただ、ペゼシュキアン氏が核合意立て直しや制裁解除で具体的成果を出せなければ、市民の失望は増しかねない。

 ペゼシュキアン氏は対欧米融和を掲げたハタミ師や、国際協調を進めた保守穏健派ロウハニ前大統領らの支援を受けた。ハタミ、ロウハニ両政権は、保守強硬派の抵抗や敵対する米国の政策変更などもあり、改革が行き詰まった。ペゼシュキアン氏も強硬派の反発で、政権運営で困難が続く恐れもある。テヘラン大学のフォアド・イザディ准教授(国際政治)は「(欧米などに対し)新しいアプローチを模索して新たな譲歩をすれば、保守派が反対して失敗しかねない」と指摘している。←引用終わり

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