GB(Great Britain)の下院選挙で、保守党が記録的な惨敗を喫し、政権は労働党が担うワケで「罰ゲーム」は、より大きな「罰ゲーム」を背負い受ける事に
イギリスの下院議員選挙:
罰ゲームの始まりは、与党・保守党の大惨敗で終わる。
英国の保守党は「キャメロン政権」の時までは、
ナンとかコンセプトもリーダーシップも一定程度の強さを発揮し存在感を示したが、その後の「ジョンソン政権」から縺れ始め、自意識過剰な呆気も相まって地に墜ちた。
その後、体裁を整えるため「トラス」と「スナク」が立て直しを図ったものの、一度でも傾き始めた「政権」は巨大な財政赤字もあり、脱け出すことは容易ではなく、政権を固めるためにスナク首相は下院の解散に出たが、勝敗は議論の余地もないまま国民から「NO!」を突きつけられ、本当に「罰ゲーム」に終わってシマッタ。
次は、七夕の日に「フランスの国民議会(下院)」の選挙結果「罰ゲーム」が待ち受けている。
同じく七夕の日に少し早いが、東京都知事選挙結果も、これは都民への罰ゲームとして向こう4年間にわたり、のしかかるワケで。
引用開始→ 労働党大勝、政権交代確実 与党が歴史的惨敗―英総選挙・出口調査
(時事通信 外信部 2024年07月05日 12時36分配信)【ロンドン時事】英下院(定数650)総選挙の投票は4日午後10時(日本時間5日午前6時)に締め切られ、即日開票された。投票終了直後に発表された出口調査結果によると、スターマー党首率いる労働党が大勝し、政権交代が確実となった。スナク首相の保守党は歴史的惨敗を喫し、14年間守ってきた与党の座を明け渡すことになる。
BBC放送などテレビ各局が合同で行った出口調査では、労働党は過半数(326議席)を大幅に超える410議席を獲得。保守党は解散前から200以上減らし131議席に落ち込む。5日朝(同午後)にも大勢が判明する見通し。
当選を決めたスターマー氏は「今夜、全国の人々が声を上げた。彼らは変化を求めている。今こそわれわれが結果を出す時だ」と演説した。
保守党はモーダント下院院内総務、シャップス国防相、チョーク法相が相次ぎ落選。ほかの閣僚や重鎮も落選するとみられ、「壊滅的大敗」(英メディア)に見舞われる可能性もある。スナク氏も労働党候補と激しく争っており、英メディアによると落選すれば現職首相としては初めてとなる。
二大政党以外では、英国の欧州連合(EU)離脱運動を主導したファラージ党首の右派ポピュリスト政党リフォームUKも注目を集めた。出口調査によれば、同党の獲得議席は労働党、保守党、中道左派・自由民主党(61議席)に次ぐ13議席で、ファラージ氏も初当選を果たした。小選挙区制のため小政党の勢力拡大は困難だが、支持層が一部重なる保守党にとっては脅威だ。←引用終わり
引用開始→ 有権者ら「変化」へ一票 相次ぐ与党批判、労働党に期待―英総選挙
(時事通信 外信部 2024年07月04日 21時50分配信)【ロンドン時事】英国は4日、4年半ぶりとなる総選挙の投票日を迎え、各地の投票所には朝から有権者が詰め掛けた。14年間政権を担った保守党から労働党へ政権交代が濃厚な情勢で、これを裏付けるように、有権者からは「変化」を求める声が相次いだ。
ヒースロー空港に近いロンドン西部アイズルワース。晴天の下、投票所の教会に住民が次々と足を運んでいた。元学校職員のリンダ・ボイスさん(68)は「私たちには変化が必要」と断言。「保守党は数々のスキャンダルで落ち目になる一方だ。政権に長く居すぎた」と批判した上で、労働党は医療や経済問題などで「的確な仕事をしてくれると思う」と期待を寄せた。
市中心部で票を投じたマーケティング会社勤務のジェス・マクアリスターさん(36)は、保守党支持だったが労働党に転向したという。「保守党はチャンスがあったのに自ら駄目にした。変化と新しさが必要」とした上で、労働党に「(物価高騰による)生活の危機を何とかしてほしい。友人たちも皆苦しんでいる」と訴えた。
一方、保守党支持を貫く人もいる。アイズルワースに住む女性は「保守党に入れた。保守党が好きだし今でも信じている」とコメント。ロンドン南東部のデービッドさん(76)は「ずっと保守党を支持してきた。労働党に入れたことがない。(保守党の勝利は)難しい状況。願うしかない」と述べた。
保守党のスナク首相は同国中部で投票した。妻と手を握りながら現れたスナク氏は、1カ月余りの選挙戦の疲れも見せずリラックスした様子。労働党のスターマー党首も妻を伴いロンドン市内の投票所を訪れ、報道陣に余裕の笑顔を見せた。←引用終わり
引用開始→ スターマー氏、首相就任 労働党が地滑り的勝利―14年ぶり政権交代・英総選挙
(時事通信 外信部 2024年07月05日 22時09分配信)【ロンドン時事】4日投票の英下院(定数650)総選挙は5日、開票がほぼ終了し、スターマー党首率いる労働党が単独で過半数を大幅に上回る議席を得て地滑り的勝利を果たした。2010年から政権を担う保守党は大敗し、14年ぶりの政権交代が実現。スターマー氏は同日、バッキンガム宮殿でチャールズ国王と面会、新首相に就任した。
5日午後(日本時間同夜)時点のBBC放送の集計では、労働党は改選前から200以上増やす412議席と、1997年にブレア党首(当時)の下で圧勝した際と同程度の勢力拡大を記録。対する保守党は、220以上減らす121議席と歴史的大敗を喫した。失政と不祥事で国政を混乱させ、国民から厳しい審判を突き付けられた。
スターマー首相は国王と面会後、首相官邸前で就任後初の演説を行い、「国民は変化と国の再生のため断固として票を投じた」と指摘。「(政治への)信頼欠如は、言葉でなく行動をもってのみ癒やすことができる」とし、「英国を立て直す」ため直ちに取り組み始めると宣言した。集まった支持者や関係者からは大きな歓声が上がった。
一方、保守党のスナク党首は首相辞任に先立ち、官邸前で演説。「あなた方(国民)は政治の変化を求める明らかなシグナルを送った。わたしは怒りと失望の声を聞いた。その責任を取る」と述べ、国民に謝罪した。党首を降りる考えも表明した。←引用終わり
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