« 雨後の竹の子というか、藪から棒というか、「学術の研究・発展や人材育成にナンらの効果もない」いわゆるサンキュウ大学は淘汰され潰れ自由に消えよ | トップページ | 隣に住むのは匪賊の大強盗集団が統一政権だと主張する居直り大強盗の国であり、また横は究極の乞食ドモが国を差配する臭い国だという事の認識を »

2024/07/25

原始的・家族また一族による集落や小規模な村落という「小宇宙」的な「縄張り統治」は政治・行政の原点ながら、現実の勢力は呑み込み利用し「収奪」を

世界中の何れの国(地域)も、
統治する組織や能力の巧拙は別に保っているワケで、
原始的なというか中世的なというか小型の集落を一族や限られた家族が、習俗や慣習に培われた価値観を基に、共同し「縄張り」を維持し護る「原始的」な形というか「小宇宙」が最初の基本です。


そのうち「集落」や「地域」を超越した統治者が現れ統治組織を整え原始的な「政治(統治)」をするようになり、徐々に規模を他地域を従え大きくし、より広大な地域で支配権力を構築し覇を成すようになります。


やがて何かの切っ掛けにより「権力統一」が生まれ「国家」として成立すると言えます。
それでも「地域の基盤」は、いずれの国また地域でも基本的に習俗や慣習に培われた、根幹の価値観は都合よく残されるのです。


例え、共産主義者による革命政権が成立しても、小さな地域を統治する基盤が抜本的に組織的に喪われ大改革されるワケではナイのです。


ロシアでも、中国でも、北朝鮮でも、過去の統治機構(住民のや囲い込みの監視機構)は温存され、その統治機構や組織を「指導」する「共産党員」を派遣し、その者が有無を言わさせず、絶対的な指導力を発揮するのであり、統治機構に従事する者(吏員)は、完全に服従する事を強要され、地位を保全される事で生き延び、担当する住民を一人ひとり個別に厳重に監視する側に転じます。
そして、中央政府も同様に共産党の指示を受け、目標とする「収穫(強奪)」を加えるのです。


この簡単で無駄のない方法を、ロシア革命により統治権力を握った側は、巧妙に支配する方法として強要し、支配を強め高めたのです。
それは、ロシアより中国で有効性を高め、大きな効果を得ました。


更に、中・ロの支持を受けた「北朝鮮」では、最も完全な収奪に従事させられる従順な「奴隷制度」として完成しています。


ロシアでは、ロシア革命以降に「ロマノフ王朝」の周辺を固め、オイシイ生活をし続けた側は殆ど駆逐され消滅したましたが、その下部で実務統治の役割を担った者たちは、共産党の「指導」を受け入れる下僕としての立場を強め、地位を確立し現在の支配層として君臨しています。


中国もまた同じで、清朝に係る勢力は一掃されたようでも、広大な地域を各地で支配する末端の統治者たちは、共産党の指導を受け入れる側へ転換し、十分な立場を維持しているのです。


「共産革命」ではなかったものの、日本では「沖縄」が、この「小宇宙」的支配構造に近く、習俗や慣習を軸にした中世的な支配構造を、そのまま維持し形だけの「戦後民主主義社会」を模っていると言うに過ぎません。


沖縄というか、過去の「琉球王国」は、習俗や慣習が造りだした家族単位や一族単位の中世的な地域支配の権力構造のまま、1609年に薩摩藩の統治を受け入れ属国化されました。
薩摩藩は「収益(税収)」だけが必要であり、統治は首里の「琉球王国」に任せ「収奪」に徹しました。


明治の近代化を支えた薩摩藩の財政力の原点は「琉球王国」を従え支配し、徹底的に「収奪」し続け潤っていた事で成し遂げ得たとみているのです。


270年にわたり、この構造は変わらず、ペリーが来沖し「琉球王国」を奪取し植民地化しようとした事で、慌てた「薩摩藩+琉球王国」は騒然となりましたが、様々な事態(戊辰戦争)もあり、日本の統治政権が明治政府に代わり、沖縄県として日本に組み込まれました。


沖縄の各地を含めた統治機構や意識は「小宇宙」の意識そのままで、明治政府は都合よく封建的な中世的な支配統治組織を維持し、大きく改良もせずWWⅡの敗戦を迎えたとも言えます。

Photo_20240725104401

Photo_20240725104501

米国は、その後27年にわたり統治しましたが、これはペリー来沖の際に目標とした沖縄を米国の植民地に組み入れ(グァムと同じ)政策を執り行っただけで、ペリーが建白してから凡そ100年を経た上で実現した事になるワケです。


その27年間も、琉球王国が形成した習俗や慣習を重視する統治の原理を、基本的に封建的な中世的な統治権力(機構)を抜本的に変える事もなく引き継ぎ、日本へ施政権を返還した後には、日本國も基本の構造を守り大きく変えず、今も維持していると言えます。


かつて、故・青木昌彦先生が指導された重要な事に、
" その国や、その地域を理解するには「制度」を徹底的に理解せよ " と指摘し続けておられましたが。
その支配構造や統治機構の本質をも理解せず、表面上の政治体制を述べてみても殆ど意味がないと言えます。


ウクライナを巡るロシアの状況、

パレスチナを巡るイスラエルの状況、

南シナ海や東シナ海を巡る中国の状況、

これに厄介な北朝鮮の事情を加えて、

東アジアの地政学を握る沖縄の状況、


これらをボォ~っと眺め、平和な環境に満たされたまま、命の危険性もない日本国内でアレコレと勇ましい言葉をネット上で述べ立ててみても詮無きことに過ぎないのですよ。


(写真の解説図2点は、以前の投稿で使用した公開公知の図DLです)

|

« 雨後の竹の子というか、藪から棒というか、「学術の研究・発展や人材育成にナンらの効果もない」いわゆるサンキュウ大学は淘汰され潰れ自由に消えよ | トップページ | 隣に住むのは匪賊の大強盗集団が統一政権だと主張する居直り大強盗の国であり、また横は究極の乞食ドモが国を差配する臭い国だという事の認識を »