トランプが主張する「強いアメリカ」とは自国の利益最優先による「アメリカ第一主義」で、今までも国際社会に散々なオオメイワクを掛け続けてきたのだ
現在、世界の市場経済を牽引しているのは、米国の大統領だった「レーガン」が主導した「グローバリゼーション」による「世界市場の自由化による統合(一本化)」であり、それを受け「新自由主義」が跋扈しています。
それらは、全て「米国」発でした。
日本も欧州各国も例外なく「自由貿易」「市場開放」「関税撤廃」「市場統合」が、ヒステリックなまでに声高に襲いかかり、為す術もなかったのです。
便利なキーワードは「WTO」特に「ウルグアイラウンド」を振りかざすのでした。
やがて「NAFTA」(北米自由貿易協定)が米・加・墨の間で締結され、工業生産と流通消費が統合され関税を撤廃した巨大な「北米市場」が形成されました。
米国は、有頂天だったように眺め観ました!
天下は世界は米国の手にあると自信満々だったのですね。
やがて、メキシコは日本の家電、自動車産業を誘致しました。
日本は「対米直接投資」を進める傍らで「日墨経済連携協定」を締結しました。
(それは後に、中国の家電、自動車産業にも誘致が置き変わり)
その結果、1980年代から、既に中西部の生産地帯は弱体化しつつあったのですが、それはビッグ3の経営陣が、余りにも無能で無自覚で無責任だったからでもあり、とりわけ「クライスラー」のCEOに就いたアイアコッカなどは、阿呆と馬鹿の掛け合わせのような無責任の権化でしたね。
(後にも先にも、あれほどの怒阿呆で汚馬鹿はいないかと)
ゆえにというか、その種の無責任な経営陣により、明らかに「ラストベルト」は21世紀の初頭を待つまでもなく完全に錆び付いたのは当然です!
実は、米国の無知で無自覚で無責任な一過性の学術論が巻き起こし、ナンの検証もなく一過性とも考えず、我がちに悪乗りし、連邦政府の政策に採り上げさせ強力に推進させたのは、何を隠そうレーガンの共和党を熱く支持する層だったのです。
20年後には明らかに、グローバリゼーションの弊害が目立ち始め、浮ついた米国の景気も陰りが見え始めていたのですが、一度でも始めたことは止めないのが米国の政治なので。
(日本も同じで、日銀の低金利政策は止めません)
米内国政策の失敗として現れたのが、2007年の「サブプライムローン」の破綻で、続いて全世界の金融秩序を破壊する流れになった「リーマンブラザーズの破綻」だったワケです。
米国は、都合が悪いため、実は何の責任も取っていないのですよ!
リーマンの破綻により、米国の経済は大きな打撃を受けワケですが、その打撃をより端的に直接的な大規模被害を受けたのは中西部で、とりわけ自動車工業の生産に携わってきた様々な労働者階級で、生活そのものが破綻の危機へ追い込まれ、治安は極度に悪化したワケです。(いまも同じで)
そこへ救世主のように現れたのが煽り屋の「トランプ」でした!
2016年のトランプの主張は、
共和党のレーガノミクスが悪いとは言わず、
「強いアメリカ、偉大なアメリカ」を取り戻すと主張しました。
政策的には明確な「レーガノミクス」の否定と決別であり、
従来の共和党が採用した政策の全否定だったのです。
ゆえに共和党は割れた「トランプ党」と「共和党」が出現したと言われました。
しかし、トランプに支持が集まり選挙戦を勝ち抜き、世にも酷いスタッフを連れて合衆国大統領に就きました。
今回、2024年も構図は同じで「グローバリゼーション」の否定であり、基本は実に都合の良い「一国主義」でしかありません。
またまた、勝手な米国の無自覚と無責任と無知による災いが米国発で降って沸こうとしているのです!
米国の近代経済学というか市場経済や金融工学を軸にした「ノーベル賞」受賞者が席巻する夢想のゴミ理論が、世界を不幸に陥れようと常に待ち構えているのが現代社会ともいえます。
トランプが米国社会が撒き散らす迷惑が体系化されたオオメイワクなのですよ。
トランプは、間もなく高らかに言うでしょう、
① 米国市場は、いつも友人達に満遍なく自由に開かれている。
② 米国市場を利用して利益を得ようとする者は、米国政府が決める所定の費用を支払わなければならない。
と、高らかに凱歌を上げるように・・・
(写真は、いずれも、日本経済新聞 2024年7月20日 朝刊)
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