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2024/07/11

公職選挙に立候補し話題を集めると、メディアはインタビューで実像や本質に迫り色づけ仕分け、揚げ足とりの罠を仕掛けるのが常道で安易に乗るな

東京都知事選挙は、
青島幸男が候補に登場した以降は、一貫して「煽り合戦」に堕した。


それは青島都政を駆逐した「石原慎太郎」御大などは徹底していた。
しかし、石原御大の煽りには、理屈上での論理を詰めていたから、多少のツッコミで怯むような筋合いの軽率さはなかった。


後を継いだ猪瀬直樹は、独善的夢想で、滑舌も悪く、何を言っているのか全く理解できなかった。それでも石原後継を打ちだし、当選したのだから不思議だ。
選挙とは、そういうモノだ。


後の、舛添要一などは、バカかと思うような空疎で中身のない煽りだけで、国際政治学者の参議院議員と閣僚経験さらに「朝まで生テレビ」出演を背に、幻想を振り撒き票を得て固めた。


そして小池百合子は、元民放キャスター、元日本新党の顔、数々の閣僚経験をウリに、少しは実現性のありそうな公約(膏薬)を掲げ、メディアを敵に廻す事なく知事の座に就いた。


日本には、
欧米社会が規定する真に独立した「市民」はおらず。


社会の実際は「社会共同体」なのですが、

日本では、
基本的に個人は「利益共同体」に所属または依存し生活しています。

その情況である事の理解が、日本の社会を捉える最前提なのです。
中身などなくても、ホワッとした空気感を巧妙に煽り幻想演出した側が票を得るのだ。


それを石丸伸二が形成し、堂々と示した。
キャツの主張は、全く捉え処などなく、寧ろ、正面から突っ込まれると、テメェ~の優位さを保とうと、罵詈雑言を浴びせ逃げるだけでしかない。それに騙されるのが165万人もいた事が恐怖だ。


蓮舫のヒステリックな煽りは、既に見透かされている事、更に蓮舫への嫌悪感が広汎に形成され、加えてコミーとの共闘(支援される)を打ちだした事で転落したワケ堕。


いずれもが掲げた公約で、10%でも実現性があるのは小池の公約(膏薬)だけで、それも直ぐに貼り替え素知らぬ顔をするだろうが。
現在の選挙戦は、


EU議会の議員選挙、米国の大統領選挙、フランスの国民議会選挙、イギリスの下院選挙、日本各地の各種選挙でも明確に「巧妙な嘘と感情的な煽り」が差配している。


石丸の得票は、
蓮舫のように感情剥き出しのヒステリーではなく、淡々と冷静さを装い、裏付けもナイままに大風呂敷を拡げただけで、傍目には滑稽だったが、選挙期間中は公職選挙の妨害行為に該当する懸念があり、多くが控えていただけの事だ。


人間の本質(権力欲と他者罵倒)は、そう易々と変わるモノではない。
東スポも、拾い記事を上手く加工し報じる処は、ゴミダメ紙とは言われながらも、それを支持する層には響くかも。
(どう、響くかは興味深いが)


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引用開始→ 石丸伸二氏の好感度急降下!誤算だった「石丸構文」 蓮舫氏は謎のRシールが物議 (MSN 東スポWEB) 7日に投開票が行われた東京都知事選の話題が続いている。当選した小池百合子都知事そっちのけで注目を浴びるのが2位の石丸伸二氏だ。 次の一手に関心が集まる一方で〝石丸構文〟がネットでバズっている。 また、9日に東国原英夫氏を「友人ではない」とバッサリ斬り捨てた3位の蓮舫氏は、シール問題が尾を引きそうだ。

石丸氏で話題となっているのが、7日の投開票時に行われたテレビ局とのやり取りだ。
日本テレビの開票番組で社会学者の古市憲寿氏とのやり取りが炎上。

古市 石丸氏が批判する政治屋と石丸氏自身はどう違うのか。

石丸 堂々巡りになっている。先ほど定義についてお話しした。

古市 政治屋とどう違うのか。定義を聞いています。

石丸 同じ質問を繰り返してます? さっき答えたばっかですよ。もう一回言えってことですか。

古市 まだ答えてもらっていないから聞いているんです。

石丸 え、政治屋の定義はさっき言ったばかり。

古市 政治屋と石丸氏の政治活動は何が違うのか。

石丸 ん、定義の話は。

古市 だから定義を聞いています。

石丸 言葉の定義じゃなくて相違点を聞いているということですか。まとめて聞いてもらっていいですか。

かみ合っていないやり取りがSNSで話題になり、
タレントのふかわりょうはX(旧ツイッター)で「【心配】石丸さん、サブウェイ注文できるかな」と投稿したほどだ。
前出のやり取りは〝石丸構文〟としてネットでネタ扱いされている。
小泉進次郎衆院議員の〝進次郎構文〟は中身のない言い回しのことだが、石丸構文はかみ合わないやり取りのことのようだ。

石丸氏の次のステージは不明。
都知事選直後に衆院広島1区と言ったのも本気かどうかは分からないが、永田町ではすでに石丸新党ができるのではないかとの臆測も乱れ飛んでいる。

都政関係者も「東京にとどまられるのであれば、一つの新しい勢力ができるのではないか。これからどうなるかは面白い」と話しており、期待感を生んでいる。
それだけにネガティブな文脈で語られる石丸構文の誕生はジワジワと負の影響をもたらしそうだ。

一方、3位に沈み失意の蓮舫氏は9日、Xで蓮舫氏の友人として都知事選についてコメントした東国原氏について、「この方は、私の友人ではありません。
知ってはいますが。スーパージョッキーでたけしさんの側にいた方で」と、斬り捨てたことが話題になった。

そんな蓮舫氏には謎のシール問題が浮上している。
都内の繁華街に「R」と書かれたシールが多数張り付けられていることが判明。
蓮舫氏の支援者が張ったのではないかとの疑惑があるのだ。

ある陣営関係者は「木を切るなとか環境のことを言っているのに街を汚すってどういうことだよ」と激怒。
もっとも、蓮舫氏は7日の落選後にこの件について聞かれるも「意味が分かりません」と答えている。

たしかに誰がどんな目的で張ったシールなのかは不明なままだ。
それでも立憲民主党の松野明弘前衆院議員はXで「直接関係ないとはいえ、一応剥がしてきました」と渋谷で見つけたRシールを片付けたと報告。
Rシールが街に残り続ける限り、「まだ剥がしてないのか」と言われることは間違いない。←引用終わり

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